DMM株のメリット・デメリット・お得な使い方とは?手数料や取扱商品・サービスを解説

こんにちは!
金融ライターの大西カツシです。

DMM株は、DMM.com証券で株式取引ができるサービスです。

株式手数料が安く、取引ツールやアプリが無料で使えるので、国内株式の取引をするならおすすめですよ。

このページでは、DMM株のメリット・デメリット・お得な使い方について、手数料や取扱商品・サービスを紹介しながら説明していきますね。

DMM株のメリット・デメリット・お得な使い方

DMM株を使うとどんな取引ができる?

証券会社で口座開設をするときに、どんな取引ができるのか気になると思います。

DMM株を使うとどんな取引ができるのか、一覧にしてみました。

DMM株は株取引に特化しているので、取扱商品やサービスはそれほど多くないですね。

DMM株独自のサービスとしては、取引に応じてポイントが貯まる「DMM株ポイント」が提供されていますよ。

DMM株は株式手数料が安い

DMM株は株取引に特化しているだけあって、株式手数料が安いのが魅力です。

ここでは、国内株式の現物取引と信用取引の手数料について説明していきますね。

現物取引手数料

DMM株と主要ネット証券のSBI証券楽天証券の株式手数料を比較してみました。

約定代金DMM株SBI証券(スタンダードプラン)楽天証券(超割コース)
5万円50円50円50円
10万円80円90円90円
20万円97円105円105円
50万円180円250円250円
100万円340円487円487円
150万円400円582円582円
300万円600円921円921円

DMM株の現物株式手数料は、SBI証券・楽天証券に比べて安く設定されています。

約定代金が5万円までは3社とも同じ手数料ですが、その他の金額区分はすべてDMM株のほうが安いですね。

特に約定代金が20万円を超えると差が大きくなりますよ。

たとえば、50万円の株式現物取引をする場合、70円(250円-180円)の差があります。

売買ごとに手数料がかかるので、購入後に売却することまで考慮すると差額は140円(70円×2)です。

SBI証券・楽天証券の株式手数料も業界では低水準ですが、株取引の回数が多い場合は、DMM株で取引をしたほうがお得ですよ。

信用取引手数料

続いて、信用取引の手数料比較も紹介しますね。

約定代金DMM株SBI証券(スタンダードプラン)楽天証券(超割コース)
10万円80円90円90円
20万円80円135円135円
50万円80円180円180円
300万円80円350円350円
300万円超0円350円350円

DMM株は、信用株式手数料もSBI証券・楽天証券に比べて安いですね。

SBI証券・楽天証券は約定代金50万円まで手数料が増えていき、50万円を超えると一律350円になります。

一方、DMM株は約定代金300万円までは一律80円で、300万円を超えると手数料0円で取引できますよ。

たとえば、50万円の株式信用取引をする場合、108円(194円-86円)の差があります。

信用取引の金利・貸株料の比較

信用取引は、証券会社からお金や株式を借りて取引を行うため、株式手数料のほかに金利・貸株料もかかります。

DMM株とSBI証券・楽天証券の金利・貸株料についても比較してみました。

 DMM株SBI証券楽天証券
買方金利(制度信用)2.10%2.80%2.80%
買方金利(一般信用:無期限)3.09%2.80%2.80%
売方金利0.00%0.00%0.00%
貸株料(制度信用)1.10%1.15%1.10%

信用取引では、証券会社からお金を借りて取引する「買建」は買方金利、株式を借りて取引する「売建(空売り)」は貸株料を支払います。

買方金利は、制度信用はDMM株が年率2.10%で最も低くなっていますが、一般信用はSBI証券と楽天証券のほうが低いですね。

また、DMM株の貸株料は楽天証券と同じ年率1.10%で、SBI証券よりも低く設定されています。

DMM株の信用取引は、株式手数料に加えて金利・貸株料も低いので、取引コストが節約できますよ。

米国株式は取引手数料0円

DMM株は米国株式の取引も可能で、アマゾンなどの個別銘柄や米国ETFなど、900銘柄以上を取り扱っています。

主要ネット証券の米国株式取引手数料は、「約定代金の0.45%(税抜)、最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル」です。

しかし、DMM株なら手数料0円で取引できますよ。

また、1米ドルあたりの為替手数料は片道25銭で、こちらは主要ネット証券と同じ水準です。

DMM株は、米国株式の取扱数はまだ少ないものの、手数料0円で取引できるのは他の証券会社にはない大きなメリットですよ。

株式手数料の1%がDMM株ポイントとして貯まる

DMM株には、国内株式および米国株式の手数料の1%がDMM株ポイントとして貯まるサービスがあります。

たとえば、株式手数料が300円なら3ポイント(300円×1%)獲得できますよ。

貯まったポイントは「1ポイント=1円」として1,000ポイントから現金に交換でき、交換したポイントは証券口座に入金されます。

DMM株は株式手数料が安いですが、DMM株ポイントを貯めて現金に交換すれば、さらに手数料を節約できますね。

IPOは資金不要で抽選に参加できる

DMM株のIPOは、資金不要で抽選に参加できます。

しかも、機械的に当選者を選ぶ完全平等抽選なので、参加者全員に当選のチャンスがありますよ。

▼パソコンから手続きする場合は、画面左側の「IPO新規公開株」から抽選に参加したい銘柄を選んで「IPO申込」を押しましょう。

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▼「申込」ボタンを押すと、抽選申込は完了です。

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▼スマホアプリの場合は、ノーマルモードのトップ画面左上にあるメニューアイコンから手続きを行います。

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▼「IPO新規公開株」にある「IPO新規公開株 申込」を押すと、パソコン画面と同じように申し込みができますよ。

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幸運にも当選した場合、購入期間内にカスタマーサポートに電話して購入申込を行う点に注意が必要です。

DMM株のIPOは取扱株数が少ないので、当選確率は低いですが、資金不要で参加できるのは魅力ですよ。

NISAに対応している

DMM株は、株取引の利益(売却益・配当金)に税金がかからないNISAにも対応していますよ。

株取引の利益には約20%税金がかかるので、株取引で100万円の利益が出ても約20万円(100万円×20%)の税金が差し引かれ、最終的な手取りは約80万円になります。

しかし、NISA口座で取引すれば非課税になるので、利益100万円をそのまま受け取れます。

株取引をメインに投資をするなら、DMM株でNISA口座を開設するのもアリだと思いますよ。

ただし、NISA口座はすべての金融機関を通じて1人1口座までしか開設できないので、口座開設は慎重に判断してくださいね。

PC取引ツールやスマホアプリが無料で使える

DMM株は、PC取引ツールやスマホアプリが無料で使えます。

PC取引ツールは有料、もしくは無料条件がある証券会社もありますが、DMM株は口座保有者なら誰でも無料です。

PC取引ツールは、基本機能をすべて搭載したWebブラウザ版のほか、高性能のPCインストール版「DMM株 PRO」もありますよ。

また、スマホアプリは、難しい用語や複雑な操作が一切ない「かんたんモード」と、四季報などの投資情報やテーマ検索、発注機能が充実している「ノーマルモード」を選んで使えます。

▼「かんたんモード」では、注目テーマや人気テーマを選ぶだけで投資する銘柄を探せますよ。

▼「かんたんモード」から「ノーマルモード」へ切り替えるときは、その他の「ノーマルモードへ切替」をタップします。

▼「ノーマルモード」は主要指数やニュースが確認でき、ログインすると注文や入出金、資産状況の確認もできますよ。

DMM株は取扱商品が少ない

DMM株は株式手数料が安く、PC取引ツールやスマホアプリの機能も充実していますが、取扱商品が少ないのがデメリットです。

投資信託や債券などは取引できないので、1つの口座でさまざまな商品に投資したい場合は、他のネット証券を利用するほうがいいですよ。

ただし、DMM株の株式手数料は主要ネット証券よりも安く、魅力があります。

国内株式や米国株式の取引回数が多いなら、DMM株と他のネット証券を使い分けるのがおすすめですよ。

DMM株の入出金について

利用する証券会社を選ぶときは、証券口座の入出金がスムーズに行えるかどうかも大切なポイントです。

ここでは、DMM株の入出金について解説しますね。

「クイック入金」で対応している提携金融機関が多い

「クイック入金」とは、提携金融機関のインターネットバンキングを利用して、DMM株の証券口座へ入金する方法です。

クイック入金なら、金融機関の口座から24時間リアルタイムで証券口座へ資金移動でき、証券口座の買付余力に反映されます。

DMM株はクイック入金の提携金融機関が多く、約380もの金融機関で利用できますよ。

都市銀行やネット銀行だけでなく、地方銀行や労働金庫、信用組合、信用金庫にも対応しているので、現在利用中の金融機関でクイック入金が利用できるでしょう。

出金手数料は無料

DMM株は、証券口座の資金を「出金先指定口座」へ手数料無料で出金できます。

スマホアプリやPC画面で出金予約を行うと、平日15時までなら翌営業日、平日15時以降は翌々営業日に出金されます。

証券口座からいつでも無料で出金できるのは安心ですね。

さいごに

DMM株は株取引に特化しているので、投資信託や債券などは取引できません。

しかし、DMM株は株式手数料が安く、特に米国株式が手数料0円で取引できるのは大きなメリットです。

株式投資で利益を得るために、少しでも手数料を節約したいなら、取引手数料が安いDMM株はおすすめですよ。

気になったら、以下から公式サイトをチェックできます!

おまけ:他の証券会社と比較する場合

ノマド的節約術では、他にも数多くの証券会社を詳しく紹介しています。

比較してみたい場合は、それぞれチェックしてみましょう。

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

1979年生まれ、千葉県在住の金融ライターです。もともとはお金が苦手で、まったく貯金できませんでしたが、結婚をきっかけにお金について勉強するようになりました。保有資格は2級FP技能士・AFP。投資経験は10年以上で、インデックス投資と不動産投資で資産形成中。ノマド的節約術では、資産形成に関する記事を中心に執筆しています。

大西カツシのプロフィール