iDeCoを始めると、どの金融商品に投資しようかと思いますよね。
でも、投資信託の場合だと値下がりしてしまうのが怖いと思うのではないでしょうか。
個人的には全額投資信託に掛けるほうがおすすめなのですが、1円たりとも減らしたくないという気持ちもわかります。
そんなときに知っておきたいのが定期預金という選択肢です。
iDeCoには定期預金もあり、全額定期預金に掛けてもいいんですよ。
そこでこのページではiDeCoで定期預金を使うのはどうなのかについて詳しく見ていくことにしましょう。
メリットとデメリットの両方がありますよ。

定期預金を使えば元本割れはしないが手数料負けに注意
まずはiDeCoで定期預金を使うメリットから紹介しますね。
定期預金の良さはなんといっても元本割れすることがないこと。
10万円だろうが100万円だろうが、投資した金額より少なくなることはありません。
そのため、1円も減らしたくないと思っている場合にすごくおすすめですよ。
ただ、iDeCoだと国民年金基金連合会手数料と事務委託先金融機関手数料で毎月171円(2027年からは月186円)かかりますので、もらえる利息がそれ以下になる場合は逆にお金が減っていることになりますね。
手数料負けを防ぐための元本はいくら?
手数料負けを防ぐためにも、iDeCo内に50万円の定期預金残高は欲しいところです。
SBI証券にある「あおぞらDC定期(0.45%)」を例にすると、2026年12月までだと456,000円以上、2027年以降だと496,000円の元本があれば手数料負けしなくなります。
年払いを使えば国民年金基金連合会手数料を節約できる
iDeCoでは年払いや数ヶ月分まとめて支払うといった方法も使えます。iDeCoを年払いするのが一番おすすめになるのは定期預金ですね。
定期預金だと投資信託のように値上がり益を期待することができないため、ドルコスト平均法を使うこともありません。
それを逆手にとってしまえば年払いすることで手数料を最小限にできますよ。
年に1回だけの支払いにして、国民年金基金連合会手数料を11ヶ月分減らすことができたら、年間1,155円も節約できます。(2027年からは年間1,320円の節約)
iDeCoを定期預金だけで運用する場合は、年払いしたほうが圧倒的にお得なので、必ず手続きしておきましょう。
iDeCoは掛け金が所得控除になるのでメリットが大きい
iDeCoだと手数料が毎月必要になりますが、iDeCoには手数料を払ってでも余りあるリターンがあります。
それは掛け金が全額所得控除になること。
おかげで、定期預金のために使ったお金で節税ができるんですよね。
その結果、ほぼ所得税率の分だけ節税できているような感じになり、実質的な定期預金の利回りはどんな定期預金よりも高くなります。
元本はなるべく減らしたくないけど、しっかりと節税しながら老後資金を貯めたい場合にiDeCoで定期預金するのはおすすめですよ。
先ほど手数料負けの話をしましたが、節税になる金額であっという間に手数料負けの分は取り返せるし、それ以上にお得になります。
定期預金だと運用益を期待できないのはデメリット
iDeCoで定期預金を使うメリットをまずは紹介しましたが、もちろんデメリットもあります。
定期預金ということもありますので、当たり前ですが、投資信託のような運用益は見込めません。
定期預金の利息が微々たるものでしかありませんし、大きなプラスになることはないです。
ただ、手数料以外でマイナスになることがないメリットもあるので、そこは捉え方次第ですよね。
大きくマイナスになってしまうのはどうしても避けたいと思っているのであれば、定期預金のデメリットはないようなものです。
iDeCoで定期預金する場合のおすすめや金利について
メリットやデメリットがひと通りわかったところで、どこの金融機関でiDeCoを使って定期預金すればいいのかと思うのではないでしょうか。
どうせなら金利が高いところを選びたいですよね。
ということで、iDeCoを取り扱っている代表的な金融機関の定期預金を一覧にしてみました。
| 商品名 | 期間 | 金融機関 | 金利 |
|---|---|---|---|
| あおぞらDC定期 | 1年 | SBI証券 | 0.45% |
| みずほDC定期預金 | 1年 | 楽天証券 | 0.40% |
| みずほDC定期預金 | 1年 | マネックス証券 | 0.40% |
| イオン銀行iDeCo定期預金 | 5年 | イオン銀行 | 0.75% |
| みずほDC定期預金 | 1年 | 松井証券 | 0.40% |
どこも金利は同じかと思っていましたが、商品によって金利が違いますね。
あおぞらDC定期やイオン銀行iDeCo定期預金が高めとなっているため、どうせ定期預金を選ぶなら金利が高いところにしましょう。
やはりSBI証券は定期預金でも強いですね。
定期預金にするといくら利息がもらえるのかのシミュレーションをしたいなら、以下のページも参考にしてください。
iDeCo定期預金の満期後はどうなるの?
iDeCoで定期預金をしたとき、満期後にそのお金がどうなるのか気になるかと思います。
定期預金が満期になると基本的に元本と利息が合算されて、同じ定期預金に自動継続されます。
例えばSBI証券のiDeCoで扱っている「あおぞらDC定期(1年)」の場合、商品説明書では、満期日に利息を元金に組み入れて、同一期間の同じ商品に自動継続すると説明されています。利息は満期日または中途解約時に一括で付く仕組みです。
流れはこうですね。
1年定期に預ける
↓
1年後に満期
↓
利息が付く
↓
元本+利息で、また1年定期に自動継続
仮に50万円を年0.45%で預けた場合、単純計算では1年後に約2,250円の利息が付きます。iDeCo内では利息に課税されないため、税引前の利息がそのまま再投資されます。
満期時の金利はその時点の金利になることです。
最初に0.45%で預けても、次の1年も金利が0.45%とは限りません。金利は市場金利の動向などに応じて決まるとされています。
また、途中で投資信託に変えたい場合は、iDeCoの管理画面でスイッチングをすれば、定期預金を解約して投資信託などに移すこともできます。
ただし、スイッチングすると定期預金の中途解約になるため、適用金利は満期まで持った場合と異なります。
iDeCoで定期預金が満期になったときは、まとめると以下のようになります。
- 満期後は自動継続される
- 利息は元本に組み入れられる
- iDeCo内では利息に課税されない
- 次回継続時の金利はその時点の金利になる
- 投資信託に変えたい場合はスイッチングで変更できる
定期預金にしたまま放置していても、満期ごとに自動で回り続ける感じですね。
さいごに:定期預金よりも投資信託が個人的にはおすすめ
このページではiDeCoで定期預金を使うことを想定して、その場合にどうするのがいいのかを紹介してきました。
iDeCoは節税メリットが大きいので、定期預金でも効果がありますね。
ただ、運用益も狙いたいところですし、40代までの若い人であれば定期預金よりも投資信託を毎月かけていくほうがおうすすめです。
節税しつつ運用益も狙っていくようにすればより大きな成果が見込めるかもしれませんよ。
ただ、定期預金を使うにしても普通の定期預金よりもiDeCoのほうがおすすめなのは間違いありません。
60歳まで引き出せないことを許容できるのであればiDeCoの定期預金も検討してみましょう。