お金持ちになる3つの方法と7つの考え方をまとめて紹介

こんにちは!
金融ライターの大西カツシです。

これまでに「お金持ちになりたい!」「どうしたらお金持ちになれるだろう?」と考えたことはないでしょうか。

私は何度もあります(笑)

お金があれば幸せになれるとは限りませんが、お金を持っているほうが、お金に対する不安が減って生きやすくなると私は考えていますよ。

もしかしたら、「収入が高くないとお金持ちにはなれない」と思っているかもしれませんね。

しかし、ごく平均的な収入であっても、やり方や考え方次第では、お金持ちになれる可能性は十分にあります。

そこでこのページでは、お金持ちになる3つの方法と7つの考え方をまとめて紹介しますね。

お金持ちになる方法と考え方をまとめて紹介

そもそもお金持ちとはどんな人?

そもそも、お金持ちとはどんな人のことを言うのでしょうか。

「お金持ち」と聞くと、芸能人やスポーツ選手のような、お金をたくさん稼いている人をイメージするかもしれませんね。

しかし、高収入の人がお金持ちとは限りません。

高収入を得ていても、収入をすべて使ってしまったら、手元にお金は残らないからです。

高額の年俸を得ていたスポーツ選手が、引退後に自己破産してしまうことがあるのは典型的なケースですね。

お金持ちとは、言葉の通り、お金をたくさん持っている人のことです。

収入はそれほど高くなくても、仕事をしなくても生きていけるくらい、まとまったお金を持っているならお金持ちと言えますよ。

お金持ちに明確な基準はなく、「いくらあればお金持ちか」の判断基準は人それぞれです。

お金持ちになる3つの方法

お金持ちになる方法は、シンプルに考えると以下3つに集約されます。

  • 収入を増やす
  • 支出を減らす
  • 資産運用する

ここでは、お金持ちになる3つの方法について、それぞれ説明していきますね。

収入を増やす

高収入の人がお金持ちとは限りませんが、収入が増えればお金が貯まりやすくなるのは間違いありません。

収入を増やす方法をいくつか考えてみました。

  • 仕事で成果を出す
  • 転職
  • 独立・起業
  • 副業
  • 共働き

仕事で成果を出して昇進したり、スキルや経験を生かして給与が高い会社に転職したりすれば、収入は増えますよね。

リスクは高くなりますが、スキルや経験、ビジネスプランがあるなら、独立・起業という選択もあります。

会社を辞めずに収入を増やすなら、副業に取り組むのもひとつの方法です。

ランサーズやクラウドワークスのようなクラウドソーシングを利用すれば、空いた時間にパソコンだけで副収入を得ることができますよ。

結婚していて、夫婦のどちらか一方しか働いていない場合は、可能であれば共働きをすることで世帯収入は大きく増加します。

個人的には、まずは本業にしっかり取り組み、余裕があれば副業にチャレンジするのがおすすめですよ。

支出を減らす

いくら収入が高くても、それ以上に使ってしまったら、いつまでたってもお金持ちにはなれません。

支出を減らして収入の範囲で生活することで、はじめて手元にお金が残るようになります。

「支出を減らす」と聞くと、食費や光熱費の節約を思い浮かべるかもしれませんが、労力が大きい割に節約効果が小さいのでおすすめしません。

支出を減らすときは、まず固定費の節約に取り組むのがおすすめです。

保険やスマホ代などの固定費を見直すのは手間がかかりますが、節約できる金額が大きく、一度見直してしまえば節約効果はずっと続きますよ。

資産運用する

日本は低金利の状態が続いており、貯めたお金を銀行に預けておくだけではお金を増やすことはできません。

インフレが発生して物価が上がると、銀行預金に預けたままでは実質的に目減りするリスクもあります。

株式投資信託などの金融商品や不動産に投資すれば、配当金や分配金、家賃などを得ることができますよ。

金融商品や不動産は銀行預金より利回りが高いため、投資金額が大きくなるほどお金は増えやすくなります。

ただし、金融商品や不動産は元本保証ではなく、価格が下がって損をする可能性もあるので注意が必要です。

資産運用では短期でお金を大きく増やそうとせず、複数の資産に分散投資して、リスクを抑えながら長期投資に取り組むのがおすすめですよ。

「支出を減らす」から取り組むのがおすすめ

お金持ちになる方法を3つ紹介しましたが、まずは「支出を減らす」から取り組むのがおすすめですよ。

「収入を増やす」「資産運用する」に比べると、すぐに効果を実感できるからです。

生活費を月20万円から月15万円に減らすことができたら、月5万円(20万円-15万円)収入が増えるのと同じ効果があります。

そして、浮いた月5万円を貯蓄や資産運用へ回すことで、確実にお金持ちに近づくことができますよ。

「収入を増やす」と「資産運用する」は、支出を減らしたあとに、時間をかけてじっくり取り組みましょう。

お金持ちになるための7つの考え方

お金持ちになる方法だけでなく、どのような考え方をすればお金持ちになれるのかも気になるのではないでしょうか。

ここでは、お金持ちになるための考え方を7つ紹介しますね。

ライフスタイルを変える覚悟を持つ

これまで貯金できなかったのに、今までと同じように生活していては、お金持ちになることはできません。

お金持ちになるには、ライフスタイルを変える覚悟が必要です。

人間には現状維持を好み、変化を嫌う「現状維持バイアス」という心理作用があります。

利益から得られる満足感より、損失による苦痛を避ける傾向にあるため、生活習慣や行動を変えるのは簡単なことではありません。

しかし、お金持ちになりたいなら「支出を見直して節約する」「収入を増やすために転職する」など、新しいことにチャレンジする必要がありますよ。

まずは「お金持ちになるためにライフスタイルを変える!」と決意し、行動する覚悟を持つことが大切です。

お金について学ぶ

お金持ちになるには、お金について学ぶことも欠かせません。

義務教育ではお金持ちになる方法を教えてもらえないので、自ら学び、お金の知識を得る必要があります。

お金持ちになるのに、専門家のような高度な金融知識は必要ありません。

資産形成に関する書籍を数冊読み、基礎知識を得られれば十分です。

さらに理解を深めたい場合は、お金について学べるセミナーに参加したり、スクールに通ったりするのもひとつの方法です。

最近では、専属のコンサルタントとマンツーマンでお金のトレーニングができるABCash(旧bookee)というサービスもあります。

お金の知識を身につければ、どうすれば効率的にお金を増やせるか理解できるので、結果が出やすくなりますよ。

収入が増えても生活水準を上げない

お金持ちになることを目指すのであれば、収入が増えても生活水準を上げないことを心掛けましょう。

多くの人は収入が増えると支出も増やしてしまうので、収入アップに成功してもお金は貯まりません。

しかし、生活水準を上げなければ、収入が増えるほど、多くの金額を貯蓄や資産運用に回せるようになります。

収入が増えると使いたくなる気持ちはわかりますが、一度生活水準を上げてしまうと、あとで下げるのは難しくなりますよ。

お金持ちになりたいなら、収入が増えても支出をコントロールし、生活水準を上げないことが大切です。

自分に合った仕事を選ぶ

自分に合わない仕事をすると、思うように成果が出ないので、収入を増やすのは難しいかもしれません。

また、ストレスがたまって体調を崩し、最悪の場合は働けなくなってしまう恐れもあります。

自分に合った仕事・働き方を選ぶほうが成果を出しやすく、報酬アップにつながりますよ。

私は新卒で就職した食品メーカーで営業をしていましたが、内向的で人付き合いが得意ではないこともあって、お客様に商品を勧めるのがとにかく苦痛でした。

思うように結果が出ず、給料も増えないので、いつも辞めたいと思っていましたね。

しかし、転職して経理として働いていた会社では約5年で管理職になることができ、給与もアップしました。

おそらく、私には経理の仕事内容が合っていたのだと思います。

「現在の仕事は自分に合っていない」「仕事が苦痛でしかない」と感じるのであれば、自分の適性やスキル、経験を見直してみましょう。

そのうえで、他部署への異動や転職、独立など検討するのがおすすめですよ。

お金の使い方を見直す

一般的に、支出は以下3つに分類できます。

  • 消費:生活に必要な支出
  • 浪費:支払う金額以上の効果がない支出
  • 投資:将来リターンが期待できる支出

消費は、食費や光熱費など生活に必要な支出なので、無理に削る必要はありません。

浪費は、簡単に言うと「無駄遣い」のことですね。

何が無駄遣いなのかは人それぞれですが、個人的には、衝動買いや愚痴だけの飲み会などは浪費だと思います。

投資は、読書や仕事関連の資格勉強、良好な人間関係を築くための交際費など、すぐに見返りは期待できなくても、将来払った金額以上のリターンが期待できる支出のことです。

お金持ちになるには、なるべく浪費を減らして、消費や投資の割合を増やすことが大切ですよ。

ただし、浪費をゼロにするのはおすすめしません。

浪費を抑えすぎるとストレスがたまりますし、浪費だと思っていた支出から新しいアイデアを得られることもあります。

大切なのは、消費・浪費・投資のバランスを意識することです。

最適なバランスは人それぞれですが、まずは「消費:浪費:投資=7:1:2」を目安にするのがおすすめですよ。

価値観や考え方を見直す

お金の使い方には、その人の価値観や考え方が反映されます。

たとえば、自己評価が低く、周囲の評価を過剰に気にしてしまうと、自分を大きく見せるために、必要以上に高価な服や車などを買ってしまうことがありますよ。

しかし、所有物で自分の価値が決まるわけではありません。

衝動買いや高額な買い物がやめられない場合、その背後にどのような価値観・考え方があるのかを振り返ってみましょう。

自分だけで振り返るのが難しい場合は、友人・知人に話を聞いてもらう、カウンセラーなどの専門家に相談するのもひとつの方法です。

お金を生み出す資産に投資する

お金持ちになりたいなら、リスクをとってお金を生み出す資産に投資することも大切です。

日本は低金利が続いており、銀行預金に預けるだけではお金を増やすことはできません。

株式や投資信託などの金融商品や不動産に投資すれば、配当金や分配金、家賃という形でお金を生み出してくれます。

そして、資産から得られたお金を再投資することで、複利効果で雪だるま式に資産が増えていきますよ。

100万円を投資した場合、利回りと運用期間によって、資産がどのように増えるかまとめました。

運用期間投資金額想定利回り3%想定利回り5%
10年100万円約134万円約162万円
20年100万円約180万円約265万円
30年100万円約242万円約432万円

100万円を年3%で運用できると、10年で約134万円、30年では約242万円まで増えます。

年5%で運用できた場合は、10年で約162万円、30年で4倍以上の約432万円に増やすことができますよ。

資産運用は毎年利益が出るわけではなく、元本割れするリスクもありますが、平均して年3~5%の運用利回りを得られる可能性は十分にあります。

お金持ちになりたいなら、貯蓄だけでなく資産運用することも検討しましょう。

さいごに

この記事で紹介した、お金持ちになる3つの方法と7つの考え方では、短期間でお金持ちになるのは難しいかもしれません。

しかし、ライフスタイルを変える覚悟を持ち、価値観や考え方を見直したうえで、時間をかけてお金持ちになる3つの方法を実行すれば、お金持ちになることは十分に可能ですよ。

まずは、効果をすぐに実感できる「支出を減らす」に取り組むのがおすすめです。

そして、ある程度の貯蓄ができたら、収入を増やすための転職や副業、資産運用に挑戦しましょう。

初めて資産運用に取り組むときは、SBI証券楽天証券などのネット証券で、低コストのインデックスファンドを積み立てるのがおすすめですよ。