こんにちは!
ネット銀行に詳しい、ノマド的節約術の松本です。
そこまで有名な銀行ではありませんが、東京スター銀行はユニークなサービスで知られています。
もし東京スター銀行を使おうかどうか迷ったときには、どんなサービスがあるのかが気になるのではないでしょうか。
また、既に東京スター銀行を使っていたとしても、今後よりお得に使えるようにできたほうがいいですよね。
そこでこのページでは、東京スター銀行にどんな特典があるのかや、そのメリットやデメリットについて詳しく見ていきますね。
また、ここではインターネットバンキングである「東京スターダイレクト」に限った話をしていきます。
店舗窓口で使うメリットはほぼないからです。
東京スター銀行のメリットとデメリットまとめ
先に、東京スター銀行のメリットとデメリットをまとめておきました。
デメリットを理解した上でメリットだけ享受する使い方が一番お得です。
個人的には、まとまった資金があるけどリスクを取りたくないときの定期預金用にいいかなと思います。
給与受取で普通預金金利が通常の250倍である0.25%に!
東京スター銀行を使う最大のメリットは、東京スター銀行の口座に給与振込してもらうだけで普通預金金利が0.25%(税引前)になります。
普通に使っていると、0.001%の金利でしかないため、その差は250倍にもなりますよ。
一見、大したことないように思う金利かもしれませんが、100万円預けていた場合は、もともと10円しかもらえなかった利息が2,500円に増えます。
貯金の金額が増えれば増えるほど、当然ながらもらえる利息も多くなるため無視できません。
給与振込が条件となっていますが、会社員だけでなくパートやアルバイトでも、取引明細の摘要欄に「給与振込」と記載があるだけで、翌月の第5営業日から普通預金金利が0.25%になりますよ。
もし給与振込口座を東京スター銀行に変更する場合は、会社の担当者さんに摘要欄に「給与振込」と指定してもらえるように確認しておきましょう。
給料での定期的な収入があるのなら、東京スター銀行をメインの口座にすると必然的に金利が高くなりますね。
給与受取で現金1,500円がもらえる
また、東京スター銀行ではインターネットから口座開設した人を対象に、給与受取で1,500円がもらえるキャンペーンもあります。
終了日未定となっていますが、いつ終わるかわかりませんので、0.25%の普通預金金利に魅力を感じたのであれば、口座を作ってついでに1,500円もらっておくのがおすすめです。
対象者 | 2023年9月1日以降、新たにインターネットから「スターワン口座」を開設 |
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条件 | 口座開設月の翌々月末までに1回1万円以上の給与を受け取る |
プレゼント | 口座開設月の4ヵ月後の月末までに、給与振込口座に1,500円が入金される |
ATM手数料を無料にする方法
東京スター銀行のATMは、平日の8:45〜18:00と土曜日の9:00〜14:00であれば、引き出し手数料が無料です。
この時間帯以外にお金を下ろすと110円の手数料が発生します。有料ではあるものの、メガバンクに比べると安いですね。
預け入れの手数料はもちろん時間帯に関係なく無料です。
ATMは東京スター銀行以外も使えます。
ゆうちょ銀行ATM、セブン銀行ATM、都市銀行や地方銀行、MICS表示のある提携金融機関です。
東京スター銀行ATM以外のATMで下ろす場合は手数料が掛かりますが、月8回までであれば、翌月にキャッシュバックされます。
キャッシュバックの上限は、月の預金平均残高の10%になります。月に10,000円の平均残高だと、1,000円までキャッシュバックできるイメージですね。
月8回までなので、880円キャッシュバックできる残高があればOKという計算になります。
平均で8,800円預けていれば大丈夫ですね。
東京スター銀行をメインで使っていくのであれば、キャッシュバック上限を気にする必要はありませんが、そうでない場合は一旦お金が必要になるところが気になっちゃいます。
もし、東京スター銀行に預けているお金を全額他の銀行に移動させる場合に手間がかかることだけ知っておきましょう。
東京スター銀行ATMはどこにあるのか?
手数料無料で下ろせる時間帯がある東京スター銀行のATMはどこにあるのかが気になりますよね。
東京だと、2023年3月の時点で49件ありました。
1つ1つの都道府県で見ると、それほど多くないのかなという印象です。
ある程度の規模の都市に住んでいないと、東京スター銀行のATMが使えません。
東京スター銀行ATMがないと、純粋に手数料無料で下ろせないので、今住んでいるところの近くにATMがあるかどうかの確認は必須です。
東京スター銀行のATMは、公式サイトから探せますよ。
振込手数料もキャッシュバックで実質無料にできる
東京スター銀行に限らず、銀行を使っていると他の銀行に送金したいときがありますよね。
東京スター銀行の場合は、同行宛の振込手数料は無料になります。
その代わり、他行あての振込手数料は有料です。
ネット(東京スターダイレクト)から他行へ振込する場合が最も手数料が安くなりますが、それでも110円かかります。
この振込手数料も実質的に無料にする方法がありますよ!
スターワン口座取引明細書を郵送しない設定にしておくことで、月5回までの振込であれば、あとでキャッシュバックしてもらえます。
1度は振込手数料を支払うことになりますが、翌月の第一銀行営業日に支払った振込手数料と同じ金額がキャッシュバックされますよ。
これも東京スター銀行をずっと使い続けていくのであれば気にならないですね。
ただ、残高をゼロにできないため、全額を一気に資金移動できないのがネックではあります。
東京スター銀行の振込手数料を完全無料にする方法
東京スター銀行はキャッシュバックで実質的に無料になるとはいえ、一旦は持ち出しが必要になるのがネックです。
そのため、残高を0円にするのが難しいです。
もし手間をかけてもいいのであれば、東京スター銀行の振込手数料を完全に無料にする方法もあります!
それは住信SBIネット銀行の定額自動入金サービスを使うことですね。定額自動入金サービスは無料です。
住信SBIネット銀行の定額自動入金で東京スター銀行から毎月入金するようにすれば、実質的に手数料無料で振込できます。
また、住信SBIネット銀行では他行宛振込手数料を無料にする方法が充実しているため、間に1つ銀行を挟むとはいえ、手数料無料で振込できますよ。
東京スター銀行の定期預金の種類
また、東京スター銀行では定期預金の種類も充実しています。
目立ったところでは、以下の定期預金がありますよ。
- スターワン円定期預金プラス
- 右肩上がり円定期
- スターワン1週間円預金
スターワン円定期預金プラス
スターワン円定期預金プラスは、名前が派手な感じですが、普通の定期預金と思ってもらって大丈夫です。
1ヶ月〜5年までの期間で金利が異なる定期預金がありますよ。
普段はそれほど高くない金利設定ですが、ボーナス時期などはキャンペーンでそれなりの高金利になっています。
2023年3月に確認したものだと、インターネット限定の1年定期預金が0.20%でしたね。
ただ、6ヶ月が終わってしまうと0.002%の超低金利の定期預金になってしまうため、満期受取にしてそれ以降は続けないほうが無難です。
右肩上がり円定期
数字の派手さでいうと、右肩上がり円定期が一番だと思います。
定期預金という風に名前は付いていますが仕組預金です。
中途解約できない商品ですので、申し込む際は注意しないといけません。
もし、途中で解約する場合は違約金が発生します。
3年タイプで300万円を元本に預けた場合、201,000円程度の違約金になるため、気軽に申し込みづらいですよね。
最高で2回まで途中で金利が上がるのがメリットですが、マイナス金利の今はそこまで金利が高くならないため、無理に右肩上がり円定期を使う必要もありません。
よほど使わないお金であるか、子供の将来のために貯めておくとかでないと使いづらい商品でもあります。
長期間預けると、日本円の価値が下がってインフレになるリスクも考慮しないといけません。
スターワン1週間円預金
定期預金の中で最も流動性の高いのは、1週間ごとに満期が来る「スターワン1週間円預金」です。
2023年10月時点の金利は0.05%です。
これまた給与振込したときの普通預金金利のほうがいいため、給与振込で金利をアップできないときに使う定期預金になりますね。
ただ、1週間ごとに満期が来るため、ちょこちょことお金が増えている感覚は味わえますよ。
米ドルの外貨預金の為替手数料が無料!
東京スター銀行は、外貨預金でのメリットもありますよ。
外貨預金するときは売買するときに為替手数料が必要になるのですが、東京スター銀行で米ドルを売買するときに限り、それが無料になります。
他の銀行だと、たまにキャンペーンで購入時の為替手数料が無料になっていることはありますが、売るときまで手数料無料になるのは見たことがありません。
外貨預金自体はあまりおすすめしませんが、どうしても米ドルの外貨預金をしてみたい場合は、手数料が一切かからない東京スター銀行がおすすめです!
CTBC Bank本支店宛の外国為替仕向送金手数料が無料にできることも
東京スター銀行からCTBC Bankの本支店宛に送金する場合、通常は少なくとも4,000円の手数料が必要になるのですが、条件を満たすと手数料無料にできます。
- 店頭で受付する
- 台湾内の本支店か、それ以外の11支店で手続きする
11支店とは、ニューヨーク・上海・広州・アモイ・香港・九龍・シンガポール・ホーチミン(ベトナム)・ニューデリー・スリペルブデュール(インド)・東京のことです。
ただし、1,500円のコルレス手数料は無料にできませんので、注意してくださいね。
投資信託にも対応しています
東京スター銀行では、銀行取引だけでなく投資信託をすることもできます。
NISAやつみたてNISAにも対応していますよ。
ただ、よほど面倒ではない限りは他のネット証券会社に口座を作って投資信託をしたほうがいいと思います。
SBI証券や楽天証券などのほうが積み立てすることで、それぞれSBIポイントや楽天ポイントが貯まるし、商品数も多いですよ。
住宅ローンが密かにおすすめ
東京スター銀行、実は住宅ローン「スターワン住宅ローン」がおすすめだったりします。
東京スター銀行にあずけている金額分の住宅ローン残高に対しては金利がかからないというメリットがあるため、貯金が多いのであれば、この仕組みをうまく利用すれば、住宅ローン控除だけを使いつつ金利を払わずに済ますこともできますよ。
また、保証料や繰り上げ返済手数料も無料になるメリットがあります。
さいごに
東京スター銀行の特徴や使い方をいろいろと紹介してきましたが、基本的には給与振込の口座にして普通預金金利の特典を受けるようにするのがおすすめの使い方になります。
ATMも東京スター銀行であれば手数料無料で下ろせます。
ムダなお金を使うことなく、資産形成で守りの部分に使えますね。
少しでも金利が有利なところに預けたいと思っているなら、口座を持っておくといいですよ。0.25%は圧倒的です!!
おまけ:他の銀行と比較したい方へ
他の銀行でもっといいのはないのかな?
そう思われた方に向けて、比較できるようにそれぞれの銀行について詳しく説明しています。
あと、もろもろの手数料や金利で比較されたい方は、以下のページを読むと銀行ごとの手数料がよく分かります。
余計なことにお金を使いたくないなら、ぜひチェックしておきましょう。