一人暮らしのリアルな平均食費はいくら?2万円以内に抑える方法と1円単位の食費を公開します

こんにちは!
2年間一人暮らししていた経験がある、ノマド的節約術の松本です。

一人暮らしを始めると、1ヶ月あたりの食費や生活費がどれぐらいかかるか気になるのではないでしょうか。

まだ、消費税率が5%の時代のデータですが、私が一人暮らししていた2008年の家計簿が残っていましたので、当時の食費・生活費を公開します!

一人暮らしの平均食費を2万円以内に抑える方法

【1ヶ月目】2008年4月のデータ

2008年4月にもらった給料は197,100円でした。

項目費用
食費28,460
家賃40,150
マットレス31,348
衣類1,469
交際費19,010
交通費103,235
雑費2,644
クレジット引き落とし215,176
合計441,492

私が一人暮らしを始めたのが2008年3月半ば頃です。

その影響もあって、まだ生活が整っていなかったんですよね。

新生活のためにいろいろ買ったのもあり、給料よりもクレジットカードの引き落としが多くなっています。

とはいえ、食費が3万円以内に抑えられているのは、幸先いいスタートではないでしょうか。

【2ヶ月目】2008年5月のデータ

2008年5月にもらった給料は170,091円でした。

項目費用
食費15,944
家賃40,150
電気代1,598
水道代2,835
衣類1,630
交際費17,120
交通費2,823
雑費0
クレジット引き落とし18,391
合計100,491

少しずつ一人暮らしの生活に慣れてきたのか、食費が少なくなってますね。

交際費が高くなっているのは、趣味のCDとライブです。

【3ヶ月目】2008年6月のデータ

2008年4月にもらった給料は197,100円でした。

項目費用
食費17,703
家賃40,150
医療費5,248
交際費8,918
交通費2,680
雑費305
クレジット引き落とし29,627
合計104,631

何度か病院に行ったこともあり、医療費がかかっていますね。
食費は17,000円台と少し上がっています。

【4ヶ月目】2008年7月のデータ

2008年7月のデータ2008年7月にもらった給料は190,334円でした。
それに加え、ボーナスが369,168円ありました。まだリーマン・ショック前ですからね。

項目費用
食費15,658
家賃40,150
交際費20,320
交通費1,540
雑費346
クレジット引き落とし21,108
合計99,122

生きるための出費以外ではほとんど使ってなかったので、当時何してたんだろうと思うような家計簿でした。

食費は15,000円台になりましたね。

一人暮らしの頃から使っていた家計簿
↑2008年から使っていた家計簿↑

一人暮らしの生活費・食費の平均値はどれぐらい?

一人暮らしを始めてから4ヶ月ほどはそれなりにしっかり家計簿をつけていましたので、今回データとしてまとめることができました。

食費は15,000円程度で落ち着きました。
これ、お昼は大半外食しているのですが、これぐらいにおさまりました。外食といっても、1回400円ぐらいですので、そこまで高くならずに済んでますね。

生活費のトータルとしては10万円前後です。
CDやライブでの支出がなければ、8万円ぐらいあれば生活できる感じでした。

当時はなんとなく生活には困らないぐらいの意識しかなかったですが、この程度の支出なら生活に困ることはないですよね〜。

食費節約のために実践していたこと

私が一人暮らししていた頃は、まだ会社員でした。
年齢でいうと24〜26歳頃の話です。

見ての通り、手取りの給料はそれほど多くなかったので、なんとか工夫しないといけないと思っていました。

食費節約もその1つですね。
実際にやっていたことをこれからまとめて紹介します。

1. 自炊するのは、節約以外のメリットもある

毎回外食すると、食費が高くなってしまうのは目に見えていますよね。

自分の将来のためにも料理ができるようにと思って、自炊は常にやっていました。

とはいえ、作れるようになった料理って、カレー・鍋・親子丼・麻婆豆腐・炒め物ぐらいしかないですけどね^^;

初めて作るときだけレシピサイトを見て、2回目以降は自分でアレンジしながら料理してた記憶があります。

もう何年も料理してないので、今はできるかわかりませんが・・・。

とはいえ、いざとなれば自分で料理すればいい、という考え方になれたのは人生の中でもとても大きな出来事でした。

自炊で使えるテクニックは他の記事が参考になりますよ。

炊飯器で自炊(鶏と生姜とにんにくと野菜のスープ)

2. 飲み物・お弁当は持参する

自炊に関連する話になりますが、飲み物やお弁当は持参するようにしましょう。

当時も今もですが、ペットボトルや水筒に水を入れて持ち歩いています。

そのおかげで、わざわざ飲み物を買う機会もなくなるので、時間とお金の両方を節約できています。

一人暮らししていて、仕事に出掛けているなら、お昼ご飯をどうするかの問題も出てきますよね。

これも節約するならお弁当を持参するのが一番です。
電子レンジを持っていれば、手軽にいろいろ作れますので、ご飯とおかずの両方がある状態にできますよ。

一人暮らししていた頃は、お弁当を作って持っていくこともありました。

ですが、だんだん面倒になって最後のほうは玄米ご飯だけ入れてお弁当を食べていた時期もありましたが・・・。これはマネしないでくださいね^^;

無理のない範囲で習慣づけることが大切です。

3. お菓子を買わない

食費にはお菓子にかける費用も含めています。

でも、私はお菓子を買うことがほぼゼロだったので、ほとんどが純粋な食費です。

そもそも生きるためにお菓子を食べる必要ってないですよね。

自分が一人暮らししていたときも、大好きすぎる満月ポン以外は一切買いませんでした。

大好きな満月ポンですら、月に1回買うかどうかの頻度でしたので、別に食べなくても生活することは可能です。

お菓子を買わなければ、細かな出費が減るので、長い目で見るとかなり節約になりますよ。

お客さんが来る場合とかは別ですが、自分ひとりだけの生活でお菓子はそもそも必要ないと思います。

参考:お菓子を買わない節約術の詳しい考え方

満月ポン パッケージ

4. お酒を飲まない

お酒に毎月1万円以上使っているという話はよく聞くのですが、そもそもお酒を飲まなければ、1円もかかりませんよね。

私は全くお酒に興味がないので、当然お酒にかかるお金は0円です。

なかなかマネできることではないかもしれませんが、そもそもお酒を飲む必要がある?と考えると、私は要らないのでは、と思っています。

参考:お酒を飲む必要はあるのか?という記事はこちら

5. コンビニを使わない

コンビニってとても便利なんですが、1つ1つの商品が高いんですよね。

一人暮らしを始めてからは、コンビニで買い物することがなくなりました。

コンビニでは食べ物もありますが、一切買わないようにしています。

これは今も継続していますので、もう10年ぐらいコンビニでまともに買い物してないですね。

セイコーマートの外観

6. 外食はジェフグルメカードで節約していた

お弁当を作っていることもありましたが、外食する機会もそれなりにありました。

お昼はやっぱり外食するのが楽なんですよね。

その場合ですが、なるべくジェフグルメカードが使えるお店を利用していました。

一人暮らしを始めた当時は、松屋吉野家にハマっていたので、ほぼそのどちらかのお店に行ってました。

吉野家だと、ジェフグルメカードが使えますので、金券ショップで安く手に入れたら1回あたり15〜20円ぐらい節約になります。

お釣りも出るので、1回の食事に対する割引率にするとなかなかのものです。

そういった地道な節約術もチリツモで効果が出てくると思っています。

ジェフグルメカード

今の知識で一人暮らしするなら実践する節約術

一人暮らししていた当時に実践していたことはこれぐらいでしたが、今は年齢も重ねたことでいろいろな知識が増えました。

もし、今の自分が一人暮らしを始めたとしたら、どんな方法を使うのかを紹介しますね。

1. ふるさと納税で食材を調達する

今なら、ふるさと納税を使うのがおすすめです!
自己負担2,000円で、それ以上に納税した金額は寄附金控除になって節税になりますよ。

翌年以降の税金が安くなるのが最大のメリットです。

それだけでなく、ふるさと納税することで特典がもらえますよね。
これがまた豪華で美味しいんです!

使える範囲内でふるさと納税は毎年使うようにしましょう。
食費を大きく節約できる上に、食事が豪華になります。

参考:ふるさと納税のメリット・デメリット

ふるさとチョイスやさとふるを使ってふるさと納税しましょう。

高知県奈半利町のふるさと納税 お寿司
↑高知県奈半利町のふるさと納税 お寿司↑

2. MUJIカードの特典を使ってカレーをポイントだけで買う

続いて紹介するのは、かなりマニアックなネタかも。

無印良品でお得になるクレジットカードの「MUJIカード」を持っていると、5月・12月にそれぞれ1ヶ月間だけ有効な500ポイントがもらえます。

また、誕生日月にMUJIカードを使って無印良品で買い物したら、翌月に500ポイントもらえるサービスも。

これらを年間換算すると、1,500円にもなるんですよ!

これを使って、無印良品に売っているレトルトカレーを買えば、ほとんどタダで買えちゃいますよ。

もちろん、カレーに限らず他の食べ物でもOK。
年間1,500円はこれで食費を浮かせることができるので、ぜひ活用したいですね。

MUJIカードを持っていれば、10%引きになる無印良品週間が使えるようになるメリットもあり、年会費無料とは思えないサービスです。

参考:MUJIカードのお得な使い方はこちらの記事が詳しいです

無印良品のカレー

おまけで、無印良品のレトルトカレーを食べ比べた感想をまとめた記事もあります。

参考:無印良品のカレーを食べ比べた感想

みんなの一人暮らしはどんな感じなのか聞いてみました

ここまでは自分の意見だけですが、他の人はどんな感じで一人暮らしをしているのか気になりませんか?

個人的に気になりましたので、他の人がどんな感じなのか100人に聞いてみました。

属性データ

■性別
・男性…49人
・女性…51人

■年齢
・20代…34人
・30代…39人
・40代…18人
・50代…7人
・60代…2人

■職業
・会社員…65人
・会社役員…2人
・学生…5人
・公務員…1人
・自営業…20人
・主婦…2人
・団体職員…1人
・無職…4人

気になるみんなの一人暮らし食費結果は?

■1ヵ月の食費
・1万円以内…11人
・1〜2万円以内…39人
・2~3万円以内…28人
・3~4万円以内…14人
・4~5万円以内…7人
・5万円以上…1人

みんな工夫しているのか、3万円以内の人が8割近くにもなりました。

一人暮らしだと、そんなに食費がかからないこともありますが、それにしては思った以上に節約している感じですね。

食費を節約するために工夫していたことは?

食費を節約するためには、いろいろ工夫がいりますよね。

どんなことをしているのかを聞いてみました!

参考になりそう、面白い回答を集めました。

■食費を節約するのに工夫していたこと(複数回答あり)
・食材をまとめ買い…25人
・料理を多めに作って冷凍保存…24人
・スーパーのタイムセールを狙う…24人
・お弁当を作る…16人
・スーパーの特売日を狙う…15人
・外食をしない…14人
・食材を冷凍保存…12人
・水筒にお茶を入れて持参…11人
・安いスーパーを巡る…10人
・ご飯を多めに炊いて冷凍保存…9人
・事前に献立を考えてムダな買物を防ぐ…7人
・もやし料理を作る…7人
・パスタ料理を作る…6人
・コンビニを使わない…6人
・小さいサイズの食材を買う…5人
・実家から食材をもらう…5人
・家庭菜園をする…3人
・家計簿をつける…3人
・旬の食材を使う…3人
・お菓子、デザートを食べない…3人
・レトルト、インスタント食品を食べる…2人
・上司におごってもらう…2人
・アルバイト先でまかない料理…2人
・魚を釣って食べる…1人
・ネットで食品サンプルのモニターに応募する…1人
・お腹がすいた状態でスーパーに行かない…1人
・友達と食材を持ち寄って鍋料理…1人
昼と夜の2食にする…1人
・山菜を採る…1人
ふるさと納税で食材をゲットする…1人
・友達の家に行ってごちそうになる…1人
・節約を頑張り過ぎない…1人
・ダイエットを兼ねて小麦粉を抜く…1人

少数の回答になるほど、面白いやり方が出てきますね。

魚を釣る、山菜を採るの2つが個人的には面白かったです・・・!

具体的なエピソードをいくつか紹介します

ここからは、みんなが一人暮らしの食費を抑えるためにどんな工夫をしているのか、具体的に答えてくれたものをいくつかピックアップして紹介しますね。

1. 食材を工夫して食費を切り詰める

欲しいものが出来たり、急な出費が出てしまった場合には、よく食費を切り詰めて浮かせています。

主にやっていることは、まず作り置きを多くすること。
季節にもよりますがカレーをたくさん作っておいて、それを毎日少しずつ食べていきます。

これだけでもかなり食費を節約することが出来ます。

あとは、パスタもおすすめです。
パスタは値段も安く腹持ちもいいので金欠の時の相棒です。

ただ市販のソースを買ってしまうと結構費用がかさんでしまうため、おすすめは百均の鮭ふりかけ。

茹でたパスタに鮭ふりかけを掛けるだけで、シーフード系のおいしいパスタに早変わり。飽きにくいうえに安くて最高です。

最後に、本当にひどい金欠の時には、いつでも安いもやしを購入します。
もやしと焼き肉のタレ、それもきつい場合は醤油、そしてご飯があれば腹持ちはなんとかなりますよ。

* * *

松本のコメント:
かなりいろいろ工夫されてますが、ここまでしなくてもいいのでは?と思っちゃいますね。

携帯代とかの固定費を安くすればいいのに〜と思います。

2. 1週間の食費予算を2,000円にする考え方

社会人2年目から結婚をするまで、一人暮らしをしていました。

節約のポイントはとにかく自炊をすること!
一週間の食費を2,000円と決め、スーパーで一週間分の食材を買いだめ。

もやしや豆腐など安くてボリュームのある食材を必ず買っていました。

あとは一人なので、食事にこだわらない時は、そうめん!うどん!パスタ!麺類のローテーションを繰り返せば、食費は抑えられます。おかずがいりませんからね…。

どうしても、食費がピンチの時は、最終手段の節約方法で、実家に帰る!
タダ飯が食べられます。

ただ、どうしても節約していても、一度飲みに行くと今までの節約がぱ~になってしまうので、一か月の食費はいつも一万円を超えてしまっていました…。

* * *

松本のコメント:
ここまでするか・・・という節約術ですね。
そうそう、飲みに行くと高すぎるので、行かなくて済むなら行かないほうがいいですよ。

3. 上司と飲みに行くことで外食費を浮かす

一人暮らしをしていて自炊を頑張っても食材を余らせてしまったり、毎日同じ料理を食べて飽きてしまったりそういった問題が出てきます。

外食をするとお金がかかってしまいます。そこで外食に行く際は、職場の上司などと飲みに行き、ごちそうしてもらって外食費を浮かしていました。

毎回タダでごちそうしてもらうとさすがに次回から誘われないと思い、毎回必ず1,000円や500円などを渡すようにしていました。

いいよいいよ、と言われますが「次回もまた誘ってくださいね」と一言伝えて何度も声をかけてもらい、しょっちゅう色々な人に食事に連れて行ってもらうようにしています。

結果、外食費を浮かせることが出来て節約になっていたと思います。

* * *

松本のコメント:
世渡り上手ですね!
再現性はないかもしれませんが、気持ちはいつもしっかり出すつもりでいたいですよね。

4. 買い物を減らして冷蔵庫を空っぽにする

そもそもの買い物の回数を減らすようにしています。

やはり毎日買い物に行くと、その分お買い得品とか目に入ったものを買ってしまいますからね。

できるだけ買い物にいく回数を減らすことは、有効的だと思います。

それから、買い物に行く時間帯も考えた方がいいです。
おなかがすいているような時に買い物に行くと惣菜品とかついつい、買ってしまいますよね。食後に行くのは、おすすめですよ。

1週間の献立を大体決めておくのですが、6日分の献立を決めて買い物にいく。

あとの1日分は冷蔵庫の掃除をする
残った食材でチャーハンとか野菜炒めをして、食材を使い切ること。

これがなんといっても、一番の節約につながると思います。

一人暮らしだと、野菜とか半分くらい廃棄してしまいがちですが、やはり余計なものは買わないで使い切ること。冷蔵庫を空っぽにすることが、一番の節約につながるような気がします。

* * *

松本のコメント:
冷蔵庫を空っぽにする考え方はとてもいいと思います!
参考になりますね。

さいごに

一人暮らしするときの生活費や食費をイメージできましたか?

実家生活と比べると、どうしてもお金がかかってしまいますが、自分のやりくり次第では抑えることができます。

というか、一人暮らししてはじめて、自分のお金に対する考え方を認識できるのではないでしょうか。

ここで浪費するか、堅実にいくかで将来に大きく影響してくるかもしれません。

一人暮らしを始めるなら、避けては通れない生活費のことを意識しておき、あまりお金を使わなくても生活できるようにしておきましょう!

おまけ:
その後、結婚して二人暮らし時代の生活費も記録をとっています。

参考:【新婚1年目のリアルな家計簿】夫婦二人暮らしの生活費と食費はいくら?

家族の人数が増えたときの生活費をやりくりについてはこちら。

参考:3人家族の生活費節約術
参考:4人家族の生活費節約術