こんにちは!
住信SBIネット銀行がサービス開始した頃から使い続けている、ノマド的節約術の松本です。
住信SBIネット銀行について調べていると、あまり見慣れない預金の名称である「SBIハイブリッド預金」というのが見つかると思います。
「SBIハイブリッド預金って何?」と思うのではないでしょうか。
私も最初はなんだろうと思ってたんですが、仕組みを知ってると住信SBIネット銀行を使う上でSBIハイブリッド預金は欠かせないと思っています。
- SBIハイブリッド預金の仕組み・金利について
- SBIハイブリッド預金のメリット・デメリット
- SBIハイブリッド預金を実際に使ってみた感想
この記事でわかること
SBIハイブリッド預金について興味がある方や、SBIハイブリッド預金の設定方法について詳しく知りたい方はこの記事を参考にしてみてください。

SBIハイブリッド預金の4つのメリット
SBIハイブリッド預金を使うメリットは大きく下記の4つに分かれます。
- 住信SBIネット銀行の普通預金金利が高くなる
- スマートプログラムでの優遇がある
- 利息を1ヶ月ごとに受け取れる
- 普通預金とSBIハイブリッド預金の資金移動が簡単にできる
SBIハイブリッド預金を使う4つのメリット
詳しく確認していきましょう。
住信SBIネット銀行の普通預金金利が高くなる
日本の銀行にお金を預けたとして、普通預金の金利は今、何パーセントでしょうか。
0.001%と、信じられないほど安いのが現状ですよね。
大手の銀行の普通預金金利は今、マイナス金利の影響でとても低くなってしまいました。
これだと100万円あったとしても税引前の利息が年間10円しかありません。
税引後だと7〜8円という低さです。
住信SBIネット銀行も例外ではなく、普通預金金利が0.001%なんですよね。
でも、SBIハイブリッド預金を使うことで金利を10倍の0.01%にできます。
100万円預けてると、単純計算で年間100円の利息がつく計算になります。
0.001%だと10円だったので「100 – 10 = 90」で90円の差です。
もちろん、ここから20.315%引かれますが・・・。
スマートプログラムでの優遇がある
以前はSBIハイブリッド預金を使うメリットといえば、普通預金金利が高くなるぐらいのものでした。
でも今は、スマートプログラムというサービスがあり、SBIハイブリッド預金を使っていることでスマートプログラムのランクが高くなりやすくできますよ。
ランク1〜4まであって、高くなればなるほど、住信SBIネット銀行の振込手数料やATM手数料を無料にできる回数が増えます。
ランク2やランク3のするための条件の1つでSBIハイブリッド預金を使っていることが入っているため、SBIハイブリッド預金を使っているだけでランクアップに近づけますよ。
これに加えて外貨預金の月末残高があって、かつ預金残高が月末に1,000円以上あるだけでランク2にアップできます。
SBIハイブリッド預金の価値は普通預金金利がアップすることだけではないですね。
手数料節約のためにもぜひSBIハイブリッド預金を使いましょう。
それ以外の条件でランクアップしたい場合は、VISAデビットカード・ミライノデビット・クレジットカードの「ミライノカード」を使うなどしてくださいね。
利息を1ヶ月ごとに受け取れる
住信SBIネット銀行の利息は毎月第3日曜日に受け取れます。
ちなみに以下の図は130万円ほどハイブリッド預金に置いてた時に受け取った利息です。
左側の4円と15円が税金で、右の99円が受け取った利息になります。(2014年の記録)
「99 – 4 -15 = 80」で80円が手元に入ってきた利息です。

これは1年分を12ヶ月で割っているので、1年間同じ利息を受け取り続けると「80 × 12 = 960」で960円もの利息を受け取れますね。
もし同じ金額をSBIハイブリッド預金ではなく普通預金口座に入れてたら、受取額はもっと少なかったことになります。
小さなことですが、金額が積み重なるとだんだん無視できなくなりますね。
地道なことを続けることの大切さが分かります。
ただ、今はSBIハイブリッド預金の金利も低くなってしまったので、よっぽど大きな金額を預けていないとインパクトに欠けますけどね…。
以前のように、同様のサービスである楽天銀行のマネーブリッジと同じ金利まで戻れば最高なんですが。
普通預金とSBIハイブリッド預金の資金移動が簡単にできる
金利を高くするためのSBIハイブリッド預金、なんかややこしそうなイメージがあるかもしれません。
あとで詳しく説明しますが、SBI証券の口座さえ作ってしまえば、とても簡単に使うことができます。
住信SBIネット銀行の「振替」ページからいつでも普通預金とSBIハイブリッド預金の資金移動ができますよ。
即時移動できるので、ネットさえ繋がればいつでも資金移動が可能です。
まずは、住信SBIネット銀行の口座にログインしましょう。
▼以下のような画面になるので「振替」を選びます。

▼出金口座で代表口座を選び、振替先口座でSBIハイブリッド預金を選びましょう。
あとは振替金額を入力して、下にある「確認」ボタンを押します。

▼確認画面が出るので、特に問題なければ、WEB取引パスワードを入力して「確定する」ボタンを押してください。

▼これでSBIハイブリッド預金へ資金振替ができました。
たったこれだけですね!

▼代表口座の明細を見ると、ちゃんと引かれていました。

▼逆にSBIハイブリッドの明細を見たら、振替した分の金額が増えていますね。

単純に資金移動しているだけなので、増えた減ったとかはそんなに気にしなくて大丈夫ですよ!
デメリット:SBIハイブリッド預金のお金は下ろせない
メリットばかりを説明してきましたが、SBIハイブリッド預金にもデメリットがあります。
SBIハイブリッド預金はSBI証券で使うお金としての扱いになっていることもあり、住信SBIネット銀行のキャッシュカードで引き出すことができません。
ATMでお金を下ろすときは、SBIハイブリッド預金から住信SBIネット銀行の普通預金口座に振替してからにしましょう。
上でも紹介したように、即時で振替できるので、それほど手間にはならないです。
あと、SBI証券のATMカードを持っていれば、SBIハイブリッド預金の残高を出金することもできますよ。
SBIハイブリッド預金の設定方法
では、SBIハイブリッド預金を使うためにはどうすればいいのかをこれから紹介しますね。
まずは、最低条件として住信SBIネット銀行とSBI証券の口座を作っておきましょう。
同時に口座開設もできますよ!
住信SBIネット銀行・SBI証券の口座ができたら、住信SBIネット銀行側でSBIハイブリッド預金を使うための手続きを行います。
詳しい手順は以下のページで説明していますので、やり方が知りたい場合はチェックしてみてくださいね。
SBIハイブリッド預金はSBI証券と連動させて使う
では、SBIハイブリッド預金をどうやって使えばいいのかと気になるかと思いますが、住信SBIネット銀行だけではSBIハイブリッド預金が使えません。
ネット証券会社のSBI証券の口座を持っていることが条件になります。
住信SBIネット銀行とSBI証券の口座の両方があった上で、それぞれの口座を連動させることでSBIハイブリッド預金が使えるようになりますよ。
住信SBIネット銀行とSBI証券を連動させると、ハイブリッド預金という普通預金口座とは違う枠ができます。
これだけで普通預金金利が10倍になりますよ!
また、SBI証券で信用取引していたときに、追加で保証金が必要になったときは、住信SBIネット銀行のお金をSBI証券へ自動的に振り替えてしてもらえます。
株の取引が多くなる場合だけにしか当てはまらないですが、SBIハイブリッド預金は幅広いサービスがありますね。
SBIハイブリッド預金はキャンペーンもあります
SBIハイブリッド預金の仕組みを使うだけでもおすすめなのですが、キャンペーンが行われていることもあります。
いつもあるわけではないですが、口座を作ろうとしているときにチェックしておきましょう。
また、ノマド的節約術(このサイト)限定のキャンペーンで、SBI証券と住信SBIネット銀行の口座を同時に作ったあとに、SBI証券に20,000円以上入金後、SBIハイブリッド預金に振替することで現金2,000円プレゼントがありますよ。
これだけでもSBIハイブリッド預金を使う価値があるといってもいいぐらい。
ただ資金を移動しているだけだから、自分のお金が減ることはありませんよ!
振替するのにも手数料はかかりません。
また、ノマド的節約術限定の口座開設キャンペーンでSBIハイブリッド預金を使って条件を満たせば2,000円プレゼントもあるため、SBIハイブリッド預金はとてもおすすめです!
これからSBIハイブリッド預金を使うなら、2,000円もらっておきましょう!
番外編:普通預金金利が高くなる方法は他にもある
住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金を使うと、普通預金金利が0.001%から10倍の0.01%に上がるのですが、他の銀行の場合はもっと普通預金金利を高くすることができます。
普通預金金利を高くできるのが以下の銀行です。
どちらも普通預金金利が税引前0.1%にできます。
0.001%と比較したら100倍になりますよ。
楽天銀行の場合は、楽天証券の口座を作った上でマネーブリッジという仕組みで連携させる必要があります。
SBIハイブリッド預金と同じようなイメージですね。
どちらも同じ普通預金金利になるため、どちらかを使いたいと思った場合は、普段の生活の範囲や使うポイントなどで選ぶのがいいですよ。
楽天市場での買い物が多かったり、楽天ポイントを使う機会が多いなら楽天銀行。
イオンやマックスバリュなどを使う機会が多いならイオン銀行という感じですね。
管理ができるならどちらの銀行口座を作ってもいいと思います。
ちなみに私は住信SBIネット銀行を含めて3つとも銀行口座を持っていますけどね。
さいごに
住信SBIネット銀行とSBI証券を使うのであれば、SBIハイブリッド預金は必ず利用しておきましょう。
メリットのほうが圧倒的に多く、デメリットに関しても自分でコントロールできるため、デメリットを解消することもできます。
私もずっとSBIハイブリッド預金を使い続けていますよ。
これから住信SBIネット銀行を使っていこうと思うのであれば、SBI証券と一緒に使うほうがメリットが多くなるため、一緒に口座開設するのがおすすめです。
1つだけの口座開設の手間で2つ分の口座開設ができるため、時間短縮になりますよ!
同時に口座開設するやり方は以下のページが詳しいです。