家の不要品を処理する際、捨ててしまうのはなんだかもったいないですよね。
現在は中古品を出品できるサービスがたくさんあり、僕自身、手元にお金がなかったときにとてもお世話になった経験があるんです。
ところが自分で中古品を販売しようとした当初は、どのサービスを使えばいいか分からないこともしばしばでした。
今は、「メルカリ」や「Yahoo!オークション」などのサービスがあって、選択肢が多いですよね。
選択肢が多いのはいいですけど、結局どれがいいのかが気になると思います。
そこで今回は、中古品販売の代表的なサービス「メルカリ」と「Yahoo!オークション」を比較し、その違いを詳しく紹介していきますね。
ぜひ参考にしてみてください!
参考:メルカリ出品のやり方はこちら
参考:ヤフオク出品のやり方はこちら
メルカリとヤフオクのサービス内容比較
まずは、メルカリとヤフオクのざっくりとした違いを見てみましょう。
詳しくは後で説明しますね。
メルカリの特性
メルカリの特性は、以下のとおりです。
- フリーマーケット
- 価格を自分で決められる
メルカリは「フリーマーケット」のサービスであるため、自分で価格を設定し、それに同意した人が購入する形になります。
また、ユーザー同士の「値下げ交渉」によって売買が成立する場合もあります。
ヤフオクの特性
ヤフオクの特性は、以下のとおりです。
- オークション
- 価格は市場(入札者)が決める
ヤフオクは「オークション」のサービスであるため、入札によって価格が上昇し、最も高く入札した人が落札する形になります。
ユーザー数はメルカリのほうが多い
さて、ここからは両者の細かい違いを見ていきましょう!
ユーザー数は、メルカリのほうが多いですよ。
具体的な利用者数やダウンロード数は節目でしか公表されていないため、実態が分かりづらいのですが、「ニールセン」という調査会社によると、スマホからの利用者数に関しては以下のようにメルカリが勝っているようです。
*2018年6月時点のスマホからの利用者数
- メルカリ:1,751万人
- ヤフオク:1,609万人
PCからの利用者数をあわせるとヤフオクが優勢ですが、近年メルカリがユーザー数を伸ばす一方で、ヤフオクは減少傾向にあるようです。
ですから、「メルカリが優勢」と見ていいでしょう。
利用者数が多いということは、それだけ早く物が売れたり、欲しい物が手に入る可能性が高い、ということです。
参考:楽天対アマゾン、ヤフオク対メルカリ 利用者数が逆転(日経クロストレンド)
販売手数料はほぼ同じ
次は販売手数料についてです。
これは出品者にとって最も気になることですよね。
販売手数料は、以下のとおりです。
- メルカリ:10%
- ヤフオク:8.64%〜10%
「あれ?」と思いましたか?
見出しに「ほぼ同じ」とあるのに、ヤフオクのほうが少し安いですよね。
これには理由があるんです。
LYPプレミアム会員でなければ、販売手数料は10%
実はヤフオクの8.64%という販売手数料は、「LYPプレミアム会員」だけに適用されるものなんです。
そのLYPプレミアム会員になるには、月額498円を支払わなければなりません。
これもひとつのコストですから、「販売手数料はほぼ同じ」と紹介しました。
ただ、大量に出品して月に4万円以上確実に売れる場合はヤフオクのほうが節約になりますので、よく考えてくださいね。
匿名配送はどちらも可能
次は匿名配送について。
インターネット上の取引だからこそ、個人情報の取り扱いには注意したいですよね。
匿名配送は、メルカリもヤフオクも可能ですよ。
メルカリの場合は、らくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便を使うと、匿名配送ができます。
ヤフオクの場合は、ヤフネコパックやゆうパック&ゆうパケット(おてがる版)を使うと、匿名配送ができますよ。
支払い方法の多様さはほぼ同等
両サービスの支払い方法も気になるポイントですよね。
メルカリとヤフオクの支払い方法はこちら。
支払い方法が多様なのはうれしいですね。
ただし、メルカリのコンビニ払いは100円の手数料がかかりますので、その点だけ注意してください。
ヤフオクは以前まで「かんたん決済」をするのに手数料がかかりましたが、2016年1月より0円になりました。
売上金の振込手数料はヤフオクのほうが安い
出品者としては、「売上金を振り込んでもらう時の手数料」も気になりますよね。
振込手数料は、以下のとおりです。
- メルカリ:200円
- ヤフオク:100円(PayPay銀行は無料)
売上金の振込手数料はヤフオクのほうが安いですよ。
しかもPayPay銀行なら無料ですから。
この点はヤフオクに軍配です!
メルカリの場合もメルペイがあることで、わざわざ振り込んでもらう必要性もなくなってきていますけどね。
売上金のキャッシュレス活用はどちらも可能
「売上金をキャッシュレスサービスに移行できるか?」も気になるところですよね。
それが可能なら、無駄なく、手間なく、売上金を有効活用できますから。
メルカリとヤフオクは、以下のキャッシュレスに対応しています。
とくにメルカリのメルペイは便利ですよ。
メルペイならQRコード決済も可能ですし、Apple Payにして電子マネーのiDとしても使えます。
モバイルSuicaへのチャージもできるのがおすすめです!
また、メルペイにはクーポンもありますよ。
セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートなどの商品が激安になるクーポンが定期的に配布されます。
ヤフオクの場合は、PayPayが使えますよ。
コンビニ受け取りはどちらも可能
仕事が忙しく、家を空けることが多い場合は、「コンビニ受け取りができるか?」も重要なポイントですよね。
コンビニ受け取りは、どちらも可能ですよ。
メルカリは、配送方法が「ゆうゆうメルカリ便」の場合のみ、ローソンかミニストップで受取可能です。
ヤフオクは、ヤフネコパックかゆうパック&ゆうパケット(おてがる版)で送られた場合のみ、コンビニ受け取りが可能です。
使い方はメルカリのほうが簡単
使い方については個人的な意見になってしまいますが、メルカリのほうが簡単な印象ですね。
メルカリは「スマホ」に特化していて、とにかくシンプルに設計されています。
一方ヤフオクは、PC利用の流れを引き継いでいるため、手順が多かったりします。
サクッと簡単に使いたい、あるいは「手間が多いのは嫌だ」という場合は、メルカリのほうがいいでしょう。
出品もメルカリのほうが簡単
出品についてもメルカリのほうが簡単ですよ。
どちらのサービスも直感的に出品できる仕様ですが、メルカリのほうがよりシンプルです。
ヤフオクはオプションを付けられたりするぶん、少し複雑な印象ですね。
各サービスの出品のコツは、下記の記事で紹介しています。
評価制度はヤフオクのほうが厳密
最後に、評価についてです。
評価制度はヤフオクのほうが厳密ですよ。
ヤフオクの場合、取引後の評価で80.0%以下を下回ると、出品ができなくなり、落札も制限されます。
また、下の画像のように61.9%の評価の場合は、ほぼ利用停止のような状態になってしまいます。
ヤフオクのガイドラインは以下のとおりです。
6人以上から評価を受けている場合、「悪い」「非常に悪い」の割合が20%未満のときに入札できます。
評価を受けた人数が6人未満の場合は、割合に関係なく入札できます。
つまり取引した人数10人に対し、「非常によい」が8、「悪い・非常に悪い」が2となれば、よい評価が80%を下回り制限対象となるのです。
かなり厳しい評価基準ではありますが、逆に言うと、評価が厳密なので安心ですね!
さて、次はメルカリについて。
メルカリの評価制度は、次の画像のようにざっくりとしています。
ヤフオクは5段階評価でしたが、メルカリは3段階ですね。
この点もスマホ利用を意識して、徹底的に簡略化されているのでしょう。
あまりにも評価が悪いと、メルカリ事務局の判断でペナルティが課される場合があります。
ペナルティは、数時間から1週間の利用停止、無期限利用停止、強制退会などです。
さいごに
この記事では、メルカリとヤフオクの違いを紹介してきました。
どちらも一長一短ですが、スマホで使うならメルカリのほうが優勢な印象です。
それが近年の利用者増加につながっているのでしょう。
ただ、サービスには相性があるので、自分に合ったほうを選んでくださいね!
また、ノマド的節約術ではメルカリとラクマを比較した記事もありますよ!