旅行が趣味だったり、仕事や出張などで各地を飛び回っていたりと、ANAの飛行機を頻繁に利用しているなら、ぜひともチェックして欲しいクレジットカードがあります。
もしかしたら、今後は飛行機代を今までよりも安くできるかもしれませんよ。
そのカードとは、「ANA VISAカード」です。
利用すればするほどにマイルがどんどん貯まっていく。
そんなサービスがたくさん用意されていることが魅力のクレジットカードなんです。
このページでは、ANA VISAカードを利用するメリットとデメリット、そしてANAカード入会キャンペーンの詳細を徹底的に解説していきます。
VISA以外のANAカードは以下のページで紹介していますよ。
ANA VISAカードの種類は主に4種類
今回はANA VISAカードの中でも、以下の4つのカードについて解説します。
カードの種類 | 年会費 |
---|---|
一般カード | 2,200円 |
Suicaカード | 2,200円 |
ワイドゴールドカード | 15,400円 |
プラチナプレミアムカード | 88,000円 |
ベーシックな「一般カード」、利用可能枠のアップや各種補償が充実した「ワイドゴールドカード」、そしてSuicaの機能が付属した「Suicaカード」、最高ランクの「プラチナプレミアムカード」といったラインナップです。
年会費は、カードのランクがゴールド・プラチナと上がるにつれて高くなりますね。
もちろん、年会費に応じたサービスはありますので、それについてもこのあとで説明していきます。
高く感じる年会費を安くする方法
年会費の一覧を見て、無料で持てる方法がないことに少しガックリしたのではないでしょうか。
できることなら、年会費をかけずにクレジットカードを持ちたいですよね。
上で紹介した年会費は、通常の年会費ですが、ちょっとした工夫で安くすることができます。
それは、「マイ・ペイすリボ」というリボ払いにすることです。
リボ払いというと、手数料がかかってしまうので、いくら年会費が安くなっても意味がないのでは・・・と思われたかもしれません。
わたしも不安だったのですが、マイ・ペイすリボは毎月の支払額をカードの利用限度額と同じにすることで、一括払いにできます。
詳しい手順は以下のページで。
マイ・ペイすリボにすることで、年会費は以下の通りになります。
カードの種類 | 年会費 |
---|---|
一般カード | 1,127円 |
Suicaカード | 826円 |
ワイドゴールドカード | 11,550円 |
ちなみに、プラチナの場合はマイ・ペイすリボを使っても年会費は変わりません。
この場合は、マイ・ペイすリボを使わない方がいいですね。
ANA VISAカード全般の特徴と使う上でのメリット
ANA VISAカードを利用するメリットといえば、それはやはりマイルが貯まりやすいということでしょう。
となると、マイルの貯め方はどんな方法があるのかが気になるところですよね。
詳しく見ていくことにしましょう。
マイルの還元率が0.5〜1.5%の高水準
マイルが貯まりやすいカードか、そうでないカードか。
その違いは「マイル還元率」にあります。
マイル還元率が0.2%〜0.3%のカードを使ってマイルを貯めるのは、あまり賢い方法とはいえませんね。
その点、ANA VISAカードは、マイルの還元率が0.5〜1.5%で、マイル移行ができるカードの中ではトップクラスの高還元率を誇ります。
この高還元率のおかげで、カードでショッピングをしたり公共料金の支払いをするだけで、マイルがどんどん貯まるといった感覚が味わえますよ。
これがANA VISAカード一番の魅力であり、メリットと言えるでしょう。
プラチナだと、マイルの還元率が1.5%にもなります。
入会時、毎年の継続時にボーナスマイルがもらえる
ANA VISAカードに入会した時と、毎年のカード継続時に、カードの種類により1,000〜10,000マイルのボーナスマイルがもらえるんです。
カードを持ち続けるだけでボーナスマイルがもらえる。
こんなところにも、マイルが貯まりやすいと言われる理由があるんですね。
入会時・カード継続時のボーナスマイルは以下の通りです。
カードの種類 | ボーナスマイル |
---|---|
一般カード | 1,000マイル |
Suicaカード | 1,000マイル |
ワイドゴールドカード | 2,000マイル |
プラチナプレミアムカード | 10,000マイル |
一般カード、Suicaカードはこれで年会費の半分ぐらいは元がとれる感じになりますよね。
飛行機に乗るたびに搭乗ボーナスマイルがもらえる
ANAカードにしかない特典に、ANAの飛行機に乗るたびにボーナスマイルが貯まります。
ANAマイレージクラブに入っていれば、ANAの飛行機に乗ればANAマイルが貯まりますけど、ANAカードなら、さらにボーナスでマイルが付与されるんですよね。
持っているカードによって、ボーナスマイルの加算率が異なります。
カードの種類 | ボーナスマイル |
---|---|
一般カード | +10% |
Suicaカード | +10% |
ワイドゴールドカード | +25% |
プラチナプレミアムカード | +50% |
一般カード、Suicaカードでもボーナスマイルがあるのが見逃せないところです。
電子マネー「iD」が使える(一般カード、ワイドゴールドカード)
ANA VISA一般カードとワイドゴールドカードには、コンビニや自動販売機などで手軽に使える電子マネーの「iD」が標準搭載されています。
ポストペイ型でクレジットカードの請求時に支払うので、事前のチャージが不要です。
利用した金額はもちろん、ポイント付与の対象になります。
管理の手間を考えると、iDはカードと一体型にするのがおすすめです。
【関西の方向け】PiTaPaが使える(一般カード、ワイドゴールドカード、Suicaカード)
一般カード・ワイドゴールドカードではiDだけでなく、PiTaPaも使えます。
関西に住んでいる方にとっては、ICOCAと違ってポストペイ型にできるICカードで便利ですよね。
関西の私鉄やバスをよく使うのであれば、PiTaPaも合わせて利用すると、便利になりますよ。
一度使うと、残高を全く気にすることなく改札がスムーズに通れるようになるので、ストレスが全くありません!
ただ、PiTaPaを使ったお金に対してはポイントがつかないので、あくまでおまけです。
Suicaが使える(Suicaカード)
ANA VISA Suicaカードにすれば、鉄道やバスなどで利用できる「Suica」の機能が搭載されます。
オートチャージサービスも使えますし、こちらも利用した金額は、ポイント付与対象になります。
クレジットカードと「iD」もしくは、クレジットカードと「Suica」を1枚のカードにまとめることによって、さらにマイルがどんどん貯まるカードになりますね。
ANA VISA Suicaカードは、オートチャージが便利です。
関東エリアに行くと、Suicaがないと不便に感じるので、オートチャージでANAマイルが貯まるのはうれしいですね。
ANA VISAのデメリット
なにごとにも、いい面があれば悪い面もあります。
それはANA VISAカードにしても例外ではありません。
ということで、ANA VISAカードを利用するデメリットについても考えてみましょう。
ポイント還元率は0.5%と一般的なカード並みの低水準
ANA VISAカードは、ポイント還元率が0.5%と、決して高い水準とはいえません。一般的なカード並みです。
なので、ポイントからマイルに移行してマイルを貯めるつもりがないという方には、ANA VISAカードを使うメリットは特にありません。
年会費永久無料のカードがない
ANA VISA 一般カードとSuicaカードの年会費は、初年度こそ無料ですが、2年目からは2,200円の年会費がかかります。
ワイドゴールドカードにもなると、15,400円もの高額な年会費が必要です。
ただ、先程も少し触れましたが、「マイ・ペイすリボ」への登録と、年に1回以上カードを利用することで、年会費の割引を受けることができます。
カードによっては年会費を半額以上下げることができますが、無料になるというわけではありません。その点はやはり、デメリットとなりますね。
「10マイルコース」への移行は、年ごとに税抜6,000円が必要
ここからの内容は、一般カード・Suicaカードを使うなら必ず押さえておきたい重要なポイントです。
ANA VISAカードには、ポイントをマイルに移行するコースとして、「5マイルコース」と「10マイルコース」というものがあります。
ワイドゴールドカードは、最初から10マイルコースが無料で適用されているので問題ありません。
一般カードとSuicaカードは、最初は5マイルコースが適用されていて、10マイルコースに移行するには、年ごとに税込6,600円の手数料が必要になります。
年ごとに6,600円は高いですよね。
でも、1ポイントを5マイルに移行できるのと、10マイルに移行できるのとでは、単純に2倍もの価値の差があります。
例えば、年間で100万円を利用すれば1,000ポイントがもらえます。
1,000ポイントを5マイルコースで移行すると、5,000マイルにしかなりません。
しかし、10マイルコースで移行すれば、10,000マイルにもなります。全然違いますよね。
これなら年ごとに6,600円の手数料が掛かったとしても、10マイルコースにしておくべきでしょう。
むしろ、10マイルコースを利用してこそ、ANA VISAカードの特性を最大限活かした使い方ができると言えます。
5マイルコースにするくらいなら、ほかの還元率の高いカードを持ったほうがいいですね。
あと、頻繁にマイル交換する人には使えないテクニックですが、ANA VISAカードのポイント有効期限は2年間なので、2年に1回だけマイル移行すると決めておくと移行手数料を安くできますよ。
マイル移行する直前に「10マイルコース」に変更して、マイル移行が終わればまた「5マイルコース」に戻す。
そうすれば2年間で6,600円の手数料になりますので実質、年間の手数料は3,300円の半額にすることができるんです。
コツコツ派なら、この方法をぜひ試して、金銭的な負担を少しでも軽くしましょう!
ANAカードだけの特典が充実している
デメリットもいくつかありますが、デメリットに納得できれば、いいところだけを使えますよね。
ANAカードには、他のカードにないサービスが他にもあります。
地味なサービスも多いですが、自分が使っている出費であれば、確実にお得にできますよ。
ANAカードマイルプラス提携店でカードを使う
ANAカードマイルプラス提携店でカードを使うことで、お店によって100円または200円ごとに1マイル貯まる仕組みがあります。
これを知ってるかどうか、使うかどうかで普段の生活でのマイルの貯まりやすさが全然変わってきますよ。
100円で1マイル貯まる主なお店は以下の通り。
- スターバックスカードへのチャージ
- ENEOS
- マツモトキヨシ
- 引越のサカイ
- コナカ
200円で1マイル貯まる主なお店は以下の通りです。
- 出光
- 高島屋
- セブンイレブン
- イトーヨーカドー
- ニッポンレンタカー
国内線をANAカード専用運賃で利用できる
ANAの国内線に乗る時は、ANAカードを持っていると割引運賃で利用できます。
マイルも貯まりやすいのに、割引運賃にもなれば、年会費の元はすぐにとれそうですね。
ANA FESTA・機内販売・A-styleでの買い物を割引できる
ANAカードならではの特典に、空港や機内販売などでも割引ができます。
空港に行くと、ANA FESTAがありますが、そこで1,000円以上買うと、ANAカードを通せば10%割引になりますよ。
ANAの機内販売でもANAカード決済で10%引きです。
ショッピングサイトのA-styleだと5%引きですね。
いずれも高い割引率で利用できますので、おみやげを買う時などにANAカードが大活躍しそうです!
ポイント交換について
ANA VISAカードは、そんなにポイントの貯まりやすいカードではありません。
でも、使い続けていたら、それなりにポイントが貯まりますよ。
Vポイントという名前のポイントは、VJAギフトカードや他のポイントなどに交換してしっかり使いましょう。
さいごに
ANA VISAカードは、旅行や出張などでANAの飛行機をよく利用する方が、メインで使うのにおすすめできるクレジットカードです。
ご自身の生活スタイルを考えて、クレジットカード以外にiDをよく利用する方には「一般カード」を、Suicaをよく利用する方には「Suicaカード」を選択することをおすすめします。
旅行やショッピングでの保証をもっと手厚くしたい、利用可能枠を増やしたいならば「ワイドゴールドカード」を使いましょう。
10マイルコースへの移行手数料が無料になるという、素晴らしいメリットもあります。
ANA VISAカードは入会キャンペーンが驚くほど充実していますよ。
うまくキャンペーンに乗っかれば、1回分の旅行にかかる飛行機代ぐらいにはなります。
今の生活スタイルにANAを使う機会があれば、ぜひ使ってみましょう。
VISA以外のANAカードは以下のページで紹介していますよ。
おまけ:決めきれず、カード探しをしている方へ
クレジットカードってとにかく多いし、どれがいいのか迷いますよね。
長く使うものになるので、できる限りいいカードを選びたいものです。
以下のページでは、収入ゼロから生き延びた節約家の視点でおすすめしているクレジットカードを紹介しています。