誰かやどこかに手紙を送るときに、封筒を使いますよね。
普段何気なく使っている封筒ですが、それぞれの名前があることを知っていますか?
たとえば『長形3号封筒を用意してください』と指定されたとき、どんな大きさなのかパッとわからないですよね。
封筒の中に書類が入れば問題がないように感じますが、1つや2つほど封筒の名前を知っておけば役に立ちますよ。
そこでこのページでは、封筒の種類についての一覧や名前、大きさななどを画像つきで徹底的に紹介しています。
封筒サイズの種類
封筒のサイズには、たくさんの種類があります。
▼まずは大きく分けて3種類にわけられるんですよ。
- 長形(なががた)
- 角形(かくがた)
- 洋形(ようがた)
『長形』の読み方は、ついつい『ちょうけい』と読んでしまいそうですね。
というのも、このページを書くまで僕もそう読んでいました…。
長形封筒の種類や特徴の一覧
それぞれの形の封筒にも、種類がありますよ。
まずは長形封筒から紹介しますね。
▼長形封筒の種類は以下の6つです。
- 長形1号
- 長形2号
- 長形3号
- 長形4号
- 長形30号
- 長形40号
4号の次が30号になるだなんて、おもしろいですね。
▼ではそれぞれの長形封筒の特徴を紹介します。
長形封筒名 (略称) | 郵便区分 | サイズ(横mm×縦mm) | 封入物の例 |
---|---|---|---|
長形1号 (ながいち:長1) | 定形外 | 142×332 | B4用紙横三つ折りが入る A4用紙縦二つ折りが入る 2L版の写真がそのまま入る |
長形2号 (ながに:長2) | 定形外 | 199×277 | A4用横紙三つ折りが入る B5用紙縦二つ折りが入る ハガキがそのまま入る |
長形3号 (ながさん:長3) | 定形 | 120×235 | A4用紙横三つ折りが入る |
長形4号 (ながよん:長4) | 定形 | 90×205 | B5用紙横三つ折りが入る B5用紙横四つ折りが入る 写真のL版がそのまま入る |
長形30号 (ながさんじゅう:長30) | 定形 | 90×235 | A5用紙縦二つ折りが入る B5用紙横三つ折りが入る 名刺がそのまま入る |
長形40号 (ながよんじゅう:長40) | 定形 | 90×225 | A4用紙四つ折りが入る お札がそのまま入る |
たとえば、2L版の写真が入る長形1号の封筒は写真を保存するには便利ですよね。
また手渡しで写真を渡すときにも役立ちそうです。
ただし郵送するときは『定形外郵便』になるので、定形郵便よりお金がかかってしまうことを覚えておきたいですね。
▼以下のように、封筒のパッケージに使用方法や『A4 3つ折り対応』『定形郵便用』など書いてあるので、わかりやすいですよ。
▼長形3号封筒には、A4用紙を三つ折りして入れることができるので、企業だと請求書の郵送などに使われることが多いです。
一般生活においては、たとえば戸籍謄本の郵送取得手続きをしたときの、返信用封筒に長形3号を使うと、ちょうどいいですよ。
▼個人的に気になったのは、長形40号封筒に『お札がそのまま入る』かどうかです!
たしかに入りますね!
なお、普通郵便では現金を送る事が出来ないので『現金書留』を使いましょう。
『長形〇号』の丸のところに入る数字ですが、数字が小さくなるにつれ封筒サイズが大きくなりますよ。
角形封筒の種類や特徴の一覧
次は角形封筒を紹介します。
▼角形封筒の種類は以下の11個です。
- 角形B3号
- 角形0号
- 角形1号
- 角形2号
- 角形国際A4
- 角形3号
- 角形4号
- 角形5号
- 角形6号
- 角形7号
- 角形8号
長形封筒と比べると種類が多いですね!
ではそれぞれの角形封筒の特徴を紹介します。
角形封筒名 (略称) | 郵便区分 | サイズ(横mm×縦mm) | 封入物の例 |
---|---|---|---|
角形B3号 (略称なし) | 定形外 | 375×525 | A3用紙がそのまま入る B3用紙がそのまま入る |
角形0号 (かくぜろ:角0) | 定形外 | 287×382 | B4用紙がそのまま入る |
角形1号 (かくいち:角1) | 定形外 | 270×382 | B4用紙がそのまま入る |
角形2号 (かくに:角2) | 定形外 | 240×332 | A4用紙がそのまま入る |
角形国際A4 (略称なし) | 定形外 | 228×312 | A4用紙がそのまま入る |
角形3号 (かくさん:角3) | 定形外 | 216×277 | B5用紙がそのまま入る |
角形4号 (かくよん:角4) | 定形外 | 197×267 | B5用紙がそのまま入る ノートがそのまま入る |
角形5号 (かくご:角5) | 定形外 | 190×240 | A5用紙がそのまま入る |
角形6号 (かくろく:角6) | 定形外 | 162×229 | A5用紙がそのまま入る |
角形7号 (かくなな:角7) | 定形外 | 142×205 | B6用紙がそのまま入る ハガキがそのまま入る |
角形8号 (かくはち:角8) | 定形 | 119×197 | B5用紙横三つ折りが入る |
角形封筒の中では『角形8号』だけが、定形郵便になっているのがおもしろいですね。
また『角型B3号』は、定形外郵便で最大の封筒サイズです。
▼以下のように、封筒のパッケージに使用方法や『B6サイズが折らずにそのまま入ります』『定形外郵便用』など書いてあるので、わかりやすいですよ。
▼僕は就職活動をしているときには、角形2号封筒を使って履歴書を郵送していましたよ。クリアファイルもちょうど入ります。
角形8号封筒は、『月謝袋』や今では少なくなりましたが『給料袋』として、表に印字されているタイプもありました。
▼こどもが通っている保育園の月謝袋です。確かに角形8号封筒ですね。
▼長形封筒と同じく、『角形〇号』の丸のところに入る数字ですが、数字が小さくなるにつれ封筒サイズが大きくなりますよ。
洋形封筒の種類や特徴の一覧
最後に洋形封筒の紹介します。
▼洋形封筒の種類は以下の10個です。
- 洋形1号
- 洋形2号
- 洋形3号
- 洋形4号
- 洋形5号
- 洋形6号
- 洋形7号
- 東京型
- 洋長3号
- 洋長4号
洋形封筒も長形封筒と比べると種類が多いですね!
ではそれぞれの洋形封筒の特徴を紹介します。
洋形封筒名 (略称) | 郵便区分 | サイズ(横mm×縦mm) | 封入物の例 |
---|---|---|---|
洋形1号 (よういち:洋1) | 定形 | 176×120 | A5用紙二つ折りが入る |
洋形2号 (ように:洋2) | 定形 | 162×114 | A5用紙二つ折りが入る |
洋形3号 (ようさん:洋3) | 定形 | 148×98 | B5用紙二つ折りが入る |
洋形4号 (ようよん:洋4) | 定形 | 235×105 | A4用紙三つ折りが入る |
洋形5号 (ようご:洋5) | 定形 | 217×95 | B5用紙三つ折りが入る |
洋形6号 (ようろく:洋6) | 定形 | 190×98 | B5用紙三つ折りが入る |
洋形7号 (ようなな:洋7) | 定形 | 165×92 | A5用紙三つ折りが入る |
東京型 (東京3号) | 定形 | 170×120 | A5用紙三つ折りが入る |
洋長3号 (ようながさん:洋長3) | 定形 | 235×120 | A4用紙三つ折りが入る |
洋長4号 (ようながよん:洋長4) | 定形 | 205×90 | B5用紙三つ折りが入る 写真のL判がそのまま入る |
洋形封筒は全種類、定形郵便になっているのがおもしろいですね。
▼以下のように、封筒のパッケージ裏に『寸法』『用途』などが書いてあるので、わかりやすいですよ。(画像は角形4号のもの)
▼長形封筒と角形封筒は、縦と横の短い辺が封入口になっていますが、洋形はその逆で長い辺が封入口になっているのが特徴です。
長形封筒、角形封筒と同じく『洋形〇号』の丸のところに入る数字ですが、数字が小さくなるにつれ封筒サイズが大きくなりますよ。
各種封筒サイズへの切手の貼り方
封筒のサイズには小さなものから大きなものまで、いろいろあることがわかりましたね。
ふと「切手はどこに貼ればいいのだろう?」と気になりますよね。
▼そんなときは、切手の貼り方について紹介しているページもあるので、こちらを見てくださいね。
各種封筒サイズの料金
大きさが違うのだから、それぞれ封筒の料金も気になりますよね。
でも安心してください。
▼100円均一で、一般的に使うサイズがそろっていましたよ。
僕は今回ダイソーに行ってみたんですが、角形封筒が一番充実していて、洋形封筒は1種類しかありませんでした。
特殊な大きさの封筒が欲しいときは、文具専門店に行くとよいかもしれませんね。
1つのサイズにつき100円(税別)で購入できますが、中に入っている枚数が違いますよ。
▼僕が実際に購入した角形封筒について見てみます。
封筒サイズ | 枚数 |
---|---|
角形0号(マチつき) | 2枚 |
角形1号(マチつき) | 1枚 |
角形3号 | 11枚 |
角形4号 | 9枚 |
角形5号 | 12枚 |
角形6号 | 13枚 |
角形7号 | 15枚 |
角形8号 | 24枚 |
封筒の大きさが小さくなるにつれて、入っている枚数が増えていますね。
さいごに
封筒にもたくさんの種類があることがわかりました。
何か物入れるとき、紙を入れるときは「入ればいいや」ではなく、用途に適した封筒サイズを選びたいものですね。
ノマド的節約術では、封筒が決まったあとの送り方も詳しく紹介していますので、合わせて参考にしてみていただけたらうれしいです。