ふるさと納税は、返礼品が豪華なことでも知られてますね。
ただ、名前はよく聞くけど、どうやって始めたらいいのかわからないという場合も多いかと思います。
私も初めてふるさと納税をしようと思ったとき、仕組みをよく理解しておらず、始めるまで時間がかかってしまいました。
しかし、ふるさと納税の仕組みを理解すると、なんで今までやらなかったんだ!と逆に思ってしまったほど。
いざ始めてみれば、やり方はとても簡単でしたよ。
ふるさと納税は、返礼品がもらえるだけでなく節税にもつながるので、ぜひ試してみて欲しい方法のひとつ。
このページでは、ふるさと納税のやり方や手続きの流れ、お得なふるさと納税の始め方について詳しく説明していきますね。
ふるさと納税とは?
ふるさと納税は、好きな自治体に寄付することで返礼品がもらえます。
しかも、返礼品だけでなく寄付金控除というものがあるので、節税にもなりますよ。
もしとられる税金を少しでも減らしたいと考えているのであれば、ふるさと納税することをおすすめします。
ほかの節税方法に比べて、わりと簡単にできるのも魅力的ですよ!
ちなみに、「ふるさと納税」という名前がついていますが、自分が住んでいる市町村以外に納税しても問題ありません。
自治体によってもらえる返礼品がちがうので、特典を目当てに納税しても大丈夫ですよ。
ふるさと納税の手続き期限について
ふるさと納税をしようと思ったとき、手続きに期限はあるのかどうかも気になるところかと思います。
結論からいうと、ふるさと納税そのものに期限はありません。
好きな時に好きな自治体へとふるさと納税することができますよ。
ただ、ふるさと納税で税額控除の手続きをするためには、確定申告かワンストップ特例制度をする必要があります。
確定申告とワンストップ特例制度、それぞれの期限は以下の通り。
- 確定申告…毎年2月16日~3月15日
- ワンストップ特例制度…ふるさと納税を行った翌年1月10日
つまり、ふるさと納税はいつでもできますが、確定申告かワンストップ特例制度で申請しないと、寄付控除金はもらえないということになります。
1月1日~12月31日までにしたふるさと納税は、翌年の控除分となりますよ。
控除を受けるためにも、しっかり寄付控除金の申告をしましょう。
ふるさと納税の手続きの流れ
初めてふるさと納税をする場合、どんな流れで手続きすればいいのか気になりますよね。
事前に手続きの流れを知っておくと、ふるさと納税するときにスムーズにできるかと思います。
まず、ふるさと納税の主な手続きの流れは、以下の通り。
- 寄付したい自治体を選ぶ
- 寄付申し込みの手続きをして入金する
- 自治体から「寄付証明書」が送られてくる
- 確定申告する場合は寄付証明書を添付して手続きする
- 自治体から返礼品が届く
ちなみに、確定申告をする場合は、ワンストップ特例制度は使えません。
ふるさと納税のやり方
ふるさと納税した分のお金は、寄附金控除として節税できます。
自己負担2,000円で寄付できる控除限度額は、ふるさと納税する人の年収や家族構成によってちがってきますよ。
ふるさと納税をするためにも、まずは自分の限度額がいくらなのか調べましょう。
▼さとふる公式サイトのシミュレーション計算から、簡単に計算できます。
限度額がわかったら、あとは実際にふるさと納税するだけ。
ふるさと納税は、サイトからだと簡単に申し込めますよ。
ネットで簡単に申し込める、ふるさと納税の主なサイトは以下の通り。
この中で一番、返礼品が充実しているのはふるさとチョイスですね。
選べる数も多いので、いろいろ見てじっくり選びたいときにぴったりです。
また、ふるなびは一眼レフカメラ・パソコンなどの電化機器が充実していますよ。
自己負担2,000円で電子機器がもらえるとかなりお得感があります。
返礼品の種類や応援したい自治体に合わせて、ふるさと納税するサイトを選んでみてくださいね。
ふるさと納税の始め方と手順について
今回、実際にふるさと納税をしてみたので始め方のコツと手順について説明していきますね。
ふるさと納税できるサイトはいくつかありますが、今回はさとふるを使ってみました。
ここからは、実際にふるさと納税してみた手順を写真つきで紹介します。
▼まず、さとふるのサイトを開きます。
▼人気ランキングも見ることができますよ。
▼気に入った返礼品があったら「カートに入れる」を押しましょう。
▼カートの中身を確認し、大丈夫であれば「この地域の寄付手続きへ進む」を押します。
▼さとふるのID(メールアドレス)・パスワードでログインします。
▼会員登録していない場合は、「会員登録(無料)をして寄付を行う」を押しましょう。
▼寄付金額を確認し、「規約に同意する」にチェックを入れて「寄付情報の入力へ進む」を押します。
▼寄付する本人の情報を入力していきます。氏名や郵便番号など、必要情報を入力していきましょう。
▼会員登録する場合、「さとふるID」と「パスワード」を設定します。
▼ワンストップ特例制度を利用するかどうかや、配送先設定も選べますよ。
▼支払い方法は、クレジットカード決済・ソフトバンクまとめて支払い・auかんたん決済・ドコモ払い・コンビニ支払い・金融機関(Pay-easy決済)から選べます。
▼クレジットカード決済の場合は、クレジットカード番号や有効期限などを入力。
▼入力情報の確認をしましょう。
▼間違いがなければ、「上記注意事項に同意の上、送信する」を押します。
▼お申し込み完了ページが表示されたら、無事にふるさと納税完了です!
寄付金の使い道も指定できますよ。
税金の使い道を自分で決められるのも、ふるさと納税ならではですね。
ちなみに、ふるさと納税をした日と返礼品が届いた日は以下の通り。
返礼品が届いた日:2018年7月15日 10:05
今回は、福岡県上毛町に10,000円ふるさと納税してみました。
申し込みからおよそ3週間で返礼品が届きましたよ!
▼実際に届いた返礼品がこちら。
▼特盛り九州産豚切落しが4Kg届きました!
▼冷凍で届いたので日持ちもするし安心です。
500gずつパックに入っていたので、自宅で食べきれない分は親戚におすそ分けしましたよ。
家族みんな豚肉大好きなのでおいしくいただきました!
会社員(サラリーマン)がふるさと納税する場合
会社員やサラリーマンの場合、ふるさと納税した分の確定申告が不要になりました。
ふるさと納税の確定申告を不要にするためには、ふるさと納税した自治体にワンストップ特例制度を申請する書類を送ります。
ちなみに、ワンストップ特例制度を使うためには、以下の条件を満たしていないといけません。
- 年収2,000万円以内
- 1年間の寄付先自治体が5つ以下
確定申告しない場合は、自治体から郵送される「寄附金税額控除申告書」を提出しましょう。
公務員がふるさと納税する場合
もちろん、公務員の場合もふるさと納税することができますよ。
公務員は、所得税が源泉徴収されて年末調整されるため、そもそも確定申告が必要ではありません。
確定申告しないでふるさと納税する場合は、会社員やサラリーマンと同じようにワンストップ特例制度を使う形になります。
ただ、給与以外に収入があるときは、確定申告する必要があります。
もしも給与以外に収入があるのであれば、ふるさと納税をした上で確定申告もしましょう。
専業主婦がふるさと納税する場合
専業主婦でも、ふるさと納税することはできます。
しかし、税額控除を受けるためには所得税や住民税をおさめている夫の名義で申し込む形となりますよ。
自分の名義では申請できないので注意してくださいね。
所得収入がない場合は確定申告をする必要がないので、こちらもワンストップ特例制度を使ってふるさと納税しましょう。
個人事業主がふるさと納税する場合
フリーランスや個人事業主など、自営業で働いている場合も、ふるさと納税はできます。
むしろ、税金が高くなりやすい個人事業主にこそ、ふるさと納税はおすすめですよ。
会社員やサラリーマンのように給与所得控除はありませんが、所得控除が受けられます。
事前に限度額をシミュレーションしてから、ふるさと納税をしましょう。
ふるさと納税をしたあとは、確定申告をするときに寄付金控除を申請する流れとなります。
個人事業主だと、他にも節税できる方法がありますので、なるべく活用しましょう。
法人がふるさと納税する場合
ふるさと納税は個人向けのサービスですが、法人でふるさと納税したい場合もあると思います。
もし法人でふるさと納税したいのであれば、「企業版ふるさと納税」を使いましょう。
企業版ふるさと納税は、個人ではなく法人を対象とした制度になっています。
個人でふるさと納税したい場合には使えない制度なので注意してくださいね。
ちなみに、企業版ふるさと納税できる条件は以下の通り。
- 自治体が作成した地方創生に関わる事業が対象
- 寄付金額の下限は10万円から
企業版ふるさと納税を使うと、最大6割が法人住民税などから控除されますよ。
企業全体で地方を応援したい!というときにぴったりな制度です。
ちなみに、ふるさとチョイスでは、「企業版ふるさとチョイス」として企業版ふるさと納税ができるようになっています。
地方創生に興味がある場合は、ふるさと納税で地方を応援してみるのも良さそうですね。
ふるさと納税をしてから確定申告するまでの手続きについて
ふるさと納税は、確定申告で寄付金控除を申請することができます。
申請手続きが大変そうと思うかもしれませんが、やり方はとても簡単。
確定申告と寄付金控除を同時に済ませられるので、実は一石二鳥なんですよ。
ふるさと納税してから確定申告するまでの流れは、以下の通り。
- 寄付したい自治体を選ぶ
- ふるさと納税をする
- 返礼品を受け取る
- 確定申告で税額控除の手続きをする
- 税金が還付・控除される
ふるさと納税を確定申告するやり方については、こちらで詳しく説明しています。
ワンストップ特例制度を使ったふるさと納税のやり方
確定申告をする必要がないけどふるさと納税をしたい場合、ワンストップ特例制度が便利ですよ。
ワンストップ特例制度を使うと、専業主婦でも簡単にふるさと納税ができます。
ふるさと納税でワンストップ特例制度を使う流れは、以下の通り。
- ワンストップ特例制度の申請用紙を用意する
- 本人確認できる書類の写しを用意する
- 記入済みの申請用紙と本人確認できる書類の写しを寄付したい自治体に送る
- 寄付できると返礼品がもらえる
▼ふるさと納税するサイトによっては、寄付情報の入力でワンストップ特例制度が選択できることもあります。
ただ、ワンストップ特例制度でふるさと納税する場合、5つまでの自治体にしか寄付できないという条件があります。
寄付するたびに手続きが必要になってくるので、寄付回数の少ないときに向いていますよ。
ふるさと納税をクレジット決済するやり方
ふるさと納税は、クレジット決済できるところもあります。
もちろん現金で寄付することもできますが、クレジットカードで支払うとポイントも貯まるのでお得ですね。
クレジットカード決済するときは、以下のような還元率が高いカードを使うのがおすすめですよ。
- ライフカード
- リクルートカード(1.2%)
- 楽天カード(1%)
- Yahoo!JAPANカード(1%)
ちなみに、クレジット決済ができるふるさと納税のサイトは以下の通り。
ふるさとチョイスではYahoo!公金支払いを通してクレジット決済するので、Vポイントが貯まるカードを使うとお得ですよ。
さとふる、ふるなびは還元率の高いクレジットカードで支払いましょう!
また、ライフカードを使うと自分の誕生月にポイント3倍になるので、あえて誕生月にふるさと納税するというのもありですね。
楽天ふるさと納税を使うなら、楽天カードを使うことでより多くの楽天ポイントが貯まりますよ。
▼クレジットカードで支払いたい場合は、ふるさと納税するときにクレジット決済を選びましょう。
楽天市場でふるさと納税するやり方
楽天市場からもふるさと納税することができますよ。
しかも、楽天ふるさと納税を使うと寄付金も楽天ポイント付与の対象になります。
ふるさと納税で節税しつつ、返礼品がもらえる上、さらにポイントまで貯まるなんてかなりお得ですよね。
楽天スーパーセールのときは、ポイント10倍になることも!
10,000円のふるさと納税で1,000ポイントがもらえる計算になりますね。
さらに、楽天ふるさと納税は貯めた楽天ポイントを使って寄付ができます。
現金を使わずにポイントだけでふるさと納税できてしまうので、節約にもつながりますね。
普段からよく楽天サービスを使っているのであれば、楽天ふるさと納税はかなりお得ですよ。
さいごに
ふるさと納税をする前はなんとなく難しそうなイメージがありましたが、知れば知るほど「なんで今までやらなかったんだろう」と思うほど、お得な仕組みでした。
特に、フリーランスとして働き始めて税金の高さに驚いていたので、こういった形で節税できるのはありがたいですね。
手続きも難しい部分はなく、むしろネットで申し込めてしまう手軽さにびっくりしたほど。
お得な返礼品がもらえて、さらには節税にもなるなんて、使わない手はありません。
手続き内容によっては少しわかりづらい部分もあるかと思うので、そんなときはこのページを参考にふるさと納税をしてみてくださいね!