封筒を郵送するときの切手料金はいくらなの?サイズごとの切手代や選び方も解説

封筒を郵送するときの料金って、ちょっとわかりづらいですよね。
「この封筒サイズで、この重量ならば、いくらの切手を貼ればいいのだろう?」と悩んでしまうと思います。

どれだけ調べてもわからないので、結局は郵便局で聞くことになるでしょう。

ですから、まずは「定形郵便」と「定形外郵便」の違いを理解することから。

あとはサイズと重量の規定さえ覚えておけば、およその切手料金が割り出せるはずです。

このページでは、封筒を郵送するときの切手料金について解説しますね。

封筒を郵送するときの切手料金はいくらなの?A4サイズの封筒の料金も解説

そもそも封筒って何?封書との違いは?

まずは基本的なことを説明しますね。

「封筒」と「封書」の違いを知っていますか?
一緒にされがちですが、両者は以下のような違いがあるんです。

  • 封筒:手紙や書類などを入れる紙袋状のもの
  • 封書:封がしてある書状のこと

つまり封筒とは、外側の袋のこと。
封書とは、封筒に書状を入れたものです。

仕事で必要になるかもしれないので、念のため定義を覚えておきましょう。

このページでは、名称を「封筒」に統一して説明しますね!

封筒には「定形郵便」と「定形外郵便」のサイズがある

定形郵便と定形外郵便の封筒

封筒を送るときに気になるのは、料金がいくらかかるか?ですよね。

サイズや重量によって料金が変わることはわかっていても、具体的にいくらなのかは知らないと思います。

封筒には、「定形郵便」と「定形外郵便」のサイズがあり、さらに定形外郵便が「規格内」と「規格外」にわかれることを覚えておきましょう。

サイズと重量の規定は次のとおりです。

 長辺短辺厚さ重量
定形郵便23.5cm以内12cm以内1cm以内50g以内
定形外郵便(規格内)34cm以内25cm以内3cm以内1kg以内
定形外郵便(規格外)35cm以上26cm以上4cm以上4kg以内

これらは、日本郵便の公式サイトに明記されているものです。

このようにサイズと重量が規定されているならば、送料を安くするためには適切な封筒を選ぶことが大切ですよね。

小さい手紙を送るのに大きな封筒を使ってしまうと、無駄に料金が上がってしまう可能性があるからです。

封筒を送るときの料金とおすすめ切手

ここからは、具体的な郵便料金を見ていきましょう。

どのような郵便物に、いくらの切手が必要なのでしょうか?

封筒の場合で解説していきますね。

定形郵便は110円〜

切手を貼った定形郵便と定形外郵便の封筒

まずは定形郵便の料金から紹介しますね。

定形郵便のサイズは、「長辺23.5cm以内、短辺12cm以内、厚さ1cm以内および重量50g以内」になります。

料金を一覧にまとめてみました。

重量料金おすすめの切手
50g以内110円110円切手

▼「50g以内」は、A4用紙=10枚が目安です。

定形郵便に入る便箋の枚数

手紙や書類を1〜2枚送るなら、ほぼ110円と思って間違いないでしょう。

定形外郵便(規格内)は140円〜

切手を貼った定形外郵便の封筒

次に定形外郵便(規格内)の料金を紹介しますね。

定形外郵便(規格内)のサイズは、「長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内」になります。

料金は次のとおりです。

重量料金
50g以内140円
100g以内180円
150g以内270円
250g以内320円
500g以内510円
1kg以内750円

▼ちなみに「50g以内」の目安は、A4用紙=8枚分。

定形外郵便に入る便箋の枚数

▼「100g以内」は、A4用紙=20枚が目安です。

定形外郵便に入る便箋の枚数

封筒のサイズが大きくなるほど重みが増すので、中身を入れすぎないように注意してください。

定形外郵便(規格外)は200円〜

最後に、定形外郵便(規格外)の料金を紹介しますね。

定形外郵便(規格外)のサイズは、「長辺35cm以上、短辺26cm以上、厚さ4cm以上および重量4kg以内」になります。

料金は次のとおりです。

重量料金
50g以内260円
100g以内290円
150g以内390円
250g以内450円
500g以内660円
1kg以内920円
2kg以内1,350円
4kg以内1,750円

定形外郵便で、しかも規格外となると、郵便物はかなりの大きさになります。

2kg以上になると値段は1,000円を超えますので、ゆうパックや宅急便を使ったほうが送料節約になる可能性もありますよ。

次の記事もぜひ参考にしてくださいね。

A4サイズの封筒は定形外郵便(規格内)に該当する

ここで参考情報です。
「A4サイズの封筒」は、どの郵便物に該当するのでしょうか?

たとえば会社から郵便物を送るときは、A4サイズの封筒を使うことが多いですよね。

答えは「定形外郵便の規格内」です。

ですから、切手料金としては140円〜750円が目安になるでしょう。

切手は封筒に何枚まで貼れるのか?

さて、次は封筒に貼れる切手の枚数について解説します。

たとえば家に切手が余っているようなときに、5枚〜10枚組み合わせて使うようなことは可能なのでしょうか?

あまり貼りすぎないのがマナー

実は切手は何枚貼り付けてもOKですが、あまりベタベタ貼りすぎず、必要最低限にするのがマナーです。

なぜなら切手の枚数が増えるほど郵便局員さんの手間が増え、郵便物を受け取った人にも不快な思いをさせる可能性があるからです。

切手を貼り付ける範囲も、「郵便物の左上・横3.5cm×縦7cm」あたりがベターと言われています。

▼具体的な範囲はこんな感じです。

封筒に切手を貼る場合の貼り位置

ほとんどの郵便物は、このあたりに切手が貼られていますよね。

およそ2〜3枚が目安

封筒に貼る切手の枚数は、およそ2〜3枚が目安になるでしょう。

▼縦向きに3枚貼ったら、こんな感じです。

封筒に切手を貼る場合の貼り位置(縦向き)

▼横向きなら、このとおり。

封筒に切手を貼る場合の貼り位置(横向き)

縦に3枚貼ると少しはみ出ますが、横向きなら綺麗に収まりますね。

切手を封筒に貼る方法

では、切手はどうやれば綺麗に貼れるのでしょうか?
方法は簡単ですよ。

まずは切手と封筒を用意してください。

▼次に、小皿に水をため、切手の裏面をかるく浸してください。

切手の糊付けの仕方

▼湿らせた切手の裏面は、こんな感じになります。

切手の糊付けの仕方(裏面)

▼それを封筒に貼り付けましょう。

切手の糊付けの仕方(封筒に貼付け)

▼水気がにじんだ場合は、切手の上からおさえてください。

切手の糊付けの仕方(水分を拭き取る)

これで乾燥させれば完成です。

▼水気がつきすぎないか心配な方は、このようにコットンを使用するといいですよ。

切手の糊付けの仕方(コットンに切手をつける)

これならティッシュでオフする必要もなくなります。

切手を購入できる場所と安く手に入れる方法

それでは最後に、切手を購入できる場所を紹介しますね。

切手が販売されているのは、以下のようなところです。

郵便局やコンビニについては言うまでもないでしょう。

他にも、金券ショップやネット通販でも切手を購入することができます。

▼金券ショップとは、格安旅券やギフトカードなどを販売している、こんな感じのお店ですね。

切手が買える金券ショップ

▼郵便局のネットショップ(旧:切手SHOP)とは、日本郵便が運営している通販サイトのことです。

ちなみに郵便局はクレジットカード払いに対応していませんが、切手SHOPは対応していますので、ポイントが貯まる分だけお得ですよ。

切手が買える日本郵便の通販サイト(切手SHOP)
引用:切手SHOP

使わない切手は買い取ってもらう

家に切手が余っているなら、買い取ってもらうのがおすすめですよ。

バイセルなど、切手買取を専門にしている業者もありますので、いらない切手があればまとめて売ってみましょう。

さいごに

切手料金を全て覚えるのは大変ですよね。

まず郵便物のサイズと重量によって細かく料金がわかれていますし、切手の種類もたくさんありますから。

ですからせめて、よく使う封筒の郵送料金くらいは覚えておきましょう!

*切手の使い方をもう少し詳しく知りたければ、以下の記事も参考にしてくださいね。

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

小林敏徳(こばやし としのり)です。1980年生。大阪府在住。フリーランスです。独身時代は浪費家でしたが、今は「必要なものを、必要なだけ」を意識しています。主にコストコ、メルカリ、お金の考え方を発信しています。

小林 敏徳のプロフィール