法人カードのおすすめクレジットカード11枚を年会費・ポイントなどで徹底比較

私は一応、法人経営者でもあります。
もともとは個人事業主でしたが、2014年8月に法人になりました。

法人になると、個人用のクレジットカードとは別に、法人用のクレジットカードがあったほうがいいですよね。

私自身、個人事業主の頃はまったく法人カードに興味を持つ機会もなかったですが、法人化してからは常に気になっています。

2014年8月に合同会社cocowaとして法人化して以降、法人カードにも少しずつ詳しくなってきましたので、どんなカードがおすすめなのかや、選び方についてこのページでまとめました。

ノマド的節約術 法人カード(法人クレジットカード)のおすすめ

【メリット1】法人カードにしていると経費の管理が楽になる

法人カードを使うメリットは、会社の経費をひとまとめにできること。

会社名で支払った記録が全部残りますので、クレジットカード払いにしておけば、それだけ経費の管理が楽になりますよね。

web上で明細がしっかり確認できるので、そのデータをCSVにするなり、会計ソフトに利用するなりすれば、経費にかける時間を短縮できます。

法人になると、会計を税理士さんなどに任せると思いますので、法人カードにして手間を省けたら、税理士さんの手間も省けるので、みんなハッピーです。

【メリット2】社員にも発行できるので手間が省ける

法人カードの中には、自分自身だけでなく社員にも発行できるものがあります。
この仕組みを使えば、会社全体の経費を透明化できるので、これまた会計が楽になりますよね。

また、社員一人ひとりにクレジットカードを発行する手間も省けるので、時間短縮にもつながります。

社員に発行できるかどうかを見るときのポイントは「追加カード」に対応しているかどうか。

このあと紹介するおすすめ法人カードでも、追加カードに対応しているかは紹介しますね。

おすすめの法人カード

ここからは、私がおすすめだと思う法人カードを紹介していきますね。
クレジットカード自体も30枚以上持っていますので、カードを見る目はあるほうかなと思います…!

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

所有しているセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

個人的に一番お世話になっている法人カードが「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」です。

名前が長ったらしいんですが、サービス内容はとてもよくて、一番最初に作った法人カードでありながら長年活躍してもらっています。

プラチナカードになりますが、年会費も22,000円と格安なのもいいですね!

何がいいかというと、付帯サービスで、SAISON MILE CLUBというのがあり、これを使えばJALマイルが1,000円ごとに10マイル貯まること。

さらに永久不滅ポイントも2,000円使うごとに1ポイント貯まり、これもJALマイルに交換できますよ。

合計すると、JALマイルの還元率が常に1.125%以上にできるのがお得です。
法人カードになるので、使う金額も多くなるため、そのおかげであっという間にJALマイルが貯まります!

定期的にJALの特典航空券に交換していて、飛行機代の節約になっていますよ。SAISON MILE CLUB自体の年会費が5,500円かかりますが、それを差し引いても十分に元が取れています。

他の方法でもJALマイルを貯めているのはありますが、それでも常に20万マイル以上あるのは間違いなくセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードのおかげですね!

JALマイルが貯まってる証拠
30万マイル以上あってビックリ!

以前、法人税の支払いで大きな金額になったときも、電話したらその日のうちに限度額を一時的に上げてもらうことができて助かったこともありました。

おかげでさらにJALマイルが貯まりますし、いい思い出がたくさんある法人カードですね。

ホントに作ってよかったカードです!

また、プライオリティパスも無料で手に入るので、私は海外旅行するときに利用しています。

引き落とし先の口座は、法人の信用金庫口座にしているので、法人経費を管理しやすくできていますよ。

参考:セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードを作るにはこちらから

EX Gold for Biz

EX Gold for Bizのマスターカード

これから法人カードを作りたいけど、とにかく安く抑えたいという場合は、EX Gold for Bizが有力な選択肢になります。

初年度の年会費が無料になりますし、2年目以降の年会費も2,200円で持てるため、費用がほとんどかかりません。

追加カードも3枚まで作ることができ、いずれも年会費無料ですよ。
ETCカードも無料で作れますし、ETCカードの年会費も無料です。

EX Gold for Bizには、「EX Gold for Biz S」と「EX Gold for Biz M」の2種類があります。
法人で作るのであれば、「EX Gold for Biz M」を作りましょう。

私のように、1人で会社を運営する場合や、代表を含めて4人以内で会社を運営するのであればEX Gold for Bizがあれば事足りますね!

1,000円使うごとに暮らスマイルというポイントが1ポイント貯まります。
1ポイント5円相当になるため、ポイント還元率にすると0.5%ですね。

クレジットカード自体でVISAのタッチ決済Mastercardコンタクトレスに対応しているのもおすすめポイントです。

海外旅行するときの支払いで使いやすいですね。

法人カードの年会費を抑えたいなら、EX Gold for Bizを候補に入れてみましょう!

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード

アメックスビジネスカード

法人設立直後で、すぐにクレジットカードが欲しい場合もありますよね。
でも、実績も信用もあまりないので、「カードが作れないのでは…」と心配になるかもしれません。

そんなときの候補にしたいのがアメックスのビジネスカードである、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードです。

個人事業主になりたて、起業したてという人でも親身になってくれると評判ですよ!

グリーンのデザインで、見栄えも他のカードより圧倒的によく、見た目にこだわるのであれば、かなりおすすめです。

年会費は税込13,200円かかりますが、その分だけサービスも充実しています。
100円で1ポイント貯まるし、マイルにも交換できますよ。

国内の空港ラウンジが無料で使えるサービスも付帯していますし、海外旅行から戻ってきたときに便利な手荷物宅配サービスも無料で使えます。

また、半額の年会費で従業員用のカードを持たせることもできますので、経費をひとまとめで管理したいなら使ってみましょう。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードは、クレジットカードのブランドやデザインにこだわる場合や、海外旅行や海外出張するときのサービスを充実させたい場合におすすめです!

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

所有しているアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、先ほど紹介したアメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードのゴールドカード版にあたります。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードでも十分すぎるぐらいの特典はありますが、ゴールドになるとそれ以上のサービスがありますよ。

出張・旅行でのサービスが充実しています。

東京駅・新宿駅・博多駅にある宅配カウンターを使って、ホテルに荷物を送れる「手荷物ホテル当日宅配サービス」というサービスは、ゴールドカードならではの特典ですね。

私もアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを使っていますが、何よりメリットを感じているのは、限度額が設定されていないこと。

厳密にいうと限度額はありますが、一般的なクレジットカードや法人カードと比べるとかなり高く設定されています。

1000万円以上使う予定があるなどの場合は、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードがあると使いやすいですね。

リスティング広告やFacebook広告などはアメックスも使えるので、ポイントもかなり貯まりますよ!

楽天ビジネスカード(楽天プレミアムカード)

楽天カードの上位カードだと、個人の場合は楽天プレミアムカードが有名ですが、法人向けには楽天ビジネスカードがあります。

楽天プレミアムカードの年会費11,000円に加えて、プラス年会費2,200円を払うだけで楽天ビジネスカードが持てる仕組みです。

楽天プレミアムカードと同じように、世界中の空港ラウンジが使えるようになるプライオリティパスも無料で使えるようになります。

ただし、本人カードのみで、追加カードの発行はできません。
ただ、一人会社の場合はこれで十分だと思いますよ。

法人の経費を楽天ビジネスカードで支払っても、楽天ポイントはしっかりと貯まります!

法人カードで楽天ポイントを貯めたいのであれば、楽天ビジネスカードはおすすめですね。

個人での利用は楽天プレミアムカード、法人での利用は楽天ビジネスカードと使い分けることで経費の計算がしやすいです。

まずは楽天プレミアムカードを作ったあとで、楽天ビジネスカードを申込みましょう!

参考:楽天プレミアムカードを作るにはこちらから

ラグジュアリーカード

年会費は少なくとも5万円以上になりますが、法人カードで特別感を出したいのであれば、ラグジュアリーカードもおすすめです。

金属製のクレジットカードで、重厚感がありますよ。

私もラグジュアリーカードを持っていますが、普通のクレジットカードよりも明らかに重たく、その分だけ大事にしなきゃって思えます。

コンシェルジュサービスが充実、プライオリティパスが付帯、リムジンに乗れる、TOHOシネマズの無料鑑賞などの充実したサービスがありますよ。

2人以上でレストランを利用すると1人無料になるサービスもあります。

ラグジュアリーカードの年会費は以下の通りですね。

  • Titanium Card:年会費55,000円
  • Black Card:年会費110,000円
  • Gold Card:年会費110,000円

思い切り社長の気分を満喫できる、文字通りラグジュアリーなクレジットカードですよ。
周りからも一目置かれるかもしれませんね。

私も一応持っていますが、見せると驚かれて会話のネタにはなりますよ!

JCB法人カード

は、年会費1,375円で持てる、格安の法人カードです。

年会費がこれだけ安いのにも関わらず、追加カードは何枚でも作れます。

仮に、従業員が30人いたとしても、1人あたり同じ年会費で利用できるのがいいですね。

また、追加で発行できるETCカードの年会費は無料です。
仕事で車を利用することが多いなら、JCB法人カードだと余計な経費が掛からずに済みます。

三井住友ビジネスカード

VISA・MasterCardブランドがいいのであれば、三井住友ビジネスカードを選びましょう。

こちらも年会費は1,375円と格安です。

追加カードは20枚までしか発行できないのですが、1人あたり440円の年会費で使えるので、従業員が20人以内の会社であれば、三井住友ビジネスカードの年会費はかなり安いですよ。

ETCは年に1回でも使えば年会費が無料になります。

まったく使わない場合は550円の年会費が必要なので、車を使わない場合はETCカードを作らないようにしておきましょう。

三井住友ビジネスカード for Owners

三井住友ビジネスカード for Ownersは、先ほど紹介した三井住友ビジネスカードと似たような法人カードですが、こちらは個人事業主でも作れます。

また、使える電子マネーやポイント交換先が増えるのも大きなメリットですね。

年会費や追加カードの費用は三井住友ビジネスカードと同じなので、三井住友カードで法人カードを作るのであれば、三井住友ビジネスカード for Ownersのほうをおすすめしますよ。

ダイナースクラブ ビジネスカード

ブランド力のあるダイナースでは、ダイナースクラブ ビジネスカードが法人カードにあたります。

追加カードが何枚でも年会費無料で作れるので、従業員が多い会社だと、トータルの年会費をかなり安く抑えることもできちゃいますね。

一般カードと比較しても、ダイナースブランドということもあり、明らかにスペックに差があります。

貯めたポイントをマイルに交換したり、海外旅行傷害保険が自動付帯だったり、空港ラウンジが数百ヶ所も使えたりと、内容が充実しています。

また、ANAダイナースカードでも、追加の年会費を2,200円支払うことで経費決済専用カードを持つことができますよ。

ANAマイルをしっかりと貯めたい場合で、法人カードを持ちたい場合はこのカードが断然おすすめです。

ただ、ダイナースなので、海外の場合は使えるお店が限られてしまうのが残念なところ。それ以外は年会費以外は申し分ないカードになりますよ。

参考:ダイナースクラブ ビジネスカードを作るにはこちらから

ダイナースプレミアムカード

所有しているANAダイナースプレミアムカード(SFC)

ダイナースプレミアムカードは、ダイナースクラブカードの上位カードにあたるクレジットカードです。

法人カードとしても使えますよ。
私はANAダイナースプレミアムカードにして、それをメインのクレジットカードとして使っています。

法人口座の住信SBIネット銀行から引き落としできているのですごく助かっていますね。

ダイナースプレミアムカードはいきなり作れるわけではなく、招待制になっていますよ。

100円使うごとに1.5マイル相当のポイントが貯まるため、ANAマイルを貯めるのにも最適です!

また、エグゼクティブダイニングフランスレストランウィークなどのグルメ系のサービスが充実しているのも、ダイナースプレミアムカードのいいところですよ。

年会費は170,500円するため、気軽に持てないのはデメリットですね…。

多くのカードでJR東海プラスEXサービスが使える

飛行機利用する方におすすめの法人カードを紹介しましたが、同じように出張で新幹線を使うこともありますよね。

新幹線を使うときには、多くのカードに付帯している、JR東海プラスEXサービスを使えば、東海道新幹線の運賃を安くできますよ。

この付帯サービスを使うのに年会費550円が必要なことだけ覚えておきましょう。

よく新幹線を使うのなら、すぐに回収できる年会費ですよ。

法人カードでもETCカードが作れる

車の利用が多い法人だと、ETCカードが必須ですよね。
これも、多くの法人カードでETCカードを付帯できます。

ただ、法人カードがまったく作れない場合は、ETC専用のカードを申し込むのがおすすめです。

高速情報協同組合であれば、クレジットカード機能がないETCカードが持てます。

さいごに

法人のクレジットカードは、会社の経費を見える状態にしておくために欠かせないものです。

自分の会社がどのようなことにお金を使っているのかを意識した上で、会社に合うカードを選ぶようにすれば、いろいろと割引特典を受けることもできて、経費の節約にもなりますよ。

私も普段は法人カードを使っています!
法人カードがあるおかげで会計が楽になっていますし、それぞれの法人カードの特典やポイント・マイルによって得しまくりですよ。

会社を作ったら、まずは法人カードを作ってみましょう。

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

このサイト「ノマド的節約術」の運営者。節約アドバイザー・クレジットカードアドバイザー。会社を辞めて子どもが産まれるタイミングで家を買いました。収入ゼロから始まった節約生活の日々で身に付けたお金の知識を紹介しています。そもそも論から考えるミニマリスト的な節約術、クレジットカード、ポイントやマイル、株主優待、投資信託、移動を安くする方法に詳しいです。

松本 博樹のプロフィール