会社員の場合、夏が近づいてくると少しソワソワしてくるのではないでしょうか。
なぜかといえば、「夏のボーナス」があるから!
給与よりも大きな額のため、金額を見る前の段階で「何に使おうかな」とか考えてしまいますね。
ただ、初めて会社員になった場合や、転職して新しい会社に入った場合、夏のボーナスがいつ支給されるのかわからないもの。
このページでは、夏のボーナスがいつ支給されるのかや、支給日について、いつからいつまでの金額がボーナスとしてもらえるのかなど紹介しています。
夏のボーナスとは?
夏のボーナスとは多くの企業の場合、6月から7月に支給される賞与のことです。
6月、7月が季節として「夏」のため、「夏のボーナス」といわれるんですね。
別の名前としては、夏季賞与とも呼ばれます。
夏のボーナスの支給日はいつ?
6月から7月に入って支給される夏のボーナスですが、支給日がいつになるのか気になるところ。
とはいっても、特に「6月〇日」や「7月〇日」と厳密に決まっているわけではなく、会社の給与賞与規定によって決まっています。
6月15日のところもあれば、7月31日のところだってあるんですよ。
支給日については、会社からのお知らせ等で従業員に知らせてくれるので、聞き逃したり見逃したりしないようにしましょう。
公務員の場合は支給日が決まっている
公務員に限っていえば、夏のボーナスの支給日は決まっています。
支給日は、6月30日です。
なぜこんなにしっかりとした日付になっているのでしょうか。
それは、国家公務員のボーナス(期末手当や勤勉手当)は、法律によって決まっているからです。
支給日が土曜日、日曜日になった場合は前倒しで支給されます。
「今年の夏のボーナス、出るのかな…」と不安になっている会社員よりも、日付がわかっている公務員の場合、家計管理などもしやすそうですね。
ボーナスをもらったあとのことを想像するのも楽しそうです!
夏のボーナスはいつからいつまでの金額?
夏のボーナスで、たくさんのお金が入ってくるのはうれしいですよね。
でも、いったい「いつからいつまで」のボーナスなのか気になりませんか?
基本的には、会社の規定に定められた期間です。
ひとつ、例をあげて紹介しますね。
たとえば、会社の年度(1期)が毎年4月から翌年の3月までだとします。
▼そして前期と後期にわけた場合、ボーナスがもらえる期間は以下のとおりです。
- 前期:4月から9月
- 後期:10月から3月
多くの場合、この「後期」の成績や勤務態度など、もろもろの評価によって夏のボーナス額が決定します。
つまり、後期の間にどれだけがんばって仕事をしてきたのか、または会社からどれくらいの評価が与えられたのかわかるのが、夏のボーナスですね。
4月に入社した新入社員の場合、直近1期には在籍していないため査定ができません。
そのため、夏のボーナスが出ないこともありますよ。
さて、夏のボーナスが支給される6月から7月は、前期のまっただなかです。
「ボーナスが少なった…。もう今年いっぱい仕事をする気になれない…」などと思って仕事を適当にしていると、今度は「冬のボーナス」の評価に響いてしまうので、余計に少なくなってしまいます。
夏のボーナスの平均額はどのくらい?
ボーナスをもらえるだけ、ありがたいことですよね。
でもいったい、夏のボーナスってどれくらい支給されているものなのでしょうか。
ものすごく気になります!
総平均 921,107円 製造業平均 909,169円 非製造業平均 958,670円 非鉄・金属 775,811円 食品 891,709円 繊維 813,035円 紙・パルプ 650,879円 化学 930,061円 ゴム 827,573円 セメント 756,050円 鉄鋼 759,365円 機械金属 1,005,008円 電機 891,988円 自動車 977,963円 造船 917,033円 建設 1,522,710円 私鉄 912,957円 電力 762,492円
総平均で約92万円って、多いですよね!
調査対象は原則として東証一部上場、従業員500人以上、主要21業種大手251社となっているので、全国各地の企業ではありません。
また251社のなからから、集計ができた75社のデータです。
いわゆる大企業ですね。
たった75社の平均額が、世の中のすべての夏のボーナス平均額ではないので、92万円より少なくても悲観することはないですよ。
もらえるだけありがたいですよね!
夏のボーナスがもらえないこともあるかもしれませんので、そのときは自分で節約や貯金などをしてお金を増やすようにしていきましょう。
また、お盆の時期にどう使うかを考えるのもよさそうですね。
夏のボーナス、どう使うのがおすすめ?
夏のボーナスをもらったら、どのように使っていこうかと考えるのも楽しみの1つではないでしょうか。
ここからは、夏のボーナスの使い方でおすすめの方法をいくつか提案してみますね。
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ふるさと納税に使う
ふるさと納税は、年末にかけこみで申込するイメージが強いかもしれませんが、年中申込が可能です。
お得な返礼品がなくなる前に、ふるさと納税を済ませておきましょう!
1年分のふるさと納税の枠を使い切るつもりで、ちゃんと節税しながら返礼品もあわせてもらうようにするといいですよ。
会社員であれば税金を払っていると思うので、現時点でお金があるかないか関係なくやっておいたほうがいいですが、まとまったお金が入ったボーナス時期のほうがふるさと納税しやすいと思います。
ふるさと納税は、さとふるやふるなびなどからできますよ。
楽天お買い物マラソンの時期と併用して、楽天ふるさと納税を使うのもポイント倍率を高められる点でおすすめです。
家電を買う
夏のボーナスで大きな金額が入ってきたときに検討したいのが、普段はなかなか手を出しづらい家電です。
この時期に買い替えようと思っていた家電を買うというのもいいですね。
ちょっとお金が苦しい場合も、クレジットカードのボーナス一括払いを使うという方法もあります。
ボーナス一括払いだと手数料無料ですからね。
安く手に入れることができたら、手元に残るお金がその分だけお得になりますよ。
Amazonプライムデーに使う
毎年7月半ばには、年に1度のAmazonセールである「Amazonプライムデー」が開催されます。
この時期にもともと買いたかった商品をボーナスを使って買うのもいいですね。
ただし、衝動買いや買いすぎには注意しましょう!
旅行に使う
夏のボーナスを夏に使うのもよいですが、行楽の秋に向けての旅行に使ってみてもいいかもしれません。
旅行は、ホテルや旅館の予約に宿泊予約サイトの「じゃらん」や「エクスペディア」などを使って、お得にポイントを貯めておくといいですね。
でも、旅行会社も会社員がお金を持っているのを知っているのと、みんなが旅行しようとするので、旅費が高くなってしまいます。
繁忙期と重なりがちですので、旅行しようと思っているのであれば、閑散期にするのがおすすめです。
それまではボーナスを使わず、みんなが旅行しない時期に有給を取って旅行しましょう。
脱毛に使う
年齢が若いほど検討する価値があるのが脱毛です。
そもそも、毛の処理をするのが面倒ではないですか?
時間がもったいないですし、浮いた時間ができれば他のことができますよね。
なので、せっかくボーナスをもらえたのなら、脱毛するのに使うのもおすすめです。
女性なら、ミュゼプラチナムやKIREIMOなどが有名どころですね。
男性だとRINXやゴリラクリニックなどがあります。
夏に脱毛を始めても今シーズンは遅いですが、来年に向けて準備するのもいいですよ。
キャンペーン金利の定期預金に預ける
現実的な選択肢として浮かんでくるのが、定期預金です。
リスクのある投資と比べるとリターンは小さいですが、普通預金のままにしているよりかは利息が多くなりますよね。
夏のボーナスの時期は、キャンペーンの金利になっている銀行も多いのでこの時期だけ活用してお金を増やすことができます。
有名どころだと静岡銀行インターネット支店がありますよ。
資産運用にお金をまわす
せっかくボーナスがもらえたのだから、このお金を使って資産運用を始めてみるのもおすすめです。
といっても、株やFXなどで短期売買するのではありません。
投資信託やロボアドバイザーなど積立ができる金融商品に貯金代わりにお金をまわすような感じです。
積立する仕組みを作っておけば、強制的に貯金代わりになるし、運用でお金がふえていく可能性もありますよ。
最近だと、ロボアドバイザーのウェルスナビやTHEOなどでボーナス時期になると入金するだけで現金がもらえるキャンペーンがありますね。
老後資金に関するニュースなどで不安になっているかと思いますので、自分で始められることをボーナスきっかけにやってみるのもいいですよ。
夏のボーナスをもらって会社をやめようと思っているなら準備しよう
夏のボーナスをもらったタイミングで会社をやめようと思っているのであれば、転職の準備をあらかじめ進めていくのがいいですよ。
仕事辞めることは不安だと思いますので、先手を打っておけば、気持ちにゆとりができやすいと思います。
転職を考えている場合は、以下のページを参考に転職サイトや転職エージェントに登録してみましょう。
さいごに
夏のボーナスって、いつもらえるのかわくわくすると思います。
実際にもらえる日までに、使い道を考えておくと、今後の楽しみにもなりますよね。
せっかくもらうボーナスを有効活用できるようにいろいろ考えてみましょう!