ニッセイの投資信託である購入・換金手数料なしシリーズのメリット・デメリット・信託報酬や実質コストまとめ

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こんにちは!
金融ライターの大西カツシ(@katsushio1603)です。

「これから投資を始めたい」と思ったら、投資信託の購入を検討するのではないでしょうか。

投資信託は1本で株式や債券などに分散投資できますし、積み立てにも対応しているので、長期で資産形成を目指すには最適ですよ。

しかし、たくさんの投資信託が販売されているので、どの商品を買えばいいかわからないかもしれませんね。

投資信託選びで迷ったら、ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズがおすすめです。

ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズは、低コストで運用できるインデックスファンドで、投資方針に合わせて投資する商品を選べますよ。

このページでは、ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズの信託報酬実質コスト、商品特徴、メリット・デメリットなどについて説明していきますね。

ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズとは?

ニッセイ購入・換金手数料なし1

ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズとは、ニッセイアセットマネジメントが設定・運用を行うインデックスファンドです。

名前の通り、購入手数料と換金手数料(信託財産留保額)が無料で、低コストにとことんこだわっていますよ。

2013年から運用をスタートし、シリーズ合計の運用残高は1,800億円を超えています。

2019年5月には、ニッセイ外国株式インデックスファンドの信託報酬を年率0.0999%(税抜)に引き下げることを発表して話題になりました。

公募株式投資信託(ETFを除く)が、信託報酬を年率0.1%未満に引き下げるのは初めてのことです。

この発表を受けて、ライバルのeMAXIS Slimシリーズがすぐに反応し、eMAXIS Slim先進国株式インデックスファンドの信託報酬を年率0.0999%以内に引き下げることを発表しましたよ。

このできごとから、ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズが低コストにこだわっていることがよくわかりますね。

ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズの商品一覧

ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズの商品を一覧にまとめました。

ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズの商品一覧(2019年7月時点)
ファンド名信託報酬(年率:税込)純資産総額
ニッセイ外国株式インデックスファンド0.107892%以内約1,278億円
ニッセイ日経平均インデックスファンド0.1512%以内約63億円
ニッセイTOPIXインデックスファンド0.1512%以内約236億円
ニッセイJPX日経400インデックスファンド0.2106%以内約14億円
ニッセイ国内債券インデックスファンド0.1296%以内約71億円
ニッセイJリートインデックスファンド0.27%以内約114億円
ニッセイ新興国株式インデックスファンド0.20412%以内約11億円
ニッセイ外国債券インデックスファンド0.1512%以内約109億円
ニッセイグローバルリートインデックスファンド0.2916%以内約65億円
ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)0.1512%以内約38億円
ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)0.17172%以内約3億円
ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)0.17172%以内約2億円

信託報酬はすべてのファンドが年率0.1%~0.2%台で、かなり低く設定されていますね。

ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズの商品特徴

ここでは、ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズ全12商品それぞれの特徴をざっくりと紹介していきますね。

ニッセイ外国株式インデックスファンド

ニッセイ外国株式インデックスファンドは、日本を除く先進国の株式と連動する投資成果を目標に運用されるファンドです。

つみたてNISAの対象で、ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズの中で最も人気が高いですよ。

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018」では第2位に選ばれ、過去には第1位に選ばれたこともあります。

1本で日本を除く先進国22か国の大型株・中型株に分散投資できます。

日本以外の先進国株式に幅広く投資したいときにおすすめですよ。

ニッセイ日経平均インデックスファンド

ニッセイ日経平均インデックスファンドは、日経平均株価と連動する投資成果を目標に運用されるファンドです。

つみたてNISAの対象で、1本で日経平均株価に採用されている225銘柄に分散投資できます。

TOPIX(東証株価指数)に比べると投資対象が絞られており、日本の主要企業、人気企業の株式に投資したい場合におすすめですよ。

ニッセイTOPIXインデックスファンド

ニッセイTOPIXインデックスファンドは、TOPIXと連動する投資成果を目標に運用されるファンドです。

つみたてNISAの対象で、1本で東証一部に上場している企業の株式に分散投資できます。

日本の株式市場全体に投資したい場合におすすめですよ。

ニッセイJPX日経400インデックスファンド

ニッセイJPX日経400インデックスファンドは、JPX日経400インデックスと連動する投資成果を目標に運用されるファンドです。

JPX日経400インデックスとは、東証一部、東証二部、マザーズ、JASDAQ(ジャスダック)に上場する企業のうち、時価総額や売買代金などの諸要件を満たした会社で構成される新しい株価指数ですよ。

つみたてNISAの対象で、1本で投資者にとって魅力の高い日本企業400銘柄に分散投資できます。

日経平均株価やTOPIXとは違った視点で、日本の株式市場全体に投資したい場合におすすめです。

ニッセイ国内債券インデックスファンド

ニッセイ国内債券インデックスファンドは、日本の公社債の価格と連動する投資成果を目標に運用されるファンドです。

1本で日本の公社債に分散投資できます。

債券は株式とは異なる値動きをすると言われており、運用資産の一部に組み入れるとリスク分散効果が期待できますよ。

ニッセイJリートインデックスファンド

ニッセイJリートインデックスファンドは、東証REIT指数と連動する投資成果を目標に運用されるファンドです。

1本で国内の証券取引所に上場しているJ-REIT(不動産投資信託)に分散投資できます。

分配金を出さずに再投資するので、運用期間が長くなるほど複利効果で資産が増えやすくなりますよ。

信託報酬も低く、J-REITに長期投資したい場合におすすめです。

ニッセイ新興国株式インデックスファンド

ニッセイ新興国株式インデックスファンドは、新興国の株式と連動する投資成果を目標に運用されるファンドです。

つみたてNISAの対象で、1本で中国や韓国、台湾など新興国24か国の大型株・中型株に分散投資できます。

TOPIXや先進国株式に比べるとリスクは高くなりますが、その分高いリターンが期待できますよ。

投資する場合は、運用資産の一部に組み入れるのがおすすめです。

ニッセイ外国債券インデックスファンド

ニッセイ外国債券インデックスファンドは、日本を除く先進国の債券価格と連動する投資成果を目標に運用されるファンドです。

1本で日本以外の先進国の債券に分散投資できます。

株式よりも値動きは小さいですが、為替リスクがあるので、国内債券に比べるとリスクは少し高くなりますね。

国内債券と同じく、運用資産の一部に組み入れることでリスク分散効果が期待できますよ。

ニッセイグローバルリートインデックスファンド

ニッセイグローバルリートインデックスファンドは、世界各国のREITの価格に連動する投資成果を目標に運用されるファンドです。

1本で世界中の不動産に分散投資できます。

分配金を出さずに再投資するため、運用期間が長くなるほど複利効果による資産増加が期待できますよ。

投資をするなら、リスク分散のために資産の一部に組み入れるのがおすすめです。

ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)

ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は、1本で国内外の株式、債券に4分の1ずつ分散投資できるファンドです。

つみたてNISA対象で、1本で複数の資産クラスに分散投資でき、リバランス(資産配分の調整)を行う必要がないのがメリットです。

リスクを抑えて運用したい場合や、投資に手間をかけたくない場合におすすめですよ。

ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)

ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)は、1本で国内外の株式、債券、REITに6分の1ずつ分散投資ができるファンドです。

つみたてNISAの対象で、4資産均等型より多くの資産クラスに分散投資できるため、さらにリスクを抑えた運用が可能です。

株式、債券だけでなく、不動産にも分散投資したい場合におすすめですよ。

ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)

ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)は、1本で国内外の株式、債券、REITに8分の1ずつ分散投資ができるファンドです。

6資産均等型とは違い、新興国の株式、債券も投資対象に含まれるので、6資産均等型に比べるとややリスクが高くなります。

世界全体の株式、債券、不動産に幅広く投資したい場合におすすめですよ。

ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズの実質コストについて

投資信託には信託報酬のほかに、株式委託手数料や保管費用、監査費用などがかかるため、実質コストは信託報酬より高くなります。

ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズの実質コストは、決算を迎えた後に発行される「運用報告書(全体版)」で確認できますよ。

▼ニッセイ外国株式インデックスファンドの運用報告書に記載されている費用明細を確認すると、信託報酬が0.182%に対して、費用合計(実質コスト)は0.269%になっていますね。

ニッセイ購入・換金手数料なし2

つまり、信託報酬のほかに0.087%(0.269%-0.182%)のコスト(その他コスト)がかかっていたことになりますよ。

ただし、運用途中で信託報酬が引き下げられているファンドもあります。

ニッセイ外国株式インデックスファンドも、運用報告書の信託報酬は0.182%ですが、現在は0.107892%以内(税込)に引き下げられていますよ。

より正確に実質コストを把握するには、現在の信託報酬と運用報告書から計算したその他コストをもとに、実質コストを計算する必要があります。

ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズの実質コスト一覧

最新の運用報告書(全体版)をもとにその他コストを計算して、ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズの実質コスト(概算)をまとめました。

ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズの実質コスト(概算)
ファンド名信託報酬(年率:税込)その他コスト実質コスト
ニッセイ外国株式インデックスファンド0.107892%0.087%0.194892%
ニッセイ日経平均インデックスファンド0.1512%0.01%0.1612%
ニッセイTOPIXインデックスファンド0.1512%0.006%0.1572%
ニッセイJPX日経400インデックスファンド0.2106%0.037%0.2476%
ニッセイ国内債券インデックスファンド0.1296%0.006%0.1356%
ニッセイJリートインデックスファンド0.27%0.005%0.275%
ニッセイ新興国株式インデックスファンド0.20412%1.546%1.75012%
ニッセイ外国債券インデックスファンド0.1512%0.053%0.2042%
ニッセイグローバルリートインデックスファンド0.2916%0.19%0.4816%
ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)0.1512%0.042%0.1932%
ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)0.17172%0.074%0.24572%
ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)0.17172%0.129%0.30072%

多くのファンドは、実質コストが0.1%~0.2%台と低く抑えられています。

ただし、新興国株式は保管費用が1.2%を超えており、実質コストがかなり高くなっているのは気になりますね。

第1期の決算ということもあって、保管費用が通常より多く発生している可能性もあるので、来期がどうなるか注目したいところです。

これらはあくまでも運用報告書(全体版)もとに計算した概算値で、現在の実質コストとは異なるので注意してくださいね。

ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズのメリット・デメリット

ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズのメリットは、とにかく運用コストが低いことです。

ニッセイ外国株式インデックスファンドが公募株式投資信託で初めて信託報酬を年率0.1%未満(税抜)に引き下げるなど、低コストに強いこだわりがありますよ。

また、商品ラインナップが豊富なのも魅力ですね。

デメリットはほとんどありませんが、新興国株式の実質コストが高いのが少し気になります。

信託報酬は低く設定されているので、これから実質コストが下がっていくのを期待したいですね。

つみたてNISAやiDeCoでも購入できる

ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズは、つみたてNISAiDeCoでも購入できます。

つみたてNISAとiDeCoは、運用益が非課税になるなどの税制優遇が受けられるので、ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズを購入するならぜひ利用したい制度ですよ。

つみたてNISAでは、以下のネット証券で取り扱いがあります。

つみたてNISAは、どのネット証券でも取扱商品に大きな差はありません。

一方、iDeCoで取り扱いがあるネット証券はSBI証券(セレクトプラン)のみです。

iDeCoでニッセイ購入・換金手数料なしシリーズしたい場合は、SBI証券のiDeCo(セレクトプラン)を検討しましょう。

取扱金融機関の一覧とおすすめの証券会社

ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズの主な取扱金融機関をまとめました。

この中で一番おすすめなのは、つみたてNISAとiDeCoの両方に対応しているSBI証券です。

どこで購入するか迷ったら、SBI証券を選んでおけば間違いないですよ。

つみたてNISAで購入する場合は、楽天スーパーポイントで投資信託が購入できる楽天証券もおすすめです。

実際に投資してみた感想と個人的におすすめのファンド

私は、SBI証券のiDeCo(セレクトプラン)でニッセイ外国株式インデックスファンドを購入しています。

運用期間が短いので、運用成績については判断できませんが、低コストで運用できるところにはとても満足していますよ。

また、ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズは2013年から運用を開始しており、実績があるので安心感もありますね。

個人的におすすめのファンドは以下の2つです。

  • ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • ニッセイTOPIXインデックスファンド

いずれも信託報酬が低く、純資産総額が大きいので、長期にわたって安定した運用が期待できます。

この2本で、日本を含めた先進国の株式に分散投資できますよ。

もう少しリスクをとって大きなリターンを目指すなら、新興国株式を加えるのがおすすめです。

さいごに

ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズは、低コストにとことんこだわった投資信託で、長期の資産形成に最適です。

どの投資信託を買えばいいかわからない場合、基本的にはニッセイ購入・換金手数料なしシリーズの中から選べば間違いありません。

税制優遇が受けられるつみたてNISAやiDeCoを活用すれば、効率よく資産を増やすことができますよ。

ただし、ライバルのeMAXIS Slimシリーズも業界最安水準の運用コストにこだわっています。

個人的には、eMAXIS Slimシリーズと比較したうえで、購入する投資信託を決めるのがいいと思いますよ。

ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズを購入する場合は、つみたてNISAとiDeCoの両方に対応しているSBI証券がおすすめです。

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この記事を書いた人

大西カツシ

1979年生まれ、千葉県在住のWebライター。元経理課長で投資歴は10年以上。経理経験と投資経験を活かして「金融ライター」として活動しています。税理士科目合格(簿記論・財務諸表論)/日商簿記2級/FP2級。お金や時間に縛られないシンプルな生き方を追求しています。個人ブログ「かつにっき」も運営中。

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