1年で50万円貯める「先取り貯金」のやり方を徹底解説!赤字すれすれの家計簿から立て直した考え方

こんにちは!
ミラクリの小林敏徳です。

「1年で50万円貯める」
これは簡単なことのようで、とても難しいですよね。

家計のやりくりが優先になり、貯金は後回し。
そうこうしている間に日が経ってしまう・・・。

その気持ち、よくわかります。
ぼくも以前まではそうでしたし、独身時代は完全な「浪費家」でした。

でも、結婚式を貯めるための「ある行動」がそのまま習慣になりました。

このページでは、確実に貯金できる「先取り貯金」について紹介しますね。

先取り貯金のやり方

家計の赤字をボーナスでなんとか補填する日々

ぼくの独身時代の家計は、本当にひどいものでした。

当時は「節約」という意識が皆無でしたし、一人暮らしでしたから、いただいたお給料を好きなように使っていました。

無駄な浪費によって学んだこともありましたが、ちょっと無謀ですよね、そんな生活は。

月々の家計の収支はもちろん赤字。

それを夏・冬のボーナスでなんとか補填するような日々でした。

こうしてあらためて振り返ってみると、「ボーナスのある会社で良かった」と心から思いますね。

独身時代の家計は、まさにギリギリの状態でした。

独身時代の家計簿を公開

ここで独身時代の家計簿を振り返ってみますね。

もう10年以上前のことですから、うろ覚えの部分もありますが、おおよそ以下のような感じでした。

  • 家賃:55,000円
  • 光熱費:5,000円
  • 携帯電話料金:10,000円
  • 奨学金の返済:20,000円
  • 食費:30,000円
  • 雑費:10,000円
  • 交際費:20,000円
  • 買い物代:50,000円
  • 合計:200,000円
  • お給料(手取り):200,000円

お給料の手取り金額が200,000円に対して、出費も200,000円。

もちろん細かい出費は月によって前後しますので、多少の余裕があるときも、逆に大きくマイナスのときもありました。

こんな状態でよく一人暮らしをしていたな・・・と我ながら驚きますね。

ですが、こんな自由奔放な生活もつかの間。
貯金ゼロの状態で結婚を決めてしまったことから、「ある方法」で貯金をスタートすることにしたのです。

結婚資金を貯めるために「先取り貯金」をはじめた

ある方法とは、「先取り貯金」のことです。

先に結果から言うと、ぼくは先取り貯金によって1年で50万円貯めることができました。

50万円を多いと見るか、少ないと見るかは人によって異なると思いますが、家計の赤字があたりまえの状態から考えれば、なかなかの進歩だと思います。

先取り貯金は、以下のような方におすすめですよ。

  • 意志の弱い方
  • 浪費家の自覚がある方
  • 「なんとかなる」が口癖の楽天的な方

先取り貯金とは給料日に貯金分の資金を移動すること

先取り貯金とは一体なんなのか?をご説明しますね。

先取り貯金とは、給料日に貯金分の資金を移動すること

つまり「余ったお金を貯金にまわす」のではなく、「お給料から貯金額を先に差し引くこと」です。

企業や銀行が実施する、「財形貯蓄」「定期預金」を自分でやるイメージですね。

ぼくのように意志の弱い人間は、なかば強制的に貯金するしかないと思い、実践してみました。

やりくり上手になれるメリットもある

先取り貯金には、やりくり上手になれるという二次的なメリットも。

お給料から貯金額をあらかじめ差し引くことで、必然的に1ヶ月分の生活費がハッキリするからです。

家賃や駐車場代といった固定費は引っ越す以外に削減の方法がありません。

ですが、光熱費や食費、お買い物代などは工夫ひとつでいくらでも節約できますので、生活費の予算内でやりくりできるように工夫するのです。

貯金が増えていくにつれて、節約の創意工夫が楽しくなると思いますよ。

先取り貯金のやり方はものすごくシンプルですが、ちょっとだけ解説しておきますね。

1年で50万円を貯めた・先取り貯金のやり方

先取り貯金は、以下のような流れで行います。

  1. 給料が振り込まれたのを確認する
  2. 貯金額を貯金用口座に移動する
  3. 残ったお金で生活をやりくりする
  4. 貯金用口座には絶対に手をつけない

お給料から貯金額を引き出し、貯金用口座に移動すること。
そして、残ったお金で生活をやりくりするだけですね。

強制的にお金を積み立てていけば、意志の力に頼る必要はありません。

「貯金用口座」を作ると便利

ぼくは絶対に手をつけない「貯金用口座」を作りました。
そうしなければ、何かと理由をつけて現金を引き出してしまうと思ったからです。

部屋のどこかに現金を隠しておくのは怖いですし、あれば使ってしまいそうですしね。
毎月お金が増えていくあの感覚は、まるでゲームみたいでした。

さて、先取り貯金を実践するときの注意点を1つだけ説明しておきますね。

先取り貯金で注意したい振込・出金手数料のこと

先取り貯金を実践するうえで注意したいのは、振込・出金手数料についてです。

普段使いの銀行口座から貯金用口座に資金を移動するとき、必ず手数料がかかってしまいますので、節約の意識が必要です。

せっかく貯金を増やしているのに、手数料でいくらか減ってしまうのは残念ですからね。

手数料を無料にする方法を必ずチェックしておくこと

まずは振込・出金手数料を無料にする方法をチェックしておきましょう。

たとえばぼくが利用している「りそな銀行」は、平日8:45〜18:00までの間、りそなグループ各社のATM手数料が無料になります。

ですが、それ以外の時間帯、または提携金融機関の利用は108円〜216円の手数料がかかってしまいます。

つまり預金口座を2つ以上運用するなら、どちらもりそなグループの口座にして、平日8:45〜18:00の間に手続きしたほうがお得ということですね。

先取り貯金は基本的に月1回のこととは言え、毎回手数料を支払っていれば数千円単位の出費になりますので、まずは手数料無料の方法をチェックしておきましょう。

数ヶ月分まとめて入金することで手数料を節約

まずは手数料を無料にする方法を実践したいところですが、お仕事などの事情で難しい場合は、数ヶ月分まとめて入金することで手数料を節約してください。

ただし、普段使いの口座に現金を残していると、誤って貯金にまわすお金を使ってしまう可能性がありますので、こまめに資金を移動するのが理想です。

忙しい場合には、数ヶ月まとめるのもおすすめですが、銀行の定額振込サービスを使うのもおすすめですよ。

1回設定しておけばあとは自動的にできますからね。
住信SBIネット銀行などで対応しています。

無駄遣いよりも、手数料のほうが安いという考え方も

手数料を無料にすること、もしくは手数料をできるだけ節約すること。

先取り貯金をするうえでこの2つは必ず実践したいところですが、いろんな事情で難しい場合があるかもしれません。

そんなときでも「今月はいっか」と妥協するのではなく、何とかして先取り貯金を継続してください。

ここは考え方ひとつですが、先取り貯金を怠けたことで数千円〜数万円の無駄遣いをしてしまう可能性があるなら、数百円の手数料を支払ってでも先取り貯金をしたほうが良いからです。

ATM手数料やインターネットバンキングの手数料については各銀行の公式サイトに必ず記載されていますので、もっともお得なやり方をチェックしてくださいね。

ノマド的節約術でも、銀行ごとの振込手数料を一覧にしています。

さいごに

先取り貯金は継続が大切です。
とくに浪費家の自覚がある方は、お金に対する考え方が大きく変化すると思いますよ。

「好きなようにお金を使う」から、「このお金で生活をやりくりする」という考え方へ。

お金への考え方が変われば、日々の行動が変わり、貯金額も変わっていきます!

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