クレジットカードに対して、ブランド価値やステータス性、見た目がかっこいいことにこだわりたいと思うことはないでしょうか。
そんなときの選択肢になるのがアメリカン・エキスプレス・カード(通称:アメックスグリーン)です。
このページでは、アメックスグリーンのメリット・デメリットや使いこなすために知っておきたい特典などについて詳しく紹介していきますね。
ステータスを何よりも重視するならおすすめ
アメックスグリーンの最大の魅力は、カードのデザインやブランド力・ステータス性ではないでしょうか。
他のクレジットカードにはない、全体的に統一されているデザインは、あまりデザインに詳しくない私でもいい感じに見えます。
絶妙な色合いに加えて、真ん中に描かれているナイトの存在感が大きいです。
アメックスグリーンを持っている女性に話を聞きましたが、このデザインが気に入っているので、あえてゴールドカードにしないとまで言っていたぐらい。
このカードを持っていると、それだけで信頼性が高まりそうですよね。
パッと見えたときにもいい印象を持ってもらえるかもしれません。
アメックスグリーンは、ステータス面が重視されるカードではありますが、どうせ使うのなら少しでもお得に使えたほうがいいですよね。
この先は、アメックスグリーンを使うことでどんなサービスを受けられるのかを紹介していきます。
見た目はグリーンで一般カードではありますが、他のゴールドカード並み、それ以上のサービスもありますよ!
年会費は税抜12,000円と高いです
まず、アメックスグリーンの年会費がどれぐらいかかるのかを知っておく必要がありますね。
ステータス性があるカードなので、その分だけ年会費も高くなります。
税込で、年会費税込13,200円(税抜12,000円)です。
普通のゴールドカード以上に年会費が高いですよね。クレジットカードにこれだけの年会費を払うのはなかなか勇気のいることではないでしょうか。
ステータスと引き換えの年会費という考え方もできますけどね。
このデザインのカードがどうしても持ちたいのであれば、年会費は必要経費になると思います。
旅行しない・年会費無料がいい・マイルではなくポイントが欲しい場合は、アメックスグリーンの年会費がデメリットになるのでおすすめしません。
その場合は以下のページから選ぶのがいいですよ。
ポイントは100円ごとに1ポイント貯まる
クレジットカードを使うことで貯まるポイント、もちろんアメリカン・エキスプレス・カードでも同様です。
「メンバーシップ・リワード」という名前のポイントが、100円使うごとに1ポイント貯まりますよ。
ポイントの価値は、使い方によって大きく変わりますので、1ポイントが何円相当になるかははっきり言えないところがあります。
共通ポイントに交換した場合だと、レートがあまりよくなくて、0.33%にしかなりません。
ポイントの使い方についてはこのあとで紹介しますね。
メンバーシップ・リワード・プラスの登録でポイントの有効期限が無制限に
アメリカン・エキスプレス・カードのポイントをより多く貯めるには、「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録するのがおすすめ。
メンバーシップ・リワード・プラスを使えば、ポイントを利用するときに、1ポイントの価値がほぼ2倍になります。
また、通常はポイントの有効期限が3年のところ、有効期限がなくなるのも大きなメリットです。
ただし、年会費3,300円かかるのがネックなところ。
年会費がかかってしまうのはもったいないので、ポイント交換するときや、有効期限が近づいてきたときだけメンバーシップ・リワード・プラスに登録するのがいいですよ。
アメリカン・エキスプレス・カードを使っている女性に話を聞いたときは、4年間このカードを使ったけど、ポイントを使うときだけ「メンバーシップ・リワード・プラス」を使ったと話していました。
ポイントを使ったらすぐに解約しておけば、ポイント交換しないときに余計なお金を払わずに済みますよね。
ポイント還元率は使い方次第で大きく変わる
先ほど、ポイント還元率が0.33%と書きましたが、ポイントの使い方次第では、ポイント還元率が異なります。
まずは、どんなポイントに交換できるのかを一覧にしてみますね。
交換先 | 登録済 | 未登録 |
---|---|---|
ANAマイルなど | 1,000P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
Hオナーズポイント | 1,000P→1,250P | 2,000P→1,250P |
マリオットボンヴォイポイント | 1,000P→330P | 2,000P→330P |
楽天ポイント | 3.000P→1,500P | 3.000P→1,000P |
Vポイント | 3.000P→1,500P | 3.000P→1,000P |
この中だと、ANAマイルなどの航空会社のマイルに交換するのが一番レートがよくなりますね。
1マイル1円ではなく、実際はもっと価値が高いので、マイルに交換すればポイント還元率は1%以上になりますよ。
ただ、ANAマイルの場合は交換する手数料で5,000円かかってしまうので、よほどポイントが貯まってるとかでなければ、他のマイルのほうがおすすめです。
ANAマイルへの交換は年間40,000マイルまでという制限もあり、ポイントが貯まりまくる人は気にしておいたほうがいいですn。
楽天ポイントやVポイントなどの共通ポイントにも交換できますが、こちらはあまり交換レートがよくありません…。
他社マイルへの交換がおすすめ
アメックスグリーンで貯めたポイントは、他の航空会社のマイルにも交換できます。
これはアメリカ発ならではの特典ですよね。
これだけの航空会社のマイルやポイントに交換できます。
交換先 | 登録済 | 未登録 |
---|---|---|
アジア・マイル | 1,250P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
アリタリア イタリア航空 クラブ・ミッレミリア | 1,250P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
エティハド航空 エティハド ゲスト | 1,250P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
エミレーツ航空 エミレーツ・スカイワーズ | 1,250P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
エールフランスKLM フライング・ブルー | 1,250P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
カタール航空 プリヴィレッジクラブ | 1,250P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
シンガポール航空 クリスフライヤー | 1,250P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
スカンジナビア航空 SAS ユーロボーナス | 1,250P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
タイ航空 ロイヤルオーキッドプラス | 1,250P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
チャイナエアライン ダイナスティ・フライヤー・プログラム | 1,250P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
デルタ航空 スカイマイル | 1,250P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
フィンエアー フィンエアー・プラス | 1,250P→1,000プラスポイント | 2,000P→1,000プラスポイント |
ブリティッシュ・エアウェイズ エグゼクティブ・クラブ | 1,250P→1,000Avoisポイント | 2,000P→1,000Avoisポイント |
ヴァージンアトランティック航空 フライングクラブ | 1,250P→1,000マイル | 2,000P→1,000マイル |
【裏ワザ?】JALに乗るときにお得にする方法
この中でおすすめなのが、ブリティッシュ・エアウェイズのAviosポイントに交換すること。
アメックスグリーンを持っている女性に話を聞きましたが、こちらのポイントをJAL国内線の特典航空券に交換できて、しかもJALよりも少ないポイント数(マイル数)で交換できることも。
東京から伊丹の往復航空券もAviosポイントで予約できます。
ANAマイルに交換するときは5,000円の手数料がもったいないと思うので、ブリティッシュ・エアウェイズのAviosポイントに交換するときだけ年会費3,300円かかるメンバーシップ・リワードを使うほうが節約にもなりますね。
直接JALマイルには交換できないものの、アメックスグリーンで貯めたポイントはJALの飛行機に乗るためのマイルにするのが実はおすすめです!
キャッシュバックのキャンペーンが多い
アメックスグリーンに限らずアメックス全体の話ですが、よくキャッシュバックのキャンペーンがあります。
使う先は限定されていますが、20%キャッシュバックになる話が多くて、ちょうど使うタイミングだったときはかなりお得ですよ。
私が見たときだと、LCCのPeachで20%キャッシュバックがありました。もともと安いのにさらにキャッシュバックがあるのはいいですよね!
SHOP SMALLで30%の時期がお得!
年に1度、夏の時期になるとSHOP SMALLと題したキャッシュバックのキャンペーンがあります。
SHOP SMALLの対象になっているお店だと30%もキャッシュバックになるため、かなり節約できますよ!
他のキャンペーンと比べて対象店舗が多く、行きつけのお店も含まれていて恩恵を受けました。
SHOP SMALLでキャッシュバックしてもらえる金額は5,000円が上限です。
約16,700円使えば上限のキャッシュバックになるため、比較的達成しやすいと思います。
これだけで年会費の半分近く元が取れるのはうれしいですね。個人的にも助かってます!
旅行に関するサービスが充実しています!
アメリカン・エキスプレス・カードは、旅行に関するサービスがとても充実していますよ。
ポイントにあまり魅力を感じなかった場合でも、旅行や出張が多いのであれば、この先はチェックしておくといいかも・・・!
Expediaで海外ホテルを予約すると8%OFFになる
ホテルや航空券の予約サイトであるExpedia(エクスペディア)で、海外ホテルを予約すると8%も安くできます。
アメリカン・エキスプレス・カードに限らず、アメックスブランドであれば、どのカードでも共通したサービスですが、海外をまわるときは便利ですよね!
海外ツアーの場合は、15万円以上の利用で3,750円割引できます。
アメックスにログインした上で以下のリンク先を押すと、画面上にクーポンコードが表示されますよ。
アップルワールドからの予約で国内外の旅行が5%OFFに
別の宿泊予約サイトだと、アップルワールドを使うときにも、アメリカン・エキスプレス・カードがあれば割引できます。
こちらは海外だけでなく国内も含めて5%OFFにできますよ。
10,000円なら500円も安くなるので、浮いたお金を旅先で使って楽しめますね!
一休.comで毎月3,000円割引のクーポンが手に入る
アメックスグリーンの旅行特典の1つで、一休.comで使える3,000円割引のクーポンが毎月先着100人まで手に入ります。
100人しか使えない条件はありますが、仮に毎月使えたとするとこれだけで年間36,000円も宿泊費を安くできますね。
毎月必ず出張や旅行している人であれば、ぜひ使いたい特典です。
1年のうち5ヶ月使えば、アメックスグリーンの年会費の元が一休.comの割引だけで元が取れますよ。
国内の空港ラウンジが無料で使える
アメリカン・エキスプレス・カードを持っていると、国内の空港にあるラウンジを無料で使えるようになります。
ANAラウンジやサクララウンジは使えませんが、クレジットカード系のラウンジであれば無料で使えますよ。
航空券とクレジットカードを提示して、無料でラウンジを使ってみましょう。自分だけでなく、同伴者1名まで無料で使えるのが魅力的です。
外にいるよりも静かな空間なので、フライトまでの時間を過ごすのに便利ですよ。
私も、飛行機に乗る前はよく空港ラウンジを使っています。もちろん、クレジットカードで無料にしていますよ。
プライオリティパスがもらえるけど、1回あたり27ドルかかる
海外旅行するときにも空港ラウンジを使いたいと思います。
海外にある空港ラウンジの一部は、プライオリティパスを持っていると入ることができるのですが、アメリカン・エキスプレス・カードの場合は1回あたり27ドルかかってしまうんですよね・・・。
プライオリティパス自体は年会費無料で手に入れることができますけど、これに関してはそこまでおすすめではありません・・・。
空港から自宅の手荷物無料宅配サービスがある
アメリカン・エキスプレス・カードの便利なサービスの1つに、空港から自宅への移動で不便になる手荷物を1つまで無料で宅配してくれるサービスがあります。
片道だけでなく、往復に対応しているのがまた便利ですよね。
スーツケースを持ち運ぶのは大変だと思いますので、海外に行くなどで手荷物が多くなる場合はぜひ使ってみましょう。
手荷物宅配サービスに対応しているのは、国際線のある以下の4つの空港です。
- 成田空港
- 羽田空港
- 関西国際空港
- 中部国際空港
海外旅行傷害保険は利用付帯になっている点に注意!
アメリカン・エキスプレス・カードは、海外旅行傷害保険にも対応しています。
ただ、残念ながら利用付帯なんですよね・・・。
保険を適用させるのであれば、アメリカン・エキスプレス・カードで旅行代金を支払うようにしましょう。
余計なことを考えずに海外旅行傷害保険を持っておきたいのであれば、アメリカン・エキスプレス・カードとは別に、自動付帯に対応しているクレジットカードを持つのがおすすめ。
別カードであれば、年会費無料のエポスカードやレックスカードでも自動付帯に対応していますよ。
さいごに
アメリカン・エキスプレス・カードは、一般カードでありながら、ゴールドカード並みのサービスがあるカードです。
また、カードのデザインもいい感じですし、ステータス性も高い。
年会費を気にする場合にはおすすめできませんが、何よりもデザインやステータスを気にするのであれば、いいカードです。
旅行・出張が多いのであれば、お得にできるところもたくさんありますよ。
入会キャンペーンも充実していますので、一度チェックしてみてくださいね^^
▼実際に審査してみたときの流れや感想は以下の記事が詳しいです。
よりステータス性の高いカードを求めるのであれば、このカードの上位カードにあたるゴールドカードを検討してみてはいかがでしょうか。