証券会社のSBI証券では、株の売買やFXの取引以外にも投資信託の買付や積立ができます。
私自身も、株の売買よりも投資信託の積立のために使っていることがほとんどですね。
投資信託の積み立てなんて、「どこの証券会社でもそんなに変わらないのでは?」と思うかもしれませんが、証券会社ごとに微妙に差があったりします。
あと、取り扱っている投資信託の数も違いますね。
そんな中、SBI証券は独自のサービスである「投信マイレージサービス」があって、それが続く限りは優位性がありますよ!
SBI証券では、Tポイントで投資信託も買えるようになりましたので、投信マイレージサービスの価値はますます高まっていくと思います。
個人的には、投信マイレージサービスを使うためだけにSBI証券の口座を作ってもいいかなと思うぐらいです。
このページでは、投信マイレージサービスを長年使い続けている経験から、よりお得に使っていけるように詳しく紹介していきますね。
投資信託の月間平均保有額に応じてTポイントが貯まる
投信マイレージサービスってなんぞや?
いきなりそんな言葉が出てきたので疑問に思ったかもしれませんね。
投信マイレージサービスとは、SBI証券で購入した投資信託の月間平均保有額に応じて、Tポイントが貯まる仕組みです。
以前はSBIポイントが貯まっていましたが、Tポイントが貯まる設定にしておけば、Tポイントが貯まりますよ。
月間平均保有額になるのは、投資信託の価値は日々変わるものだから、1日1日の金額を合計して月の日数で割って計算しているのだと思います。
SBIポイントの付与率は以下の通り。
保有額が多ければ多いほどお得な仕組みですよ。
- 月間平均保有額が1,000万円以上:月間平均保有額 × 年率0.2%
- 月間平均保有額が1,000万円未満:月間平均保有額 × 年率0.1%
1,000万円を超えると、ポイントが2倍付与されるようになります。
これはうれしいですね!
仮に300万円の投資信託を持っていたとすると、月ごとに付与されるSBIポイントは、以下の計算式となります。
300万円 × 0.1% ÷ 12ヶ月 = 250ポイント
厳密にいうと、月ごとの日数によって異なりますが、ここでは単純に12等分しました。
それでも300万円の投資信託があれば、毎月250ポイントぐらいは付与される計算になります。
30万円の保有だと25ポイントですが、普通はこんな感じのポイントがないので、その分だけプラスになっていると考えるとありがたいサービスですよね。
もちろん私も活用してて、この前は76ポイント付与されてました。
毎月少しずつ積み立てていってるので、付与されるポイント数も地道に増えています。
この地道な積み重ねが結構うれしいものです。
コツコツが好きな性格なので^^;

▼2019年に確認したときは毎月300ポイント以上が増える状態になってました。
一部の投資信託はポイント付与率が下がる
基本のポイント付与率は、これまで紹介した通りなんですが、投資信託によってはポイント付与率が下がるものがあります。
一般的には手数料無料のインデックスファンドが対象になっていますよ。
代表的なところだと「たわらノーロード」シリーズは月間平均保有金額に関わらず0.05%のポイントが付与されます。
2017年10月時点だと73本の投資信託が0.05%の付与率ですね。
あと、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の2本は0.03%の付与率になり、さらに付与率が下がります。
ただ、ポイントがつくだけでもありがたいですよ!
実質的に信託報酬の節約になりますからね。
手数料無料(ノーロード)の投資信託でもポイントが貯まるのがうれしい
ちなみに私が持っている投資信託って、全部手数料無料(ノーロード)のものばかりです。
この手のサービスって、投資信託を買う時に買付手数料が発生するような場合にだけポイントが付与されがち。
ですが、投信マイレージサービスでは手数料無料の投資信託でもポイントが付与されるんですよね。
上で私が獲得したポイントの記録を紹介しましたけど、持っている投資信託は本当に全部手数料無料のものしかありません。
私が持っている投資信託は以下の通り。
- 三菱UFJ-eMAXIS新興国株式インデックス
- 三井住友TAM-日本株式インデックスe
- 三井住友TAM-外国株式インデックスe
- ニッセイ-〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 野村-野村インデックスファンド・新興国株式(愛称:Funds-i)
それでもちゃんと保有金額に応じてTポイントが付与されるんですよね。
大きくポイントが貯まる訳ではないけど、やはりうれしいものです。
対象外の投資信託もある
今までは、一部ポイント付与対象外になっている投資信託もありましたが、今はすべての投資信託でポイント付与対象になりました。
ただ、以下のものはポイント付与対象外となりますので気をつけておきましょう。
- MMF、中国F、MRF
- 外貨建MMF
- ETF、REIT
- 外国籍投資信託
コストが安いEXE-iシリーズでは投信マイレージサービスの対象外になっています。
やっぱりポイントを付与する分、SBI証券の負担が大きくなるから、対象外になるんでしょうね。
SBIポイントからTポイントに交換しよう
以前は、投信マイレージサービスでSBIポイントが貯まりました。
SBIポイントは500ポイントから現金や他のポイントに交換できます。
いくつかおすすめ交換先がある中で、一番いいのがTポイントへの交換です。
等価交換できるし、Tポイントの使い道が多いから。
TSUTAYAでポイントが使えるのはもちろんのこと、Yahoo!ショッピングやLOHACOTポイントが使えますよね。
今は、Tポイントで投資信託を買うのに使うのが一番おすすめです。
株を買いたいなら、SBIネオモバイル証券で使うのもいいですよ。
Tポイントはふるさと納税に使って有効期限切れ防止に
もう1つのTポイント利用先なのがYahoo!公金支払いを通した、ふるさと納税の支払いです。
「ふるさと納税にTポイント?」ってちょっと謎な感じがありますが、ふるさと納税でTポイントが使えちゃうんですね。
ポイントを使った分、寄附金控除の金額が下がる訳でもないのがまた素晴らしい。
詳しくは以下のページで説明しています。
このポイントの使い方はめちゃおすすめですよ!
「ふるさと納税って何?」という場合は、以下のページも合わせてどうぞ。
nanacoポイントにも交換できる。税金支払の足しに使おう
もう1つおすすめのポイント交換方法がnanacoポイントです。
セブンイレブンやイトーヨーカドーを使わないと意味がないのでは?と思われるかもしれませんが、nanacoポイントは電子マネーのnanacoにチャージできます。
nanacoは、固定資産税や国民年金などの税金支払いができる唯一の電子マネーなので、これが便利なんですよね。
貯めたSBIポイントをnanacoポイントに交換して、nanacoにチャージして、税金の支払に充てることで、税金の節約ができますよ。
流れをまとめると以下の通り。
- SBIポイント → nanacoポイント
- nanacoポイント → nanaco(電子マネー) 手続き方法
- nanaco(電子マネー) → 税金支払
ちなみに、nanacoはクレジットカードからもチャージできますので、カードのポイント分だけお得にもできちゃいます。
いつまでサービスが続くかは分からない
現状でも対象外になっている投資信託がいくつかあります。
こういった現状がありますので、投信マイレージサービスがいつまでも続くかどうかは分かりません。
もしかしたら、手数料無料(ノーロード)の投資信託が対象外になってしまう可能性もあります。
ポイントのためだけに、手数料がかかる投資信託を買うなんて論外です。
SBI証券を使って投資信託を積み立てていこうと思っている方は、いずれ投信マイレージサービスがなくなってしまったとしても問題ない、気にしないぐらいに思っておいた方がいいでしょうね。
証券会社によって、信託報酬などの手数料が変わることもないので、今は同じ投資信託を買うのであれば、SBI証券を使うのがいいかと思います。
他に投資信託でポイントが貯まる証券会社は、楽天証券とマネックス証券がありますよ。
さいごに:サービスが続く限りは活用しよう!
SBI証券の投信マイレージサービス、いつまで続くかどうかは分かりませんが、私が使い始めた2011年からはずっと続いているサービスです。
なくなってしまうことを意識しておく必要はありますが、使えるうちは特典を受けましょう!
私自身、投資信託を積み立てていったおかげで、10,000ポイント以上も貯まっていますよ。
ポイントは現金と同じようなものだと思っているので、投資信託のコストを安くすることにもつながります。
小さなことからコツコツと積み重ねていくことが、長い目で見てお金に困らないようにしていくための方法だと思いますので、SBI証券の投信マイレージサービスをぜひ活用してみてくださいね。
これからSBI証券を始めようという場合は、以下のページからSBI証券の口座開設ができますよ。
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もし、将来への備えも考えているのであれば、iDeCoも検討してみてはいかがでしょうか。