こんにちは!
数年ごとに引っ越しをしているライター、なつみとです。
引っ越し自体は気分も変わって気持ちいいものですが、大変なのはいろいろな手続きですよね。
わたしも引っ越しのたびに、「面倒くさすぎる…」とフラフラになりながらなんとかこなしています。
このページでは、そんな引っ越しに関する手続きについてまとめています。
それぞれの手続きについて解説しているほか、ダウンロードできるチェックリストも最後のほうに掲載しているので、ぜひ使ってみてくださいね。
ではさっそく、時系列順に、引っ越し手続きを紹介していきましょう。
引っ越しが決まったらすぐ
引っ越しが決まったらすぐにしておきたい手続きがこちらです。
- 新居の賃貸契約 ※新居を購入した・実家へ戻るなどの場合はもちろん不要です
- 旧居の賃貸契約の解約 ※現在の家が賃貸物件の場合
- 引っ越し業者の手配
- インターネット回線の引っ越しor解約手続き・工事の予約
- 転校手続き ※幼稚園や学校に通う子どもがいる場合
- 粗大ごみ・不用品のリストアップ
エアコンやピアノの引っ越し業者手配も忘れずに
引っ越し業者では運べないモノや、オプション料金で高くなってしまうようなモノは、別途専門業者に依頼する必要があります。
代表的なモノとしてはピアノやエアコン。
まずエアコンは、引っ越しだけでなく取り外し・取り付けも必要ですね。
引っ越し業者でもオプションで請け負っていますが、割高な場合も多いんです。
わたしはいつも、エアコンは別の業者に依頼していますよ。
ピアノも、電子ピアノであれば大丈夫ですが、アップライトピアノやグランドピアノは専門業者に依頼しなければなりません。
それから、もし貴重な美術品などを運ぶような場合は、やはりこれも専門の業者に依頼する必要があるそうです。
引っ越し先のインターネット回線は早めに手配を
フレッツ光などインターネット回線の手続きは、早めにしておくのがオススメです。
今の家の分の解約だけなら急ぐ必要はありませんが、引っ越し先のインターネット回線については、早めに動くべきなんですよ。
引っ越し先で工事が必要になる場合は工事日も決めなければいけません。
工事が必要かどうかわからない場合も、とにかく早く問い合わせるのがオススメです。
特に繁忙期は、工事の予約もすぐに埋まってしまうので、後回しにせず、先に手配をしておきましょう。
子どもの転校・転園手続きは担任の先生に連絡を
幼稚園や保育園、学校に通う子どもがいるなら、転校・転園の手続きが必要です。
手続きの方法は学校によってor自治体によっても異なるので、まずは担任の先生に報告し、必要な手続きを確認してください。
不用品処分の準備が遅れると引っ越しの荷物が増えてしまいます
また、粗大ごみや不用品処分の準備も忘れないでくださいね。
処分するつもりの粗大ごみは、さっさと処分しておかないと手配が間に合わず、引っ越し先に持っていかなくてはならなくなることも。
荷物が多いほど引っ越し料金も高くなるので、大型の家具家電については、早めに「捨てるか持っていくか」の判断をしておきましょう。
それ以外にも、引っ越しを機に処分する不用品のうち、売れそうなものは売ったほうがお得ですよね。
引っ越しが決まったらすぐ、処分するもの・メルカリや買取サービスを使って売るものをリストアップしておくのがオススメです。
引っ越し2週間前~1週間前
引っ越し2週間ぐらい前から、1週間前までに済ませておきたい手続きはこちらです。
- 粗大ごみの処分手配
- 売れる不用品は売る
- 公共料金の解約or引っ越し手続き
- 定期購入サービスの住所変更or停止手続き
- 日本郵便の転送手続き
- ヤマト運輸の転送手続き
- 転出届
不用品処分は自治体の粗大ごみ回収もしくは不用品回収業者へ
粗大ごみは、自治体の粗大ごみ回収に依頼するか、自治体の回収センターに持ち込むのが基本です。
ただし、ごみの量が多くて処分が大変な場合は、少し割高になりますが、不用品回収業者に依頼する方法もありますよ。
わたしも前回の引っ越しでは軽トラ1台分の不用品回収を業者に依頼しましたが、大量のゴミを一気に処分できて助かりました。
売れる不用品については、メルカリなどに出品することでお小遣い稼ぎになりますし、引っ越し代の足しになりますよ。
そこまで手間をかける余裕がない場合は、買取サービスに依頼するのがいいでしょう。
公共料金の引っ越し・解約手続きもやっておこう
電気・ガス・水道・NHK・新聞といった公共料金も、忘れず手続きをしてくださいね。
特に、ガスは閉栓や開栓の立ち合いが必要になるので、ギリギリの手続きになると、「引っ越し当日に立ち合いを頼めない!」という事態になることも。
また、引っ越しを機に電力会社の変更を検討してもよいでしょう。
定期購入サービスの住所変更も忘れないでくださいね。
たとえば、ヤクルトなどの宅配や、健康食品等の定期購入を利用している場合は、住所変更をしておかないと新しい家に届けてもらえなくなります。
もし、あまり利用していないサービスを惰性で利用してきたのなら、この機会に解約しておきましょうね。
日本郵便・ヤマト運輸の転送手続き
前の住所宛に荷物や手紙が届いても、転送手続きをしておけば新しい住所に転送してもらえます。
転送サービスがあるのは、日本郵便とヤマト運輸です。
残念ながら佐川急便には転送サービスはありません。
参考:日本郵便のe転居サービス
参考:ヤマト運輸の転送サービス
自治体への「転出届」
現在住んでいる場所の役所で、転出届を提出します。
※同じ市区町村内での引っ越しでは転出届は不要で、住所変更の書類だけ提出することになります。
いずれにしても、書類は役所に設置されていますので、本人確認書類と、念のため印鑑を持参の上、役所に行きましょう。
1週間前~当日
引っ越しの直前と当日にすべきことは以下のとおりです。
- 荷造り開始
- 貴重品のリストアップ
- 引っ越し挨拶の品を準備する
- 旧居のガス閉栓の立ち合い
- 旧居の鍵の返却・明け渡し
- 新居のガス開栓の立ち合い
荷造りは賢く効率よくおこなおう
オフシーズンのモノなどは2週間ぐらい前から荷造りしておくほうがラクですが、計画的に不用品を処分していれば、1週間前から始めても間に合います。
荷造りのコツは以下の点を意識してみてくださいね。
- 普段使わないようなモノからどんどん箱詰め
- 重たいモノは小さいダンボール箱へ
- 大きなダンボール箱には軽いモノを
- 引っ越し前後3日間で使うモノは専用のダンボールを作る
- 箱の上と側面に品目とナンバーを書く
引っ越し後の荷ほどきで困らないように、「品目とナンバー」を書くのは必須です!
「母・服」とか「子ども・本」のように品目を書くのと、通し番号をつけるのを徹底すると、紛失のトラブルも防ぎやすいです。
なお、引っ越し作業では道端にトラックを止めて通行人からもダンボール箱が見える状態になるので、個人名を書くのはオススメしません。
「母」「子ども」もしくは名前の頭文字などで記すのがいいですよ。
貴重品や電子機器の取り扱いを考えておく
「貴重品」も、引っ越し業者が運べないモノです。
財布などは自分で運ぶ必要があるということですね。
パソコンについても注意が必要です。
デスクトップパソコンの場合は業者に運んでもらうにしても、かならずデータのバックアップはとっておきましょう。
ノートパソコンであれば、リュックなどに入れて自分で運ぶのが確実ですね。
引っ越し挨拶の品は引っ越し後でもOK
隣近所の方に引っ越しの挨拶をする場合は、挨拶の品を準備しておきましょう。
定番は日用品ですが、引っ越し前に準備するとかさばるので、引っ越し後に、近所のスーパーなどで手配してもいいと思います。
スーパーには普通のし紙が用意されていますし、名前を入れてもらえることもありますよ。
のし紙をかけて名前を入れてもらうかは自由だと思いますが、個人的には、せっかく挨拶にきてもらっても口頭で名乗られただけでは名前を覚えられないので、のし紙に名前が書いてあるとうれしいです。
引っ越し後の手続き
引っ越しが終わってからする手続きは以下のとおりです。
- 引っ越し挨拶
- 転入届
- 転校・転園手続き
- 運転免許証の住所変更
- パスポートの住所変更
- 自動車やバイクの住所変更
- ペットの住所変更
- 不動産登記の住所変更
- ネット通販等の住所変更
- その他、銀行・クレジットカード・保険等の各種住所変更
転入届等、役所関係の手続きは真っ先に済ませよう
転入届をはじめ、役所関係の手続きは真っ先に済ませましょう。
さまざまなサービスで住所変更手続きをする際に、住民票の写しを求められることも多いからです。
転入届を提出する以外に、マイナンバーカードの住所変更、印鑑登録など、付随する手続きもいろいろあります。
必要な手続きについては、転入届を提出する際に窓口で案内があると思いますので、当日中に済ませてしまいましょう。
運転免許証、パスポートの住所変更もすぐに終わらせよう
本人確認書類として使うこともある運転免許証やパスポートの住所変更も早めに済ませておきましょう。
運転免許証の住所変更は運転免許センター・運転免許試験場のほか、警察署でも手続きができます。
住民票の写しを持参しましょう。
パスポートの住所変更は、普通は「自分で古い住所を二重線で消し、新しい住所を書き込む」だけでOKです。
ただし、本籍地が違う都道府県になった場合や、名前も変わった場合は手続きが必要になるので、パスポートの申請窓口に行きましょう。
自動車やバイク・ペット、不動産登記の住所変更手続き
まず自動車やバイクの住所変更ですが、運転免許証の住所変更のほか、以下の手続きが必要になります。
- 車庫証明:引っ越し先の管轄の警察署
- 車検証とナンバープレート:引っ越し先の管轄の陸運支局
- 自賠責保険・任意保険:加入代理店
- JAF
犬を飼っている場合は、犬の登録手続きも、役所で済ませておく必要があります。
また自治体によっては、猫の場合も登録が必要であったり、多頭飼育の手続きが必要であったりもしますよ。
ペットを飼っているなら、引っ越し先の役所で確認してくださいね。
不動産登記の住所変更手続きは法務局支局でおこないます。
ネット通販サービスの住所変更も優先的に
ほかにも、早めに住所変更手続きをしておきたいのが、ネット通販などのサービスです。
住所が古いままだと、誤って前の住所に配達されてしまう恐れもあるからですね。
日本郵便とヤマトなら転送手続きしているので大丈夫ですが、佐川急便など、転送サービスが無い業者の場合は転送してもらえません。
Amazonや楽天など自分が普段使っているネット通販は、住所変更をすぐにしておきましょう。
また、近距離での引っ越しであればずっと使っているネットスーパーを引き続き使うことも考えられますので、住所変更をしておきましょうね。
わたしは一度手続きを忘れて、前の住所に配達されて迷惑をかけてしまったことがあります…。
その他、住所登録しているサービスの住所変更
住所変更手続きが必要なものはまだまだたくさんあります。
読んでいるだけでも疲れますよね・・・。
ただ以下のものは、基本的には急ぎで手続きする必要は無いので、頑張れるときにぼちぼちやっていけばいいかな、と思います。
- 銀行
- クレジットカード
- 保険会社
- 証券会社
- プロバイダ
最近はネットから手続きできることも多いので昔に比べるとだいぶ楽です。
でも銀行に関しては未だに銀行に出向く必要があるので、少し大変ですね。
チェックリストのダウンロードはこちら
ダウンロードして使える、引っ越し手続きチェックリストを作りました。
PDF版は、印刷して使えますよ。
Excel版は、自分でカスタマイズして使えます。
Excel版をダウンロードするときは、右上の「ファイル」→「形式を指定してダウンロード」→「Microsoft Excel」を選びましょう。
いずれも空白部分を作ってあるので、銀行などの名前を一つひとつ書き込んで使ってくださいね。
参考:【PDF版】引っ越し手続きチェックリスト
参考:【Excel版】引っ越し手続きチェックリスト
さいごに
引っ越しにはさまざまな手続きがつきまといます。
手続きの数が多くて頭がこんがらがりそうになりますが、手続き漏れがないようにチェックリストを活用して一つひとつがんばってくださいね!