こんにちは!
ネット銀行の口座を10種類以上持っている、ノマド的節約術の松本です。
個人的に、銀行口座は徹底的にお得に使いたいと思っています。
そんな考えから、いくつも個人の銀行口座を持っているんですよね。
ネット銀行はどれも同じように思うかもしれませんが、1つ1つの銀行ごとに特徴や違いがあります。
数あるネット銀行の中でも、かなり評判がよいのがソニー銀行(MONEYKit)です。
このページでは、ソニー銀行のおすすめの使い方やメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
ソニー銀行のメリットとデメリットまとめ
まずは、ソニー銀行のメリットとデメリットをまとめました。
ソニー銀行がおすすめな理由は、ほとんどがデビットカードの「Sony Bank WALLET」があること。
海外旅行や出張の機会があるなら、ぜひとも持っておきたいデビットカードです。
また、ATM手数料や振込手数料が無料になるのもありがたくて、使いやすいネット銀行ですよ。
公共料金や税金の口座振替ができない点については、クレジットカード払いにすればデメリットを補えるかと思います。
主要なクレジットカードであればソニー銀行を引落口座に設定できますので、公共料金や税金はクレジットカード経由で支払いましょう。
それでは、ここからソニー銀行の特徴を詳しく紹介していきますね!
VisaデビットカードのSony Bank WALLETが最強すぎる!
ソニー銀行を語る上で欠かせないのが、デビットカードのSony Bank WALLET(ソニーバンクウォレット)です。
ソニー銀行を作るなら、ぜひSony Bank WALLETを持って欲しいところです。
Sony Bank WALLETのメリットは以下のとおり。
- ソニー銀行の外貨預金口座から手数料無料で決済できる
- 還元率が0.5%〜2.0%
- 他行宛振込手数料の無料回数が1回増える
外貨預金口座からの決済が無料に!
ソニー銀行では、外貨預金ができます。
通常の外貨預金だけでは、利息ぐらいしかメリットがないのですが、Sony Bank WALLETがあることで外貨預金の価値が大きく変わってきますよ。
例えば、米ドルに残高がある状態でSony Bank WALLETを米ドル決済したときに、ソニー銀行の米ドル残高から引き落とされます。
これだけでもかなり便利なんですが、さらにすごいのは支払ったときに手数料がかからないこと。
過去、ニュージーランドを旅行していたときに、あらかじめソニー銀行の外貨預金口座にNZドルを入れておき、旅行中にSony Bank WALLETを使って買い物をしました。
そのときの明細を見ると、手数料がまったく引かれてないんですよね。
かかった手数料は、ソニー銀行の外貨預金にするときにかかった手数料だけ。
決済時にかかる手数料と比べると安いですよね。
海外旅行や海外出張が多いのであれば、ぜひ使ってみて欲しいです。
為替の手数料は知らないところでかなり高くなっているので、それを安くできるのはホントにありがたいですよ。
浮いた分でお土産を買ったり、海外で楽しい時間を過ごしたりすることに使えますからね。
Sony Bank WALLETでの外貨決済に対応している外貨預金は以下のとおりです。
海外で便利な銀行口座はいくつかありますが、Sony Bank WALLETのおかげで、ソニー銀行が一番おすすめになりました!
海外に行くなら、必須で持っておきたい銀行口座ですよ。
【体験談】ヨーロッパでSony Bank WALLETを使ってみた
2017年8月・9月にはヨーロッパをまわりました。
そのときにはユーロの外貨預金を入れて、Sony Bank WALLETで決済しましたよ。
▼Sony Bank WALLETで決済したときの履歴とレシートがこちら。
▼画像の「92.10EUR」の支払いは、オーストリア国鉄で切符を買ったときの支払いです。
このような感じでしっかりと手数料無料にできています!
還元率が高い&他行宛振込手数料の無料回数が増える
外貨決済以外にもSony Bank WALLETのメリットはあります。
Sony Bank WALLETはVisaデビットカードなので、日本国内で使っても大丈夫です。
さらに、還元率は0.5%。
Sony Bank WALLETの場合は、ポイント還元ではなくキャッシュバックというのもいいですね!
ポイントだと交換の手間が面倒ですので、その手間が省けるのはうれしいです。
また、会員ステージによっては、還元率を最大2.0%にできますよ。
その会員ステージについては、またあとで詳しく説明しますね!
そして、Sony Bank WALLETを持つことにより、ソニー銀行口座の他行宛振込手数料の無料回数が1回増えます。
これらのサービスがあるので、普通のキャッシュカードを持つ理由がありませんね。
どこのATMが使える?出金手数料は月4回まで無料!
ソニー銀行を使い始めて口座に入金していたら、いつかはATMでお金を下ろしたいときが来ますよね。
そもそもどこでソニー銀行のお金を下ろせるのか、気になるのではないでしょうか。
そこで、ソニー銀行のお金が下ろせるATMを一覧にしてみました。
セブン銀行ATM・イーネットATM・ローソン銀行ATMなどはコンビニにありますよね。
普通にコンビニでお金を下ろせるので、いつも使っている普通の銀行と使い勝手は変わらないと思います。
それぞれのATMでお金を下ろすときにかかる手数料は、最低でも月4回までは無料。
無料回数の上限を超えると、1回につき110円かかります。
月4回も無料で下ろせれば、よほど現金を使わない限りはATM手数料を払わずに済むのではないでしょうか。
私自身、月に5回もATMでお金を下ろした経験がありません。
万一、月に5回以上お金を引き出す場合でも1回110円なので、他の銀行に比べると安いですよ!
ちなみに、1,000円未満の小銭を入金する場合は、三井住友銀行のATMだけが使えます。
以前は小銭の出金も可能でしたが、残念ながら2020年12月をもって出金のサービスは終了となりました。
他行宛振込手数料が無条件で月1〜2回無料に!
ソニー銀行から振込する場合の手数料も気になるところです。
メインバンクとして活用するなら、手数料は無料もしくは1円でも安いに越したことはありません。
ソニー銀行は、他行宛振込手数料が月1回まで無料になります。
先ほども紹介しましたが、Sony Bank WALLETを使っているのであれば、他行宛振込手数料の無料回数が1回増えて月2回まで無料になりますよ。
当然ですが、ソニー銀行宛への振込の場合は何回でも手数料無料です。
また、他行宛振込手数料の無料回数は、振込手続きした日を基準に1回減るようになっています。
月をまたぐ場合に意識しておくと、ムダに手数料を払ってしまうことを防げますよ。
「優遇プログラム Club S」で振込手数料無料回数や還元率がアップ
ソニー銀行のヘビーユーザーに向けた優遇プログラム Club Sというサービスがあります。
もし、ソニー銀行をメインで使っていくのであれば、優遇プログラム Club Sの仕組みを知っておくとお得ですよ。
優遇プログラム Club Sの会員ステージは4種類あり、プラチナが最上級になります。
- ステージなし
- シルバー
- ゴールド
- プラチナ
以下で、ステージごとの主な特典をピックアップしてみました。
ステージなし | シルバー | ゴールド | プラチナ | |
---|---|---|---|---|
Sony Bank WALLETの還元率 | 0.5% | 1.0% | 1.5% | 2.0% |
海外ATM無料回数 | 月0回 | 月1回 | 月3回 | 月5回 |
振込手数料無料回数 | 月1〜2回 | 月3〜4回 | 月5〜6回 | 月10〜11回 |
ATM出金手数料無料回数 | 月4回 | 月7回 | 月15回 | 無制限 |
会員ステージを上げるのはかなり難しく、ゴールドやプラチナになるのはまず無理ではないかと思うほど。
シルバーなら、月末の総残高が300万円以上あればなれます。
総残高としてカウントされるものは以下のとおり。
- 円普通預金
- 円定期預金
- 円定期plus+(円定期プラス)
- 為替リンク預金(円スタート型)
- 外貨預金
- 投資信託
- WealthNavi for ソニー銀行
また、外貨預金の積立購入が月3万円以上もしくは投資信託の積み立てプランが月3万円以上のどちらかを満たすと、総残高が300万円以上でなくてもシルバー会員になれますよ。
ゴールド会員は、月末の外貨預金残高・月末の投資信託残高・20日時点の「WealthNavi for ソニー銀行」の資産評価額のいずれかで500万円以上が条件です。
プラチナ会員だと、ゴールド会員と同じ条件で1,000万円以上ですね。
優遇プログラム Club Sは文字通り「優遇」サービスで、気軽にランクアップできるものではありません…。
とはいえ、シルバー会員を維持できれば十分お得になりますので、メインでソニー銀行を使うならシルバーの条件クリアを目指しましょう。
おまかせ入金サービスが手数料無料で便利
ソニー銀行のサービスの1つに、おまかせ入金サービスがあります。
こちらのサービスは、指定した金額を他の銀行口座からソニー銀行に資金移動できるというもの。
手数料無料で使えるところが大きなメリットです!
移動する金額は、10,000円以上1,000円単位で設定できます。
他の銀行口座からの引き落とし日は、毎月5日または27日から選べますよ。
たとえば、ソニー銀行は貯金するための口座として分ける使い方がよさそうです。
おまかせ入金サービスを使って、ソニー銀行に預けたお金を引いて残った分だけで生活すれば、ソニー銀行の残高がどんどん増えていきますよ。
強制貯金の考え方ですね!
おまかせ入金サービスに対応している主な金融機関は、以下のとおりです。
他に地方銀行や信用金庫などにも対応しているので、おまかせ入金サービスを使えないケースのほうが少ないと思います。
おまかせ入金サービス唯一のデメリットは、引き落としからソニー銀行に入金されるまでが遅い点です。
入金は、他の銀行口座での引き落とし日から4営業日後になります。
即時で反映できればもっといいんですけどね。
ちなみに、おまかせ入金サービスと同様のサービスが使える銀行は他にもあります。
以下の記事で詳しくまとめていますよ。
積立の定期預金を活用して貯金体質を目指せる
ソニー銀行には、よくある定期預金とはちょっと違うタイプの定期預金があります。
積み立て定期預金という商品です。
毎月1,000円以上から定期預金として積み立てることができます。
定期預金の期間は1年・2年・3年の中から選べますよ。
ボーナス時期など、キャンペーン時は金利も高くなりやすい傾向があります。
資産を殖やしていきたい方は、少しずつでもいいので「積み立て定期預金」を使うと、貯金体質へ変えていくことができますよ。
積み立て定期預金は元利自動継続となり、元本と利息をもとに再投資し続けていく仕組みです。
そのため、自分でお金を管理するのが面倒に感じている方にはおすすめできますね。
いろいろと調べて自分でしっかり管理できるのであれば、他にも金利が高い定期預金がありますので、そちらを使うのがいいと思います。
面倒くさがりで貯金できない体質なら、ソニー銀行の積み立て定期預金は大きな味方になってくれますよ。
積み立て定期預金を最大限お得に使う方法を以下のページでまとめました。
こちらの方法を使うと、利息の税金を0円にすることができますよ!
会社員のボーナス時期には、キャンペーンの金利もありますので、そのタイミングで預けるのがいいと思います。
参考:夏のボーナス定期預金金利一覧
参考:冬のボーナス定期預金金利一覧
外貨預金の積立ができる
ソニー銀行は、外貨預金の積立購入ができるようになっています。
外貨預金が気になっていて、買ってみたいという方がいましたら、積立しながら外貨預金ができますよ。
対応している通貨は以下のとおりです。
主要なものはもちろん、マイナーな通貨もあります。
- 米ドル
- ユーロ
- 英ポンド
- 豪ドル
- NZドル
- カナダドル
- スイスフラン
- 香港ドル
- ブラジルレアル
- 人民元
- 南アランド
- スウェーデンクローナ
Sony Bank WALLETに対応しているもので、よく行く国の通貨があるのなら、外貨預金の積立をしておくことで利息もどんどん貯まっていきますよ。
外貨預金を起点にいろんな取引ができる!
外貨預金自体はどこの銀行にもあるので、さほどメリットとはいえません。
外貨預金は、税金がかかる上に元本保証がありませんので、そのままだとやる意味がないと言っていいほど。
そんな外貨預金を役立つものにしているのがソニー銀行です。
ソニー銀行は、預けている外貨を別の用途に使うことができます。
これがスゴいな〜!と思いました。
FXや積立、外貨MMFまであるんですよね。
この中でいいと思ったのが、外貨MMFです。
対応通貨は米ドルに限られますが、外貨預金に預けたままにするよりも、外貨MMFにしたほうが節税効果がありますよ。
さらに、分配金を再投資してくれるので、複利的な効果も見込めます。
外貨預金の積立と外貨MMFを併用すれば、外貨MMFの積立ができることになりますね。
セット定期で円定期預金の金利がお得になる
ソニー銀行には、円定期預金と外貨定期預金を同時に申し込む「セット定期」という商品もあります。
外貨預金からの手続きはできず、円普通預金からの申し込みが必須ですが、円定期預金の金利がお得になりますよ。
2022年1~3月には、円定期預金の金利が最大9.01%(税引前)にアップするキャンペーンも行われています!
セット定期に対応している通貨は以下のとおり。
- 米ドル
- 豪ドル
- NZドル
- 南アランド
預入期間は3ヶ月・6ヶ月・1年のいずれかを選べます。
円定期預金との比率も、外貨定期預金が25%・50%・75%の3種類から選べますよ。
ただし、最低金額は外貨定期預金が25%の場合で40万円以上、50%・75%では20万円以上なので、ある程度まとまった余裕資金が必要です。
満期になったあとは、外貨預金の分はSony Bank WALLETを利用して外貨のまま使うことも可能。
よく行く国の通貨がセット定期の対象なら、利用を検討するのもいいですね。
ソニー銀行では投資信託の取引もできます
ソニー銀行は、銀行だけの機能に限らず、投資信託の購入もできます。
さらに、NISAやジュニアNISAにも対応済み。
ただし、つみたてNISAには対応していません。
月々1,000円からの積立にも対応しているし、変わったものでは外貨預金で買う「外貨建て投資信託」というサービスもあります。
ソニー銀行ひとつで、資産運用まで対応できますね。
人気の「ひふみプラス」も購入手数料無料で買えますよ!
もし、ソニー銀行で投資信託を積立・購入していく場合は、販売手数料が無料(ノーロード)のものや、信託報酬が低いものを選びましょう。
「WealthNavi for ソニー銀行」のサービスもあります
ソニー銀行では、ロボアドバイザーのWealthNavi(ウェルスナビ)と提携して、ソニー銀行でウェルスナビが利用できるようになっています。
ソニー銀行で申し込むことで、運用状況をソニー銀行から確認できますよ。
普通にウェルスナビで口座開設するのと、大きなサービスの違いはありません。
ただし、個人的には普通にウェルスナビに口座開設するほうが、ウェルスナビ自体のキャンペーンを利用できる分おすすめだと思っています。
ウェルスナビについては、以下のページが詳しいです。
口座開設のキャンペーン条件を満たすと、1,000円もらえますよ。
ソニー銀行の使い方の具体例
ここからは、ソニー銀行をどのように活用すればいいのか、サンプルとして紹介していきますね。
1. おまかせ入金サービスと積み立て定期預金を併用
給与振込口座はソニー銀行ではなく、メガバンクに設定されているのではないでしょうか。
その場合、先ほど紹介した「おまかせ入金サービス」を使って、資金移動しましょう。
資金移動できたあとに、「積み立て定期預金」の仕組みを使って、ソニー銀行にあるお金を毎月定期預金にしていきます。
そうすることで、ソニー銀行を貯蓄用の口座として利用できますよ!
2. おまかせ入金サービスとATM・他行振込を併用
おまかせ入金サービスでソニー銀行に資金移動することで、ソニー銀行のメリットを活かすことができます。
毎月自分が使うであろう金額を給与振込口座からソニー銀行に移して、ソニー銀行に預けているお金をATMで引き出して使っていけば、ATM手数料を払わずに済む確率がかなり高くなりますね。
ATMだけでなく、他行への振込もあるなら、その分も資金移動しておきましょう。
ソニー銀行から振込することで、最低でも月1~2回は手数料を無料にできます。
3. Sony Bank WALLETを海外で使う
これまでは貯金する方に向けたお得な使い方を紹介しましたが、やっぱり一番はSony Bank WALLETです!
外貨預金にお金を入れておき、海外に行ってSony Bank WALLETを使えば、為替手数料の節約になります。
カード決済時にかかる手数料が無料になるのはすごい!
海外旅行するなら、ソニー銀行の口座を作ってSony Bank WALLETを持っておきましょう。
2017年8月にスイスへ行ったときもSony Bank WALLETが大活躍しました!
さいごに:ソニー銀行はおすすめ!
ソニー銀行を使っていく上で知っておいたほうがお得なことや、注意したほうがいいデメリットを紹介してきました。
最後に、改めて要点をまとめますね。
- デビットカードのSony Bank WALLETがお得すぎる
- 海外でデビットカードを使ったときに外貨預金口座から決済できる
- ATM出金手数料が月4回まで0円
- 他行宛振込手数料が月1〜11回まで無料
- おまかせ入金サービスで他の銀行から手数料無料で資金移動できる
ATM手数料・他行宛振込手数料が無料になることもあり、普通に優秀なネット銀行といえます。
さらに極めつけのSony Bank WALLETがありますので、ぜひとも口座を作っておきたい銀行の1つです。
また、今まであまりお金のことを考えてこなかった方が最初に使うネット銀行にピッタリだと思うので、「これから貯金していきたい」「資産を殖やしたい」という方はぜひソニー銀行を使ってみてください。
ソニー銀行の口座は15歳以上から使えるので、高校生でも口座開設できますよ。
もし、紹介からの口座開設を希望される場合は、以下のフォームから送っていただければリンクを送らせていただきます。
紹介リンクから口座開設して条件を満たすと、2,000円もしくは4,000円がもらえますよ。
参考:紹介リンク希望するにはこちら
参考:ソニー銀行のページはこちらから
口座開設の手順は以下のページでまとめています。
とても簡単で、あっという間に手続きできましたよ!
他の方が使った口コミや評判を知りたい場合は、以下のページでまとめていますので、あわせて参考にしてください。
これから貯金をより増やしていきたいと思うのであれば、以下のページは必見です!
おまけ:他の銀行と比較したい方へ
ノマド的節約術では、ソニー銀行も含めて比較できるよう、それぞれの銀行について詳しく解説しています。
もろもろの手数料や金利で比較されたい方は、以下のページを読むと銀行ごとの手数料がよくわかります。
余計なお金を使いたくないなら、ぜひチェックしておきましょう。