2017年から始まった個人型確定拠出年金(iDeCo)。
いろいろな銀行や証券会社から申込できますよね。
どこがいいのか迷っているのではないでしょうか?
ちなみに私が使っているイデコの口座はSBI証券(SBIベネフィット・システムズ)です。
SBI証券のイデコを使っていますが、個人的にはとても気に入っています。
もし、SBI証券のイデコを使う場合に、どの商品に投資するのがいいのかや、投資信託の手数料、実際の運用結果などいろいろ気になるのではないでしょうか。
私が実際に使っていますので、利用してみて感じたことやおすすめ商品などをこのページで紹介していきますね。
説明よりも前に確かめたい場合は、SBI証券のiDeCoのページから資料請求してみましょう!
資料を取り寄せたらいろいろとわかりますので、口座を作るかどうかの判断がしやすくなりますよ。
iDeCoの仕組みなどについて知りたい方はこちらの記事をチェックしてみてください。
SBI証券のiDeCo口座を作ろうと思った理由
私がSBI証券のイデコ口座を作ろうとしたのは2014年3月のことでした。
当時、独立してもうすぐ3年になろうとしていた時期ですね。
独立した当初あは全くダメダメでしたが、今はなんとか少しは安心して生活できるようになりました。
お金が増えるのはいいけど、そのまま残しておいても対して利息が付くわけでもないので、運用しようと思ったんですよね。
私はフリーランス(個人事業主)なので、当時既に将来の備えとして、小規模企業共済にも加入していました。
小規模企業共済の掛け金は最大月70,000円です。
フル活用したとしてもまだ余力がありそうな感じなので、いよいよイデコに加入しようと思いました。
当時はまだ401kという呼ばれ方しかなかった時代ですね。
ノマド的節約術を始める前から、401kの存在は知っていましたが、全く利益(所得)がない状態でやっても家計を圧迫するだけだと思って、手を出していませんでした。
個人的にようやくここまで来たという思いがありますね。
それに加えて、以前はあまりいい商品がなく決め手がない感じでしたが、今はそんなことはありません。
コストが安い商品や自分から利用してみたい商品も出てきたことで、運用手数料も安いSBI証券がいいと思って作ることにしました。
SBI証券のiDeCo手数料について
私がSBI証券のイデコを選んだのは、口座を維持するための手数料が安いからです。
今はほとんどのイデコ口座で手数料無料にできますが、2014年当時はSBI証券しか手数料無料にする方法がありませんでした。
ちなみに、SBI証券のイデコを使うときにかかる手数料は以下の通りです。
- 国民年金基金連合会(税込):2,777円(初回のみ)
- 国民年金基金連合会手数料(税込):月103円×12か月 年1,236円
- 事務委託先金融機関手数料(税込):月64円×12か月 年768円
- 運営管理機関手数料(税込):無料
年間2,004円のコスト(最初の1年は4,781円)で済みますね。
以前はもっと手数料がかかっていたのですが、2017年5月19日から運営管理機関手数料が下がりました。
国民年金基金連合会手数料と事務委託先金融機関手数料はイデコを使うときに必要な経費です。
運営管理機関手数料が証券会社や銀行側での手数料になりますが、ここがSBI証券のイデコだと無料ですね。
ちなみに、今まで他の証券会社や銀行でイデコを使っていたけど、やっぱりSBI証券に変更したいというときの手数料も無料です。
イデコは資産運用になるので、運用コストの低さは意識しておくのが大切ですよ!
手数料は0円に近いほどおすすめです。
実際に支払った手数料
手数料の仕組みはこの通りになりますが、実際にかかった手数料がどうなのか気になるところですよね。
毎年ちゃんと記録を残してないのですが、残しているものから紹介しますね。
▼2014年度のデータがこちら。
最初の1年目に払った手数料の合計で7,795円でした。
掛金に対する比率は約1.16%。(当時)
このときのSBI証券はまだ手数料無料ではなかったため、今よりもイデコ運用のための手数料が高くなっています。
今だと最初の1年は4,781円、2年目以降は年間2,004円のコストで運用できますよ。
▼こちらは2016年のコスト。
ちゃんと年間2,004円になっていましたね。
【メリット】確定申告で掛け金を控除しましょう!
イデコの最大のメリットは節税になることですよね。
毎月の掛け金の全額が所得控除にできます。
毎月の最大掛金は、職業によって変わりますので、なんとなくでも知っておき、自分の生活範囲で大丈夫な金額を掛けましょう。
- 第1号被保険者(自営業者):最大68,000円/月
- 第2号被保険者(会社員・公務員):最大12,000〜23,000円/月
- 第3号被保険者(専業主婦・主夫):最大23,000円/月
私が加入したときは自営業者でしたので、第1号被保険者でした。
その後、会社を立ち上げたので今は第2号被保険者になっていて、毎月23,000円を掛けています。
公務員であれば毎月12,000円が限度になりますね。
フリーランスであれば、最大で年間816,000円も掛けることができます。
仮に所得税率が30%だとすると、244,800円も節税できたことなりますよ!
これだけ節税できるのが確定拠出年金の大きなメリットですね。
節税するためには、ちゃんと確定申告のときに掛け金を控除するように設定しておきましょう。
「企業型年金・個人型年金加入者掛金」の欄があるので、そこに年間の掛け金を入力すればOKです。
10月頃になると、国民年金基金連合会から親展のハガキが届きます。
これが確定申告のときに必要になるため、なくさずにしっかりと保存しておいてくださいね。
▼ハガキの中には、1年間の掛け金の金額が書かれていますね。
この金額を確定申告するときに書く流れになります。
【デメリット】60歳まで引き出せない
SBI証券の確定拠出年金に限らず、どこで確定拠出年金をしたとしても共通になるのですが、拠出した掛金は基本的に60歳まで引き出せません。
解約することはできますが、その場合は二度と確定拠出年金を使えなくなってしまうので、申し込むときは慎重になる必要があります。
個人事業主のときにあらゆる節税方法を試しましたが、確定拠出年金だけは気軽にできず、最後の最後まで悩みました。
今、手元になくてもまったく問題ないお金を運用にまわすぐらいで考えておくのがおすすめです!
もしくは、どうしても将来が心配で安心するためにも掛けておきたいという方にも向いていますよ。
SBI証券のiDeCoのおすすめ商品(投資信託)
SBI証券のイデコのメリット・デメリット・手数料の仕組みを踏まえた上で使ってみようと思うのであれば、口座を作ったあとにどの商品を購入して運用していくのがいいのか気になりますよね。
その点、SBI証券のイデコはいい商品がたくさんありますよ。
個人的におすすめできるSBI証券のイデコにある商品は以下の通りです。
ファンド名 | 分類・地域 | 信託報酬 |
---|---|---|
ひふみ年金 | 国内株式 グローバル | 0.8208% |
大和 iFree 8資産バランス | バランス グローバル | 0.2376% |
ニッセイ DCニッセイ外国株式インデックス | 国際株式 グローバル | 0.2268% |
EXE-i 新興国株式ファンド | 国際株式 エマージング | 0.3794%程度 |
三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金) | 国内債券 日本 | 0.1296% |
三井住友 DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド | 国内株式 日本 | 0.1728% |
大和 iFree NYダウ・インデックス | 国際株式 北米 | 0.243% |
選んだ基準は基本的に信託報酬と呼ばれる手数料が安いものにしています。
もし、投資信託がどうしてもいやなのであれば、定期預金や生命保険を運用することもできます。
その代わりにリターンもほとんど見込めませんが・・・。
ひふみ年金は期待大!
ひふみ年金は少し信託報酬が高めではありますが、他の投資信託であるひふみ投信・ひふみプラスでの過去の運用結果を見て、今後も期待できるであろうと思っておすすめに入れました。
その後、ひふみ年金での積み立てを始めましたが、順調にプラスになっていますよ。
シンプルに考えるなら「大和 iFree 8資産バランス」もおすすめ
もし、余計なことを考えずにバランスよく全体的に投資していきたいのであれば、「大和 iFree 8資産バランス」もおすすめです。
以下の8つの資産クラスに均等に投資するのが特徴ですよ。
それぞれ値動きが異なるため、リスクヘッジにもなります。
- 国内株式
- 国内債券
- 国内REIT
- 先進国株式
- 先進国債券
- 海外REIT
- 新興国株式
- 新興国債券
それぞれ12.5%ずつ配分します。
私がSBI証券で運用を始めた頃は「大和 iFree 8資産バランス」がなかったので、投資していませんでしたが、これを知ったあとに乗り換えました。
SBI証券のiDeCoを運用してみた結果
1年間運用してみての手数料と結果
2014年からSBI証券でイデコの運用を始めて、その後、コツコツと毎月掛け金を出しています。
1年間運用してみてどれぐらい手数料がかかったのか、気になりませんか?
やっぱり、できる限り安いに越したことはないですからね。
最初の1年でかかった手数料は合計で7,795円でした!
その詳細も別記事にしています。
3年運用してみての結果
その後、約3年運用し続けました。
▼今の損益状況は以下の通りですね。
たまたま相場がいい状況だったこともあり、掛金よりも139,554円増えていますね!
損益率に直すと10.5%プラスです。
もちろんこれは時期によって変動するので、今の損益状況は気になりません。
むしろマイナスのほうがより多く積立できるので、今はマイナスになってもいいぐらい。
3年半運用してみての結果
▼3年半運用した時点の結果は以下の通りです。(2017年11月時点)
なんと、281,002円(19.7%)もプラスになっていますね!
コツコツ積み立ててきた結果が効いています。
今後も随時タイミングを見て運用結果を追記していきますね。
SBI証券iDeCoの申し込み手順
ここまでSBI証券のイデコについていろいろ説明してきましたが、ここからはSBI証券イデコの申込手順(資料請求)について説明していきますね。
株取引ができるSBI証券と確定拠出年金用のSBI証券って実は違うんですが、おすすめなのは株取引ができる普通のSBI証券の口座を先に作っておくこと。
これによって、確定拠出年金を申込するときに入力の手間が省けるからです。
ではここから詳しい手順を説明しますね。
まずはSBI証券のイデコのページを開きましょう。
▼以下のような画面になります。
既に口座を持っていると、最初から入力された状態になり、手間が省けました。
▼次の画面に進むと、職業と移動させる年金資産があるかを聞かれます。
正直に回答して次に進みましょう。
▼これまでの入力内容を確認する画面になりましたね。
大丈夫なら、申込を完了させましょう!
▼これでSBI証券の確定拠出年金の資料請求申込が完了しましたね。
あっという間です!
まずは資料請求する流れになりますので、もし迷っているけどイデコの口座を作るかどうか決め兼ねているならとりあえず資料請求してみるのも1つの方法ですよ。
資料請求しただけでは口座開設にはなりません。
資料到着後の手続きのやり方
▼数日後、SBI証券から分厚い書類が届きました。
早速開封して、いくつかの書類に記入します。まずは確認書。
▼確認書に氏名と氏名と記入日を書いて、印鑑を押してください。
▼次は、個人型年金加入申出書(第1号被保険者用)です。
国民年金の基礎年金番号や、氏名・住所・掛金引き落とし口座の情報などを記入します。
ちなみに楽天銀行・PayPay銀行・住信SBIネット銀行などのネット系銀行は使えません。SBI新生銀行は大丈夫ですよ。
▼2枚の書類が書き終われば、返信用封筒に書類を入れます。
▼封筒をポストに投函すれば完了です!お疲れ様でした。
申し込み後の流れについて
SBI証券のイデコに申し込んだだけでは何も始まりません!
その後、いろいろと手続きや投資する商品(投資信託)の積立設定が必要です。
まずは、ログインしてみて、投資する商品を選んでみてください。
手順は以下のページが詳しいですよ。
参考:SBI証券の401k口座開設完了!SBIベネフィット・システムズで投資するファンドを設定してみた
初回引き落としは2ヶ月分になることに注意が必要
401kが始まると、毎月口座から引き落としになります。
ただし、初回に限っては、2ヶ月分まとめての引き落としになるので、注意しておきましょう。
その気付きも別記事にしています。
さいごに:申し込みはこちらから
掛金がまるまる所得控除になるイデコ、所得がそれなりにある方であれば、入っておくと支払う税金が少なくなってお得ですよ。
余裕資金があって、そのまま貯金だけしておくにはもったいないお金があるのなら、SBI証券の確定拠出年金を利用するのがおすすめです。
ちなみに、イデコではないSBI証券の総合口座も作っておくのがおすすめです。
もちろん無料で口座開設できますよ。
先にこちらの総合口座を作っておくほうが、確定拠出年金の申込をするときも入力の手間が省けてラクになります!
イデコをSBI証券以外でも比較したいのなら、以下のページもチェックしてみましょう。
おまけ:その他の節税方法が知りたい方へ
イデコ以外にも節税方法が知りたい方は、以下の記事も合わせてどうぞ!