1株から手数料無料で株を購入できるのと、Vポイントを使って株を買える日本初のサービスとして、SBIネオモバイル証券(以下:ネオモバ)が人気です。
ネオモバを使いこなしていくことで、もらえる配当金を増やしていくことができ、今までだとかなりハードルが高く感じていた配当金だけで生活していくためのスタートが切りやすいですよ!
そんなネオモバをお得に使いこなしていくためにも、メリットやデメリットを知っておくのが大切です。
ネオモバでは、毎月料金がかかるので、その支払い負担を少しでも軽くするためのコツなどもこのページで紹介していきますね。
ネオモバの特徴まとめ
ネオモバではいろいろな特徴があり、それぞれ紹介するとどうしても長くなってしまいます。
まずは一覧でネオモバの特徴をまとめましたので、要点だけ知りたい場合は参考にしてみてくださいね。
- 毎月の手数料は220円〜
- 期間固定Vポイントが毎月200ポイントもらえる
- Vポイントで株が買える
- 配当金や株主優待も条件を満たせばもらえる
- 株の定期買付ができる
- 1株単位でIPOに申込できる
- SBI証券のiDeCoに申込できる
- WealthNavi for ネオモバが10,000円から始められる
なんといっても、1株からVポイントで株を買えるのが魅力的すぎます!
このあとで、公式サイトではなかなか言えない、ネオモバのお得な使い方やデメリットとなる手数料負担をいかに軽くするかについて紹介していきますね。
配当金を通常よりも増やす裏ワザ的なことも紹介します!
もし気になったら読んでいただけるとうれしいです。
▼また、ネオモバについて動画でも紹介していますので、合わせてチェックすると分かりやすいと思います!
▼Instagramのマンガでも紹介しています。
ネオモバを使うとできる取引の一覧
まずは、ネオモバを使うことでどんな取引ができるのかを一覧で紹介しますね。
商品ラインナップはとてもシンプルで、国内株式とロボアドバイザーの2つです。
株式投資は通常100株単位での取引になりますが、ネオモバは単元未満株(S株)を取り扱っているので、1株単位で株を売買できますよ。
たとえば、株価1,000円の銘柄に投資する場合、通常は株の購入資金として10万円(1,000円×100株)用意する必要があります。
それがネオモバなら1,000円あれば1株買えるので、少額から気軽に株式投資を始められますね。
また、「ひとかぶIPO」という形で、当選すると利益になる確率が比較的高いといわれているIPOに1株から参加できます。
今までだとまとまった資金が必要でしたが、ネオモバがあることで誰でも投資デビューできますね!
私が20歳頃にネオモバがあれば、めちゃくちゃ使いまくっただろうな…と思います。
「WealthNavi for ネオモバ」については、またあとで紹介しますね。
Vポイントを使って株が買えるのが最高すぎる!
ネオモバ最大のメリットは、Vポイントを使って株を買えることです。
Vポイントは1ポイント=1円、1ポイント単位で利用でき、現金とVポイントの併用も可能ですよ。
貯まっているVポイントで株を買えば、実質的にポイントを現金化できますね。
Vポイントの使い道で困っているなら、ネオモバで株を買うのがおすすめです。
Vポイントを貯めまくって、全部ネオモバで株を買うのに使うのもおすすめ
ネオモバのVポイント投資では、期間固定Vポイントではない、普通のVポイントなら何でも使えます。
ポイントサイトやクレジットカードで貯めたポイントから交換したVポイントでも、ネオモバで株を買うのに使えましたよ。
そのため、あらゆるポイントをVポイントに集約すれば、貯まったVポイント分だけ無料で株を買うことができますよね。
▼ということで、私も持っていた11,000ポイントほどを全部使ってネオモバで株を買いました。
配当金が出る株を買っていけば、毎年コツコツと配当金をもらい続けることができるため、Vポイントで株を買えばお金を使わずにお金をもらうなんてことができちゃいます!
仮に10,000円分の株の配当利回りが4%なら、これで毎年400円もらえる計算です。
配当金が出たら、そのお金でさらに株を買っていくと複利効果でどんどん資産が増えていきます。
このサイト「ノマド的節約術」では、Vポイントを貯める方法についても詳しいので、もしネオモバを積極的に使っていくのであれば、あとで以下のページもチェックしてみてくださいね。
1株単位で株が買えるから気軽に始められる
ネオモバは、1株単位で株を買えるのもメリットのひとつですね。
単元株(100株単位)ではまとまったお金が必要な銘柄も、1株単位なら気軽に投資できますよ。
2019年5月28日の終値を基準に、500円以下で投資できる東証1部上場銘柄をピックアップしてみました。
銘柄コード | 銘柄名 | 株価 |
---|---|---|
8411 | みずほフィナンシャルグループ | 157.3円 |
4689 | ヤフー | 306円 |
8604 | 野村ホールディングス | 355.3円 |
4005 | 住友化学 | 475円 |
8601 | 大和証券グループ本社 | 484.3円 |
日本を代表する有名企業の株にも、500円以下で投資できますね。
500円程度ならVポイントだけでも十分買えそうな気がしませんか?
他のネット証券でも1株単位で取引できますが、取引ごとに手数料がかかるので、どうしても手数料が割高になってしまいます。
あとで詳しく紹介しますが、ネオモバの手数料は定額制なので、月間の約定金額合計が50万円以下なら、たくさん取引しても月額220円(税込)のサービス利用料だけで済みますよ。
少額から株式投資をするなら、手数料が安いネオモバがおすすめです。
定期的に株を買える仕組み「株の定期買付」がある
ネオモバでは、1株から株が買えるため、気軽に買い増していきやすいです。
でも、自分で毎回買い付けするのは面倒ですよね。
私も面倒だと思いますし、その時間がもったいなく思います。
そんなときに便利なのが、ネオモバのアプリで使える「株の定期買付」サービスです。
毎回の買付金額を指定しておけば、それに応じて定期的に株を買ってくれますよ。
1度欲しいと思った銘柄をコツコツ買っていくことができるため、値下がりしているときを狙うといった余計な感情が入らずに済みます。
投資信託の積立でよく言われている、いわゆるドルコスト平均法が株でも使えるのが大きな魅力です!
ネオモバの手数料を徹底解説
ネオモバを使う上で知っておきたいのが、どれぐらい手数料が必要になるかです。
無料に近ければ近いほどお得ですからね。
ネオモバの手数料の仕組みを知っておけば、ムダに手数料を払わずに済みますよ!
ということで、ネオモバの手数料について確認していきましょう。
株式手数料は定額制の月額サービス利用料のみ
ほとんどの証券会社は1取引ごと、または1日の約定代金合計に対して株式手数料が決まります。
対して、ネオモバの株式手数料は定額制で、1か月の約定代金合計に応じた月額サービス利用料のみです。
わかりやすく一覧表にしてみました。
比較項目 | ネオモバ | 一般的な証券会社 |
---|---|---|
月額料金 | 月200円〜(税抜) | 無料 |
売買手数料 | 無料 | 有料 |
どちらも一長一短あるんですが、ネオモバでは月額料金が発生するものの、その範囲内であればいくら売買しても手数料無料です。
一般的な証券会社だと売買するごとに手数料が必要なので、月額料金がいくら無料といえども、取引回数が増えれば増えるほどお金はかかります。
また、一般的な証券会社で1株だけを買おうとしたときも、1回あたり少なくとも50円ぐらいは必要になるため、コツコツ株を買い足していくならネオモバのほうが手数料は安いです!
ちなみにネオモバの手数料を月額200円からと紹介していましたが、以下の表のように、1ヶ月の取引金額によって手数料が異なりますよ。
月間の国内株式購入合計額 | サービス利用料(月額) |
---|---|
50万円まで | 200円 |
300万円まで | 1,000円 |
500万円まで | 3,000円 |
1,000万円まで | 5,000円 |
以降100万円ごと | 1,000円加算(上限なし) |
1か月の約定代金合計が50万円までは、どれだけ取引してもサービス利用料は月額200円(税抜)です。
毎月の給料の範囲内で取引するのであれば、月に50万円より大きくなることはまずないと思います。
よほど取引しない限りは、毎月税抜200円かかる思っておけば、大きくは間違いない感じですね。
期間固定Vポイントを毎月200ポイントもらえるから手数料は消費税分だけ
さらにネオモバでは、株取引で利用できる期間固定Vポイントを毎月200ポイント(1ポイント=1円)もらえるので、実質的に負担する手数料は消費税分だけで済みますよ。
これはかなりお得ですよね。
▼手続きを一通り済ませたら、さっそく期間固定Vポイントを200ポイントもらえました!
たくさん取引を行う場合でも、1か月の約定代金が50万円以下なら、ほとんど手数料を支払うことなく株式投資ができますよ。
入出金にかかる手数料は無料
ネオモバの証券口座の入金は、住信SBIネット銀行の即時決済を使うと手数料無料で入金できます。
即時決済は入金がほぼリアルタイムで反映されるので、ネオモバを利用するなら、住信SBIネット銀行の口座も作っておきましょう。
ATM手数料や他行宛振込手数料も一定回数は無料にできるので、今までATMや振込で払っていた浮いた手数料分のネオモバで株を買えますよ!
もし住信SBIネット銀行を作る場合は、証券会社のSBI証券と一緒に作ることで、キャンペーン条件さえ満たせば現金2,000円もらえます。
ちなみに銀行振込で専用口座に入金する方法もありますが、振込手数料を負担する必要があります。
銀行振込で入金する場合は、振込手数料が無料になるネット銀行を活用しましょう。
あと、ネオモバからから自分の口座へ出金する際の手数料も無料ですよ!
Vポイントで買った株を売ったときは現金化できますね。
月額料金はクレジットカード払いになる
先ほど紹介したネオモバの月額料金の支払いは、ネオモバの口座から引き落とされるのではなく、登録したクレジットカードからの引き落としになります。
デメリットに思うかもしれませんが、むしろ個人的にはメリットだと思っています。
クレジットカード払いすることで、クレジットカードのポイントがその分だけ貯まりますからね。
還元率1%のクレジットカードで支払いすれば、月額200円支払っても2円分はポイントで戻ってきます。
カード利用でVポイントが貯まるPayPayカードがおすすめですね。
付与されたVポイントをさらにネオモバで再投資できますよ。
もしクレジットカードがないのなら、この機会に1枚作っておきましょう。
参考:(年会費有料あり)ポイント還元率が高いクレカまとめ
参考:(年会費無料のみ)ポイント還元率が高いクレカまとめ
ちなみに、「今月はネオモバを使わない…」という場合は、一時停止の手続きをしておけば、月額料金を払わずに済みます。
楽天銀行の配当金プレゼントキャンペーンを使って稼ぐ方法
ネオモバでは、1株単位で株が買えます。その仕組みを利用した裏ワザがあるので、紹介しますね!
ネット銀行の楽天銀行では、毎月のように配当金に関するキャンペーンが開催されています。
その内容は「配当金が1件入金されるごとに10円プレゼント」というもの。
毎月自分でキャンペーンにエントリーさえしておいて、その月に配当金が楽天銀行に入金されたら1件ごとに10円もらえるんですよね。
株の配当金は、1株でも持っていればもらうことができます。
そのため、配当金が出る銘柄を月に2つ以上購入すれば、毎月の手数料負担が実質的になくなりますよ。
月に3銘柄以上購入すると、いずれは30円もらえることになるため、手数料がマイナスになるようなものです。
- 手数料は月に税込220円
- 期間固定Vポイントで毎月200ポイントもらえる
- 月3銘柄買うと、いずれは30円もらえる
「手数料220円 – (200ポイント + 30円)」という理屈ですね。
1つ気をつけておきたいのは、配当金が出るのは権利確定日と呼ばれる日に銘柄を持っていることが条件です。
株を買ったからといって、すぐに配当金がもらえるわけではないので、そこだけ気をつけてくださいね!
とはいえ、この仕組みがあるだけでもネオモバの口座を作る価値がありますよ。
楽天証券の口座も作って、配当金を銀行振込にする手続きが必要
また、ネオモバで買った株の配当金を楽天銀行に振り込んでもらうためには、ひと手間必要です。
ネオモバとはまた別に、楽天証券の口座を作ります。
口座開設が終わったら、配当金の受け取りを銀行振込(登録配当金受領口座方式)にしておきましょう!
なぜ楽天証券で行うかというと、ネオモバでは銀行振込にする手続きを設定できないからです。
楽天証券ではなく証券会社なら何でもいいんですが、楽天銀行と楽天証券を併用するとお得なので、ここでは楽天証券を紹介しました。
ネオモバで買った株も株主優待の対象です
株を買う楽しみの1つに株主優待があります。
そこで気になるのが、ネオモバで株を買ったときに株主優待がもらえるかではないでしょうか。
もちろんネオモバで株を買っても、株主優待の対象になりますよ。
ただし、株主優待をもらうための条件は単元株(100株)以上持っているこの設定されているのがほとんどのため、その点は注意が必要です。
ごく一部、1株でも持っていれば株主優待がもらえる銘柄があるので、それを狙って買うのも1つの方法ですよ。
ジョーシンやアスクルがその代表的なところですし、私も優待をもらったことがあります。
また、3年以上継続して株を持っていることで株主優待の対象になる銘柄もあります。
それを狙うなら、まず1株でもいいのでネオモバで買っておき、3年経ったあとに100株買い増すなどすれば、それだけで株主優待がもらえますよ。
最低1株でも持っていれば、継続保有でもらえる銘柄でもクロス取引(株主優待タダ取り)が使えます!
この点でもネオモバを使う価値がありますね。
ネオモバのデメリット・注意点
ネオモバには、ほとんどメリットしかないと思っていますが、いくつか知っておきたいデメリットもあります。
ここからはネオモバのデメリットもいくつか紹介しますね。
取扱商品が少ない
ネオモバは、取扱商品が国内株式とロボアドバイザーの2つのみです。
他のネット証券では取り扱っている投資信託や外国株式、債券などは取引できません。
シンプルでわかりやすいのですが、いろいろな金融商品に興味がある場合は、物足りなさを感じるかもしれませんね。
さまざまな金融商品を取引したいなら、取扱商品が豊富なSBI証券や楽天証券がおすすめですよ。
Vポイントが使えるのは株のみ
ネオモバでVポイントが使えるのは、株を買うときだけです。
月額サービス利用料の支払いや、WealthNavi for ネオモバでは利用できません。
また、ネオモバは投資信託の取り扱いがないので、投資信託を購入することもできませんよ。
ただし、2019年7月から、SBI証券でVポイントを使って投資信託が購入できるようになりました。
Vポイントで投資信託を購入したい場合は、SBI証券がおすすめですよ。
期間固定Vポイントの取り扱いに注意
期間固定Vポイントとは、有効期限と利用先が限られているVポイントのことです。
ネオモバで毎月もらえる期間固定Vポイントは、他のサービスでは利用できません。
また、Yahoo!ショッピングなど他のサービスでもらった期間固定Vポイントは、ネオモバでは利用できないので注意してくださいね。
NISAには対応していない
ネオモバは、株取引の利益(売却益・配当金)にかかる税金が非課税になるNISAに対応していないのもデメリットです。
株取引の利益には、約20%税金がかかります。
たとえば、株取引で10万円利益が出ても、税金が約2万円(10万円×20%)差し引かれるので、手元に残る利益は約8万円になりますよ。
一方、NISA口座で売買する場合は、利益10万円がそのまま手元に残るので、効率よく資産を増やせます。
1株単位の少額取引なら、税金はあまり気にしなくても大丈夫です。
もし、ネオモバで株式投資に慣れてきて、金額を大きくすることを考えるのなら、NISA口座の利用を検討してみましょう。
上場廃止に注意
ネオモバで取引できるのは、上場している銘柄のみです。
上場廃止になってしまうと、取引自体できなくなってしまいます。
株自体は残りますが、売却が難しくなるため、ネオモバで株を買うときは上場廃止にならないか、ちゃんと業績などを確認してから買うようにしましょう。
さいごに
ネオモバは、Vポイントを使って1株から気軽に株を買えるのが魅力です。
貯まっているVポイントの使い道がない場合や、少額から株式投資をしてみたい場合に最適ですよ。
期間固定Vポイントが毎月200ポイントもらえるので、1か月の約定金額合計が50万円以下なら、手数料が消費税分だけで済むメリットもあります。
楽天銀行の配当金キャンペーンを組み合わせつつ株を買い続けていけば、毎月少しずつ不労所得が増えていきますよ!
なるべく多くのVポイントを貯めて、それをすべてネオモバで株を買うのに使っていけるようにすると、資産が増えていきやすいです。
かなりおすすめの証券会社なので、気軽に試してみるのをおすすめします!
口座開設の手続き自体も簡単ですよ。