こんにちは!
銀行の手数料についてシビアに見ている、ノマド的節約術の松本です。
メガバンクの三菱UFJ銀行(旧:三菱東京UFJ銀行)に口座を開設することになった場合、あらかじめお得に使える方法を知りたいのではないでしょうか。
普段使いする銀行だからこそ、デメリットがあるのかも知っておきたいですよね。
そこでこのページでは、三菱UFJ銀行のメリットやデメリットをまとめて紹介していきます。

三菱UFJ銀行のメリット・デメリットまとめ
まずは、三菱UFJ銀行のメリットとデメリットを一覧でまとめてみます。
三菱UFJ銀行はメガバンクでありながら、ATM手数料や振込手数料を無料にする方法があるのがいいですね。
デメリットを理解しつつ、なるべく手数料が無料になる範囲で使っていきましょう。
三菱UFJ銀行のメリット・お得な使い方
それでは、ここから三菱UFJ銀行のメリットやお得な使い方について詳しく解説していきます。
三菱UFJダイレクトとスーパー普通預金を使うと手数料がお得になる
三菱UFJ銀行を使うのであれば、インターネットバンキングができるサービスである「三菱UFJダイレクト」と「スーパー普通預金(メインバンク プラス)」を必ず利用しましょう。
こちらのサービスを使った上で、以下のいずれか1つを満たすと手数料がお得になりますよ。
- 給与もしくは年金を1回で10万円以上受け取る
- Eco通帳(インターネット通帳)を利用する
当てはまる条件によって、各手数料が無料になる回数が変わってきます。
無料になる手数料 | 給与もしくは年金の受け取り | Eco通帳の利用 |
---|---|---|
三菱UFJ銀行ATMの時間外手数料 | 何回でも無料 | 何回でも無料 |
提携先コンビニATMの手数料 | 2回まで無料 | 1回無料 |
他行宛振込手数料 | 3回まで無料 | 1回無料 |
銀行を使うときに一番大事なATM手数料と振込手数料が優遇されるのはメリットですね!
ただし、両方の条件に当てはまる場合は「給与もしくは年金の受け取り」のほうが優先されます。
手数料の無料回数が合計されて増えるわけではないため、注意しましょう。
毎月Pontaポイントが貯まる
先ほど紹介した「スーパー普通預金」を使うメリットは、手数料がお得になるだけではありません。
三菱UFJダイレクトでポイントサービス申込という手続きをすると、Pontaポイントが貯まるようになりますよ!
毎月の取引内容に応じて、もらえるポイント数が決まります。
取引内容 | 毎月のポイント数 |
---|---|
三菱UFJダイレクトにログイン | 5ポイント |
公共料金などの口座振替 | 10ポイント |
投信つみたて・外貨つみたての利用(1万円ごと) | 30ポイント(上限300ポイント) |
投資信託や外貨預金などの運用商品残高が50万円以上 | 50ポイント |
住宅ローンの借入残高あり | 50ポイント |
手軽に条件を達成しやすいのは「三菱UFJダイレクトにログイン」と「公共料金などの口座振替」ですね。
口座振替は電気や水道料金のほか、社会保険料やNHKの受信料なども対象になりますよ。
dスマートバンクを使ってdポイントを貯めることも可能
dスマートバンクは、NTTドコモが提供するアプリと三菱UFJ銀行の口座を連携させて使うサービスです。
こちらのサービスを利用すると、毎月の取引内容に応じてdポイントがもらえます。
取引内容 | 毎月のポイント数 |
---|---|
ドコモ携帯電話もしくはdカード利用料金の引き落とし | 50ポイント(3年目以降は25ポイント) |
給与もしくは年金の受け取り(1回で10万円以上) | 5ポイント |
また、以下の条件をすべて満たすことで、dポイントクラブの会員ランクに応じて毎月10~100ポイントがもらえる特典もありますよ。
- d払い残高のチャージ方法を三菱UFJ銀行の口座に設定する
- 月初から月末までの累計チャージ金額が5,000円以上
- 月初から月末までの累計d払い利用額が税込5,000円以上(d払い残高からの支払いに限る)
ただし、dスマートバンクは先ほど紹介したPontaポイントサービスとの併用はできません。
どちらか一方のポイントのみ貯められるため、達成できそうな条件を考えた上で選びましょう。
デビットカードを使えば現金払いの回数を減らせる
三菱UFJ銀行の普通預金口座を開設すると、デビットカードの申し込みもできます。
デビットカードには、JCBとVISAの2種類がありますよ。
JCB・VISAともに、利用額の0.2%が自動で毎月キャッシュバックされます。
デビットカードを持った上で、カード払いできるところでデビットカードを使えば、直接口座から引き落とされるため、現金払いする必要がありません。
さらに即時引き落としですので、クレジットカードのように使いすぎを心配することもないですよ。
デビットカード自体の還元率は高くないですが、ATM手数料の節約目的で使うのはアリですね。
三菱UFJ銀行のデメリット・注意点について
次に、三菱UFJ銀行のデメリットや注意したいポイントについて説明していきます。
普通預金・定期預金の金利はネット銀行より低め
三菱UFJ銀行の普通預金・スーパー普通預金の金利は、税引前で0.2%です。
2024年3月までは税引前で0.001%だったため、だいぶ金利が高くなりましたね。
ただ、楽天銀行やauじぶん銀行などのネット銀行のほうが、普通預金金利が高い場合が多いです。
たとえば、楽天銀行でマネーブリッジを使うと、普通預金金利が300万円までは0.28%(税引前)になります。
定期預金も同じく、auじぶん銀行などのほうが金利が高い傾向がありますよ。
普通預金や定期預金の金利を比較したいのであれば、以下のページもチェックしてみてくださいね。
参考:普通預金金利の比較はこちら
参考:定期預金金利の比較はこちら
口座を2年以上使っていないと別途手数料がかかることも
三菱UFJ銀行の普通預金口座を開設した場合、年間で1,320円(税込)の未利用口座管理手数料がかかることがあります。
以下の条件にすべて当てはまる場合に、未利用口座管理手数料が必要になりますよ。
- 2021年7月1日以降に三菱UFJ銀行の普通預金口座を開設した
- 普通預金口座(総合口座を含む)で預入れや引出しを2年以上1回もしていない
- ほかの金融資産(定期預金・外貨預金・投資信託など)もしくは借入れがない
口座が対象になったときは事前に郵便やメールで通知されますが、うっかり放置して手数料を引き落とされないように注意しましょう。
ちなみに、残高が手数料より少ないと口座自体が解約になるため、残高以上の支払いになることはありません。
投資信託や新NISAはネット証券のほうがおすすめ
三菱UFJ銀行には、資産運用や投資に関するサービスもあります。
わかりやすいところでいえば投資信託ですね。
購入手数料が無料かつ信託報酬が低めの投資信託であれば、購入を検討してもいいと思いますよ。
ただ、やはりネットの証券会社のほうが取り扱っている商品が充実している印象です。
三菱UFJ銀行は新NISAにも対応していますが、取り扱いは投資信託のみ。
成長投資枠で国内株式や米国株式などが購入できないため、新NISA口座は証券会社で開設するのがおすすめです。
さいごに
三菱UFJ銀行は指定のサービスを使うことで、ATM手数料や振込手数料を無料にできるのがうれしいですね。
会社やアルバイト・パート先の都合などで使わざるを得ない場合があるかと思いますので、どうせ使うのであれば、よりお得に使えるようにしていきましょう。
個人的には、ほかの銀行と組み合わせて使うほうが手数料や金利面でメリットが大きくなるかなと思います。
もし、この機会に口座開設するのなら、デビットカードの利用もあわせて検討してみましょう。
おまけ:ほかの銀行と比較したい方へ
ノマド的節約術では、銀行ごとにお得に使う方法を詳しく紹介しています。
ほかの銀行と比較してみたい場合はチェックしてみてくださいね。
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