PayPay銀行のメリット・デメリット・手数料を払わないお得な使い方を解説

PayPay銀行というと、旧:ジャパンネット銀行時代の頃からネットバンクの老舗です。
長年続いている信頼感がなんとなくありますよね。

他にもいろいろとネットバンクがある中で、PayPay銀行が優れているところってあるかどうかが気になるところです。

手数料のところで他のネット銀行と比べるとお得ではないので、使い方に気をつけたいです。

このページでは、PayPay銀行を使う場合に、できる限り手数料を掛けずに使う方法を紹介していきますね。

PayPay銀行のメリット・デメリット

以下でまずはPayPay銀行のメリット・デメリットを一覧にまとめました。

メリット
デメリット
  • PayPayフリマの売上金の振込手数料が無料になる
  • ヤフオクの売上金の振込手数料が無料になる
  • 1回3万円以上ならATM出金手数料が何回でも無料
  • 給与振込口座にすると他行宛振込手数料が月3回無料
  • 他行宛振込手数料が有料
  • 普通預金金利が低い

他のネット銀行と比較すると正直あまりメリットがないのですが、いくつかPayPay銀行ならではのメリットもあります。

ピンポイントで便利な場合もあるので、自分が対象になっているなら作る価値はありますよ。

普通預金金利は0.001%と最低水準ですし、他行宛振込手数料が基本的には有料になっているので、メインでPayPay銀行を使うのはおすすめしません。

私もPayPay銀行の口座を持ってはいますが、メインではなくサブ的に使っています。

ヤフオク・PayPayフリマの売上金の振込手数料が無料にできる!

PayPay銀行を使うときの最大のメリットだと思うのが、フリマアプリのヤフオクやPayPayフリマの売上金を振り込んでもらうときの振込手数料を無料にできることです。

通常だと振込手数料100円がかかり、せっかく出品でもらったお金が引かれて悲しいのですが、PayPay銀行を振込先にすることで振込手数料が無料になります。

ついでに1円から振込してもらえるようになるため、1つでも出品で売れたものがあれば、PayPay銀行に手数料無料で振り込んでもらえますね。

ヤフオクやPayPayフリマで出品することが多いなら、PayPay銀行は必須です!

もしPayPay銀行をこれから作る場合は、ハピタスモッピーなどのポイントサイトから作ることでポイントがもらえてお得です。

おまけですが、個人的にはTGアフィリエイトの成果報酬の入金口座にもPayPay銀行を使っています。TGアフィリエイトはPayPay銀行だけ振込手数料0円になってお得だからですね。

PayPay銀行の振込手数料

PayPay銀行に預けているお金を振込しようと思った時に、どれぐらい振込手数料が掛かるのか気になりますよね。

PayPay銀行同士での振込だと振込手数料無料、他行宛振込手数料だと一律で145円かかります。

PayPay銀行宛0円
他行宛145円
三井住友銀行の本人口座宛0円
PayPay銀行の振込手数料

住信SBIネット銀行ソニー銀行オリックス銀行なら振込手数料が無料にできるので、それを思うとちょっと高く感じますよね。

個人での銀行口座だと高く感じますが、法人口座でも似たような手数料です。ただし法人だとPayPay銀行同士でも振込手数料が有料になります。

ATMは無条件で月1回は無料!2回目以降は3万円以上で無料

PayPay銀行に預けているお金をATMで下ろす時、手数料がいくら掛かるのかが気になるところ。

ATM手数料が掛かってしまうと、チクリと刺されたみたいな感じでいい気分はしないものです。

PayPay銀行のお金を下ろす時、月1回までは何円でも手数料無料です。入金も同様。

じゃあ、2回目以降はどうなの?となりますが、2回目以降は1回あたり3万円以上の入出金なら手数料無料になります。

3万円未満の場合は165円(ゆうちょ銀行は330円)。
これなら1回3万円以上下ろした方がお得ですよね。

ちなみに、PayPay銀行のお金を下ろせるATMの一覧は以下の通りです。

  • セブン銀行ATM
  • イオン銀行ATM
  • イーネットATM
  • ローソンATM
  • ゆうちょ銀行ATM
  • 三井住友銀行ATM

定期預金の金利はそれほど高くない

PayPay銀行の定期預金金利は、他のネットバンクと比べても低いと思ってしまうほど。

あまり定期預金には力を入れていない印象がありますね。
余裕資金があったとしたら、他の銀行にお金を移して定期預金するほうがいいですよ。

デビットカードが便利!

キャッシュカードとデビットカードが一体型に

PayPay銀行に口座開設すると、ATMでお金を下ろすために必要なキャッシュカードが届きます。

そのキャッシュカードは、デビットカードも兼ねていますよ。1枚のカードで2役です。

デビットカードって何?

上で聞き慣れない言葉「デビットカード」が出てきました。

デビットカードはクレジットカードと似ているのですが、1つだけ決定的な違いがあります。

デビットカードは、使ったその瞬間に口座から引き落としされ、口座にあったお金が減りますよ。

仮に10,000円をPayPay銀行に預けていて、500円の文庫本をデビットカードで買ったとすると、カード決済した瞬間に500円が引かれて、残高は9,500円になっています。

クレジットカードの場合は、引き落としが1ヶ月後になりますよね。
即時か後払いの大きな違いがあります。

デビットカードは1回払いしか使えないので、クレジットカードのように分割払いにしたばっかりにムダな利息を支払って痛い目を見ることも絶対にありません。

クレジットカードだと、カードの利用額いっぱいまで使えます。
10,000円しか銀行に預けてないのに、50,000円使うこともできるんですよね。

デビットカードになると、そういう訳にはいきません。
10,000円しか銀行にないなら、最大10,000円までしか使えないです。

即時引き落としなので、銀行に預けているお金以上は絶対に使えません

万が一、デビットカードでお金を使いすぎたとしても借金することはありません。0円になるだけ。

デビットカードを持つことは、クレジットカードのようなリスクを負わずにお金の勉強にもなりますよね。

もし、高校生の子供がいるお父さん・お母さんが見ているのであれば、欲しい物を買いたい時はデビットカードを使うように勧めてみてはどうでしょうか。

デビットカードのまとめは以下の通りです。
学生の方が見ている場合は、親に説明する時に使って下さい。

  • デビットカードはクレジットカードではない
  • デビットカード決済は銀行から即時引き落としになる
  • 銀行の残高以上には使えない
  • 一括払いのみで、利息を払う心配は一切ない

審査不要でVISAデビットカードが作れる

PayPay銀行のVISAデビットカードが素晴らしいのは、クレジットカードとは違って審査不要で持つことができることです。

高校生以下でもデビットカードであれば作れるし、諸事情でクレジットカードが持てない方でもPayPay銀行のVISAデビットカードであれば作れます。

クレジットカードが作れない方でも、デビットカードなら持てる可能性も高くなるので、そういう方もチャレンジしてはどうでしょうか。

デビットカードは、どこでどうやって使えばいいの?

デビットカードを手に入れたとして、初めてだとどこで使えばいいのか分からないですよね。

PayPay銀行のデビットカードは、VISAブランドなので、VISAのマークがあるお店であればどこでも使えます。

JNB Visaデビット|ジャパンネット銀行

PLUSマークは海外ATMで現地通貨を下ろす時に参考にしてください。
海外ATMについては後で紹介します。

次はどうやって使うかについて。

VISAマークのあるお店で使いたいなら、手持ちのデビットカードを提示して、店員さん支払回数を聞かれたら「一括払い」と伝えます。

デビットカードなので、一括払いしかできないんですけどね。

VISAマークのあるネットショップで使う場合は、クレジットカード番号を入力するところにPayPay銀行のデビットカードに書かれている番号を入力してください。

ネットショップの場合は、クレジットカードと同じような感覚で使えますよ。

デビットカードを使うなら、お金をPayPay銀行に預けておこう

デビットカードを使うなら、当然PayPay銀行にお金を預けないといけません。

もし、定期的にデビットカードを使って買い物しようと思ってるのであれば、ATMからPayPay銀行にお金を預けておきましょう。

先立つものがなければ何もできません。

ATMへの入金手数料は上で紹介したように、3万円以上ならいつでも無料です。

また、他のネットバンクを使って、他行宛振込手数料の銀行からPayPay銀行に資金移動する手もありますよ。

海外ATMで現地通貨の引き出しができる

PayPay銀行のデビットカード、ここまで紹介した内容でも十分スゴイのですが、まだお得・便利に使える方法があります。

海外旅行に行って、現地でお金が必要になった時、現地のATMで現地通貨を引き出すことができますよ。

わざわざ窓口に行って慣れない言葉を使って両替する手間が省けます。
外国語が話せない方にもおすすめ。

出金手数料は無料(設置ATMによっては数百円かかることもある)です。

必要なコストは、円に換算する分の3.02%だけ。
下手な両替よりも手数料が安くなるので、急に必要になった時の両替コストを抑えたい場合に使えます。

ちなみに、海外通貨への両替コストを徹底的に抑えたいなら、以下のページが参考になります。

PayPay銀行VISAデビットカードのデメリットはポイントが付与されないぐらい

ここまでメリットばかり紹介してきて、悪いところはないのか?
気になるところですよね。

正直なところ、デメリットを探すのが難しいぐらい、PayPay銀行のデビットカードは便利だと思います。

クレジットカードが使えないというデメリットを解消したものなので、デメリットがなくなるのは必然です。

しいて言うなら、クレジットカードではあったポイント還元がないぐらいでしょうか。
これもキャンペーンを使うと、JNBスターというポイントを貯めて交換することができます。

クレジットカードだと、ついつい使いすぎてしまうという方であれば、むしろ変にポイントが貯まらない方が抑止力になるかもしれませんね。

15歳以上であれば口座開設の申込ができる

PayPay銀行は、満15歳以上の方であれば、口座開設の申込ができます。

親権者の同意もなく口座開設できますので、高校生で自分でネットショッピングしたいと思うならPayPay銀行があれば全て問題解決ですね。

Amazonや楽天で買い物する時に、PayPay銀行のVISAデビットカードを使えば買い物できますよ。
クレジットカードが使えないというハンデも、PayPay銀行があれば悩みを解決できます。

いろいろ買い物できるし、余計な悩みから解放されたと思うかもしれませんね。

口座開設申し込みはネットから

PayPay銀行のネットバンキングとデビットカードを使うには口座開設が必要です。

ヤフオクやPayPayフリマの換金用に作っておくのがいいと思います。

もしPayPay銀行をこれから作る場合は、ハピタスモッピーなどのポイントサイトから作ることでポイントがもらえてお得です。

おまけ:他のネットバンクと比較したい方へ

他の銀行と比較される方は気になる銀行をチェックしてみてください。それぞれの銀行について詳しく説明しています。

銀行の手数料や利息ごとに比較もしています。

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この記事を書いた人

このサイト「ノマド的節約術」の運営者。節約アドバイザー・クレジットカードアドバイザー。会社を辞めて子どもが産まれるタイミングで家を買いました。収入ゼロから始まった節約生活の日々で身に付けたお金の知識を紹介しています。そもそも論から考えるミニマリスト的な節約術、クレジットカード、ポイントやマイル、株主優待、投資信託、移動を安くする方法に詳しいです。

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