楽天カードは、リボ払い(リボルビング払い)にも対応しています。
しかし、リボ払いで買い物を続けていると、手数料が加算されていくのでどんどん返済額が増えていく…なんてことに。
私自身はリボ払いを使っていませんが、リボ払いを続けると何が良くないのかをしっかり理解しておくことが節約にもつながると思います。
今回は、楽天カードのリボ払いの種類や手数料、自動リボ払いの解除方法、一括払いするやり方について詳しく説明していきますね。

楽天カードで使えるリボ払いの種類は?
リボ払いといっても、いくつか種類があります。
楽天カードで使えるリボ払いの種類は、以下の通り。
- 自動でリボ払い
- あとからリボ払い
- 会計時のリボ払い
どうしてもお金が足りないとき、請求金額が高くて支払いが難しいときのためにリボ払いがあります。
リボ払いすると毎月の支払い額が一定になる、というのが一見メリットに思えますよね。
しかし、支払額以上の残債があると利息が発生するということを忘れてはいけません。
支払利息の利率は15%を上回るという高さなので、貯金を増やしたい場合は、リボ払いを利用するのはおすすめできませんね。
むしろ損をしてしまいます。

楽天カードのリボ払いの支払い方法は?
楽天カードでは、毎月一定のリボお支払いコース金額に手数料を加えて支払う形となります。
たとえば、リボお支払いコースを3,000円に設定している場合のリボお支払い最小金額は以下の通り。
| 利用残高 | 最小のリボお支払い金額 |
|---|---|
| 20万円以内 | 3,000円+リボ手数料 |
| 20万円超 | 4,000円+リボ手数料(残高5万円増すごとに1,000円ずつ加算) |
リボ手数料は前月末時点の利用残高に対して、実質年率15.00%~17.64%を加えます。
利用した金額によって異なってくるので、毎月の手数料を計算するのが少々難しいですよね。
リボ払いの返済額がよくわからない場合は、ショッピングリボ払い返済シミュレーションを活用しましょう。
▼利用予定金額を入力するだけで、月々の支払い金額がわかります。

リボ払いの支払いは、楽天カードの支払い日(毎月27日)にカード利用分として引かれます。
リボ払いの金額は変更できる?
楽天カードのリボ払いの月々の金額は決まっていますが、支払額を変更することもできます。
月々の支払い金額を変更したい場合は、楽天e-NAVIの「リボお支払いコースの変更」から申し込みましょう。
▼ショッピングの場合
- 5,000円以上、1,000円単位から999,000円まで指定
カードの限度額が999,000円以下であれば、カードの限度額とリボお支払いコースの金額を合わせておくと、リボ払いの手数料がかからなくなります。
▼キャッシングの場合
- 平成19年12月18日以前に契約している場合は5,000円から1,000円単位で指定
- 平成19年12月19日以降に契約・キャッシング利用可能枠が50万円以下の場合は8,000円から1,000円単位で指定
- 平成19年12月19日以降に契約・キャッシング利用可能枠が50万円超場合は10,000円から1,000円単位で指定
請求日の10日(22:00)までに変更すると、当月分より変更後の支払い金額が適応されますよ。
カードの種類によっては、指定範囲が異なるので注意しましょう。
リボお支払いコースの金額を高く設定すると毎月の支払額が高くなるため、返済期間が短くなる・手数料が抑えられるというメリットがあります。
楽天カードの自動リボ払いを解除する方法と手順
楽天カードの申し込み時に、自動リボ払いにチェックを入れて登録してしまうケースもあります。
「勝手に自動リボ払いになってる!」という場合は、申し込み時にうっかり押してしまったのかもしれませんね。
そのまま知らずに使っていると、買い物するたびにリボ残高が増えてしまうので、不要であれば解除しておきましょう。
自動リボの登録状況を知りたい場合は、楽天e-NAVIから確認できます。
▼「支払額の調整」から、「自動リボの登録・解除」を選びます。

▼自動リボを利用していない場合は、「現在、自動リボサービスにご登録いただいておりません。」と表示されますよ。

もし、自動リボに登録されていた場合も、楽天e-NAVIから解除できます。
▼「支払額の調整」の「自動リボの登録・解除」を選択。

「解除」を押して完了。楽天e-NAVIトップページに戻り、登録されていないかを確認しましょう。
自動リボを解除すると、次回の利用分から1回払い(一括払い)が適用されるようになります。
ただし、自動リボになっていた利用分は引き続きリボ払いとして請求されますよ。
自動リボ設定を解除しても、リボ払い残高は一括払いで請求されないので注意しましょう。
楽天カードでリボ払いを一括返済するやり方
もしリボ払いを一括返済したい場合は、「リボ残高のおまとめ払い」を利用しましょう。
全額分支払うこともできますが、ショッピングリボ払いまたはキャッシングリボ払いの利用残高の一部をまとめて支払うこともできます。
リボ残高のおまとめ払いで繰り上げ返済する場合は、銀行振込する必要がないため振込手数料もかかりません。
▼楽天e-NAVIにログインし、「お支払い方法」の「リボ残高のおまとめ払い」を選びます。

▼ショッピングまたはキャッシングの加算希望額入力にて、「全額支払い」か「金額指定」で希望額を入力。

大丈夫であれば「確認画面へ」を押し、手続きを完了させましょう。
楽天e-NAVIなら24時間いつでも手続きできるので、すぐ一括返済したいというときに便利です。
ただ、リボ払い分を一括返済した場合も、リボ払いの手数料と利率は加算されるので注意してくださいね。
また、楽天カードに問い合わせの電話をすることでも、一括返済することができます。
オペレーターさんが丁寧に対応してくれるので、わからないことがあれば問い合わせてみましょう。
一括で支払うと支払額が大きくなってしまうように感じますが、長い目で見たとき、トータルの支払額は節約することができます。
利息の負担を軽減できるメリットもあるので、金銭的に余裕があるタイミングでの一括返済がおすすめですよ。
リボ払いをやめたいと思っているのであれば、一括返済を検討してみましょう。
楽天カード登録時に自動リボ登録すると最大5,000ポイント

楽天カードに申し込むタイミングで自動リボに登録すると楽天ポイントが最大5,000ポイントもらえると書かれているため、ついつい申し込んでしまうかもしれませんね。
最大5,000ポイントとなっていますが、その内訳は以下のようになっています。
- 自動リボ払い登録で最大2,000ポイント
- 楽天カード60,000円以上の利用で最大3,000ポイント
カード申し込みからポイント付与月の1日までに「自動でリボ払い」を一度も解除せず継続することがポイント獲得の条件になるため、もしどうしても自動リボのキャンペーンを適用させたい場合は、月5,000円以内の利用に抑えるのがおすすめです。
余計な手続きがややこしく感じるのであれば、楽天カード申込時に自動リボに登録しないのがおすすめです。
自動リボに登録しなくても、入会キャンペーンが充実していて、常に最大5,000ポイント以上のキャンペーンがありますよね。
時期によっては7,000ポイントや8,000ポイントにもなっています。
また、楽天Edyを付帯させると、楽天Edyには500円チャージされた状態で楽天カードが届きますよ。
リボ払いと分割払いの違いは?
カードの支払い方法には分割払いもありますが、リボ払いと分割払いの違いも気になりますよね。
リボ払いは毎月の支払額が一定ですが、分割払いは利用金額の支払い回数を指定して支払うことができます。
2回払いは手数料無料なので、余計なお金を払いたくない場合は分割払いのほうがおすすめですよ。
楽天カードの分割払いについては以下のページで詳しく紹介しています。
さいごに
リボ払いにあまり良いイメージがないのは、利息や手数料といった、本来支払わなくて済むお金がかかってしまうから。
また、使っているうちに金銭感覚が麻痺して、必要以上に買い物をしてしまうせいではないでしょうか。
毎月一定の支払い額で済むと思えば良さそうに感じますが、長い目で見ると節約とは程遠くなってしまいます。
ちゃんと支払いができるのであれば、リボ払いを使わずに一括払いにしておきましょう。
使う必要のないお金を支払うよりも、可能な範囲で計画的にお金を使っていくことが、節約につながりますよ。
もしこれから楽天カードを作ろうと思っていた場合は、リボ払いを使わないようにして、お得なキャンペーンだけを使うようにしていきましょう!