こんにちは!
ノマド的節約術の松本です。
銀行にお金を預けていると、わずかながらですが利息がつきます。
でもせっかくなら、もらえる利息を少しでも多くできればと思いませんか?
そんなときに使えるのが「定期預金」です。
このページでは、定期預金の仕組みや、よりお得に定期預金が使えるようにするためにできることを紹介していきますね。

定期預金の意味とは?
定期預金って名前はなんとなく聞いたことがあるかと思います。
でも、詳しくまではあんまりわからないですよね。
定期預金は、預入期間に払い戻しをしないことを条件に、一般的に普通預金よりも金利が高くなる預金商品のことです。
具体的な定期預金を紹介すると・・・
例えば、「1年間・金利が0.2%(税引前)」の定期預金などがありますよ。
仮に上の条件で100万円を定期預金にすると、その100万円は1年間払い戻しできないことになります。(途中解約はできる)
定期預金は、そのまま置いててもしかたのない余裕資金があるときに、お金を増やすために使うものです。
リスクのある投資にお金を回すのは不安だけど、お金を少しでも増やしていきたい、資産形成をしたい、という場合に定期預金はおすすめですよ。

私も定期預金を活用しています
私自身も定期預金を使っています!
しばらく使う予定のないお金って、貯金ができていればある程度はありますからね。
そういったお金をわざわざ普通預金に残しておいてもあまり利息がつきませんので、少しでも利息が多くなる定期預金を使っています。
特に会社員だった頃は、貯金がどんどん増えるけど、使い道がまだよくわからない状態でしたので、貯金のほとんどを定期預金にまわしていました。
300万円の貯金があったときは、200万円ぐらいを定期預金にしてたでしょうか。
さすがにこれは資金が拘束されすぎてしまうので、他の人にはおすすめしづらいですが、使い道がわからないなら定期預金にしておくのはおすすめです。

定期預金のデメリット
普通預金よりも利息が高い定期預金ですが、その分のデメリットもあります。
資金が拘束される
一番大きなデメリットは、定期預金にしてしまうことで、預けたお金が満期になるまでは拘束されてしまうことです。
1年間の定期預金に200万円を預けたとすると、1年後までその200万円を下ろせないですからね。
そのため、いざというときに必要になるお金は定期預金にしないようにしておくのが得策です。
利率がそこまで高くない
今はマイナス金利の影響もあって、定期預金であっても利率がそこまで高くありません。
大手銀行だと、定期預金の金利が0.01%というところもザラです。
これならわざわざ定期預金にする必要性があるのか疑わしくなりますよね。
そのため、定期預金する場合は、キャンペーン時期などで金利が高くなる時期を狙って組むのがおすすめです。
普通預金のほうが金利が高くなるケースも
一般的には定期預金のほうが金利は高いのですが、今は普通預金のほうが金利が高いところもあります。
以下の銀行は、普通預金の金利がとても高いです。
- 楽天銀行(楽天証券):0.10%(口座残高300万円まで)
- イオン銀行:0.01〜0.10%
- GMOあおぞらネット銀行(GMOクリック証券):0.11%
これより金利が高い定期預金を探すのは意外と難しく、キャンペーン時以外はこれらの銀行を活用すればいいかと思います。
手っ取り早く普通預金金利を上げるのであれば、楽天証券やGMOクリック証券がおすすめです。
楽天銀行で0.10%にするには、楽天証券の口座を作ってかつマネーブリッジの設定を済ませないといけません。
GMOあおぞらネット銀行で0.11%にするには、GMOクリック証券の口座を作ってかつ、証券コネクト口座で紐付ければOKです。
面倒に思うかもしれませんが、どちらもそんなに難しいことではなく、1回やれば終わりなのでぜひ試して欲しいですね。
私はいずれの銀行も使っていますよ!
定期預金の種類・預入期間について
定期預金すると、一定期間預けることになりますが、定期預金の期間もいろいろあります。
そこで、よくある定期預金の期間を短い期間から順番に並べてみました。
- 1週間
- 2週間
- 1ヶ月
- 3ヶ月
- 6ヶ月
- 1年
- 2年
- 3年
- 5年
- 10年
今は、1週間や2週間といった超短期の定期預金が出てきていますので、先ほど紹介した定期預金のデメリットを解消しやすくなりますね。
世の中の情勢によって金利も変化していきますので、あまりに長期間預け続けるのはおすすめできません。
個人的には最大でも1年までですね。
今なら最大3ヶ月か6ヶ月ぐらいがおすすめです。
3ヶ月や6ヶ月といった定期預金にしておくことで、満期が来たときにまた別の金利のいい定期預金を申し込むことができますからね。
会社員がボーナスをもらえる時期になると、いつもよりも金利が高くなりやすく、定期預金するのにもってこいになりますよ。
参考:夏のボーナス定期預金金利
参考:冬のボーナス定期預金金利
定期預金を作るまでの準備
もし、定期預金をやってみようと思ったのであれば、定期預金するための準備がいりますよね。
やるべきことは、定期預金したいと思った銀行の口座を作って、普通預金口座にお金を入れることです。
定期預金するためには元手が必要ですからね。
まずは口座とお金を準備しましょう!
もし定期預金するのであれば、大手銀行よりも金利が高いネット銀行がおすすめですよ。
ノマド的節約術では、定期預金金利の比較ができるページもありますよ。
定期預金の作り方
口座とお金が準備できたら、いよいよ定期預金を申し込むところになりますね。
もし、店舗のある銀行で申し込む場合は、受付に行って「定期預金に申し込みたい」ことを伝えればOKです。
ネット銀行の場合は、ログインした上で、定期預金の申し込みページに行き、新規の定期預金を申し込みましょう。
ネット銀行だと、マウスやスマホの操作だけで定期預金が作れちゃいますよ!
びっくりするぐらい簡単に定期預金が作れてしまいます。

定期預金に申し込むときに気をつけたい満期時の対処方法
定期預金するときは、満期が来てお金が戻ってくるときのことを考えておかなければいけません。
満期が来たときの対処方法は、申し込み時点で設定します。
対処方法は、以下の3種類がありますよ。
- 元利自動継続:当初の元金と利息を合算した金額を元金として、同期間の定期に継続
- 元金自動継続:利息を普通預金に入金し、当初の元金で同期間の定期に継続
- 満期自動解約:当初の元金と利息を合算した金額を、普通預金に入金
基本的には「満期自動解約」にしておくのがおすすめです。
その理由は、お金の流動性を高めるため。
満期自動解約にしておくと、満期が来た時点で普通預金の口座にお金が戻ってきますよ。
他の2つを選んでしまった場合は、満期が来たらまた新たに定期預金することになるので、ずっと資金拘束されたままになってしまいます。
もし仮に定期預金の利率が年7%ぐらいあるのなら、元利自動継続が一番おすすめなんですけどね・・・。
マイナス金利時代の今は利率が低いこともあって、複利になるといってもほとんど効果がありません。
元利自動継続と元金自動継続の違いや、満期時の手続きについて詳しく知りたいのであれば、以下のページもあわせてチェックしてみましょう。
iDeCoでも定期預金ができる
老後資金を準備するためにiDeCoを検討されているかもしれませんね。
iDeCoは投資信託だけでなく定期預金への投資もできるようになっています。
定期預金にすることで、運用益はほとんど期待できませんが、節税だけはしっかりできるため、長い目で見たときはかなり節税になりますよ。
もしiDeCoで定期預金を検討しているのであれば、SBI証券や楽天証券などでiDeCo口座を作れます。
参考:SBI証券のiDeCoについて
参考:楽天証券のiDeCoについて
定期預金を解約したらどうなるの?
定期預金を組んだのはいいけど、やっぱりどうしても途中で解約したい・・・。
「もし解約したらどうなるんだろう」って気になりませんか?
大丈夫です、定期預金の解約はいつでもできますよ!
ただし、解約したペナルティとして、普通預金と同じぐらいの金利になってしまいます。
解約したからといって、元本割れするようなことはありませんので、その点はご心配なく。
最悪、解約したとしても元本割れしないのであれば、積極的に定期預金するのも一つの方法ですね。
さいごに
定期預金の仕組みをいろいろと知っておくと、今後定期預金を使うときにより納得して使えるのではないでしょうか。
もし、お金を増やしたいけど元本割れするのは絶対に避けたい場合は、定期預金を積極的に活用していきましょう。
私自身も定期預金でコツコツとお金を増やしてきました!
定期預金を使わない期間は、先ほども紹介した楽天銀行やGMOあおぞらネット銀行などの普通預金金利が高いところを使うのがいいですよ。
私はメインで楽天銀行を使っていて、利息も多めにもらえています。
普通預金金利が高いところと、定期預金の金利がいいところを合わせて使えば地道にお金が増えていきますよ!