JCBカードの一番上のランクにあたるのは「JCBザ・クラス」です。
クレジットカードに興味を持ち始めて、グレードの高いカードを持ちたいと思ったときに出てくるカードだと思います。
そんなJCBザ・クラスですが、持つことでどんなメリットがあるのかが気になるのではないでしょうか。
デメリットは、一般的に見て高すぎる年会費だと思います。
その年会費の元が取れるかどうか気になるところ。
このページでは、そんなJCBザ・クラスの特典やメリットについて詳しく紹介していきますね。
私も実際にJCBザ・クラスを使ってみたいと思って、ずっと目指していましたが、無事に招待が届いて今は持っていますよ。
JCBザ・クラスの特典まとめ
JCBザ・クラスは、JCBカードの最上級カードということもあり、あらゆる面でサービスが充実しています。
1つ1つ紹介していると長くなるので、まずは一覧でまとめて紹介しますね。
- 家族カードが8枚まで無料
- ザ・クラス・メンバーズ・セレクションでカタログギフトが年1回もらえる
- 名食倶楽部が使える
- プライオリティパスが同伴者1名まで無料になる
これらは、JCBザ・クラスならではの特典です。
ランクが下になるJCBカードの特典はすべて含まれていますので、これらのカードで便利だったサービスは引き続き使えますよ。
インビテーション到着後、審査に通ると入手できます
JCBザ・クラスを作りたいと思ったとしても、今すぐ手に入るわけではありません。
インビテーション(招待)が来ないと申し込みすらできないカードとなっています。
私は、2年間「JCBゴールド」を使ったあと、「JCBゴールド ザ・プレミア」に切り替え、さらに1年間使い続けたあとでようやくJCBザ・クラスのインビテーションが届きました。
ここまで来るのに3年もかかっています。
いきなり作れないクレジットカードということで、レアな感じがしますよ。
私自身、インビテーションが届いたときはとてもうれしかったですもの!
▼こんな感じの分厚い封筒が家に届きました。
▼その後、申し込みして無事にJCBザ・クラスが届いています。
一度手に取ってみたかったのでうれしいですね!
JCBザ・クラスのインビテーションについて、より詳しく知りたいなら以下のページもチェックしてみましょう。
入会後に、案内の冊子が届きます
▼JCBザ・クラスに入会後、グルメ・ベネフィットとJCBプレミアムステイプランの案内冊子が届きました。
▼1冊がものすごいボリュームなので、かなり重たいです。
グルメ・ベネフィットとJCBプレミアムステイプランは、あとで紹介しますね!
特にグルメ・ベネフィットは知っておくといいサービスですよ。
JCBプレミアムステイプランは…どっちでもいいですね。
年会費は税抜50,000円と高い!
JCBザ・クラスを持つことになった場合、年会費がいくら必要になるのか気になるかと思います。
最上級のJCBカードということもあり、年会費は税込にすると55,000円も必要です。かなり高いですよね。
どれだけJCBザ・クラスを使いこなせるかどうかで、年会費のコストパフォーマンスを実感するかと思います。
家族カードは8枚まで無料になる
本人の年会費自体は高いのですが、JCBザ・クラスは家族カードの年会費が8人まで無料になります。
8人まで無料とはいうものの、「生計を同一にする配偶者・親・高校生を除く18歳以上の子供」が対象になっているため、大家族でもない限りは8人分作りきれることはないでしょうね。
従業員に対して作るとか、事実婚などで内縁関係になっているとかでは家族カードが作れないです。
参考:家族カードについて
家族カード8枚無料はうれしいけど、今の時代に合ってないところもちょっとありますね。
ETCカードについて
JCBザ・クラスでは、付帯でETCカード「ETCスルーカード」を追加できます。
ETCスルーカードの年会費は無料なので安心して使えますよ。
JCBザ・クラスを使う前からETCスルーカードを持っていた場合は、そのまま引き続き使えるので、わざわざ新しくETCスルーカードを作る必要はありません。
ポイントは1,000円ごとに1ポイント貯まる
JCBザ・クラスをもし持ったら、普段の生活の中で使う機会が出てくると思います。
そのときにポイントがどれぐらい貯まるのかが気になるところではないでしょうか。
JCBザ・クラスは、利用額1,000円ごとに1ポイントが貯まります。
1ポイントあたり5円の価値がありますので、還元率にすると0.5%ですね。
ちなみにJCB ORIGINAL SERIESパートナーのお店であれば、ポイント2倍以上になっていますので、活用方法次第では、ポイントがかなり貯まりやすいですよ。
これはどのJCBカードでも同じですね。
集計期間中のカード利用額が大きいと、ポイント還元率が0.6〜0.85%に
JCBザ・クラスを使うのであれば、金額が大きくなるかと思います。
それならより知っておくとお得なことがありますよ!
集計期間中(年間)でのカード利用額が100万円を超えると、特典適用期間中になったら通常の1.6倍ポイントが貯まります。
ポイント還元率にすると0.8%ですね。
また、300万円を超えた場合は、通常の1.7倍ポイントが貯まるようになります。
こちらはポイント還元率にすると0.85%。
通常で1%のポイントが貯まるカードもある中で比較すると見劣りしますが、JCBザ・クラスをメインにするなら知っておくと、よりお得に使えるようになりますよ。
貯めたポイントは他のポイントなどに交換できる
せっかくJCBザ・クラスを使ってポイント(Oki Dokiポイント)を貯めたとしても、使わなければ意味がありませんよね。
貯めたポイントは、他のポイントやマイルに交換できますよ。
代表的なところを一覧にしておきました。
ポイント名 | 交換前OkiDoki | 交換後ポイント |
---|---|---|
ANAマイル | 500 | 1,500 |
JALマイル | 500 | 1,500 |
デルタスカイマイル | 500 | 1,500 |
ANA SKYコイン | 500 | 1,500 |
nanacoポイント | 500 | 2,500 |
dポイント | 500 | 2,000 |
WALLEVポイント | 500 | 2,000 |
ビックポイント | 500 | 2,500 |
ビックネットポイント | 500 | 2,500 |
ベルメゾン・ポイント | 500 | 2,500 |
ジョーシンポイント | 500 | 2,500 |
楽天ポイント | 500 | 2,000 |
Pontaポイント | 500 | 2,000 |
電子マネーWAONポイント | 500 | 2,000 |
セシールスマイルポイント | 500 | 2,500 |
楽天Edy | 500 | 1,500 |
カエトクカード | 500 | 2,000 |
スターバックスカードチャージ | 500 | 2,500 |
ほとんどが1ポイント4〜5円相当になっていますね。
マイルにも交換できますので、マイルの使い方次第では、1ポイントあたりの価値をより高めることもできますよ。
Apple Payでの支払いに対応している
JCBザ・クラスはJCBカードの一種であるため、Apple Payにも対応していますよ。
もしiPhone7以上やApple Watch2以上を持っているのであれば、紐付けておくことで支払い時の手間を省けます。
Apple Payを使うときは、QUICPayで支払うことを店員さんに伝えれば大丈夫ですよ。
まれにJCBカードでApple Payを使うことによるキャンペーンが行われることもあるので、もし対応している端末があるのならぜひ試してみましょう。
「ザ・クラス・メンバーズ・セレクション」で年に1つ商品がプレゼントになる
JCBザ・クラスならではの特典の1つが、メンセレと呼ばれる「ザ・クラス・メンバーズ・セレクション」です。
年に1回、3〜4月頃にカタログが届き、そこから好きな一品を選べるようになっています。
年会費の半額相当のサービスとなっていますので、これだけで年会費の半分ぐらいの元が取れる計算ですね。
グルメ・レストラン系のサービスを活用する方法
JCBザ・クラスでは、レストランなどの割引サービスが他のJCBカードよりも充実しています。
外食が多かったり、仕事での接待・デートが多かったりするのなら、JCBザ・クラスが活躍する機会は増えますよ。
ただ、ほとんどのサービスがJCBプラチナカードでも使えるため、これだけのためにわざわざJCBザ・クラスを作ろうとは思わなくても大丈夫です!
「名食倶楽部」で年に2回グルメイベントに参加できる
JCBザ・クラスならではのグルメサービスが「名食倶楽部」です。
半期に1回、大阪・東京でそれぞれグルメイベントが開催され、参加できますよ。
ただ、お金はしっかりとかかってしまうので、ものすごくおすすめというわけではないですけどね。
有名レストランの料金が1名分無料になる「グルメ・ベネフィット」が便利!
JCBザ・クラスと提携している国内の有名レストランを2人以上で予約して所定のコースメニューを選んだ場合、1人分の料理が無料になるサービスの「グルメ・ベネフィット」があります。
基本的には高級レストランでの利用になるため、もともとの料金が高いですが、それが1人分無料になると割引額はとても大きいですよ。
1万円前後は節約できると思っていいぐらい。
私が利用したときは、1人12,500円のコースだったので、たったこれだけで年会費の半分も元が取れますね。
普段の食事ではなかなか使いづらいですが、接待などで使うときにうまくこの割引を活用して、いいところをお得に利用してみましょう!
実際に使ってみたら、とても美味しい料理をリーズナブルに楽しめました。
また使いたいサービスですね!
グルメ・ベネフィットはお得!
「ダイニング30」の対象店舗だと飲食代が30%割引になる
グルメ・ベネフィットとはまた別に、JCBザ・クラスでは「ダイニング30」というグルメのサービスがあります。
こちらはダイニング30の対象店舗になっているところに事前に予約して、専用クーポンを提示・JCBザ・クラスで支払うことで合計金額やコース代金が30%割引になるサービスですよ。
過去に利用したときは、もともとは24,300円だったところが支払い金額は17,010円になります。割引額は7,290円ですね。
何度もダイニング30を使っていれば、JCBザ・クラスの年会費の元も取れますよ。
「JCBゴールド グルメ優待サービス」で20%割引
「JCBゴールド グルメ優待サービス」は、JCBザ・クラスに限らず、JCBゴールドカードでも使えるサービスです。
JCBゴールド グルメ優待サービスの対象になっているお店で予約して専用クーポンを使うと、合計金額やコース代金から20%割引になりますよ。
10,000円の食事代なら、2,000円も割引になるのが大きいです!
ダイニング30よりは割引率が低くなりますが、対象のお店が多くなっているため、比較的使いやすいですよ。
「京爛漫」で京都の料理と宿で優待を受けられる
JCBオリジナルの京都ガイド「京爛漫」では、パンフレットを請求したあとに対象になっている京都のお店に予約したりお店に行ったりしたときにサービスを受けられます。
料理の場合はコース代金が割引になったり、特別なサービスを受けられたりしますよ。
京都旅行する予定があるときや、関西に住んでいて京都観光を1日楽しみたいときに使えますね。
ポケットコンシェルジュを使うと2,000円割引に
JCBザ・クラスでは、ポケットコンシェルジュというサービスを使うこともできます。
ポケットコンシェルジュを使って予約するときに、優待クーポンコードを入力することで、通常料金より2,000円安くなりますよ。
クーポンコードは、MyJCBにログインしてポケットコンシェルジュのページを見ると記載されています。
支払いはJCBザ・クラスで行えば大丈夫です。
ポケットコンシェルジュも、知っていると役立つサービスですので、ここぞの食事のときに使えますよ。
ただし、他のクーポンとの併用はできないので気をつけてくださいね。
旅行・レジャー系のサービスを活用する方法
JCBザ・クラスでは、旅行やお出かけなどのサービスも充実しています。
ただ、これらのサービスはすべてJCBプラチナカードでも使えますので、これらのサービスを目当てにするなら、無理にJCBザ・クラスを目指す必要はありません。
プラチナ・コンシェルジュデスクが使える
上級カードならではの特典になるのが専用デスクとなる「プラチナ・コンシェルジュデスク」です。
24時間365日いつでも電話することができ、宿の手配・チケット・レストランなどの予約をしてもらえますよ。
また、それ以外の相談にも対応しており、秘書がいるような感覚として使えます。
「JCBプレミアムステイプラン」で厳選したホテルや旅館に電話1本で宿泊できる
JCBザ・クラスでは、宿泊用のサービスも充実しています。
「JCBプレミアムステイプラン」というサービスを使えば、全国で人気のあるホテルや旅館を電話1つで予約できますよ。
スイートルームプラン・スペシャルプライスプランの両方が使えます。
特に、スイートルームプランが使えるのはJCBザ・クラスだけですね。
特別価格での予約になるのもお得なところです。
ただ、私が利用したときはネット予約するよりも高くなってしまいましたが、使い方にもよるのでしょうね。
ネットでわざわざ予約するのに時間がすごくかかってしまうという場合は、JCBプレミアムステイプランを使えば電話だけでいい宿泊場所を気軽に手配してもらえるため、便利に使えると思います。
海外旅行傷害保険が自動付帯に
JCBザ・クラスはランクが高いカードということで、海外旅行傷害保険が自動付帯になっています。
持っているだけで海外旅行するときの保険代わりになりますよ。
事故・病気・ケガ・盗難などにあったときの保険があることで、余計な不安を1つ減らせるはず。
JCBザ・クラスと合わせて、別のクレジットカードで自動付帯になっているものを持っておくとより盤石にできます。
個人的におすすめなのはエポスカードですね。
航空機遅延保険にも対応
飛行機で移動するとなると、天候などいろいろな事情で遅れてしまうことがありますよね。
その影響で宿泊や食事が必要になってしまった場合は、保険金が出るようになっています。
こういったサービスがあるのも最上級カードならでは。
国内の空港ラウンジが無料で使える
JCBザ・クラスは、ランクが高いこともあって、国内の空港ラウンジが無料で使えます。
航空券とJCBザ・クラスの両方を提示すればラウンジに入れますよ。
国内の空港ラウンジは、フリードリンクと電源が使えることにメリットがありますが、設備はそこまですごいというわけではありませんので、過度な期待はされないほうがいいかと思います。
同伴者も1人までなら無料で使えますよ。
ラウンジ情報は、姉妹サイトの「空港ラウンジ.com」で詳しく書いていますので、合わせて参考にしていただければと思います。
プライオリティパスが付帯される
あと、JCBザ・クラスを持つのならぜひ使ってみて欲しいサービスが「プライオリティパス」です。
プライオリティパスを持っていると、世界1,000ヶ所以上の空港ラウンジが使えるようになり、海外旅行や海外出張のときにとても便利になりますよ。
私も海外に行くときはプライオリティパスのお世話になっています。
日本の空港ラウンジより設備が充実していて、便利に感じることも多いです。
もし、プライオリティパスを使ってみたいと思った場合は、別途申し込み手続きをしてくださいね。
JCBザ・クラスだと、同伴者も1人まで無料になるのがうれしいところです。
USJのJCB LOUNGEが使える
大阪にあるテーマパークのユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)にはJCBのラウンジがあります。
JCBザ・クラスを持っていれば、USJ内にあるJCBのラウンジが使えますよ。
プラチナカード以上を持っていないと入ることができない特別なラウンジになります。
歩き疲れたときにこのJCBラウンジでゆっくり休みなどして、より充実した時間を過ごせるようにしましょう。
また、「ザ・フライング・ダイナソー」というアトラクションを優先で遊ばせてもらえますよ。
ちなみに、USJをお得にする方法はノマド的節約術でも別記事で紹介しています。
京都駅にあるJCBラウンジも使える
ラウンジつながりでいうと、京都駅にあるJCBラウンジもJCBザ・クラスを持っていることで使えるようになります。
同伴者も1名まで無料で利用できるため、カップルや夫婦などでの京都観光にも便利に使えますよ。
手荷物を預けることができるのは大きなメリットで、預けてそのまま京都観光を楽しめますね。
さいごに
JCBザ・クラスを持つ最大のメリットは、メンバーズ・セレクションでのカタログギフトがもらえること。
私もついにJCBザ・クラスを手に入れたので、メンバーズ・セレクションを毎年もらえるのを楽しみにしていきたいです。
サービスが多すぎて、まだまだ使いこなせていない部分もあるので、少しずつ使っていってまた使い方を紹介していきますね。
JCBザ・クラスを目指すなら、まずはJCBゴールドかJCBプラチナから始めるのがおすすめです。