こんにちは、数字大好きで銀行の手数料や利率が気になる、ノマド的節約術の松本です。
銀行にお金を預ける時は「普通預金」になりますよね。
普通預金としてお金を預けていると、預入額に対して利息が付きます。
これは無条件で付くものですが、銀行によって普通預金の金利に思った以上の差があるのをご存知でしょうか?
普通預金は、流動性の高い資金を預けておくところですけど、ほんの少しでも金利が高いところに預けているに越したことはありません。
このページでは、普通預金の金利が高い銀行をピックアップして、一覧やランキング形式でお金を預けるならどこの銀行がいいかを紹介していきますね。
一般的な銀行の普通預金金利は0.001%…
現在、一般的な銀行の普通預金金利は0.001%となっています。
ほとんどの銀行がこの金利ですね。
冗談かと思うぐらい低いのですが、実はこれが現実の数字なのです。世知辛いですよね。
しかし、使う銀行を変えることで、この低すぎる普通預金金利が少しはマシな数字にできます。といっても1%を超える金利の銀行はありません。
ただそのまま0.001%で預けていても、100万円が年間10円にしかならないので、少しでも金利が高い銀行にしておくと、勝手にもらえるお金が増えることになりますよ。
普通預金の金利が高い銀行の一覧
以下で、普通預金金利が0.001%より高い主な銀行を表形式にしてまとめています。
金利の数字は税引き前です。
以下の金利で算出された利息金額に20.315%の税金が引かれたお金が受け取れますよ。
利息にかかる税金の仕組みは以下のページが詳しいです。
普通預金金利の一覧は以下の通りです。
マイナス金利の影響もあって、ばらつきが出ていますね。
銀行名 | 金利 | 利息入金時期 | 備考 |
---|---|---|---|
auじぶん銀行 | 0.23% | 2月・8月 | auマネーコレクト設定 au PAYカードの口座引き落とし設定 au PAYと口座連携 |
楽天銀行 | 0.18% | 3月・9月 | マネーブリッジ利用 残高300万円まで |
住信SBIネット銀行 | 0.03% | 第3日曜日 | SBIハイブリッド預金利用 |
SBI新生銀行 | 0.15% | 毎月 | ダイヤモンドステージ |
東京スター銀行 | 0.40% | 2月・8月 | 給与受取口座 年金受取口座 |
みんなの銀行 | 0.10% | 2月・8月 | |
みんなの銀行 | 0.40% | 2月・8月 | プレミアム会員 |
UI銀行 | 0.20% | 2月・8月 | |
GMOあおぞらネット銀行 | 0.11% | 毎月 | 証券コネクト口座 |
GMOあおぞらネット銀行 | 0.30% | 毎月 | ハビト支店のみ 残高100万円まで |
島根銀行 | 0.35% | 2月・8月 | しまぎんふるさと普通預金(TAMERU)のみ |
あおぞら銀行BANK支店 | 0.20% | 2月・8月 | |
イオン銀行 | 0.15% | 2月・8月 | プラチナステージ |
お金を預けるならどこの銀行がいい? 普通預金の金利ランキング
これら、普通預金の金利が高い銀行の一覧を踏まえて、ランキングを作ってみました。
普通預金金利の高さと使いやすさ・手数料などを考えて判断しています。
1位:東京スター銀行
東京スター銀行は、給与受取口座もしくは年金受取口座に設定するだけで普通預金金利が0.40%になります。これはすごいです。
例えば、会社員生活が今後も続くであろうと見込めるのであれば、東京スター銀行に変更することで普通預金金利がかなり高くできますね。
ただ、ATM手数料や振込手数料が発生するのがデメリットです。
あとでキャッシュバックがあるものの、一度は手数料が発生してしまうため、いきなり0円にするのが難しいですね。
デメリットを解消するために、住信SBIネット銀行の口座を作って定額自動入金サービスを使って東京スター銀行からお金を移動させれば手数料無料にできます。
2位:auじぶん銀行
auじぶん銀行は、au PAYカード・au PAY・auカブコム証券を組み合わせることで普通預金金利を0.23%にできます。
ちょっと手間はありますが、お金をかけずに普通預金金利を0.23%にできるため、メインで使う銀行の候補になりますよ。
auじぶん銀行を作るときは、auカブコム証券の口座開設から同時にできますので手間が省けます。この2つの口座を連携するだけでも普通預金金利が0.10%になりますよ。
まずはこの2つの口座を用意してからau PAYカードの引き落とし設定・au PAYとの連携を済ませましょう。
参考:auカブコム証券とauじぶん銀行を同時に作るにはこちら
3位:あおぞら銀行BANK支店
あおぞら銀行BANK支店は、普通預金金利が0.3%とかなり高くなっています。
特別な条件もないのでしばらく使わないお金を定期預金代わりにあずけておくのにも使えますよ。
ATM手数料もゆうちょ銀行に限り無料で使えますので、お金を下ろすときは手数料無料です。
4位:GMOあおぞらネット銀行
GMOあおぞらネット銀行は、GMOクリック証券と連携するサービスの証券コネクト口座にすれば、普通預金金利が0.11%になります。
これだけの条件で普通預金金利が0.11%になるのもお得です!
他行宛振込手数料・ATM手数料ともに毎月一定回数は無料で使えるため、お金を移動させるときにも手数料がかかりません。これもGMOあおぞらネット銀行のメリットですね。
GMOあおぞらネット銀行を使うなら、GMOクリック証券から同時に口座開設すると手間が省けておすすめです!
参考:GMOクリック証券とGMOあおぞらネット銀行を同時に作るにはこちら
5位:楽天銀行
楽天銀行は、楽天証券と連携するサービスのマネーブリッジを使えば、残高300万円までは普通預金金利が0.10%になります。
300万円までという制限はありますが、楽天グループであることでポイントが貯まりやすく、メインで使っていると手数料無料にしやすいので他の使いやすさを考えてランキングに入れました。
楽天銀行を作るときも、楽天証券から同時に作れて手間が省けます。
しかもマネーブリッジを使うことで現金がもらえるキャンペーンがあるため、この点でも楽天銀行はおすすめです!
定期預金並みの金利の銀行もある
普通預金の金利一覧を見ての通り、銀行によって差がありますよね。
注目してもらいたいのは、普通預金なのにも関わらず、定期預金よりも金利が高くなる銀行もあることです。
定期預金というと、一定期間は預けっぱなしになるので、その間に下ろしてしまうと、定期預金のメリットがなくなります。
定期預金のデメリットである資金の拘束がなく、普通預金で定期預金よりも金利が高いなら、普通預金に預けておくのが一番ですよね。
特に以下の銀行は、普通預金金利のためだけでなく普段使いにも適しているのでおすすめです。
- 楽天銀行
- GMOあおぞらネット銀行
- auじぶん銀行
- SBI新生銀行
- 住信SBIネット銀行
過去に楽天銀行では、以下の画像のように3,000円以上の利息をもらったこともあります。
住信SBIネット銀行は普通預金金利だけで見ると微妙ですが、他の銀行と組み合わせて使うとより便利に使えます。
先ほども紹介したように、東京スター銀行のお金を住信SBIネット銀行の定額自動入金サービスで資金移動させると手数料無料ですし、東京スター銀行の高い普通預金金利を享受できますよ。
利息はいつ振り込まれる? 年に2回の銀行が多い
普通預金に預けているお金に対して利息が振り込まれるのは、年に2回の銀行がほとんどです。ほとんどは年に2回ですが、銀行によってはもっと多いところもあります。もちろん、その分は月割になっていますけどね。
利息が振り込まれるまでの期間は短ければ短いほどいいです。
なぜかというと、複利になるからです。
利息が振り込まれれば、元本となるお金が増えますので、次は元本と利息の合計に対してさらに利息が付きます。
例えば、住信SBIネット銀行なんかは毎月利息が付きますので、利息でちょっとずつ増えてきている実感がありますよ。毎月数円、数十円でも利息がもらえると嬉しいものです。
普通預金の利息なんて、預けてるだけでもらえますからね。
自分で働く必要は全くありません。
それを思うと、少しでも金利のいいところに預けるに越したことないですね。
ただ、今はマイナス金利の影響で、銀行預金の金利がとても低くなっていますので、ここまで細かく気にすることはありません。
参考:イオン銀行の普通預金金利が入金される時期と履歴
参考:楽天銀行の普通預金金利が入金される時期と履歴
節約しつつ、浮いたお金を貯金して、金利の高い銀行に預けていくことで地道ですが、貯金は増えていきます。
おまけ:さらに銀行を徹底比較する
ノマド的節約術では、普通預金の徹底比較だけでなく、他のサービスでも比較してみました。
少しでも資産を増やしたいと思っている方の銀行選びのヒントになればと思います。