こんにちは!
銀行口座の活用方法に詳しい、ノマド的節約術の松本です。
ゆうちょ銀行は日本全国どこでも見かけるのではないでしょうか。
自分のための銀行口座を作ろうと思ったときに候補になる銀行の1つだと思います。
そんなゆうちょ銀行ですが、どのように使えばお得になるのかまでは理解するのが難しく感じるかもしれませんね。
でも知っておけば、何も知らないで使うよりもお得に使えますよ。
そこでこのページでは、ゆうちょ銀行のメリットやデメリット、有効活用するために知っておきたいことをまとめて紹介していきますね。
ゆうちょ銀行のATM手数料は無料!
ゆうちょ銀行を使うときにまず気になるのがATM手数料ではないでしょうか。
気になるゆうちょ銀行のATM手数料は、ゆうちょ銀行にあるATMを使うときは曜日や時間帯に関係なく無料です!もちろん通帳記入も手数料無料ですよ。
例えば、日曜日の深夜にゆうちょ銀行ATMを使ったとしても手数料が取られることはありません。
ゆうちょ銀行の最大のメリットはこれですね。
他のメガバンクだと、ATM手数料を気にしないといけませんが、ゆうちょ銀行の場合はATM手数料のことを気にする必要はありません。
ただし、手数料無料になるのはゆうちょ銀行ATMを使うときだけですね。
提携金融機関のATMを使うときは有料になる
ゆうちょ銀行ATMではなく、他の銀行やコンビニATMなどからゆうちょ銀行のお金を下ろす場合は手数料が必要になります。
このことを意識しておかないと、余計な手数料を払ってしまいかねないので、頭の片隅で覚えておきましょう。
ゆうちょ銀行ATM以外からゆうちょ銀行のお金を下ろすときのATM手数料は以下の通り。
- 平日8:45〜18:00:110円
- 土曜日9:00〜14:00:110円
- 上記以外:220円
ゆうちょ銀行ATMなら無料で使えるので、他のATMはなるべく使わないようにするのがいいですね。
ゆうちょ銀行ATMは全国どこでもあるので、見つけるのにそこまで苦労しないと思います。
ゆうちょ銀行ATMは小銭の入出金にも使える
また、ゆうちょ銀行のATMでは小銭の入出金もできます。
ゆうちょ銀行の口座を持っていると使えますので、小銭貯金するのにもおすすめですよ。
コツコツと貯金が増えていくことに楽しみを感じるのであれば使ってみましょう。
財布に小銭を貯めたくないという場合にも、最寄りのゆうちょ銀行ATMで小銭を預けていけば貯金が増えていきます。
ただし、2022年1月から有料化しましたので、以前よりは使いにくくなりました。
具体的な小銭の入出金方法は以下のページが詳しいです。
ゆうちょ銀行の振込手数料
ゆうちょ銀行を使っていると、他の人に向けて振込することもあると思います。
そのときにどれぐらい手数料が必要になるのかも気になるところですよね。
手数料はゆうちょ銀行同士での振込か、他の銀行に振込するかによって変わってきます。
ちなみに、ゆうちょ銀行同士での振込の場合は「電信振替」という聞き慣れない名称となっていますよ。
電信振替の場合の手数料は無料にできることも
ゆうちょ銀行同士で振込する場合は、手数料が安く設定されています。
使い方によっては無料になりますよ。
気になる手数料は以下の通り。
- 窓口:146円
- ATM:月1回無料・月2回目以降125円
- ゆうちょダイレクト:月5回無料・月6回目以降115円
この一覧を見ると、ネットバンキングのゆうちょダイレクトを使うのに限りますね。
私もゆうちょ銀行で振込するときは、いつもゆうちょダイレクトを使っていましたよ。
過去にヤフオクで買い物していたときは、ゆうちょダイレクトのおかげで手数料を払わずに済んでいました。
他行宛振込手数料は有料
ゆうちょ銀行では、他の銀行にも振込することができます。
そのときはまた振込手数料の料金体系が違ってきますよ。
他行宛振込手数料を無料にすることはできず、どこから振り込んでも手数料は必要になります。
振込方法 | 5万円未満 | 5万円以上 |
---|---|---|
窓口 | 660円 | 880円 |
ATM | 220円 | 440円 |
ゆうちょダイレクト | 220円 | 440円 |
もし、ゆうちょ銀行から他行に振込する場合は、ATMやゆうちょダイレクトからのほうがまだ手数料が安くなりますね。
でも、ネット銀行なら他行宛振込手数料が無料になるところもありますので、とことんまで手数料を節約したいのであれば、他の銀行と併用するのがいいと思います。
住信SBIネット銀行やソニー銀行だと他行宛振込手数料が一定回数無料になりますからね。
普通預金金利と定期預金金利には期待できない
ゆうちょ銀行の口座を作ったら、基本的に普通預金を使うことになります。
銀行に預けていると利息がつくのも1つの特徴です。
ただ、ゆうちょ銀行の普通預金金利は0.001%とほとんど期待できない金利となっているため、利息はあってないようなものと思うぐらいでちょうどいいと思います。
普通預金金利と同じく、定期預金金利にもほとんど期待はできません。
定期預金金利はどの期間で預けても0.01%となっているため、無理に使わなくてもいいと思います。
定期預金に関しては、ボーナス時期になるといろいろな銀行でキャンペーン金利になっているため、そういうところを使ってお金を増やしていくのがいいですよ。
参考:夏のボーナス定期預金金利
参考:冬のボーナス定期預金金利
ちなみに普通預金金利が高いところにこだわるのであれば、楽天銀行やGMOあおぞらネット銀行が候補になりますよ。
Pay-easy(ペイジー)の支払いに対応している
ゆうちょ銀行のサービスの1つに、Pay-easyを使っての支払いに対応していることがあります。
Pay-easyマークのある払込票であれば、ゆうちょ銀行ATMやゆうちょダイレクトでの支払いができますよ。
税金などの支払いにも対応しているのが便利ですよ。
Pay-easyを使えば窓口に行く手間が省けるのがいいですね。
外貨両替ができる
ゆうちょ銀行は店舗がたくさんあるのが大きなメリットの1つです。
それによって、ネット銀行にはできない外貨両替に対応していますよ。
ゆうちょ銀行では、以下の通貨に両替できます。
主要な外貨には両替対応していますね。
もしすぐに海外旅行しないといけない状況の場合にゆうちょ銀行が使えると思います。
ゆうちょ銀行だと気軽に外貨両替できますが、その分どうしても手数料は高くなってしまいます。
もし、外貨両替の手数料をとことんまで安くしたいのであれば、FXのマネーパートナーズを使うなどの方法を利用してみましょう。
ゆうちょ銀行の窓口を使わずに両替したいのであれば、外貨宅配してもらうことも可能です。
15種類の外貨に対応していますよ。
デビットカード「J-Debit」で支払いができる
ゆうちょ銀行のキャッシュカードは、J-Debitに対応していて、このマークがある加盟店で使うとデビットカードとしても使えます。
J-Debitの加盟店はそこまで多くないですが、手数料無料で使えますし、ゆうちょ銀行の口座から即時引き落としされるからクレジットカードのような不安感はありません。
最初の状態では、1日あたりの限度額が50万円に設定されていますよ。
変更すれば1日100万円までにすることもできます。
ゆうちょPayが使えるようになる
2019年2月からは、ゆうちょ銀行のスマホ決済にあたる「ゆうちょPay」が使えるようになります。
クレジットカードは持ちたくないけど、支払いをラクにしたいと思うのであれば、ゆうちょPayであれば、対応しているお店だとQRコードを読み取ってもらうだけで支払い完了しますよ。
ゆうちょ銀行の口座を持っているだけで使えるようになるため、サービスが始まれば使う機会も増えて、支払いの便利さに気づくのではないでしょうか。
また、支払いするとすぐに口座から引き落とされる仕組みになっていて、デビットカードと同じような感じですね。
投資信託の取扱もあります
ゆうちょ銀行では、投資信託の取扱もあります。
もしゆうちょ銀行の窓口で口座開設したら投資信託もあわせておすすめされることがあるのではないでしょうか。
私は過去に投資信託をおすすめされたことがありました。
ゆうちょ銀行の窓口でおすすめしてくる投資信託は、基本的に販売手数料がかかるものになりますので、買わないほうがいいですよ。
投資信託自体が気になっているのであれば、ネット証券会社のSBI証券か楽天証券に口座を作って、手数料無料(ノーロード)の投資信託を買うようにしましょう。
また、投資信託に対応していることで、ゆうちょ銀行でNISAやつみたてNISAをすることもできますが、こちらもネット証券会社でやるほうが個人的にはいいと思います。
iDeCoもできる
ゆうちょ銀行では、iDeCoを始めることもできます。
iDeCo自体は節税するのにとてもおすすめの制度ですよ。
ただ、投資する商品のことを考えると、ゆうちょ銀行でやるよりもこちらもネット証券会社のほうがいいとは思います。
SBI証券のiDeCoではいい商品が揃っているので、そちらが個人的にはおすすめです。
さいごに
ゆうちょ銀行は、一般的な銀行として使う部分がほとんどだと思いますが、それ以外の使い方もいろいろできるようになっています。
とはいえ、ATM手数料と振込手数料のことをおさえておけば、ほとんどゆうちょ銀行を使いこなしたも同然ですよ。
手数料をなるべく払わないようにお得に使えるようにしていきましょう。
おまけ:他の銀行と比較したい方へ
他のネット銀行のことも知りたい場合は、比較できるようにそれぞれの銀行について詳しく説明しています。
銀行をでよく使うサービスごとに比較できるようにページを用意しました。
手数料はかけず、金利は高い方がいいですよね^^