年収500万円台の手取り・税金の節税方法・リアルな生活はどうなのかや貯金できるかを徹底解説

こんにちは!
ブログを始めたころは仕事がなかった、ノマド的節約術の松本です。

私がフリーランスになって1〜2年目だった2012年は、年収が573万円でした。
(フリーランスになったのは2011年6月1日)

久しぶりに損益計算書を見て、まだそれほど仕事が多くなかった頃の自分の収入を知ることができました。

年収が500万円台と聞くと、それなりに多いように思うかもしれません。
でも実際はそんなことなく、ごく普通の暮らしでした。

また、会社員で年収500万円ぐらいになると、毎月の手取りがどれぐらいになるのかも気になるところではないでしょうか。

このページでは、当時どんな生活をしていたのかや、1ヶ月ごとの収入の推移、年収500万円台の手取りや税金などについて詳しく紹介していきますね。

年収500万円台の暮らしはどんな感じ?

年収500万円を実現するために必要な平均月収は?

いきなりですが、年収500万円にするためには、1ヶ月あたりいくらになるでしょうか?

細分化して計算しておくことはとても大切です。

500 ÷ 12 = 約41.7

年収500万円以上を達成するには、1ヶ月あたり416,667円以上の収入が必要になりますね。

年収500万円というと、普通に感じるかもしれませんが、そのハードルはなかなか高いと思いませんか?

私が会社員時代、ボーナスがあった月以外で月収40万円以上になったことは一度もありませんでした。

40万どころから30万円すらいったことなかったですからね。

年収500万円だと手取りはどれぐらい?

まず気になるのが、年収500万円の場合に手取り収入がどれぐらいになるのかではないでしょうか。

年収500万円といっても、手取り収入の金額は年齢・独身かどうか・扶養家族がいるかどうかなどによって変わってきます。

そのため、あくまで目安の金額ということで見ていただけたらとうれしいです!

ここでは「40歳未満、独身または共働き、控除対象扶養なし」のケースで紹介しますね。
配偶者がいる場合も、控除対象外となる額の収入がある場合で考えてみます。

ちなみにこのケースだと15歳以下の子供が何人いても当てはまりますよ。2人でも3人でも変わりません。

その場合だと手取り収入は3,892,592円になります。
ボーナスがなかったと仮定したときの1ヶ月あたりは約324,382円です。

税金で100万円以上引かれていることにビックリですね。
税金などの内訳はあとで紹介します。

とはいえ、1ヶ月あたり約32万円もあると、それなりにゆとりが出てくるのではないでしょうか。

所得税や住民税などの税金の目安

先ほど、税金で100万円以上引かれていると紹介しましたが、内訳がどうなっているのか気になりますよね。

では、その内訳をチェックしてみましょう。

  • 社会保険料控除額:約720,000円
  • 所得税:約141,000円
  • 住民税:約246,000円

年収500万円でも、引かれている税金はとても多いですね。
特に社会保険料の負担が大きいです。

ただ、この税金は何も節税対策をしていないときの金額になりますので、やり方次第では減らせる可能性もありますよ。

例えばiDeCoで掛け金を積み立てていたり、住宅ローン控除があると税金が変わってきます。

もし生活に余裕があるなら、iDeCoを始めることで節税と将来の老後資金の備えができますよ。

また、税金を安くしておくと、保育料の節約にもつながります。

年収500万円でふるさと納税できる金額の目安

楽天ふるさと納税でもらったメロン

また、年収500万円のときに、1年間でふるさと納税できる金額がどれぐらいになるか気になるところ。

「40歳未満、独身または共働き、控除対象扶養なし」のケースだと、ふるさと納税できる金額は約62,000円になります。

年収500万円だと、ふるさと納税できる金額はそこまで多くなくて、10万円以上の返礼品は選べません。

特別に裕福な生活ができているわけでもないですし、10,000円前後で選べる食べ物を選ぶのがおすすめです。

食べ物を選ぶことで、いつもより豪華な食事ができるし、食費と税金の両方を結果的に節約できますからね。

ふるさと納税するときはクレジットカード払いになるため、ポイントの貯まりやすいクレジットカードをあえて選ぶのも大切です。

エムアイカードだと、さとふるでふるさと納税したときに2.5%の還元率になるため、年間6万円使えば1,500円分のポイントが戻ってきます!

フリーランスで年収500万円になったときの1年間の月収の推移

ここからは、過去に私がフリーランスで年収500万円以上を達成したときの月収の推移を紹介しますね。

フリーランスなので、売上にバラつきがありまくりですが、何かしらヒントがあればうれしいです。

売上額
1月181,748円
2月100,662円
3月150,060円
4月156,751円
5月196,178円
6月118,659円
7月663,613円
8月790,352円
9月795,859円
10月951,341円
11月593,442円
12月1,065,256円

この年の前半は、ごくわずかな収入しかなかったんですが、7月以降からは一気に伸びました。

前半にシステム開発の仕事を請けていて、それの入金があったり、物販に力を入れるようになったことも大きく影響しています。

そのときの話は以下の記事でまとめていますよ。

6月までのペースなら年収200万円台でしたが、後半で一気に伸ばせた結果500万円台になっています。

年収が多そうに見えるけど、実際はそうでもない

私の場合は、フリーランスとして年収が500万円台でした。

500万円とあっても、ここから税金が引かれることを意識しておかなければなりません。

いろいろと対策していれば、支払う税金が少なくなるかもしれませんが、そっくりそのまま500万円が入ってくるとは思わないほうがいいですよ。

ちなみに、フリーランス向けの節税対策もノマド的節約術では紹介しています。

この頃の生活ですが、収入がそれなりにあるようには見えても、特別裕福であるとか思うことはありませんでした。

普通のサラリーマン家庭とそんなに変わらないのではないでしょうか。

当時は2012年。
フリーランスになって1年前後で、まだ仕事が安定しない状況でした。

前半の頃はもうフリーランスをやめて会社員に戻ろうかと思っていたぐらい。
収入のデータからもがわかるように、キツキツで貯金を切り崩していました。

そんな頃に、専門学校時代の同級生から開発の仕事が入って、なんとか収入の目処がたち、今につながっています。

開発の仕事が終わったあとは、先ほど説明したように物販に力を入れていきました。

また、2012年の頃は外国人を受け入れたり、家でイベントをしたりしていて、できることをなんでもやっていましたね。

年収500万円なら節約することも大切

となると、やはり普段のお金の使い方と管理がとても大切になってきます。

1つ1つの支出ごとに、使うべき出費なのかどうかの見極めができるかどうかで、貯金できるかどうかに関わってきますよ。

特に意識しておきたいのは固定費
毎月確実に出ていくお金を把握しておき、そもそも払い続ける必要があるのかどうかを見るのが大切ですよ。

主なところでいうと、保険料やスマートフォンの毎月の料金が大きなところ。

見直すことができれば月に数万円という単位で節約できますので、年収は変わらずに支出額が減って、その分毎月プラスになる金額が大きくなりますよね。

保険に関してはほけんの窓口などで無料相談してみるのがいいでしょう。

スマートフォンの料金は、格安SIMに乗り換えることで月に数千円〜1万円ぐらい節約できる可能性があります。

それほどネットをしないのであれば、格安SIMでも十分ですよ。

私自身もLINEモバイルという格安SIMのサービスを利用していますが、普段使っていて困ることは何もありません。

年収500万円だと貯金はどれぐらいできる?

年収が500万円になったら、どれぐらい貯金できるのかも気になるところだと思います。

ここでは、手取り収入から毎月の支出額を引いた金額が毎月の貯金額として計算しますね。

仮に毎月の生活費が月に20万円だったとすると、先ほどざっくり計算した手取り収入があるなら、月12万円貯金できます。

年間にすると144万円にもなるため、かなり大きいですよね。

生活費を月20万円よりも安くできると、もっと貯金できる金額は増えますよ。

これだけ貯金ができる体制が作れるのであれば、楽天銀行に預けておくのがおすすめです。

楽天証券と組み合わせて使うマネーブリッジで普通預金金利が口座残高300万円までだと0.10%にできますからね。

年間100万円貯金できたら、税抜きとはいえ利息だけで年間1,000円も入ってきます。
貯金が増えれば増えるほど利息が多くなるので、無視できないですよね。

もしまだ口座を持っていないのであれば、楽天証券から楽天銀行とあわせて作るのがおすすめです。

参考:楽天証券と楽天銀行を一緒に作るにはこちらから

年収500万円以上の仕事はたくさんある

どんな仕事をすれば年収500万円以上になるのか気になるかと思います。

年収500万円だと、そこまで遠すぎる金額でもないため、どんな仕事でも目指せる金額ですよ。

早くに達成したいのであれば、独立してやるのが一番ではあります。

会社員の場合は、同じ会社に勤めていても給料がそこまで上がらないかと思いますので、大幅な年収アップで年収500万円以上を目指すのであれば、転職を検討するのがいいと思いますよ。

転職エージェントだと、以下のようなサービスがありますよ。

  • リクルートエージェント
  • マイナビエージェント
  • JAC Recruitment

年収500万円になると結婚できたりモテたりするのか?

今独身の場合は、年収500万円になることで結婚できたりモテたりするようになるのかも気になるのではないでしょうか。

こればっかりは何とも言えないし、人によります。

私が年収500万円を超えたときは既に結婚していましたし、それによってモテるようになったとかもありません。

人と会うときに自分が年収500万円あるとか、そんな話をすることなんてないですからね。

とはいえ、これから出会いを求めていて、結婚を目指しているのであれば、年収500万円あるというのは多いほうだと思います。

年収でアピールするのはあまりいいとは思いませんが、相手との関係が深まった上で年収を伝えると、より安心してもらえるのかなとは思いますよ。

さいごに

年収500万円よりも少なかった時代は、多少なりとも憧れがあったと思います。

でも実際に経験してみると、そこまで裕福になれる感じはありませんでした。

逆にこれぐらいの年収で気が緩んでしまって、使うお金が増えてしまうのであれば、貯金したり、その先の資産運用までたどり着くのは難しいと思います。

いい感じの年収になってきているからこそ、しっかりと引き締めておくのは大切です。

ノマド的節約術では、数々の節約術を紹介していますので、お金のことで悩まず他のことに時間が使えるようにするためにも、いろいろとチェックしてみてくださいね。

おまけ:その他年収の暮らしはどんな感じ?