JCBカードの中には、NFC機能を持った「JCB Contactless(コンタクトレス)」に対応しているものがあります。
JCBコンタクトレス対応のクレジットカードを持っていると、端末にかざすだけで決済できるので便利ですよ。
ただ、JCBカードにもいろいろと種類があるので、どのカードがJCBコンタクトレスに対応しているのかわかりづらい部分がありますよね。
どんなお店でJCBコンタクトレス決済ができるのか、どうやって使うのか支払いの流れについても気になるところです。
このページでは、JCBコンタクトレスに対応しているクレジットカードや、JCBコンタクトレス決済の方法について詳しく説明していきますね。
NFC対応のクレジットカードについては、こちらで詳しく紹介していますよ。
JCBコンタクトレスとは?
そもそも、JCBコンタクトレスが何なのかよくわからない場合もありますよね。
JCBコンタクトレスは、JCBブランドの非接触決済サービスのこと。
お店の端末に、JCBコンタクトレス対応のカードやJCBカードを登録したスマートフォンなどをかざすだけで決済ができます。
支払いのたびに暗証番号を入力したり、カードリーダーに挿入する手間がないので、会計にかける時間を短縮することにもつながりますね。
電子マネーのように、端末にピッとかざして支払いができるので便利です。
子どもを抱っこしながらでも、簡単に支払いができますよ。
手元にカードやスマートフォンがある状態で決済できるため、紛失や個人情報の流出を最低限におさえられるのもうれしいですね。
間違えて端末に2回タッチしてしまった場合でも、1回分のみ請求されるので安心して使えます。
JCBコンタクトレスに対応しているクレジットカードは?
JCBコンタクトレスを使ってみようと思ったとき、どのクレジットカードが対応しているのか気になりますよね。
普通のJCBカードとの見分け方も知っておきたいところです。
▼JCBコンタクトレス対応のカードには以下のマークがついています。Wi-Fiマークを横にしたようなマークが目印!
▼カードによっては、「J/Speedy」と記載されていることもあります。
マークがついていないJCBカードでは、JCBコンタクトレスは使えません。
現在、日本でJCBコンタクトレスに対応しているカードはジャックス・J/Speedyカードのみ。
年会費は初年度無料で、2年目以降は税込1,273円かかります。
ただ、海外旅行傷害保険が自動付帯になっているので、保険料の分と思えばそこまで高くない年会費です。
JCBコンタクトレスが使えるお店について
JCBコンタクトレス対応のクレジットカードについてわかったところで、実際にどんなお店で使えるのか気になりますよね。
現在、国内でJCBコンタクトレスが使えるお店は以下の通り。
マクドナルドやローソンは、JCBコンタクトレス以外のNFC決済にも対応しています。
▼マクドナルド店頭で、各カードのコンタクトレス決済に対応していることが確認できましたよ。
▼ローソンでは、レジ横でコンタクトレス決済が使えることが宣伝されていました。
ローソンでコンタクトレス決済できるのちゃんと推してる!クレジットカードをかざすだけで決済できるのはうれしい◎ pic.twitter.com/lIu1Oks6lF
— 柚木ゆうら?フォトライター (@yzk0829) 2018年10月1日
ちなみに、海外では以下のようなお店で使えます。
国や地域によって、使えるお店は異なりますよ。
今後も2020年の東京オリンピックに向けて、コンタクトレス決済できるお店や対応したクレジットカードはもっと増えていきそうですね。
JCBコンタクトレスで決済するときの流れ
JCBコンタクトレスが使えるお店についてわかったところで、実際にどうやって決済すればいいのかを説明していきますね。
簡単に流れを説明すると、以下のような手順になります。
- JCBコンタクトレス対応のクレジットカードかスマートフォンを用意する
- 「クレジットで」とレジの店員さんに伝える
- 店頭の読み取り機にカードまたはスマートフォンをかざす
- 決済完了
たったこれだけで支払いができますよ。
感覚としては、SuicaやPASMOなど交通系ICカードを使うときと同じです。
「コンタクトレス決済で」といっても店員さんによっては伝わらないこともあるので、「クレジットで」と伝えたほうが確実ですね。
または、「クレジットカードのタッチ形式で支払います」と説明すると伝わりやすいですよ。
店員さんが操作してから、読み取り機にクレジットカードまたはスマートフォンをかざすとコンタクトレス決済ができます。
▼コンタクトレス決済できるタイプの端末はこんな感じです。ウェーブマークのある部分にカードかスマートフォンをかざしましょう。
▼こういうクレジットカードを挿入するタイプの端末では、コンタクトレス決済ができません。
ちなみに、一定額以上の支払いをする場合、サインや暗証番号の入力が必要になることもあります。
サインや暗証番号が必要になる条件は、JCBコンタクトレスするお店によって異なるので気をつけてくださいね。
また、1回あたりの利用金額の上限は、使用するクレジットカードの限度額になりますよ。
分割払い・リボ払いはできません。
コンタクトレス決済した分も、クレジットカード利用分として同じ支払日に口座から引き落とされます。
お店がJCBコンタクトレス未対応の場合
JCBコンタクトレスで支払おうと思ったのに、使えないこともあるかもしれません。
そもそもお店がJCBコンタクトレス未対応の場合は、JCBコンタクトレスで決済できないので気をつけましょう。
ただ、JCB加盟店であれば、JCBコンタクトレスに対応したクレジットカードもJCBカードとして使えます。
JCBコンタクトレスが使えないお店では、クレジットカード払いで決済しましょう。
Apple Payに登録するのもおすすめ
JCBコンタクトレス対応のクレジットカードをApple Payに登録することもできます。
いちいちクレジットカードを持ち歩くのが面倒な場合は、Apple Payに登録しておきましょう。
Apple Payに登録して、コンタクトレス決済する流れは以下の通り。
- Apple Payにコンタクトレス対応のカードを登録しておく
- 「クレジットで」とレジの店員さんに伝える
- レジに置いてあるカード読み取り機にApple Payを開いた状態でスマートフォンをかざす
- 決済完了
また、JCBコンタクトレスに対応していないカードでも、Apple Payに登録しておけばスマートフォンをかざすだけで支払いができます。
Apple Payに登録しておけば、自動的にコンタクトレス決済になるので便利ですよ。
JCBコンタクトレス対応のクレジットカードは持っていないけどスマートに支払いたい場合、Apple Payを使うのもひとつの手ですね。
新しくJCBコンタクトレス用にクレジットカードを作る手間もありません。
クレジットカードのほかに、デビットカードやプリペイドカードも登録できますよ。
ただし、Android端末ではApple Payが使えないので注意しましょう。
JCBコンタクトレス決済でもポイントやマイルが貯まります
JCBコンタクトレス決済した場合も、利用するクレジットカードに応じてポイントやマイルが貯まりますよ。
クレジットカード払いしたときと同じように、ポイントやマイルが貯まるのでうれしいですね。
たとえば、Apple PayにJCBブランドの楽天カードを登録してコンタクトレス決済した場合は、楽天ポイントが貯まります。
還元率は1%なので、1,000円分をコンタクトレス決済した場合、10ポイントが貯まる計算になりますよ。
マイルを貯めたい場合は、ソラチカカードやANAカードをApple Payに登録してコンタクトレス決済するといいですね。
さいごに
JCBコンタクトレスについてまとめてみました。
- JCBコンタクトレスに対応しているクレジットカードは少ない
- カードリーダーにかざすだけで決済できる
- JCBコンタクトレス決済でもポイントやマイルが貯まる
- JCBコンタクトレス未対応のカードはApple Payに登録するのがおすすめ
日本では加盟店も少なく、JCBコンタクトレスに対応しているクレジットカードそのものがあまりありません。
ただ、JCBコンタクトレスに対応しているお店では、手持ちのJCBカードをAppel Payに登録して支払うことでコンタクトレス決済ができます。
Apple PayでJCBコンタクトレス決済したときも、クレジットカードのポイントやマイルが貯まります。
JCBコンタクトレス用にクレジットカードを作るのが面倒という場合は、試しにApple Payに登録して使ってみてくださいね。
おまけ:ほかのクレジットカードについて知りたい場合
このページでは、JCBコンタクトレス対応のクレジットカードについて紹介してきました。
用途別にクレジットカードを選びたい場合は、こちらも参考にしてみてくださいね。