リボ払いにほとんどメリットはない!知っておくべきリボ払いのデメリット

こんにちは!
ノマド的節約術の松本です。

クレジットカードの支払い方法の1つにリボ払い(リボルビング払い)がありますよね。

リボ払い、使ったことありますか?

ちなみに私はリボ払いを使ったことがありません。
クレジットカード自体は日常的に使っていますが、リボ払いに関しては使おうと思ったこともないですね。

もし、リボ払いを使っているのであれば、今後はなるべく使わないほうがいいかと思います。

このページでは、リボ払いの特徴・仕組みについて詳しく紹介してきますね。

リボ払いは毎月の支払いが一定額になる

リボ払いの特徴は、毎月の支払額が一定になることです。

持っているクレジットカードで、毎月3万円の支払いにすることを設定しておけば、月に5万円使ったとしても支払額は3万円になります。

いくら使っても、毎月の支払額が一定になることで、計画を立てやすくなるメリットはありますが・・・これはメリットと思わないほうがいいです。

毎月の支払額以上の残債があると利息が発生する

一見、魔法のように思えるリボ払いの仕組みですが、もちろんいいことだけではありません。

先ほどの例と同じ、5万円使ったのに3万円しか支払っていない場合で考えてみましょう。

この場合、本来支払うべきお金をまだ2万円分も支払っていないことになりますよね。

一括払いの場合、利息は発生しませんが、それ以降に支払い残ってしまった場合は利息も合わせて払わないといけません。

これはもったいないですよね。

しかも、支払利息の利率は10%を上回るという信じられない高さ。

銀行に預けていてもらえる受取利息がほとんどゼロに等しいのを考えると、すごい差ですよね。

もちろん、毎月の支払いなので月割にはなりますが、それを差し引いても高い金利です。

そのため、貯金を増やしていこうと思うのであれば、リボ払いを利用するのはまったくおすすめできません。

逆に損になりますからね。

リボ払いの利息計算例

リボ払いを使った場合の支払い利息を計算してみました。
ここでは、利率15%の楽天カードで10万円のリボ残高があった場合を例にしてみます。

毎月の支払いは20,000円で計算しますね。

【1ヶ月目の手数料】

リボ手数料(支払利息):100,000円 × 15% ÷ 12ヶ月 = 1,250円

トータルの支払額:20,000円 + 1,250円(利息) = 21,250円

翌月への繰越残高:100,000円 – 20,000円 = 80,000円

【2ヶ月目の手数料】

リボ手数料(支払利息):80,000円 × 15% ÷ 12ヶ月 = 1,000円

トータルの支払額:20,000円 + 1,000円(利息) = 21,000円

翌月への繰越残高:80,000円 – 20,000円 = 60,000円

1ヶ月で1,250円も余分に支払わないといけません。
これでリボ払いの手数料の高さを認識していただけましたでしょうか。

1ヶ月で支払いが終わらないので、残債がなくなるまでは毎月リボ払い手数料が発生します。

なくなるまでには大きな手数料がかかってしまいますよね。

この場合、返済するまでにトータルで3,750円の支払いが必要になります。

一括払いなら1円も払わなくてよかったんですけどね。

申込時点からリボ払いになっているクレジットカードに注意!

クレジットカードを申し込むときに気をつけておきたいのが、支払い方法がリボ払いに最初から設定されているケースです。

最初からリボ払いになっているカードはそれほど多くありませんが、申し込むときにはしっかり書かれていることをチェックしておきましょう。

普通のクレジットカードよりもサービスが充実しているカードだと、リボ払いに設定されていることもあるので、ご注意ください。

また、リボ払い専用のクレジットカードもあります。
そういったカードの場合は、わかりやすく書かれていることが多いので、利息を払いたくないなら申し込まないでおくのが無難です。

以下の有名ドコロのクレジットカードは、一括払いになっていますので、安心して使ってくださいね。

電話すれば一括で支払えるところも

リボ払いを使ってしまったことに気付いて、いつの間にか支払額が大きくなっていることもあります。

それに気付いた場合は、残債を一気に支払ってしまいたいですよね。

そんな場合は、持っているクレジットカードに問い合わせの電話をすれば、オペレーターさんが対応してくれます。

一括で支払うと、そのときは支払額が大きくなってしまいますが、長い目で見たときのトータルの支払額は大きく節約できますよ。

節約というか、本来支払う必要のなかったお金を支払わずに済ませられます。

リボ払いでも、毎月の支払額を自由にコントロールできるカードもあります

利息が発生してしまうことで、どうしてもいいイメージになりにくいリボ払いですが、この仕組みをうまく活用すれば、メリットだけを受けられるカードもあります。

クレジットカードによっては、リボ払いに設定していても、毎月の支払額を自由に設定できるカードがあるんですよね。

何がいいかというと、毎月の支払額をカードの利用限度額と同じ金額に設定しておけば、リボ払いに設定されているのにも関わらず、結局は毎月一括払いになります。

そのため、リボ払いに設定されているのにも関わらず、利息は一切かかりません。

これができるカードは、三井住友カードやJCBカードになります。

三井住友カードの場合は、「マイ・ペイすリボ」で毎月の支払額を設定できる仕組みです。

カードの限度額が20万円なら、マイ・ペイすリボでも毎月20万円支払うように設定しておけば利息はかかりませんよ。

三井住友カードの場合は、この仕組みを活用することで、年会費を節約できるメリットがあります。

参考:マイ・ペイすリボの支払額を変更する方法

マイ・ペイすリボを使って年会費を安くする

また、JCBカードでも同じようなことができますので、詳しい設定手順は以下の記事を参考にしてみてください。

参考:JCBカードのリボ払いで全額支払いにする方法

さいごに

リボ払いという名前は聞いたことあるけど、あまり詳しくまでは知っていないのではないでしょうか。

詳しく知る必要は特にないかと思いますが、知らずに使ってしまっているのなら、要注意です!

ちゃんと支払いができるのであれば、リボ払いを使わず一括払いにしておくことで、本来払う必要のないお金を使わずに済みますよ。

使う必要のないお金は一切使わず、自分が本来使いたいところにお金を使えるようにしていくことが、気持ちのいいお金の使い方です。

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

このサイト「ノマド的節約術」の運営者。節約アドバイザー・クレジットカードアドバイザー。会社を辞めて子どもが産まれるタイミングで家を買いました。収入ゼロから始まった節約生活の日々で身に付けたお金の知識を紹介しています。そもそも論から考えるミニマリスト的な節約術、クレジットカード、ポイントやマイル、株主優待、投資信託、移動を安くする方法に詳しいです。

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