ANAカードを使っていると、クレジットカードのポイントが貯まります。
貯めたポイントはANAマイルに交換できるので便利ですよね。
ただ、ポイントには有効期限があるので、期限を気にしながらマイル移行しなければなりません。
ポイント有効期限を気にせずにマイル移行したいのであれば、「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」を使うのもひとつの手ですよ。
とはいえ、ANAアメリカン・エキスプレス・カードがどんな特徴を持ったカードなのか、わかりづらい部分もありますよね。
事前にカードの特徴を知っておけば、作っておいたほうがいいのか判断しやすくなります。
このページでは、ANAアメリカン・エキスプレス・カードのメリットやデメリットについて詳しく説明していきますね。
ANA一般カードの比較については、こちらで詳しく紹介していますよ。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードについて
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、AMEXブランドのANAカードです。
カード名にもなっているように、選べる国際ブランドはAMEXのみ。
日本や世界各国のAMEX加盟店で使えます。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードを使うと、メンバーシップ・リワードのポイントが100円につき1ポイント貯まります。
貯めたポイントは1ポイント=1マイルとして交換可能ですよ。
ちなみに、ANAアメリカン・エキスプレス・カードの申し込み条件は以下の通り。
残念ながら、学生・アルバイト・パートでは申し込めません。
あくまでも継続して安定した収入があることが重視されます。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの年会費は?
ANAアメリカン・エキスプレス・カードを使ってみようと思ったとき、年会費がどれぐらいかかるのか一番気になりますよね。
年会費は、税込7,700円かかります。
ほかのANAカードとは違い、初年度から年会費がかかるので気をつけてくださいね。
どうしても年会費の高さが気になるところですが、その分だけ特典も充実していますよ。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードを保有・使うことのメリット
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの年会費がわかったところで、ここからはカードの特徴やメリットについて紹介していきますね。
主に、ANAアメリカン・エキスプレス・カードを持つと以下のようなメリットがあります。
ここからは、それぞれのメリットごとに詳しく紹介していきますね。
入会時・カード継続時にボーナスマイルがもらえる
ANAアメリカン・エキスプレス・カードに入会したときや、初年度以降もカードを継続したときにボーナスマイルがもらえます。
ボーナスマイルとして、1,000マイルがもらえますよ。
しかも、カードを継続する限り、毎年ボーナスマイルがもらえてお得です。
マイルを特典航空券にした場合、国内線でも1マイル7円とかにできることもあるため、カードを持っているだけで年会費を支払う価値があるANAマイルが毎年もらえる計算になりますね。
少しでもマイルを貯めたい場合はうれしい特典です。
仮に1マイル7円だと仮定したら、これだけで年会費の元が取れますね!
ANAマイルが貯まる
ANAアメリカン・エキスプレス・カードを使うと、ANAマイルが貯まりやすくなります。
ANAカードマイルプラス提携店・対象商品を利用する際、ANAアメリカン・エキスプレス・カードで支払うとマイルが貯まりますよ。
100円につき1マイルが貯まります。
ANAグルメマイル参加店では、100円につき最大2マイル貯まるのでお得ですよ。
しかも、ANAグループでANAアメリカン・エキスプレス・カードを使うと、ポイントが通常の1.5倍もらえます。
ポイントに加えて、100円ごとに1マイルが加算されるのでお得ですね。
さらに、ANAグループ便に搭乗すると、通常のフライトマイル+割り増しボーナスマイルが貯まるのでお得です。
搭乗ボーナスマイルは+10%もらえます。
例えば、1,000マイルの区間でANAアメリカン・エキスプレス・カードを使ったら、ボーナスマイルが100マイルもらえて、合計で1,100マイル貯まりますよ。
ちなみに、割り増しボーナスマイルが貯まる条件は以下の通りです。
- マイル積算対象運賃で搭乗した場合
- 国内線をANA便で予約・搭乗した場合
ただし、他社運航のANAコードシェア便は対象外です。
ポイントをマイルに交換できる
ANAアメリカン・エキスプレス・カードを使っていると、メンバーシップ・リワードのポイントが貯まります。
貯めたポイントはマイルに交換できますよ。
1,000ポイント=1,000マイルとして交換可能です。
ただ、マイルに交換するためにはポイント移行コースに登録する必要があります。
ポイント移行コースに登録すると、年会費税込6,600円がかかりますよ。
年間移行ポイント数の制限はありません。
好きなときに好きなだけ、ポイントをマイルに交換できますよ。
移行手数料は毎年払う必要はないので、ANAマイルに交換したい年だけ登録するのもありですね。
しかし、登録した2年目からは自動更新されるので注意してください。
ポイント有効期限が無期限になる
ANAアメリカン・エキスプレス・カードでは、ポイント移行コースに登録しないとポイントをANAマイルに交換できません。
しかし、ポイント移行コースに登録しておくと、ポイント有効期限が無期限になりますよ!
ポイントの期限を気にせず、マイルに交換できるようになるので便利ですね。
ちなみに、ポイントから移行したマイルの有効期限は以下の通りです。
ポイントから移行したマイルの有効期限は約3年間と覚えておくといいですね。
空港ラウンジが無料で使える
ANAアメリカン・エキスプレス・カードを持っていると、国内外の空港ラウンジが無料で利用できます。
カードを持っている人だけでなく、同伴者1名まで無料で利用できますよ。
空港ラウンジでは、以下のような設備やサービスが利用できます。
- フリードリンク
- フライトインフォメーション
- 新聞・雑誌読み放題
- テレビ
飛行機に乗る前にゆっくりしたいときは、空港ラウンジを使ってみるのもいいですね。
会員優待サービス・割引が受けられる
ANAアメリカン・エキスプレス・カードでは、会員優待サービスや割引も充実していますよ。
主な優待サービス・会員限定の割引は以下の通り。
また、手荷物無料宅配サービスなども受けられますよ。
海外旅行の帰国時に、空港から自宅までスーツケース1個を無料で配送してもらえるので、大きな荷物を持ち運ぶ手間が省けますね。
ちなみに、SKiPサービスを利用すると、空港での搭乗手続きが不要になります。
出発当日は搭乗手続きカウンターに立ち寄ることなく、出発保安検査場と搭乗口で「ANAアメリカン・エキスプレス提携カード」をタッチするだけで通れますよ。
搭乗手続きの手間を減らすことにもつながるので便利です。
旅行先で優待サービスや割引を利用すれば、旅費の節約にもなりますね。
付帯保険がついている
ANAアメリカン・エキスプレス・カードには、付帯保険がついています。
以下の保険が利用付帯になっていますよ。
- 海外旅行傷害保険
- 国内旅行傷害保険
- ショッピング・プロテクション
ANAアメリカン・エキスプレス・カードを使って旅行費などを支払うことで、利用できる保険になります。
それぞれ保険の最高額は以下の通り。
保険の種類 | 補償額 |
---|---|
海外旅行傷害保険 | 3,000万円 |
国内航空傷害保険 | 2,000万円 |
ショッピング・プロテクション | 200万円 |
ほかのANAカードとは違い、家族会員にも海外旅行傷害保険が適用されますよ。
家族会員の場合、最高補償額は1,000万円です。
ただ、海外旅行に行く際はANAアメリカン・エキスプレス・カードの保険だけだと弱い部分もあるため、エポスカードやレックスカードなど他の海外旅行傷害保険が充実しているクレジットカードを持つのもおすすめです。
これらのカードだと海外旅行傷害保険が自動付帯になっていますからね。
このほか、ANAアメリカン・エキスプレス・カードでは、オンライン・プロテクションというサービスもついています。
万が一、インターネット上でカードが不正利用された場合は、利用金額を補償してもらえますよ。
Apple Payに登録できる
ANAアメリカン・エキスプレス・カードを支払いに使いたいけど、カードを持ち歩くのが面倒という場合もありますよね。
そんなときはApple Payに登録しましょう!
ANAアメリカン・エキスプレス・カードはApple Payに登録可能です。
しかも、Apple Payに紐付けたANAアメリカン・エキスプレス・カードを使って支払いをしても、ポイントが貯まります。
ちなみに、Apple Payについてはこちらで詳しく紹介していますよ。
家族カードが作れる
ANAアメリカン・エキスプレス・カードと一緒に、家族カードも作ることができます。
家族カードに申し込める条件は以下の通り。
同時申し込みできる家族カードの枚数は最大2枚まで。
年会費は税込2,750円かかります。
しかし、家族カードは新規入会&利用キャンペーンの対象外です。
マイルをより多く貯めたいなら、個別にANAアメリカン・エキスプレス・カードを作ったほうがお得ですよ。
参考:家族カードについて
ETCカードが使える
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、ETCカードも作れます。
年会費は無料ですが、発行手数料として税抜850円がかかりますよ。
また、ETCを利用すると100円ごとに1ポイントが貯まります。
ETC利用で貯めたポイントをマイルに交換することも可能ですよ。
ちなみに、ETCカード単体では持てないので注意してくださいね。
銀聯カードが作れる
ANAアメリカン・エキスプレス・カードでは、銀聯カードに申し込むこともできます。
中国でよく使われているカードなので、中国に旅行するときや出張するときに1枚持っておくと便利です。
1,700万店以上の加盟店で使えますよ。
ちなみに、銀聯カードを発行する際、ANAアメリカン・エキスプレス・カードとは別にカードが発行されます。
一体型になっているわけではないので注意してくださいね。
楽天Edyが使える
ANAアメリカン・エキスプレス・カードでは、楽天Edyが使えます。
楽天Edyで支払いをすると税込200円につき1マイルが貯まりますよ。
さらに、貯めたマイルをEdyに交換することも可能です。
楽天Edyを使いながらマイルも貯められるのでうれしいですね。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードのデメリットについて
メリットも多いANAアメリカン・エキスプレス・カードですが、場合によってはデメリットに感じそうな部分もあります。
デメリットになりそうなところはは、やはり年会費が高い点ですね。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、ほかのANAカードに比べてどうしても年会費が高くなってしまいます。
ただ、海外旅行傷害補償が家族会員もOKだったり、空港ラウンジも同伴者1名まで無料だったり、AMEXならではの特典が充実しているのも確かです。
補償内容や特典のことを考えると、年会費が多少高くなってしまうのは仕方ないかもしれませんね。
新規入会キャンペーン中がお得!
ANAアメリカン・エキスプレス・カードを作るなら、キャンペーン期間中がおすすめです。
新規入会&利用キャンペーンを使うとポイントが多くもらえたり、マイルが貯まったりとお得ですよ。
たとえば、以下のようなキャンペーンがありました。
- 新規入会&利用で最大17,000マイルがもらえる
- 新規入会&条件達成で最大40,000マイル相当がもらえる
40,000マイル相当がもらえたら、マイルだけでハワイに行くこともできてしまいますね…!
条件達成する必要があるとはいえ、お得なキャンペーンですよ。
ちなみに、キャンペーンはカード会社ではなく、ANA側で行われていることが多いです。
カード審査から到着までの流れ
ANAアメリカン・エキスプレス・カードを作ってみようと思ったとき、審査からカード到着までどれぐらいかかるのかも気になりますよね。
カードが到着するまでの日数がわかると、申し込むタイミングの目安にもなります。
ちなみに、審査からカード到着までの大体の流れは以下の通り。
- ANAアメリカン・エキスプレス・カードに申し込む
- 引き落とし口座の設定
- 審査・発行手続き
- カードが届く
カードが届くまでは約2~3週間かかります。
即時発行されないので、なるべく余裕をもって申し込んだほうがよさそうですね。
カードを切り替えたい場合
ANAアメリカン・エキスプレス・カードから、ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードやANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードに切り替えたい場合もありますよね。
カードを切り替える際、どうやって手続きすればいいのかわかりづらい部分もあると思います。
ちなみに、カードを切り替える方法は以下の通り。
- 書面で切り替え申請手続きを行う
- クレジットカード会社に電話して手続きする
カードを切り替えると、カード番号が変更になるので気をつけてくださいね。
さいごに
ANAアメリカン・エキスプレス・カードについてまとめてみました。
- 入会時・毎年のカード継続時に1,000マイルもらえる
- ポイント有効期限を無期限にできる
- 海外旅行傷害保険に家族特約がついている
- AMEXブランドならではの特典が充実している
ほかのANAカードに比べると、どうしても年会費の高さが気になります。
しかし、補償内容や特典の充実さを見てみると、納得のいく金額ともいえますね。
なんといってもポイント移行コースに登録することで、ポイント有効期限を無期限にできるのが最大のメリットです。
ANAカードでマイルを貯めつつ、ポイントの有効期限を気にせずにマイル移行したいというときは、ANAアメリカン・エキスプレス・カードを選択肢に加えてみてください!