お札で一番よく使ったり見かけたりするのは、千円札ではないでしょうか。
ATMや自動販売機・券売機など、お金を扱う機会でも千円札は対応していますね。
電子マネーのチャージも千円単位の場合が多いです。
そんな身近な千円札ですが、以下のようなことは思ったことはありませんか?
- 千円札はいつからあるのか?
- 今までに何回デザインが変わったのか?
- そもそもなぜデザインが変わるのか?
- お札の歴代の肖像画や絵柄は?
- 次回はいつ、どんなデザインになる?
千円札には、たくさんの技術や工夫・願いなどが盛り込まれているんですよ。
そこで、このページでは千円札はどんなお金なのか、いつデザインが変わるのか、歴代の想像画の人物や絵柄、サイズなどについて紹介していきますね。
千円札は日本では1番低額な紙幣
千円札は、現在発行されている日本の貨幣の中で、もっとも低額な貨幣です。
千円札が初めて登場したのは、終戦のすぐあとです。
実は、1942年(昭和17年)に発行されましたが、使用開始は1945年(昭和20年)8月17日となりました。
お金の発行が、大蔵省(現 財務省)から日本銀行へ変わることになったため、発行と使用開始のあいだに期間を設けたためです。
当時の千円札は現在の価値で考えると、なんと約50万円に相当する超高額なお札だったんですよ。
そのため、初代千円札のあった当時では、千円札が最高額のお金だったんです。
その後、五千円札・一万円札・二千円札のお札が登場したため、千円札は日本で一番低額なお札になりました。
千円札のデザインはいつ変わる?次は2024年(令和6年)
千円札は、2019年(令和元年)時点で4度のデザイン変更がおこなわれています。
では、次はいつデザイン変更がおこなわれるのでしょうか。
実は、千円札の次のデザイン変更は2024年(令和6年)の予定ですよ。
五千円札と一万円札も同時に変更される予定です。
なお、二千円札は変更されません。
▼千円札のデザインでポイントとなるのは、以下の3つ。
- 表面の肖像画
- 裏面に描かれる絵柄
- 透かしに写るもの
ほかにもポイントとなるものもがありますが、省略しますね。
▼ちなみに、これまでのデザイン変更の流れは、以下のとおり。
代 | 発行開始時期 | 肖像画 | 裏面の絵柄 | 透かし | サイズ(縦×横:単位mm) |
---|---|---|---|---|---|
初代 | 1945年(昭和20年)8月17日 | ヤマトタケル・ 建部神社 社殿 | 模様のみ | なし | 100×172 |
二代 | 1950年(昭和25年)1月7日 | 聖徳太子 | 法隆寺 夢殿 | 「日銀」の文字 桜の花 | 76×164 |
三代 | 1963年(昭和38年)11月1日 | 伊藤 博文 | 日本銀行 本店 | 伊藤博文の横顔(右向き) | 76×164 |
四代 | 1984年(昭和59年)11月1日 | 夏目 漱石 | タンチョウ 2羽 | 夏目 漱石 | 76×150 |
五代(現行) | 2004年(平成16年)11月1日 | 野口 英世 | 富士山と本栖湖の逆さ富士 | 野口 英世 | 76×150 |
六代(予定) | 2024年(令和6年)11月1日 | 北里 柴三郎 | 葛飾 北斎 作「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」 | 北里 柴三郎 | 76×150 |
初代の千円札は、少し大きめのサイズだったんですね。
さきほど紹介したように、初代の千円札は1942年(昭和17年)に発行され、1945年(昭和20年)8月17日に使用が始まりました。
しかし、戦後のインフレーション(物価の急騰)対策のため、新しい通貨に切り替える(新円切替)ことになります。
そのため、初代千円札は1946年(昭和21年)3月2日で使用が停止されました。
初代千円札は、わずか半年ほどしか使われなかった超レア紙幣なんですよ。
さらに、回収されたものも多いので、残っている枚数はかなり少ないんです。
ですから、もし手元に初代千円札があれば、かなりの価値があります。
質屋やネットオークション・フリマなどを利用すれば、予想外の収入が得られるかもしれません。
▼初代千円札を売る場合、おすすめのサービスは以下のとおり。
ただし、初代千円札は希少であるため、偽物も存在しています。
またレプリカの場合も考えられますよ。
注意してくださいね。
また、初代千円札はお金としての機能は停止されているので、買物などで利用できません。
2代目以降の千円札は、現在でもお金として使えますよ。
デザイン変更をするのは偽造防止のため
お札のデザイン変更は、なぜおこなわれるのかが気になりますよね。
せっかく世の中に定着しているデザインを変えるのは、少しもったいない気分です。
でも、デザイン変更をするのは、とても重要な理由があるんですよ。
お札のデザイン変更をする最大の理由は、偽造防止です。
お札の製造技術は、当時は最先端の技術を使っていても、長い何月がたつと偽造の技術も向上していき、やがて偽造防止の技術は通用しなくなります。
そのため、最新の技術を使ったデザインに変更して、偽造を防止するのです。
千円札の歴代の肖像画の人物
千円札の表面には、肖像画が描かれています。
歴代の千円札の肖像画になった人物を紹介していきますね。
なお、初代の千円札のみ、肖像画と建物の2つが描かれていますよ。
初代:ヤマトタケルと建部神社の社殿
初代千円札は、肖像画と建物が描かれていました。
肖像画になったのはヤマトタケル、建物は建部大社(たけべ たいしゃ)の社殿です。
ヤマトタケルは、古代の日本で活躍した皇族。
ヤマトタケルの漢字表記はいろいろありますが、日本武・倭建などと書かれることが多いですよ。
古代でさまざまな活躍をしたため、日本各地に伝説やゆかりの地があります。
その活躍や伝説のため、古代日本の英雄としていまも親しまれているんです。
だから、ヤマトタケルは神様としていろいろな場所に祭られているんですよ。
初代千円札に描かれている建部大社は、ヤマトタケルを祭る代表的な神社です。
建部大社は滋賀県大津市にあって「近江国 一宮(おうみのくに いちのみや)」という格式の高い神社なんですよ。
また、ヤマトタケルは神様として祭られているので、神様に付ける敬称「ミコト」を付けて「日本武尊(やまとたける の みこと)」「倭建命(やまとたける の みこと)」と呼ばれることも多いです。
ちなみに、ヤマトタケルは12代天皇である景行天皇(けいこう てんのう)の息子で、14代天皇である仲哀天皇(ちゅうあり てんのう)の父親になります。
なお、ヤマトタケルは写真はもちろん、絵も残っていません。
ですから、肖像画といっても完全な想像の顔となっています。
二代:聖徳太子
二代目の千円札で肖像画になったのは、聖徳太子(しょうとく たいし)。
千円札以外にも、初代五千円や初代一万円札にも登場しています。
聖徳太子は、飛鳥時代に活躍した政治家・皇族です。
厩戸皇子(うまやどのみこ)・厩戸王(うまやどおう)などとも呼ばれますよ。
聖徳太子は、推古天皇(すいこ てんのう)の右腕として、蘇我馬子(そがのうまこ)らとともに政治をおこないました。
聖徳太子はさまざまはことをおこないましたが、有名な活躍は以下のとおり。
- 随(ずい:現在の中華人民共和国)へ遣隋使(けんずいし)を派遣
- 冠位十二階(かんい じゅういかい)を制定
- 十七条憲法を制定
十七条憲法の「和をもって、とおとしとなす」という一文は、歴史の教科書にも出てくる名文句ですね。
また、聖徳太子は日本にとって重要な人物で、英雄的な扱いをされています。
そのため、初代千札以外にもお札の肖像画として登場しています。
▼初代千円札以外に聖徳太子が登場したお札は、以下のとおり。
紙幣 | 発行開始時期 |
---|---|
百円紙幣 | 1930年(昭和5年)1月11日 |
百円紙幣 | 1944年(昭和19年)3月20日 |
百円紙幣 | 1945年(昭和20年)8月17日 |
百円紙幣 | 1946年(昭和21年)3月1日 |
千円紙幣 | 1950年(昭和25年)1月7日 |
一万円紙幣 | 1958年(昭和33年)12月1日 |
実は、聖徳太子は日本の貨幣の肖像画として、もっともたくさん登場した人物なんです!
三代:伊藤 博文
三代目の千円札で肖像画になったのは、伊藤 博文(いとう ひろぶみ)。
明治時代に活躍した政治家です。
伊藤 博文といえば、日本の初代内閣総理大臣としてとても有名ですね。
お札の肖像画になっても不思議ではない人物だと思います。
海外でも初代の首相や大統領がお札の肖像画になっていますよ。
ちなみに伊藤は、初代総理大臣だけでなく5・7・10代の総理大臣でもあります。
つまり4回も総理大臣を経験しているんですよ。
内閣総理大臣の実績が有名ですが、それ以外にも武士時代に討幕運動に参加したり、イギリスへ留学したりもしています。
ほかにも、伊藤は以下のような実績を残しました。
- 初代兵庫県知事
- 『国是綱目(こくぜこうもく)』の出版
- 岩倉使節団に参加
- 初代枢密院議長
- 初代貴族院議長
- 初代韓国統監
ほかにも伊藤の実績はたくさんありますよ。
そんな伊藤ですが、なんと農民の出身。
のちに伊藤家の養子になりますが、伊藤家も足軽(あしがる)という下級武士でした。
農民や下級武士から、内閣総理大臣などの多くの実績を残すなんてすごいですよね。
ちなみに、三代目千円札は1986年(昭和61年)1月まで発行されていました。
ですから伊藤の顔の千円札は、当時小学校低学年だった私も、なんとなく見覚えがありますよ。
四代:夏目 漱石
四代目の千円札の肖像画は、夏目 漱石(なつめ そうせき)。
夏目 漱石は、明治時代から大正時代にかけて活躍した小説家です。
日本を代表する文豪の一人として有名ですね。
夏目は、とてもたくさんの作品を残しました。
▼夏目の代表的な作品は、以下のとおり。
- 吾輩は猫である
- 坊ちゃん
- 三四郎
- 草枕
- 彼岸過迄
- それから
- こころ
いずれも題名くらいは聞いたことがないでしょうか。
学校の国語の教科書に載っているものもありますよ。
また、夏目には多くの門下生がいました。
門下生には、芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)や内田 百閒(うちだ ひゃっけん)など、有名なメンバーがたくさんいますよ。
ちなみに、私はお金を自分で使い出したころから社会人に出て数年たつまでのあいだが、夏目の千円札でした。
そのため、私は千円札=夏目 漱石の印象が強いですね。
五代:野口 英世
五代目の千円札の肖像画には、野口 英世(のぐち ひでよ)が選ばれました。
野口 英世は、明治時代から昭和時代初期にかけて活躍した医者で、細菌学者です。
野口は福島県の農家の出身ですが、幼いころに囲炉裏(いろり)で左手に大やけどをおいました。
このときの大やけどの手術をした医師にあこがれて、20歳という若さで医師になります。
野口は、北里 柴三郎(きたざと しばさぶろう)が代表だった伝染病研究所(現 東京大学医科学研究所)に入り、アメリカへ留学しました。
▼野口のおもな実績は、以下のとおり。
- 毒蛇の研究が評価される
- 病原性梅毒スピロヘータの研究が評価され、ノーベル生理学・医学賞の候補になる
- 黄熱病の研究が評価される
野口は、日本だけでなく世界中で評価されているのがすごいと思います。
しかし、アクラ(現 ガーナ)で黄熱病の研究をしているときに、野口自身が黄熱病にかかって、51歳で亡くなってしまいました。
野口 英世は、小学生向けの伝記などで取り上げられることが多いので、野口の生涯はなんとなく知っている場合もあるのではないのでしょうか。
さきほど紹介したように、私は千円札は夏目 漱石の印象でしたから、最初は野口 英世の千円札は違和感がありました。
しかし2019年現在、まったく違和感がなくなりましたよ。
六代(予定):北里 柴三郎
2024年(令和6年)に変更予定の、六代目の千円札の肖像画は北里 柴三郎(きたざと しばさぶろう)になる予定ですよ。
北里 柴三郎は、明治時代から昭和初期にかけて活躍した医者・細菌学者です。
ペスト菌を発見したり、破傷風の治療法を開発したりするなどして「日本細菌学の父」と呼ばれていますよ。
また北里は、医者の使命は病気を予防することと考えていて、予防医学の研究に力を入れていました。
北里の実績は、とてもたくさんあります。
▼なかでも有名な北里の実績は、以下のとおり。
- 破傷風の治療法を開発し、ノーベル生物学・医学賞候補になる
- 伝染病研究所(現 東京大学医科学研究所)を設立
- 日本初の結核専門病院を設立
- ペスト菌の発見
- 医学研究官の北里研究所を設立し、多くの門下生を育てる
- 慶応義塾大学医学科を創立、初代医学科長に就任
- 日本医師会を創立、初代会長に就任
五代目千円札の野口 英世から、六代目の北里へと、同じ医療分野から続けて肖像画に選ばれました。
しかも、北里が設立した伝染病研究所で野口は働いていました。
北里 柴三郎と野口 英世は、師弟関係にあります。
師弟でお札の肖像画になるとは、とても運命的ですよね。
千円札の裏面に描かれているもの
ここからは、千円札の裏面に描かれているものを紹介していますよ。
ただし、初代の千円札の裏面は模様のみで、建物などの特徴的なものは描かれていませんでした。
二代:法隆寺 夢殿
二代目の千円札の裏面には、法隆寺(ほうりゅうじ)の夢殿(ゆめどの)です。
法隆寺は、別名を斑鳩寺(いかるがでら)といい、奈良県斑鳩町(いかるがちょう)にあります。
法隆寺にある西院は、現存する最古の木造建築で、「法隆寺地域の仏教建造物」としてユネスコの世界文化遺産に登録されていますよ。
教科書などで見たことがあるのではないでしょうか。
また、修学旅行や観光などで訪れたという場合もあるでしょう。
法隆寺は7世紀の飛鳥時代に建てられた、聖徳太子ゆかりの寺です。
二代目千円札の表面は、聖徳太子の肖像画が描かれているので、裏面も聖徳太子と関連のあるものが描かれたといわれていますよ。
三代:日本銀行 本店の建物
三代目の千円札には、日本の中央銀行である日本銀行が描かれました。
東京にある日本銀行の本店の建物ですよ。
中央銀行とは、国の金融システムの重要な部分をになう機関です。
日本のお金を発行しているのも日本銀行ですよ。
ですから、お金の絵柄としてふさわしいのではないでしょうか。
四代:タンチョウ 2羽
四代目の千円札には、2羽のタンチョウ(丹頂)が描かれています。
タンチョウはツル(鶴)の一種。
タンチョウヅル(丹頂鶴)ともいいますよ。
ツルといった場合、だいたいタンチョウのことを指します。
昔話「つるの恩返し」などの物語や、絵画などにもよく登場しますよね。
また、長寿の象徴として縁起のいい鳥として、日本では古くから親しまれています。
タンチョウの見た目も優雅できれいですよね。
国民になじみのあるタンチョウがお札の絵柄に選ばれるのは、不思議ではないですよね。
4代目千円札のタンチョウは、中央の透かしの左右に1羽ずつ描かれていました。
2羽のタンチョウは、真ん中を向いて、向かい合わせになっています。
ちなみによく間違われるのですが、タンチョウは日本の国鳥ではありません。
日本の国鳥はキジです。
キジは二代目一万円札の裏面に描かれていましたよ。
五代:富士山と本栖湖の逆さ富士
五代目の千円札には、富士山が描かれています。
この富士山は、山梨県側から見たもので、本栖湖(もとすこ)のほとりから見た富士山が描かれています。
しかも、本栖湖の湖面には「逆さ富士」が描かれていますよ。
絵柄は、写真家の岡田 紅陽(おかだ こうよう)の「湖畔の春」という作品がモデルです。
富士山は、日本の象徴するものの代表格。
日本のお札に描くのに、ピッタリではないでしょうか。
また、逆さ富士はめったに見られないので、縁起もいいですよね。
なお、富士山と本栖湖・逆さ富士がお札に描かれるのは、四代目千円札が2回目なんです。
五代目千円札よりも前に、二代目五千円札の裏面に富士山と本栖湖・逆さ富士が描かれていました。
六代(予定):葛飾 北斎 作「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」
2024年に発行される予定の六代目の千円札の絵柄には、葛飾 北斎(かつしか ほくさい)が描いた浮世絵作品の「富嶽三十六景(ふがく さんじゅうろっけい)」の中から「神奈川沖浪裏(かながわ おきなみうら)」が選ばれました。
葛飾 北斎は、江戸時代に活躍した浮世絵の画家。
世界的にもひじょうに評価が高い、日本を代表する画家のひとりです。
神奈川沖浪裏は、葛飾作品の中でもかなり有名なので、見たことがあるのではないでしょうか。
世界で知られている画家の作品ですから、お札の絵柄に選ばれるのも納得ですよね。
しかも、神奈川沖浪裏の絵には、海の向こうに小さく富士山が描かれています。
二代目五千円札から五代目千円札・六代目千円札と、富士山が受け継がれているのもおもしろいですね。
千円札のその他のデザイン・技術
千円札には、肖像画や裏の絵柄以外にも特徴的なデザインや技術がたくさんあります。
どれも偽造防止のために取り入れたものですよ。
ここからは、千円札の肖像画や裏の絵柄以外のデザイン・技術の一部を紹介しますね。
透かし
透かしは、表面・裏面それぞれの中央にある丸い円です。光にかざすと、絵柄が浮かび上がりますよ。
偽造防止の目的で、二代目千円札から取り入れられた技術です。
二代目千円札の透かしは、お札の模様と重なるように「日銀」の文字とサクラの花が浮かび上がります。
三代目千円札の透かしでは、伊藤博文が右を向いた横顔が浮かびますよ。
四代目以降の透かしには、肖像画と同じ顔が浮かび上がります。
ホログラム
ホログラムは、2004年(平成16年)に登場したお札で初めて採用されましたが、千円札では導入されませんでした。
ホログラムは、銀色にキラキラ光り、見る角度によって絵柄が変わります。
ホログラムも偽造防止のために導入されました。
2024年発行予定の六代目千円札では、ホログラムが導入される予定です。
千円札の入手法にはどんなものがある?
千円札の特徴やデザイン・歴史などについて紹介してきました。
ここからは、千円札を手に入れる方法を紹介しますよ。
▼千円札の入手法のおもな方法は、以下のとおり。
- 預金から千円以上おろす
- 仕事で千円以上稼ぐ
- 千円以上のお金を銀行で両替する
- 宝くじやギャンブルで千円以上を当てる
- 千円以上もらったり借りたりする
順に紹介しますね。
預金をおろす
まずは、預金をおろすのが一番手軽なやり方です。
すでに預金が1,000円以上あるなら、預金から1,000円以上おろせば千円札が手に入りますよ。
時間や手間がかかるので、銀行窓口でおろすより、ATMを使っておろすのがおすすめです。
引き出し手数料がかかるのが難点ですが、うまくやれば引き出し手数料が無料にできますよ。
▼銀行の引き出し手数料については、以下のページを見てくださいね。
1,000円以上稼ぐ
次に紹介するのは、仕事で1,000円以上稼ぐ方法です。
正社員やパート・アルバイトなどで雇われて働いたり、物やサービスを売るなどの商売をしたりしますよ。
雇われて働いた場合、現在では給与は銀行口座へ振り込まれる場合が大半です。
あとで銀行1,000千円以上おろせば、千円札が手に入りますよ。
また、商売で稼いだ場合、銀行振込やカード払いのときは、自分の銀行口座にお金が入ります。
銀行でおろせば、千円札が手に入りますよ。
手渡しで支払った場合、1,000円以上を受け取ったときには、千円札が手に入る可能性があります。
ただし、必ずしも相手が千円札で支払うとは限りません。
ほかにも、資産があれば株式投資や債券などの資産運用で1,000円以上かせぐ方法もあります。
5千円以上のお金を銀行で両替する
つづいて、1,000円以上のお金を銀行で両替する方法を紹介します。
自宅に1,000円以上のお金があれば、それを集めて銀行に持っていて、千円札に両替してもらうという手があります。
両替機が設置してある銀行なら、窓口に行かずに簡単に両替できますよ。
たくさんのお金を両替しなければ、基本的に両替手数料は無料のことが多いです。
▼銀行での両替については、以下のページを見てくださいね。
宝くじやギャンブルで5千円以上を当てる
さらに、宝クジやギャンブルで1,000円以上を当てるという手もあります。
ただし、1,000円以上を当てるには運が必要です。
確実性はかなり低いので、あまりおすすめしません。
▼宝くじについては、以下の記事が参考になります。
千円以上もらったり借りたりする
最後に、1,000円以上もらったり借りたりする方法を紹介しますね。
何かのお祝いなどがあれば、家族や友達から祝い金として千円札がもらえるかもしれません。
また、家族や仲の良い友達などに「お金に困っているので1,000円を貸して欲しい」といって借りる方法もあります。
当たり前ですが、返す日を約束して、必ず約束の日に返済しましょうね。
ちなみに、この方法でも相手が千円札を使うかどうかはわかりません。
もらったり借りたりする立場ですので「千円札にして欲しい」とお願いするのは、あまりにも図々しいのでおすすめしません。
なお、銀行などのキャッシングやカードローン、消費者金融などで借りる方法もありますが、利子がかかるのでおすすめしません。
さいごに
千円札は、五千円札や一万円札より見かける機会が多いですよね。
キャッシュレス社会が到来するといわれていますが、千円札の出番は減っても、使わないことはないでしょう。
身近な千円札ですが、よく見るといろいろな工夫がされていたり、肖像画や絵柄にも意味があったりして、驚きました。
オマケ:ほかの貨幣についての記事
ノマド的節約術では、いろいろな紙幣の特徴についても紹介しています。
以下のページも見てみてくださいね。