こんにちは!
楽天証券とSBI証券の口座を両方持っている、ノマド的節約術の松本です。
これから証券会社に口座を作ろうと思ったときに候補になるのが楽天証券とSBI証券ではないでしょうか。
どちらも、初めて証券会社を作ろうと思ったときの候補になります。
個人的にはどちらの口座も作って、使い分けしてもいいと思うのですが、どちらかをまず選ぶとなったときに、間違いないほうを選びたいのではないでしょうか。
ということでこのページでは、楽天証券とSBI証券を手数料・ポイント・つみたてNISA・iDeCo・投資信託などの面で比較してみました!
楽天証券とSBI証券は似ているようでサービス内容に差がありますので、そのあたりを詳しくみていきますね。
ちなみに私は、SBI証券を2010年から、楽天証券は2012年から使い続けています。
楽天証券とSBI証券のスペック比較・違いは何?
まずは、単純に表形式で楽天証券とSBI証券のスペックを比較してみましょう。
ひと目で見るほうがパッとイメージできるかと思います。
どちらの証券会社も、お互いを意識しているのか、大きなサービスの差はありません。
SBI証券がいいところもあれば、楽天証券がいいところもあるという感じですね!
初心者なら楽天証券をおすすめします
このあとでいろいろと比較していきますが、最初にある程度の結論を言っておきますね。
これから初めて証券会社に口座開設するなら、楽天証券がおすすめです!
その理由は、貯めやすい楽天ポイントが株の購入や投資信託の積立などで使えるからですね。
投資を始めるときって、お金が減ってしまうことが怖いと思います。
それがポイントを使うことで、痛みを感じることなく投資を始められるのですよね。
私自身も、楽天ポイント投資だけで既に10万ポイント以上は使ったと思います。
▼以下の画像は、楽天ポイント投資したときの一部の履歴ですね。
また、投資信託の積立におすすめな「NISA(積立投資枠)」を使えば、毎日積立ができるようになるため、SBI証券との差がなくなります!
しかも、楽天カードを使って投資信託の積立ができますし、月50,000円分までなら0.5〜1%分のポイントも貯まるため、錬金術のような資産運用ができるのもいいところです。
正直、今の楽天証券はデメリットを探すほうが難しいぐらい…。
SBI証券もいい証券会社ではあるのですが、楽天証券が良すぎます!
▼もし楽天証券が気になった場合は、以下から公式サイトを見れますよ。口座も作れます!
もし口座開設する場合は、楽天銀行と一緒に作っておくほうが、現金1,000円もらえる分だけお得です!
楽天証券とSBI証券を項目ごとに比較
ここからは、楽天証券とSBI証券で共通してあるサービスごとに、どちらがいいかを比較していきますね。
比較する項目は、以下の通りです。
- つみたてNISA
- iDeCo
- 手数料
- ポイント
- 普通預金金利
- ロボアドバイザー
- 口座開設キャンペーン
つみたてNISAで比較
楽天証券やSBI証券を検討する大きな理由の1つは、投資信託をつみたてNISAで始められることではないでしょうか。
つみたてNISA自体のメリット・デメリットに関しては、どちらの証券会社を使ってもまったく変わりありません。
比較するとしたら、積立のしやすさ・商品数になってきます。
どちらかの証券会社だけを使うのであれば、先ほども紹介したように楽天証券がおすすめです!
つみたてNISAでも、楽天ポイントが使えます。
また、楽天カードでも投資信託を購入できるので、その分でさらにポイントが貯まりますよね。
SBI証券では同じようにできないので、この点で楽天証券がおすすめです。
積立のしやすさも、どちらの証券会社であっても毎日積立ができますので、それならポイント面で有利な楽天証券に軍配が上がりますね。
私は先にSBI証券でつみたてNISAを始めてしまっていたので、そのままにしていますが、これからつみたてNISAを始めるなら断然に楽天証券です!
つみたてNISAは楽天証券がおすすめ!
iDeCo(イデコ)で比較
楽天証券とSBI証券は、iDeCo(確定拠出年金)もできます。
つみたてNISAよりも節税効果が大きいことで、検討されるかもしれませんね。
iDeCoを始めるとなると、以下の手数料がどちらの証券会社でもかかるので注意しましょう。
種類 | 手数料 |
---|---|
加入時の手数料 | 2,829円 |
毎月の手数料 | 171円/月 |
これらは、iDeCoを管理する側の手数料で、証券会社側で手数料は発生しません。
比較するところは、それぞれの証券会社で取り扱っている商品です!
iDeCoを始めると、基本的には投資信託を積立で買い付けることになるため、証券会社でどれだけいい商品があるかが、選ぶときの分かれ道になります。
そうなるとiDeCoに関しては、完全にSBI証券のほうがおすすめですね!
いい投資信託がたくさんあり、ここに任せておけば安心という雰囲気があります。
SBI証券のiDeCoには、人気の「eMAXIS Slimシリーズ」や「ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ」、「ひふみ年金」、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」などがあるため、どれにするか迷ってしまうぐらいです。
SBI証券のiDeCoを使う場合は、セレクトプランを選びましょう。
もし、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を検討しているのであれば、こちらは楽天証券にもありますので、その場合だけはどちらを選んでも大丈夫ですね。
iDeCoに関しては、証券会社の口座とまた別に作ることになり、資料請求からになります。
じっくり考えたいという場合は、とりあえず両方の証券会社から資料を取り寄せて検討するのもありですよ!
iDeCoはSBI証券のセレクトプランがおすすめ!
手数料の比較
楽天証券・SBI証券で手数料が発生するのは、主に株式を購入するタイミングでしょうか。
口座を持っているだけであれば、手数料が発生することはないので安心してくださいね!
どちらの証券会社も手数料の競争をしているので、どちらかの証券会社が手数料を改善する発表をすれば、片方が追いかけて同じ水準まで手数料を下げてくれるというのが続いています。
その結果ついに国内株式の売買手数料はどちらの証券会社も無料になりました。
細かいところで差があるとしたら、米国株式を買うときですね。
米国株式を買うときは、SBI証券のほうがおすすめです!
米国株式自体の手数料は変わらないのですが、SBI証券では、住信SBIネット銀行の外貨預金で貯めた米ドルをSBI証券に移動して、そこから米国株式の買い付けができます。
住信SBIネット銀行の外貨預金で米ドルを買うときの手数料が、1ドルあたりわずか4銭で済むため、外貨に変換するときの手数料を考えるとSBI証券がいいですよ。
米国の高配当株を狙って投資していく場合は、SBI証券を使うほうが手数料節約になる分だけ、その分手元に残るお金が多くなります!
詳しいやり方は、以下のページで解説していますよ。
手数料面ではSBI証券がややおすすめ!
ポイント面での比較
楽天証券とSBI証券は、どちらもポイント投資に対応しています。
楽天証券は楽天ポイント、SBI証券はVポイントですね。
最初にも紹介しましたが、楽天証券だと投資信託の積立・つみたてNISAどちらの場合も楽天ポイントが使える分だけおすすめです!
楽天カードで投資信託の積立もできますからね。
SBI証券でもVポイントを使って投資信託を買えますが、今のところ積立購入やつみたてNISAのときはVポイントが使えません。
また、どちらの証券会社でも、投資信託の月間保有残高に応じてポイントがもらえます。
- 楽天証券:投資信託の残高を達成するごとにポイント貯まる
- SBI証券:月間平均保有金額に応じてポイントが貯まる
SBI証券のポイント付与の仕組みは少し複雑ですが、ざっくり言うと1,000万円以上なら年率0.2%相当・1,000万円未満なら年率0.1%相当のVポイントが貯まります。(投信マイレージサービス)
月間平均保有金額でポイントがもらえるSBI証券のほう圧倒的におすすめです。
私も毎月投資信託の残高に対してポイントがもらえていますよ。
もらったポイントはまた投資信託を買うのに再投資できるので、ムダになることがありません!
ポイント面では楽天証券がおすすめ!
普通預金金利での比較
楽天証券とSBI証券は、それぞれネット銀行の楽天銀行・住信SBIネット銀行と紐づけができます。
それぞれネット銀行を紐づけすることで、銀行の普通預金金利が上がるメリットがありますよ。
ただ、普通預金金利に関しては圧倒的に楽天証券のほうがおすすめです。
楽天証券と楽天銀行をマネーブリッジというサービスを使って紐づけると、楽天銀行の普通預金金利が最大0.18%になります!(口座残高300万円まで)
他の一般的な銀行の普通預金金利よりも高いです。
誤差のように見えるかもしれませんが、楽天銀行への貯金額が多くなればなるほど、利息でもらえる金額にも明らかな差が出てきますよ。
▼以下のように、2019年3月は楽天銀行の利息を5,522円もらいました。
0.001%だと55円しかもらえていません。
ちなみに、SBI証券と住信SBIネット銀行の紐づけだと、普通預金金利が0.03%です。
上の楽天銀行の利息を例にすると、0.03%だと1,656円もらえます。
やはり楽天銀行と明らかな差がありますよね…。
このような結果になるので、私は楽天銀行をメインに使っていて、楽天証券もそれに合わせて使うようにしています。
普通預金金利は楽天証券がおすすめ!
口座開設キャンペーンでの比較
楽天証券とSBI証券はそれぞれ口座開設キャンペーンがあります。
どちらも現金プレゼントのキャンペーンがあり、SBI証券は2,000円・楽天証券は1,000円もらえますよ。
条件を満たさないともらえませんが、そんなに難しい条件ではありません。
両方とも口座を作って条件を満たせば、合計3,000円もらうなんてこともできますよ!
キャンペーン目的でどちらかの口座を作るなら、SBI証券のほうが明らかにお得ですね。
参考:SBI証券の口座開設キャンペーンはこちら
参考:楽天証券の口座開設キャンペーンはこちら
口座開設キャンペーンはSBI証券のほうがお得!
2つの口座を使い分けるのもアリです
楽天証券とSBI証券で比較すると、楽天証券のほうが初心者向けでおすすめだと思います。
ただ、どちらかだけを使うのではなく、両方とも使うという選択肢もありますよ!
iDeCoやつみたてNISAに限っては、1つしか口座を作れない・使えないですが、それ以外のサービスに関しては両方使っても問題ありません。
私は最初SBI証券に口座を作って株取引から始めましたが、その後は投資信託の積立で使うようになりました。
その後、楽天銀行のマネーブリッジを知り、普通預金金利を最大0.18%にするために楽天証券を作った経緯があります。
SBI証券での投資信託積立を先に始めたので、今もメインはSBI証券にしていますが、貯まった楽天ポイントの消化も兼ねて、楽天証券でも投資信託を買うようになりました。
私の使い分け方法は、以下のような感じですね。
- 楽天証券:ポイント投資、楽天カードでの積立、SPUでポイントアップ、マネーブリッジで金利アップ
- SBI証券:投資信託の毎日積立、米国株式購入
あと、たまに株を買うときはSBI証券にしています。
どちらでもいいんですけど、なんとなくSBI証券を長く使っているので、ついついそうしちゃいますね。
余談ですが、貯まったVポイントはSBI証券ではなく、SBIネオモバイル証券に回しています。
▼2011年からSBI証券で投資信託を積立し続けていたら、まあまあな金額になったので、それを動画でも紹介していますよ。
楽天証券のメリットをおさらい
あらためて楽天証券のメリットをおさらいしておきますね。
以下のようなメリットがありますよ。
- 楽天ポイントで投資信託が買える
- 投資信託の残高達成でポイントプレゼント
- 楽天カードで投資信託の積立ができる・ポイントが貯まる
- 楽天銀行とマネーブリッジで紐付けると普通預金金利が最大0.18%に
- ロボアドバイザーの楽ラップが使える
SBI証券のメリット
続いて、SBI証券のメリットも見ていきましょう。
ざっくりとリストにしてみました。
- 毎日投資信託の積み立てができる
- Vポイントで投資信託が買える
- 投信マイレージサービスでVポイントが貯まる
- ウェルスナビとの連携
SBI証券ならではというのはそこまで多くないのですが、それは基本的なサービスが充実しているからですね。
また、SBI証券のいいところは、口座開設時のキャンペーンが充実していることでもあります。
現金で2,000円もらえるのはうれしいですね!
さいごに
これまで楽天証券とSBI証券の両方を紹介してきましたが、個人的にはどちらの口座にも愛着があります。
とはいえ、冷静にサービス面で比較したら楽天証券のほうが初心者にとっては圧倒的におすすめです。画面も見やすいですからね。
ただ、SBI証券もキャンペーンが充実していますし、毎日投資信託の積立ができる点ではすごくおすすめです。
明らかなサービスの差はほとんどないですので、まずは自分の性格に合うほうを選べばいいと思いますよ。
片方の口座を作って、操作方法などに慣れてきたらもう1つの口座を作る感じでいいのではないでしょうか。
楽天証券・SBI証券それぞれ詳しく知りたい、公式サイトを見てみたい場合は、以下から気軽にチェックできますよ!