こんにちは!
楽天証券とSBI証券の口座を両方持っている、ノマド的節約術の松本です。
これから証券会社に口座を作ろうと思ったときに候補になるのが楽天証券とSBI証券ではないでしょうか。
どちらも、初めて証券会社を作ろうと思ったときの候補になります。
個人的にはどちらの口座も作って、使い分けしてもいいと思うのですが、どちらかをまず選ぶとなったときに、間違いないほうを選びたいのではないでしょうか。
ということでこのページでは、楽天証券とSBI証券のどちらがおすすめなのか、気になるであろう手数料・投資信託・ポイント面で比較してみました!
楽天証券とSBI証券は似ているようでサービス内容に差がありますので、そのあたりを詳しくみていきますね。
ちなみに私は、SBI証券を2010年から、楽天証券は2012年から使い続けています。

楽天証券とSBI証券のスペック比較・違いは何?
まずは、単純に表形式で楽天証券とSBI証券のスペックを比較してみましょう。
ひと目で見るほうがパッとイメージできるかと思います。
どちらの証券会社も、お互いを意識しているのか、大きなサービスの差はありません。
SBI証券がいいところもあれば、楽天証券がいいところもあるという感じですね!
ノマド的節約術のYouTube「節約ちゃんねる」でSBI証券と楽天証券でどちらの口座を持っているかどうかを聞いてみた結果は、以下の通りでした。(181票)
92%の人は既にどちらかの口座を持っていましたね。発信しているテーマがお金なのもあってほとんどの人が口座開設しているようです。

初心者は楽天証券がおすすめな理由
このあとでいろいろと比較していきますが、最初にある程度の結論を言っておきますね。
これから初めて証券会社に口座開設するなら、楽天証券がおすすめです!
その理由は、貯めやすい楽天ポイントが株の購入や投資信託の積立などで使えるからですね。
投資を始めるときって、お金が減ってしまうことが怖いと思います。
それがポイントを使うことで、痛みを感じることなく投資を始められるのですよね。
私自身も、楽天ポイント投資だけで既に10万ポイント以上は使ったと思います。
▼以下の画像は、楽天ポイント投資したときの一部の履歴ですね。

また、投資信託の積立におすすめな「NISA(積立投資枠)」を使えば、毎日積立ができるようになるため、SBI証券との差がなくなります!
しかも、楽天カードを使って投資信託の積立ができますし、月100,000円分までなら0.5〜2%分のポイントも貯まるため、錬金術のような資産運用ができるのもいいところです。
SBI証券でも投資信託の積立にクレジットカードが使えますが、楽天カードほど還元率が高くないので、同じ投資信託商品を積立し続けることを考えるとポイント還元率は無視できません。
月500円分のポイントでも1年で6,000ポイント・10年にすると60,000ポイント(60,000円分)にもなるので差がわかると思います。
正直、今の楽天証券はデメリットを探すほうが難しいぐらい…。
SBI証券もいい証券会社ではあるのですが、楽天証券が良すぎます!
もし楽天証券が気になった場合は、以下から公式サイトを見れますよ。口座も作れます!
もし楽天証券に口座開設する場合は、銀行口座の楽天銀行と一緒に作っておくほうが、現金1,000円もらえる分だけお得です!
楽天証券とSBI証券を項目ごとに比較
ここからは、楽天証券とSBI証券で共通してあるサービスごとに、どちらがいいかを比較していきますね。
比較する項目は、以下の通りです。
- クレジットカードで投資信託の積立
- 新NISA(成長投資枠・積立投資枠)
- iDeCo
- 手数料
- ポイント
- 普通預金金利
- 口座開設キャンペーン
クレジットカードで投資信託の積立ができる
楽天証券とSBI証券はどちらもクレジットカードで投資信託の積立ができます。
どちらの証券会社でも最大で月10万円のクレジットカード積立ができますよ。
ただ、使うクレジットカードによってポイント還元率に差が出ます。
証券会社 | カード名 | ポイント還元率 |
---|---|---|
楽天証券 | 楽天カード | 0.5% |
楽天証券 | 楽天ゴールドカード | 0.75% |
楽天証券 | 楽天プレミアムカード | 1.0% |
楽天証券 | 楽天ブラックカード | 2.0% |
SBI証券 | 三井住友カード(NL) Olive フレキシブルペイ | 年間利用10万円以上:0.5% 年間利用10万円未満:0.0% |
SBI証券 | 三井住友カード ゴールド(NL) Olive フレキシブルペイゴールド | 年間利用100万円以上:1.0% 年間利用10万円以上:0.75% 年間利用10万円未満:0.0% |
SBI証券 | 三井住友カード プラチナプリファード Olive フレキシブルペイプラチナプリファード | 年間利用500万円以上:3.0% 年間利用300万円以上:2.0% 年間利用300万円未満:1.0% |
最大値だけ見るとSBI証券のほうが良さそうに見えるかもしれませんが、条件が厳しいです。
また、SBI証券はクレカ積立以外の三井住友カードの決済金額が少なければ、クレカ積立してもポイントが1円ももらえないのでお得感がまったくありません。
その点楽天証券だと、年会費無料で持てる楽天カードでさえクレカ積立で0.5%のポイント還元があるため、投資信託で資産運用しながらポイントも貯まってお得ですよ。
SBI証券には投信マイレージと呼ばれる、保有金額に応じてポイントがもらえるサービスがあり、こちらは楽天証券よりも優れています。
クレカ積立のポイント還元率が楽天証券でするときと少なくとも同じにできるのであれば、SBI証券を使うほうがトータルでのポイント還元が多くなります。
三井住友カード(NL)などを日常的に使っているのならSBI証券、そうでなければ楽天カード+楽天証券の組み合わせでやるのがおすすめです!
クレカ積立は楽天証券がおすすめな場合が多い!
新NISAで比較![SBI証券 NISAからつみたてNISAへの変更書類]()

楽天証券やSBI証券を検討する大きな理由の1つは、投資信託を新NISA(旧:つみたてNISA)で始められることではないでしょうか。
新NISA自体のメリット・デメリットに関しては、どちらの証券会社を使ってもまったく変わりありません。
比較するとしたら、積立のしやすさ・商品数になってきます。
どちらかの証券会社だけを使うのであれば、先ほども紹介したように楽天証券がおすすめです!
新NISAでも、楽天ポイントが使えます。
また、楽天カードでも投資信託を購入できるので、その分でさらにポイントが貯まりますよね。
SBI証券では同じようにできないので、この点で楽天証券がおすすめです。
積立のしやすさも、どちらの証券会社であっても毎日積立ができますので、それならポイント面で有利な楽天証券に軍配が上がりますね。
私は先にSBI証券で新NISAを始めてしまっていたので、そのままにしていますが、これから新NISAを始めるなら断然に楽天証券です!
新NISAは楽天証券がおすすめ!
iDeCo(イデコ)で比較![SBI証券セレクトプラン12]()

楽天証券とSBI証券は、iDeCo(確定拠出年金)もできます。
つみたてNISAよりも節税効果が大きいことで、検討されるかもしれませんね。
iDeCoを始めるとなると、以下の手数料がどちらの証券会社でもかかるので注意しましょう。
種類 | 手数料 |
---|---|
加入時の手数料 | 2,829円 |
毎月の手数料 | 171円/月 |
これらは、iDeCoを管理する側の手数料で、証券会社側で手数料は発生しません。
比較するところは、それぞれの証券会社で取り扱っている商品です!
iDeCoを始めると、基本的には投資信託を積立で買い付けることになるため、証券会社でどれだけいい商品があるかが、選ぶときの分かれ道になります。
そうなるとiDeCoに関しては、完全にSBI証券のほうがおすすめですね!
いい投資信託がたくさんあり、ここに任せておけば安心という雰囲気があります。
SBI証券のiDeCoには、人気の「eMAXIS Slimシリーズ」や「ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ」、「ひふみ年金」、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」などがあるため、どれにするか迷ってしまうぐらいです。
SBI証券のiDeCoを使う場合は、セレクトプランを選びましょう。
もし、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を検討しているのであれば、こちらは楽天証券にもありますので、その場合だけはどちらを選んでも大丈夫ですね。
iDeCoに関しては、証券会社の口座とまた別に作ることになり、資料請求からになります。
じっくり考えたいという場合は、とりあえずSBI証券・楽天証券、両方の証券会社から資料を取り寄せて検討するのもありですよ!
→ SBI証券のiDeCoの無料資料取り寄せはこちら
→ 楽天証券のiDeCoの無料資料取り寄せはこちら
iDeCoはSBI証券のセレクトプランがおすすめ!
株式売買手数料の比較
楽天証券・SBI証券で手数料が発生するのは、主に株式を購入するタイミングでしょうか。
口座を持っているだけであれば、手数料が発生することはないので安心してくださいね!
どちらの証券会社も手数料の競争をしているので、どちらかの証券会社が手数料を改善する発表をすれば、片方が追いかけて同じ水準まで手数料を下げてくれるというのが続いています。
その結果ついに国内株式の売買手数料はどちらの証券会社も無料になりました。
細かいところで差があるとしたら、米国株式を買うときですね。
米国株式を買うときは、SBI証券のほうがおすすめです!
米国株式自体の手数料は変わらないのですが、SBI証券では、住信SBIネット銀行の外貨預金で貯めた米ドルをSBI証券に移動して、そこから米国株式の買い付けができます。
住信SBIネット銀行の外貨預金で米ドルを買うときの手数料が、1ドルあたりわずか4銭で済むため、外貨に変換するときの手数料を考えるとSBI証券がいいですよ。
米国の高配当株を狙って投資していく場合は、SBI証券を使うほうが手数料節約になる分だけ、その分手元に残るお金が多くなります!
詳しいやり方は、以下のページで解説していますよ。
手数料面ではSBI証券がややおすすめ!
単元未満株(ミニ株)での比較
楽天証券とSBI証券は、いずれも1株からの取引に対応しています。
一般的に株を買うときは100株単位からになって、その分だけお金がかかるのですが、1株から買えるとスーパーやコンビニで買い物するぐらいの感覚で株が買えるようになります。
どちらの証券会社でも1株から購入できますが、対応している銘柄はSBI証券のほうが多いです。また、SBI証券は完全に手数料無料で取引できます。
楽天証券も公式サイトでは手数料無料とうたっていますが、スプレッドと呼ばれる手数料が購入金額の0.22%かかることが小さい文字で書かれていて不親切です。
また、楽天証券とSBI証券も株の積立ができて1株単位から積立設定ができて便利です。私も1株単位での積立をしていますが、手数料無料なのでSBI証券のほうで設定しています。
1株単位での売買でもNISAでの買付ができます。これもありがたいポイントですね!
単元未満株ではSBI証券がおすすめ!
ポイント面での比較
楽天証券とSBI証券は、どちらもポイント投資に対応しています。
楽天証券は楽天ポイント、SBI証券はVポイントやPontaポイントですね。
最初にも紹介しましたが、楽天証券だと投資信託の積立・つみたてNISAどちらの場合も楽天ポイントが使える分だけおすすめです!
楽天カードで投資信託の積立もできますからね。
SBI証券でもVポイントやPontaポイントを使って投資信託を買えますが、ポイントの貯めやすさで考えると楽天ポイントには劣ります。
また、どちらの証券会社でも、投資信託の月間保有残高に応じてポイントがもらえます。
- 楽天証券:投資信託の残高を達成するごとにポイント貯まる
- SBI証券:月間平均保有金額に応じてポイントが貯まる
SBI証券のポイント付与の仕組みは少し複雑ですが、ざっくり言うと1,000万円以上なら年率0.2%相当・1,000万円未満なら年率0.1%相当のVポイントが貯まります。(投信マイレージサービス)
月間平均保有金額でポイントがもらえるSBI証券のほう圧倒的におすすめです。
私も毎月投資信託の残高に対してポイントがもらえていますよ。
もらったポイントはまた投資信託を買うのに再投資できるので、ムダになることがありません!
ポイント面ではSBI証券がおすすめ!
普通預金金利での比較
楽天証券とSBI証券は、それぞれネット銀行の楽天銀行・住信SBIネット銀行と紐づけができます。
それぞれネット銀行を紐づけすることで、銀行の普通預金金利が上がるメリットがありますよ。
ただ、普通預金金利に関しては楽天証券のほうがおすすめです。
楽天証券と楽天銀行をマネーブリッジというサービスを使って紐づけると、楽天銀行の普通預金金利が最大0.28%になります!(口座残高300万円まで)
他の一般的な銀行の普通預金金利よりも高いです。
誤差のように見えるかもしれませんが、楽天銀行への貯金額が多くなればなるほど、利息でもらえる金額にも明らかな差が出てきますよ。
▼以下のように、2019年3月は楽天銀行の利息を5,522円もらいました。
0.001%だと55円しかもらえていません。

このような結果になるので、私は楽天銀行をメインに使っていて、楽天証券もそれに合わせて使うようにしています。
銀行・条件 | 金利(税引前) |
---|---|
楽天銀行 | 0.20% |
楽天銀行(マネーブリッジ連携で300万円まで) | 0.28% |
楽天銀行(マネーブリッジ連携で300万円超の部分) | 0.22% |
住信SBIネット銀行 | 0.20% |
住信SBIネット銀行(ハイブリッド預金) | 0.21% |
普通預金金利は楽天証券がおすすめ!
口座開設キャンペーンでの比較![SBI証券とノマド的節約術のタイアップキャンペーン 現金2,000円プレゼント]()

楽天証券とSBI証券はそれぞれ口座開設キャンペーンがあります。
どちらも現金プレゼントのキャンペーンがあり、条件を満たすとSBI証券は2,000円・楽天証券は1,000円もらえますよ。
条件を満たさないともらえませんが、そんなに難しい条件ではありません。
両方とも口座を作って条件を満たせば、合計3,000円もらうなんてこともできますよ!
キャンペーン目的でどちらかの口座を作るなら、SBI証券のほうが明らかにお得ですね。SBI証券のキャンペーンはこのサイト・ノマド的節約術限定のキャンペーンです!
以下のリンクから口座開設で現金がもらえるキャンペーンを詳しく確認できます。
参考:SBI証券の口座開設キャンペーンはこちら
参考:楽天証券の口座開設キャンペーンはこちら
口座開設キャンペーンはSBI証券のほうがお得!
SBI証券・楽天証券の口座を使い分けるのもおすすめ
楽天証券とSBI証券で比較すると、楽天証券のほうが初心者向けでおすすめだと思います。
ただ、どちらかだけを使うのではなく、両方とも使うという選択肢もありますよ!
iDeCoやつみたてNISAに限っては、1つしか口座を作れない・使えないですが、それ以外のサービスに関しては両方使っても問題ありません。
私は最初SBI証券に口座を作って株取引から始めましたが、その後は投資信託の積立で使うようになりました。
その後、楽天銀行のマネーブリッジを知り、普通預金金利を最大0.28%にするために楽天証券を作った経緯があります。
SBI証券での投資信託積立を先に始めたので、今もメインはSBI証券にしていますが、貯まった楽天ポイントの消化も兼ねて、楽天証券でも投資信託を買うようになりました。
私の使い分け方法は、以下のような感じですね。
- 楽天証券:ポイント投資、楽天カードでの積立、SPUでポイントアップ、マネーブリッジで金利アップ
- SBI証券:投資信託の毎日積立、米国株式購入
あと、たまに株を買うときはSBI証券にしています。
どちらでもいいんですけど、なんとなくSBI証券を長く使っているので、ついついそうしちゃいますね。
余談ですが、貯まったVポイントはSBI証券で単元未満株を買うのに回しています。
▼2011年からSBI証券で投資信託を積立し続けていたら、まあまあな金額になったので、それを動画でも紹介していますよ。
楽天証券のメリットをおさらい
あらためて楽天証券のメリットをおさらいしておきますね。
以下のようなメリットがありますよ。
- 楽天ポイントで投資信託が買える
- 投資信託の残高達成でポイントプレゼント
- 楽天カードで投資信託の積立ができる・ポイントが貯まる
- 楽天銀行とマネーブリッジで紐付けると普通預金金利が最大0.28%に
- ロボアドバイザーの楽ラップが使える
SBI証券のメリットをおさらい
続いて、SBI証券のメリットも見ていきましょう。
ざっくりとリストにしてみました。
- 毎日投資信託の積み立てができる
- Vポイントで投資信託が買える
- 投信マイレージサービスでVポイントが貯まる
- ウェルスナビとの連携
SBI証券ならではというのはそこまで多くないのですが、それは基本的なサービスが充実しているからですね。
また、SBI証券のいいところは、口座開設時のキャンペーンが充実していることでもあります。
現金で2,000円もらえるのはうれしいですね!
さいごに
これまで楽天証券とSBI証券の両方を紹介してきましたが、個人的にはどちらの口座にも愛着があります。
とはいえ、冷静にサービス面で比較したら楽天証券のほうが初心者にとっては圧倒的におすすめです。画面も見やすいですからね。
ただ、SBI証券もキャンペーンが充実していますし、毎日投資信託の積立ができる点ではすごくおすすめです。
明らかなサービスの差はほとんどないですので、まずは自分の性格に合うほうを選べばいいと思いますよ。
片方の口座を作って、操作方法などに慣れてきたらもう1つの口座を作る感じでいいのではないでしょうか。
楽天証券・SBI証券それぞれ詳しく知りたい、公式サイトを見てみたい場合は、以下から気軽にチェックできますよ!