ANA VISA/Masterワイドカードのメリットやデメリット・お得な使い方でマイルを貯める方法まとめ

ANAカードを使うと、ANAマイルが貯まりやすいのでおすすめです。

ただ、ANAカードにもいろんな種類があるので、どれを選べばいいか悩んでしまいますよね。

国際ブランドを重視してカードを作りたい場合は、ANA VISA/Masterワイドカードも選択肢に入れてみましょう!

ANA VISA/Master一般カードよりもマイルが貯まりやすいカードになっています。

そんなANA VISA/Masterワイドカードですが、どんな特徴やメリットがあるのか気になるところですよね。

このページでは、ANA VISA/Masterワイドカードのメリットやデメリット、お得な使い方について詳しく紹介していきます。

ANA VISA/Master ワイドカードのメリット・デメリット

ANA VISA/Masterワイドカードについて

そもそも、ANA VISA/Masterワイドカードがどんなカードなのか気になりますよね。

ANA VISA/Masterワイドカードは、国際ブランドによって呼び方が異なります。

カード別の国際ブランドは以下の通り。

  • ANA VISAワイドカード:VISA
  • ANA Masterワイドカード:MasterCard

使えるお店は、国際ブランドによって違いますよ。

たとえば、ANA VISAワイドカードならVISA加盟店、ANA MasterワイドカードならMasterCard加盟店で使えるといった感じです。

カードの特徴や特典がほぼ同じなので、ここではANA VISA/Masterワイドカードとして一緒に扱いますね。

そんなANA VISA/Masterワイドカードの申し込み条件は以下の通り。

満18歳以上(高校生・大学生は除く)

未成年の場合は親権者の同意が必要になります。
満18歳以上であれば、パート・アルバイト・主婦でも申し込み可能ですよ。

ANA VISA/Masterワイドカードを使うと、Vポイントのポイントが貯まります。
1,000円につき1ポイントが貯まりますよ。

貯めたポイントは、1ポイント=5マイルとして交換可能です。

ANA VISA/Masterワイドカードの年会費は?

ANA VISA/Masterワイドカードを使ってみようと思ったときに、年会費がどれぐらいかかるのかも気になるところですよね。

年会費は税込7,975円かかります。
初年度から年会費が発生するので気をつけましょう。

ANA VISA/Master一般カードと比べると、どうしても年会費が高く感じてしまいますね…。

ただ、カードご利用代金WEB明細書サービスを利用したり、マイ・ペイすリボへ登録したりすることで年会費の割引特典が使えます。

年会費を少しでも安くしたい場合は覚えておくといいですね。

ANA VISA/Masterワイドカードを保有・使うことのメリット

ANA VISA/Masterワイドカードの年会費についてわかったところで、ここからはカードの特徴やメリットについて紹介していきますね。

主に、ANA VISA/Masterワイドカードを持つと以下のようなメリットがありますよ。

  • 入会時・カード継続時にボーナスマイルがもらえる
  • ANAマイルを貯めやすい
  • ポイントをマイルに移行できる
  • 付帯保険がついている
  • 会員優待割引が受けられる
  • ビジネスクラス専用チェックインができる
  • ANA VISAプリぺイドカードに申し込める
  • 電子マネーiDが使える
  • 楽天Edyが利用できる
  • PiTaPaが使える
  • 銀聯カードも追加できる
  • Apple Pay・Google Payに登録できる
  • 家族カードが作れる
  • ETCカードも作れる

ここからは、それぞれのメリットについて詳しく紹介していきますね。

入会時・カード継続時にボーナスマイルがもらえる

ANA VISA/Masterワイドカードでは、入会時と初年度以降もカードを継続したときにボーナスマイルがもらえます。

なんと2,000マイルがもらえますよ!

ANA VISA/Master一般カードでは1,000マイルもらえるので、それよりもさらに1,000マイル加算されるのは大きいですね。

しかも、カードを継続する限り、ボーナスマイルは毎年もらえます。

マイルを特典航空券にした場合、国内線でも1マイル7円とかにできることもあるため、カードを持っているだけで年会費以上の価値があるANAマイルが毎年もらえるのでお得ですよ。

ANAマイルを貯めやすい

ANA VISA/Masterワイドカードを使うと、ANAマイルが貯まりやすくなります。

ANAカードマイルプラス提携店・対象商品を利用する際、ANA VISA/Masterワイドカードで支払うとマイルが貯まりますよ。

提携店や対象商品によって異なりますが、100円につき1マイルまたは200円につき1マイルが貯まります。

さらにANAグループ便に搭乗すると、通常のフライトマイル+割り増しボーナスマイルが貯まるのでお得です。

ANA VISA/Master一般カードではボーナスマイルが10%つきますが、ANA VISA/Masterワイドカードでは25%と還元率が高まりますよ!

15%も還元率が高まるのは見逃せませんね。
搭乗回数が多ければ多いほど、マイルが貯まりやすくなっています。

ちなみに、ボーナスマイルが貯まる条件は以下の通り。

  • マイル積算対象運賃で搭乗した場合
  • 国内線をANA便で予約・搭乗した場合

他社運航のANAコードシェア便は対象外です。

ポイントをマイルに移行できる

ANA VISA/Masterワイドカードを使って支払いをすると、Vポイントのポイントが貯まります。

貯めたポイントはマイルに移行可能ですよ。

ちなみに、マイルの交換レートはコースの種類によって異なります。

コースごとの交換レートは以下の通り。

コースの種類交換レート
ボーナスポイント・プレミアムポイント1ポイント=3マイル
5マイルコース1ポイント=5マイル
10マイルコース1ポイント=10マイル

たとえば、ANA VISA/Masterワイドカードを使って10,000円分を支払った場合、もらえるポイントは10ポイントです。

ポイントをマイルに交換する場合、それぞれのコース別に還元率を見てみると以下のようになりますね。

  • ボーナスポイント・プレミアムポイント:10ポイント=30マイル
  • 5マイルコース:10ポイント=50マイル
  • 10マイルコース:10ポイント=100マイル

比較してみると10マイルコースがお得に感じますが、移行手数料として年会費税込6,600円がかかってしまいます。

無料で交換したいのであれば、5マイルコースがおすすめですよ。
5マイルコースの場合、マイル還元率は0.5%です。

ただ、移行手数料は毎年払う必要はありません。
ANAマイルに交換したい年だけ使うのもひとつの方法ですね。

Vポイントのポイントからマイルに交換する方法は、こちらで詳しく紹介していますよ。

付帯保険がついている

ANA VISA/Masterワイドカードには、付帯保険がついています。

自動付帯になっている保険は以下の通り。

  • 海外旅行傷害保険
  • 国内旅行傷害保険

それぞれ保険の最高額は以下の通り。

保険の種類補償額
海外旅行傷害保険5,000万円
国内航空傷害保険5,000万円

最初から自動付帯になっているので、万が一のときに心強いですね。

ただ、海外旅行する場合はANA VISA/Masterワイドカードの保険だけだと弱いため、エポスカードレックスカードなど他の海外旅行傷害保険が充実しているクレジットカードを持つのもおすすめです。

会員優待割引が受けられる

ANA VISA/Masterワイドカードを持っていると、会員優待割引が受けられますよ。

主に、以下のような会員優待割引が受けられます。

  • 国内線・国際線の機内販売が10%オフ
  • ANA FESTAが10%オフ
  • astyleが5%オフ
  • 旅行商品が5%オフ
  • ビジネス公開講座が15%オフ
  • 空港免税店での買い物が10%オフ

空港免税店では10%割引になるので、ANA VISA/Master一般カード2倍お得ですね。

ビジネスクラス専用チェックインができる

ANA VISA/Masterワイドカードを持っていると、ANA国際線エコノミークラスを利用するときにビジネスクラスカウンターでチェックインできるようになります。

ビジネスクラス専用チェックインを使えば、搭乗前の手続きがスムーズになりますね。

ANA一般カードにはなく、ANAワイドカードだからこその特典でもあります。

ビジネスクラスカウンターを使いたいときにおすすめですよ。

ANA VISAプリぺイドカードに申し込める

ANA VISA/Masterワイドカードを作ると、ANA VISAプリペイドカード(チャージ限定型)への申し込みが可能になります。

ANAカード会員で13歳以上の子どもを対象にしたサービスです。
子どもの利用分もマイルが貯まるのでお得です。

ANA VISAプリペイドカードでは、月間利用1,000円につき5マイルが貯まりますよ。

電子マネーiDが使える

ANA VISA/Masterワイドカードでは、電子マネーiDが利用できます。

全国のiDマークがついているお店で使えますよ。
クレジットカードを使いたくない場合は、iDを使って簡単に決済することもできますね。

iDを使えるようにする方法は以下の通り。

iDについては以下のページで詳しく紹介しています。

楽天Edyが利用できる

ANA VISA/Masterワイドカードでは、楽天Edyも使えます。

楽天Edyで支払うと、税込200円につき1マイルが貯まりますよ。

貯めたマイルはEdyに交換して、支払いに使うことも可能です。
楽天Edyを使ってマイルを貯められるので便利ですね。

PiTaPaが使える

三井住友カードのPiTaPa

ANA VISA/Masterワイドカードでは、PiTaPaカードも作れます。

PiTaPaは関西エリアで使えることが多い、後払い式電子マネーです。
事前にチャージすることなく使えるのがうれしいですね。

電車やバス、PiTaPaマークのあるお店で使えますよ。

PiTaPaを利用するとショップdeポイントが貯まり、ポイントはマイルと相互交換できます。
年会費・発行費は無料です。

銀聯カードも追加できる

ANA VISA/Masterワイドカードでは、追加カードとして銀聯カードが選べます。

銀聯カードは中国でよく使われるので、もし中国へ行く機会があるなら作っておいてもいいですね。
出張や旅行時に活躍してくれそうです。

ちなみに、銀聯カードを作る場合は、ANA VISA/Masterワイドカードとは別にカードが発行されますよ。

Apple Pay・Google Payに登録できる

Apple Pay 設定画面

ANA VISA/Masterワイドカードは、Apple PayやGoogle Payにも登録可能です。

カードを持ち歩くのが面倒というのであれば、Apple PayやGoogle Payに紐付けておくと便利ですね。
一度設定しておけば、スマートフォンをかざすだけで支払えるようになります。

もちろん、ANA VISA/Masterワイドカード利用分としてポイントも貯まりますよ。

家族カードが作れる

ANA VISA/Masterワイドカードは、家族カードも作れます。

年会費は税込1,650円かかりますよ。
初年度から年会費がかかるので注意してくださいね。

ちなみに、家族カードを使ってもポイントは貯まりますが、本会員へとポイントはまとめて付与されます。

新規入会&利用キャンペーンでもらえるポイントのことを考えると、個別にANA VISA/Masterワイドカードを作ったほうがお得ですね。

参考:家族カードについて

ETCカードも作れる

ANA VISA/Masterワイドカードでは、ETCカードも申し込めますよ。

初年度は無料ですが、2年目以降は税抜500円の年会費がかかります。

ただ、前年度に1回以上ETCを使って請求があれば翌年度も無料になるので、年会費のことはそこまで気にせずに使えますね。

ETCカード単体では持てないので気をつけましょう。

ANA VISA/Masterワイドカードのデメリットについて

メリットも多いANA VISA/Masterワイドカードですが、場合によってはデメリットに感じそうなところもあります。

主に、デメリットになりそうな部分は以下の通り。

年間の搭乗回数が少ない場合は、高い年会費を払ってまでわざわざANA VISA/Masterワイドカードを選ばなくても大丈夫そうです。

逆に、よく飛行機に乗ったり、ビジネスクラス専用のチェックインを利用したい場合はおすすめのカードですよ。
搭乗回数が多いのであれば、十分に年会費の元は取れます。

ちなみに、マイ・ペイすリボにすると年会費が割引になるので一見お得そうに感じますよね。

マイ・ペイすリボはショッピング1回払いが自動的にリボ払いになる仕組みのこと。
結局のところはリボ払いなので、長い目で見たときに損をしてしまいます。

しかし、マイ・ペイすリボの毎月の支払額をカードの限度額と同じにしておけば、利息を払わずに年会費を節約できますよ。

マイ・ペイすリボを使うのであれば、使い方を工夫してみましょう。

締め日・引き落とし日はいつ?

ANA VISA/Masterワイドカードを使うときに、いつからいつまでの利用分が引き落とされるのかも気になるところですよね。

引き落とし日を知っておけば、計画的にカードが使えます。

カードの締め日と引き落とし日は以下の通り。

  • 締め日:当月15日
  • 引き落とし日:翌月10日

このあたりはANA VISA/Master一般カードと同じですね。

たとえば、4月16日~5月15日までの利用分が6月10日に引き落としになるイメージです。

引き落とし日は翌月10日ですが、金融機関が休みの場合は翌営業日に引き落とされます。
支払日は金融機関の休みによって左右されますが、締め日は変更されません。

新規入会キャンペーンがお得!

ANA VISA/Masterワイドカードを対象としたキャンペーンも随時行われていますよ。

新規入会&利用キャンペーンを使うと、マイルが多くもらえたりするのでお得です!

たとえば、以下のようなキャンペーンがありました。

新規入会&利用で最大47,500マイル相当がもらえる

キャンペーンはカード会社ではなく、ANA側で行われていることが多いです。

入会キャンペーンの内容をよく確認して、良さそうなのがあれば申し込んでみてくださいね。

ANA VISA/Masterワイドカードの審査から到着までの流れ

ANA VISA/Masterワイドカードに申し込んでみようと思った場合、審査からカードが到着するまでどれぐらいかかるのかも気になるところですね。

カード審査から到着までのおおまかな流れは以下の通り。

  1. ANA VISA/Masterワイドカードに申し込む
  2. 引き落とし口座の設定
  3. 審査・発行手続き
  4. カードが届く

インターネットから申し込むと、最短3営業日でカードが発行されますよ。

手元に届くまで約1週間ぐらいかかりますね。

引き落とし口座の設定もインターネット上で設定可能です。
署名や捺印の手間もなく、簡単に手続きできるので便利ですよ。

ほかのANAカードに切り替えたい場合

ANA VISA/Masterワイドカードから、ほかのANAカードに切り替えたい場合もありますよね。

使っている途中で、カードを切り替えることができるのか気になるところです。

結論からいうと、ANA VISA/MasterワイドカードからほかのANAカードに切り替えることはできますよ!

カードの切り替えは、インターネットサービスのVpassまたは申込書から行えます。

ただ、種類の異なるカードに変更することはできません。
切り替え可能なのは同じ系列のカードだけと覚えておきましょう。

さいごに

ANA VISA/Masterワイドカードについてまとめてみました。

  • 年会費は税込7,975円
  • 入会時・毎年のカード継続時に2,000マイルもらえる
  • 空港免税店での割引率は一般カードの2倍
  • 搭乗時にもらえるボーナスマイルが25%
  • ビジネスクラス専用チェックインが使える

どうしてもANA VISA/Master一般カードよりは年会費が高くなりますが、ボーナスマイルの還元率が高いので元は十分に取れますよ。

飛行機に乗る回数が多ければ多いほど、マイルもどんどん貯まっていきます。

「ANA VISA/Master一般カードよりもさらにマイルを貯めたい」
「飛行機に乗る回数が多い」

そんなときはぜひANA VISA/Masterワイドカードも検討してみてくださいね。

おまけ:クレジットカード選びに迷っている場合

クレジットカードを決めきれずに悩んでいる場合は、こちらも参考にしてみてくださいね。

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

長野県在住のフリーライター。昔は貯金ができないタイプでしたが、子どもが生まれてからは時間の使い方・お金の考え方を改めるようになりました。時間の錬金術師になって、心にゆとりのある生活をするのが目標。クレジットカード・スマホ決済・メディア代節約についての発信が多めです。

柚木ゆうらのプロフィール