せどりだけで月間100万円売り上げた仕入れのやり方・利益率を高くするテクニックなど考え方のまとめ。ヤフオクとAmazonで販売

こんにちは!
ノマド的節約術の松本です。

私は2012年夏〜2013年春頃まで「せどり」といわれる物販の仕事を中心にしていた時期がありました。

元々は、生活に困ったのがきっかけで家にある不用品を売りまくっていたことがきっかけです。

そうやっていろいろ販売し続けていくことで、モノに対する相場観が磨かれていったのか、なんとなく仕入れても売れるのではないか?と思うようになりました。

実際にせどりをやってみて、一時期はそれだけでも生活ができる状態になっていましたよ。

以前の話なので、どの商品が売れるのかはもう分からなくなりましたが、物販する上での考え方はそうそう変わるものではないと思います。

どんな考え方を持って販売していたのか、利益を伸ばすための細かなところに対する考え方を自分が忘れないためにも改めてまとめました。

ヤフオクとAmazonで販売して月間100万円の売上!せどりだけで家族を養うために考えて実践したことまとめ

せどり以外の副業を検討されている方は、以下のページも合わせてどうぞ。

仕入れる商品をいかに安くするか

せどり、っていう名前を聞いてしまうと、なんか特別なことをしているように思うかもしれませんが、実際の行動は地道なものです。

せどりで利益を得ていくだけでなく、物品販売で必要な考え方は、以下の通りだと思っています。

安く仕入れて高く売る

せどりに関しては、いかに安く仕入れるかが最も重要です。定価よりも高く売れるようなプレミア商品はそうそう見つかるものではありません。

であれば、普通に売っている商品をいかに安く仕入れて、普通の値段で販売できるか。私の販売戦略はこんな感じでしたね。

相場が3,000円の商品を2,000円で仕入れることができれば、売れた場合に1,000円の利益になります。

私はそういった小さな利益を積み重ねるやり方で生計を立てていました。

せどりで仕入れた商品

販売商品はブックオフはじめどこでも仕入れてた

私はCDとDVDをメインに仕入れて販売していました。

私自身が音楽を聴くのが好きなのもあって、音楽CDやライブDVDを中心にそこから横にジャンルを派生させていく感じで仕入れてましたね。

商品はどこで仕入れてたかというと、「どこでも」という回答になります。主に仕入れてた場所は以下の通り。

ブックオフはセールが多くて仕入れやすかった

仕入れる回数としてはブックオフが一番多かったですが、仕入れる場所は特に決めずにいろいろなところへ行ってました。

ブックオフをよく使っていた理由は単純で、安く仕入れるのが簡単だったからです。

ブックオフでは、いろいろなセールがあって、セールを使い倒すことで、かなり安く仕入れることができました。

私は500〜1,000円前後の利益が狙える商品を仕入れていたので、そういう商品をできる限り仕入れていましたね。慣れてきたらDVD-BOXのような1つ数千円の利益になる商品も仕入れてました。

1円でも安くなれば、仕入れやすくなるし、利益率も高くなります。

TSUTAYAや家電ショップは新品が投げ売りになっていることがあった

TSUTAYAや家電ショップでもよく仕入れをしていました。

いつもいい商品が見つかる訳ではないのですが、お店では全然売れない新品未開封の商品がワゴンセールで50〜90%ぐらい安くなっていることがあります。

そういった商品は、ネットで売る時の相場も同じようになっていることが大半ですが、稀にヤフオクやAmazonだと定価に近い商品があるので、そういうのを狙って仕入れてましたね。

新品なので、検品も楽でした。
時間も節約できてたので、見つけた時はなるべく仕入れてましたよ。

リサイクルショップは掘り出し物がある感じ

それほど頻繁には利用しませんでしたが、リサイクルショップを利用することもありました。

リサイクルショップは何でも売っていることもあって、値付けが店員さんの直感になっていることが多く、適正価格よりも安い商品が見つかりやすかったです。

おかげで何度かオイシイ思いをさせてもらったことも。

意外とプレミア商品もあるのがリサイクルショップですね。誰も見に行かないからかな。

フリーマーケットも値付けが直感なので仕入れやすい

個人で商品を販売しているフリーマーケットも、値付けは人それぞれなので、人気商品が意外な値段で販売されていることがあります。

私は過去、ニンテンドーDSのゲームをフリーマーケットで仕入れました。普通の相場よりも1,000円ほど安かったので、仕入れて普通の値段で売りましたよ。

仕入れツールはiPhoneアプリの「せどりすと」と目利きだけ

肝心の仕入れはどうやっていたのか?
一番気になるところだと思います。

私は、iPhoneアプリの「せどりすと」だけを使っていました。これだけで十分に仕入れできるからです。

バーコードを読み込めば、ざっくりとしたAmazonでの相場と順位が表示されます。

これを見つつ、あとはライバルの出品状況などをチェックして、これは売れる!と判断すればカゴに入れる感じですね。

仕入れに慣れてくると、だんだん売っている商品数も多くなるので、だいたいの相場観も分かるし、過去に売った商品を見つけることもあります。

そんな時は調べもせずカゴに入れて、価格調査をせずとも仕入れができてました。

続ければ続けるほど、やってる人にしか分からない勘が身に付いてくるので、それを頼りにするのもいいと思います。

ポイントをフル活用して利益を増やす

ネットで商品を仕入れて、ネットで売るということもしていました。ネットの場合は、全国にライバルがいる状態なので、利幅の大きな商品を探すのが難しいですけどね。

私の場合は、貯めてきたポイントを消化するのに仕入れを使うようにしていました。

ネットで仕入れすると、それぞれのお店で尋常ではないほどポイントが貯まります。

仕入れてる金額も毎月数十万円になるので、貯まるポイントも普通では考えられないほど多くなるんですよね。

貯めたポイントはもちろん再び仕入れに使います。

ポイントで仕入れる時に大事なのは、売った時にポイントと等価以上の価値になる商品であること。

5,000ポイントで商品を仕入れたら、最低でも5,000円以上で売るようにしていました。
そうすることで、ポイントがムダにならず、仕入れ値ゼロで全額利益になりますからね。

私の場合、楽天ポイントがよく貯まっていましたので、楽天オークションでプレミアでかつ人気商品を仕入れて売っていました。

仕入れ値も高いですが、1ポイント1円以上になればOKなので、普通では仕入れない金額でも買えたのが良かったですね。

あと、Amazonで仕入れる時はAmazonギフト券を安く仕入れて、少しでも仕入れ値の負担を減らすようにしていました。

仮に2%安く買えれば、利益率が2%上がるのと同じですから。
2%って、月に100万円売れば2万円も利益が増えますからね。

株主優待券やクオカードも全部仕入れに使ってた

私は昔からビックカメラの株を持っているので、半年に1度ビックカメラの株主優待券が届きます。

ビックカメラの株主優待券 2015年2月

ビックカメラやソフマップで使えるので、株主優待券の額面分は仕入れ値を下げれるんですよね。

ポイントを使う時と同じ理屈で、額面を下回らないような商品を仕入れて売っていました。物販を利用して現金にしていた感じですね。

あと、株主優待のタダ取りを利用してクオカードなどを取得するので、そのクオカードを使ってHMVでCDを仕入れてました。

他にはJCBギフトカードVJAギフトカードといった商品券でも同じ考え方で使えます。

ちなみに、株主優待を取得するためには証券会社の口座が必要です。

できるだけリスクを避けるなら松井証券auカブコム証券がおすすめです!

具体的な株主優待タダ取りの方法は以下のページで。
これが知れれば、株主優待だけでも収入を得ることができますよ!

還元率の高いクレジットカードで買って仕入値を節約する

もう1つ仕入れで重要なのが、クレジットカードで支払いすることです。

クレジットカードを使うことで支払いを翌月末に遅らせることができます。それまでに商品を売ってしまえば、手元にお金が増えるので、それをあてに支払っていく感じですね。

この考え方って売れなかった場合は危険なので、最初から大きな金額で仕入れるのはおすすめしません。

私も最初は数万円の仕入れから始めて、慣れてきてから月数十万円の仕入れをするようになりましたから。

それともう1つ重要なのが、ポイント還元率の高いクレジットカードを使うことです。

上でポイント活用法の話をしましたが、それと同じ理屈で、クレジットカードのポイントもどんどん貯まります。0.1%でもポイント還元率が高くなれば、その分だけ利益率が上がりますからね。

カード選びはとても重要です。

仕入れするので、普通の人では考えられないぐらいお金を使います。クレジットカードで貯まるポイントもバカにならないんですよね。

カードの限度額もあると思うので、仕入れ用に何枚かポイント還元率の高いクレジットカードを持っておきましょう。

これから始めようと思っている方であれば、せどり用に新しいクレジットカードを作るのもいいですよ。

仕入れ値が大きすぎるなら、デビットカードも活用しよう

クレジットカードの場合は、限度額がありますよね。
仕入額が大きすぎると、すぐに限界が来てしまいます。

もし、手持ちのクレジットカードで限界が来てしまっても、まだ仕入れする必要がある場合は、デビットカードを使うのがおすすめです。

デビットカードの場合は、1日あたりで限度額が決められていることがあり、銀行口座に残高さえあれば、いくらでもデビットカードを使えますよ。

あおぞら銀行の場合は、1日200万円まで使えますので、大きく仕入れる場合はデビットカードを使うといいですよ。

送料を1円でも安くして利益を増やすことが大切

仕入れた商品が売れたら、お客様の元へ届けないといけません。

ヤフオクの場合だと送料をお客様に負担してもらうことはできますが、Amazonで売った場合は自分で負担しないといけません。

どちらにしろ、送料を1円でも安くできればその分だけ利益が大きくなります

そのため、送料をいかに安く済ませるかも超重要です。

私自身が大の節約家ということもあり、送料をいかに安くするかは一番よく考えてたところでもあります。

結論からいうと、郵便局やクロネコヤマトなどと配送契約を結ぶのが最も安くなりますよ!

ただ、それなりの数を送らないと契約すら結んでもらえないので、私は配送契約を結ぶまではいろいろな配送方法ごとに1つ1つ安くする方法を考えていました。

主な配送方法を下で紹介していますが、それぞれのページごとに安く送る方法を説明していますので、参考にしていただけるとうれしいです。

宅急便はこちら。

私がよく使っていたのは、以下の発送方法ですね。当時はまだクロネコメール便もあったので、それも使っていました。

軽い荷物の送料を安くする考え方は、以下のページが詳しいですよ。

スマートレター

梱包材を安く調達して利益を増やす

お客様に商品を送り届けるには、商品をしっかりと梱包しないといけません。

封筒や緩衝材なども当然ながら必要経費になります。ここをいかに安くするかも長く続けていくためには重要なことです。

私も最初はあまり意識してなくて、封筒を100均で買っていましたが、100均だと高すぎるんですよね。1枚10円とかするので、割に合いません。

1円でも安いに越したことはないので、私はアスクルで封筒を仕入れていました。ガムテープなどの他に必要な消耗品もすべてアスクルで購入してましたね〜。

今だとでも仕入れることができるので便利になりました。
Tポイントも貯まるし、LOHACOはおすすめです。

名前と住所のスタンプを作って記入の時間を短縮していた

直接的なお金の節約も大事ですが、自分で販売する場合は、自分の人件費もしっかりと意識しておきましょう。

売れた商品を梱包する時に宛名や自分の名前と住所を書くと思います。

1回だけならまだしも、これが積み重なってくるとだんだん面倒になってきますよ。私も1日何枚も書いているとさすがに手間がかかってきます。

私はその面倒を省くために、自分の名前と住所をスタンプにして、封筒にぺったんぺったん押していくようにしました。

デジはん

もちろん、スタンプを購入する費用は掛かりますが、短縮できる時間や自分のメンタル面を考えてもいい買い物をしたと思っています。

これはほとんど物品販売をしなくなった今でも時々使ってるので、買って本当に良かったですよ!

ヤフオクで販売する時は独自のHTMLテンプレートを作って時間短縮する

私は仕入れた商品をヤフオクで売ることも多かったです。Amazonよりも販売手数料が安いので、手取りが多くなるんですよね。

でも、Amazonに比べて面倒なのがヤフオク。

そのヤフオク出品の手間を省くために、商品説明文のテンプレートを作っておきました。HTMLに対応させて、お客様にとって見やすいように。

必要なところだけ商品ごとに文章を書いて、あとの共通部分はテンプレートで代用するというのをやっていました。

テンプレートの文章はEvernoteに保存しておいて、いつでもコピーできるようにしています。

あと、売れた時のお客様とのやり取りに必要な文章も、ある程度テンプレート化していますね。MacのTextExpanderというアプリを使って、ショートカットを登録して入力の手間を省いています。

おかげで1秒で、テンプレート文章が出てきて、必要なところだけその人に合わせて変えるだけで済んでますよ〜。

Amazon FBAで販売の手間を省く

せどりだけでなく、物販をされている方ならAmazon FBAは便利すぎるので、ぜひとも使った方がいいですよ。

自分の売りたい商品をAmazonの倉庫に送って、商品が売れたらAmazonが梱包・発送してくれるという便利すぎるサービスです。

利用自体は無料で、倉庫に保管してもらうごとによる手数料が月に数円、売れた時の手数料が1つあたり商品ジャンルによって設定されています。

多少手数料が掛かってもAmazonが発送してくれるのは本当に便利です。時間の手間が相当省けますからね。

しかも、お客様にはAmazonが発送するという表示になっているので、個人で出品している人よりも信頼性が高く見えるというおまけもあります。

これのおかげで私も売上がかなり伸びました。

その代わり、自分でAmazonに商品を送らないといけないので、そのための手続きは必要です。送料ももちろん自己負担ですよ。

私は、ゆうパックを使って1回1回送料を節約していましたね。

ゆうパックは、1年以内に同じ宛先に送る場合は送料が50円安くできるので、それも使ってました。

こういう積み重ねも利益を増やすためには大事なんです。

オークファンを使って相場を調べる

ヤフオクで出品するのであれば、オークファンの利用は必須です!
過去に売れた商品の価格を調べることができるので、せどりするなら欠かせないツールですよ。

私がせどりをしていたときは、オークファンを毎日のようにチェックしていました。

また、月額5,980円のオークファンプロPlus会員になると、メルカリのデータまで分析できるようになるので、より売上を伸ばしやすくなります。

振込されるとお得な銀行に振り込まれるようにしていた

利益を増やすためにしていたことはまだあります。

商品が売れたら、当然ながら入金がありますよね。私はその入金先にまでこだわっていました。

当時は楽天銀行を使っていると、他行から振り込んでもらうことで1件10〜30円ほどもらえる仕組み(ゴールドラッシュ)があったので、それを使って収入を少しでも増やしてましたよ。

ヤフオクの場合は、ほとんどがゆうちょ銀行への振込でしたが、Amazonからの入金先は自分で指定できるので、楽天銀行にしてました。

Amazonから入金があるごとにプラス数十円になる感じでちょっぴり得した気分になってましたね〜。

今はこの仕組みがないですが、他行から振り込んでもらうことで、わずかながら楽天ポイントが付与されますので、楽天銀行を振込先にするのはアリですよ。

楽天銀行の詳細はこちら。

さいごに:1%安くできれば、1%利益率が上がる考え方が重要だと思う

私がせどりをしていた時は、こんな感じで細かいことを地道にやっていた感じです。

せどりについて調べると、派手に稼いだー!とか、うさんくさそうな情報しか出てこないと思いますが、実際は地道な作業の繰り返しですよ。

せどりに限らずですが、1つ1つの商品に対していくら利益が出ているのかを計算できないといけないし、できる限りムダ使いせずに商品を仕入れるテクニックを身に付けないといけません。

その他の経費もなるべく節約することが、利益を伸ばすコツなんですよね。ホント地道なことばっかりです。

それだけやって最高で月に110万円近く売り上げたことがありますが、それでも利益は30万円程度でした。

せどりをメインにしていた時は月に50〜100万円ぐらいの売上をウロウロしていたので、利益は10〜30万円ぐらいでしょうか。

私はほとんど物欲がなくて、ローコスト生活をしているので、これだけ利益があれば十分生活できていました。

せどり以外にも仕事があったので、そこからの収入もありましたし。

私が学んだ物販で大切なことは、1円でも1%でもなるべく安く仕入れること。これさえできれば、普通に売るだけでもだいぶ利益が確保できます。

私は数字に対しての執着心が人並み以上だと思っていますが、それぐらいしないと安定して収入を得ていくには難しいかもしれません。

とはいえ、人それぞれやり方は違いますので、あくまで私のやり方は参考程度にしていただければと思います。

でも、このページで書いたことは、なるべく普遍的な内容にしたつもりですよ!

さいごに、これから出品してみようと思う方へ、出品方法を説明したページを紹介して終わります。

今はフリマアプリもありますので、いい時代になりました。

このように本気で販売していくならば、古物商許可証が必要です。必ず取得しておきましょう。

おまけ:他の副業を検討されている方へ

これを見て、せどりって大変そうだな・・・他の方法ないかな、って思った方は以下のページで、いろいろな副業のアイデアを紹介しています。

個人的には、せどりは一番簡単だと思いますけどね^^;

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

このサイト「ノマド的節約術」の運営者。節約アドバイザー・クレジットカードアドバイザー。会社を辞めて子どもが産まれるタイミングで家を買いました。収入ゼロから始まった節約生活の日々で身に付けたお金の知識を紹介しています。そもそも論から考えるミニマリスト的な節約術、クレジットカード、ポイントやマイル、株主優待、投資信託、移動を安くする方法に詳しいです。

松本 博樹のプロフィール