こんにちは!
ノマド的節約術の松本です。
今まであまり言うことがなかったのですが、私自身がお金に対してどのように思っているのかや、私自身が考える「お金とは?」ってところ、すごく重要だと思っています。
検索などをきっかけにノマド的節約術を知ってくださった方にとって、特定の記事だけを見ていても、私がなぜノマド的節約術を運営しているかまで理解していただくのは難しいのではないでしょうか。
ということでこのページでは、私が考えるお金の定義や向きあい方について詳しく説明していきます。
また、ノマド的節約術として大切にしていることもあわせて紹介していきますね。
そもそもノマド的節約術が誕生したきっかけとは?
今ご覧いただいているノマド的節約術は、サイト名の通り「節約」を中心としたお金をテーマに取り扱うサイトです。
このページでは、なぜ私が、このサイト運営を始めたのかをお話したいと思います。
私が「ノマド的節約術」を立ち上げようと思ったきっかけは2010年にさかのぼります。
2010年当時、私は27歳。
システム系の会社に勤める会社員(プログラマー)でした。
最初は会社の仕事も楽しく、周りの人に恵まれていたこともあって、楽しく仕事できていたと思います。
ただ、3年目の後半ぐらいから、プロジェクトごとに職場を転々とするようになり、自分で働く場所を選べないことに不安を感じるようになってきました。
その会社で働く中で、「今の会社で働き続けてていいのだろうか?」と漠然と思うようになったのです。
その大きなきっかけとなったのが、妻の妊娠の発覚でした。
つわりで苦しそうにしている妻。
その妻を見て、もっと近くで支えてあげられないだろうか、そう考えた私は、会社に通い続けていることに疑問を持つようになります。
以前から独立のことは頭の片隅にありましたが、そこではじめて「起業・独立」という選択肢が現実的になりました。
会社勤めしていた頃は、人のつながりは一切ありませんでした。
また、お金に関する知識もほとんどなく、会社を辞めたとしても、どう生きていけばいいかわからない、そんな状況です。
さらには、「注文住宅」を建てようともしていました。
今後について迷っている中、私は「お金」に関するいろいろな本を読むようになります。
これまでも詳しいと思っていましたが、ここまで「お金」について真剣に勉強したことは始めてです。
お金について学ぶにつれて、私の考えは変わっていきました。
お金の知識があることで不安要素が少しずつ減り、「今独立しないときっと後悔する」と思うようになります。
それでも不安はありましたが、「長い人生で後悔したくない」という思いから、最終的に開き直って独立することにしました。
独立後すぐに仕事がいただけるとは思ってなかったこともあり、まずは削れるところから削っていこうと思い、節約することを決意します。
もともとプログラマーで、webサイト運営にも興味があったので、自分で作ってみてそこから仕事が得られるようになればと思い、ノマド的節約術を立ち上げました。
「自分自身で作ってしまった危機的な状況のことも発信していけばいいのでは?」そう思ってブログを書き始めたのが最初です。
お金のことは知れば知るほどお得で心が軽くなる
収入源がないことで、とにかく必死に節約したりお金の勉強をしたりするしかありませんでした。
その中で、1つ1つお金の知識を身につけていくと、いろいろお得なことがあるのに気付きます。
そういう経験を積み重ねて気付いたのが、お金のことって知れば知るほどお得だし、知らないと損するということです。
独立する前の自分も人並み以上にお金について詳しいと思っていましたが、それは全然甘かったですね。
いろいろな本を読んで、自分で実践してみることで、世の中のお金の仕組みがだんだんとわかるようになります。
その結果、お金に対する不安が少しずつ減ってきました。
最初の1年、仕事はほとんどうまくいっていない状態でしたが、お金に対する知識はどんどん増えていましたので、会社を辞めた頃よりもなんとかなるだろうという気持ちが強くなっていました。
お金のことに日々詳しくなって、知識が増えていくことで、毎月の生活費を抑えられるようになったからです。
よくイベントなどで話すときに使うのですが、「月10万円で生活するのと月20万円で生活するのはどっちが精神的にラクですか?」って質問します。
月の生活コストが10万円だと、最低限稼がないといけない金額も自動的に10万円になるので、心理的な負担が全然違ってきますよね。
これに気づけたことが、お金と向き合って一番良かったことだと思っています。
最低限稼ぐ金額が低くなると、気持ちに余裕が出てくるからか、ギスギスするようなこともなくなっていきました。
私はよく穏やかで怒らなさそうと言われるのですが、もともとは小さなことでもイライラしたり・気にしたりしている性格だったので、とても大きな変化ですね。
自分と家族の生活が困らない状態にしたい
ノマド的節約術を始めたときは、自分と家族がお金の心配をせずに生活していくために必死でした。
そのときの目標は、自分や家族がお金に困らないようにすること。
何をするにしても、自分や家族の生活があってこそですからね。
身につけたお金の知識は、すべて自分や家族に使うようにしました。
個人事業主としての仕事がうまくまわり始めてからやったことも、まずは自分や家族がお金に困らないようにすることでした。
具体的なところだと、家族全員分の証券口座を作って、投資信託を毎月コツコツ積み立てしています。
他には小規模企業共済・倒産防止共済・個人型確定拠出年金(iDeCo)など、今後の備えになるようなことはすべてやりましたし、今も継続中です。
こうやって万全に備えておくことで、多少何があっても大丈夫と思えるようになりますからね。
精神的に安心できることはとても大切です。
心配ごとが減ることで、心にもゆとりが出てきますよ。
生活コストを下げることができたら、こうやって将来への備えを先にやっておきました。
まずは身近なところからお金への不安を減らしていくようにしています。
この考え方は今も変わっていません。
ノマド的節約術の運営を通して、このような考え方に自然となっていきましたね。
自分の経験値が増えるお金の使い方をする
その次にするようになったのは、自分自身の価値が上がるようなお金の使い方でした。
モノを買うのではなく、経験を増やすためにお金を使うようになっています。
例えば、国内や海外など旅行するのは最たる例ですね。
出かけることで新しい発見がたくさんありますので、戻ってきたときの普段の生活や仕事に活かされます。
また、行った場所が多いことで、人と会ったときに話のネタが増えるので、仲良くなりやすいメリットもありますよ!
このブログを始め、TwitterやFacebookで発信し続けていたことがきっかけで、人のつながりがとても増えました。
2017年になってからは特に、いろいろな人に会うことが増えています。
基本的にはノマド的節約術をやっていたからこそ会えた方ばかりです。
最近では、会いたい人がその場所にいるから、それだけのために行くこともかなり多くなりました。
国内であれば言葉に困ることもないし、どこでも移動しやすいので、自分が会いたいと思った人であれば、相手とのスケジュール調整ができたときはどこでも気軽に行くようにしています。
人と会って話すことは、ほとんどの場合で払った交通費以上の価値がありますよ。
相手の話を聞くことで、自分にはない考え方にふれる機会になりますからね。
個人的には、モノよりも経験が増えるお金の使い方が一番いいと思っています!
結果的に自分への投資になりますし。
人のためにお金を使いたい
自分の経験にお金を使うようになったのと合わせて、人に対してお金を使う機会も増えてきています。
わかりやすい例でいうと、仕事をお願いすることでしょうか。
ノマド的節約術とは別に「おみや」というサイトも運営していて、おみやを作り上げていくためにいろいろな方に協力してもらっています。
何もなかったところから仕事を生み出して、お願いできるようになったのは、過去の自分と比較すると成長したって思えますね。
お金を自分で貯めこんでいてもしかたないので、それならば誰かのために使ったほうが自分の気持ちとしても幸せです。
自分の使ったお金が誰かのためになっていると思うと、それだけですごくうれしいんですよね。
お金は感謝の気持ちを伝えるツールでもあると思っているので、わかりやすくお礼を伝えることができるのがうれしいのかもしれません。
仕事をお願いするだけでなく、お金を使った結果として相手によろこんでもらえると思うのであれば、積極的に使うようにしています。
私にとっての「お金」とは?
2010年からずっとお金に向き合い続けています。
ノマド的節約術のようなブログをずっと続けていることもあって、「お金とは?」という問いについては誰よりも考えているのではないでしょうか。
その間に個人事業主から会社経営者にもなり、よりお金のことを考える機会が増えました。
そんな中で、自分の中で答えを持っているのが「お金は価値交換の手段の1つにすぎない」ということ。あとは、「感謝を伝える道具の1つ」であるということです。
わかりやすいお礼を伝えるためにお金を使いますよね。
外食したらお金がかかるのは、以下のようなことがあるからではないでしょうか。
- 料理を作ってくれたことへのお礼
- 安心して食べられることへのお礼
スーパーで食材を買うときも、自分で野菜やお肉などを用意できないから、代わりに用意してくれた方への感謝を込めてお金を払いますよね。
自分がお金を使うときのことをよく考えてみると、自分にできないことをしていただくお礼としてお金を払っていると思いました。
お金に悩んでいるという話を聞くことも多いですが、お金はツールの1つでしかないと思うようにして、普段からこのような考え方で過ごしています。
お金は相手を応援するという意味にも使える
お金を出すということは、感謝の気持ちを伝えること。
また、相手を応援するという意味でもお金を使うことができますよね。
私は縄跳びパフォーマーである粕尾さんの個人スポンサーを2016年7月から続けています。
お金のことを気にせずに小学校をまわって、子供たちに縄跳びを教えたいという粕尾さんの話を聞いて、力になりたいと思ったからです。
自分がお金を使うことで、相手によろこんでもらえて、さらにその先でハッピーになるかもしれない人がいると思うと、お金の使いがいがありますよね!
また、今では縄跳び教室をオープンされ、そこで通っている生徒さんが、世界ジュニア大会で優勝するぐらいになっています。
私自身はスポンサーする以外のことはしていませんが、このようにいい循環が広がっていることにとてもよろこびを感じていますよ。
また、今はプロ無職という肩書きを持ち、自由な働き方や生き方をされている「るってぃ」さんにもスポンサーしています。
るってぃさんも、いいお金の使い方をしてくださっていますよ。
スポンサーしたお金を使って、周りの人に仕事をお願いしていたり、自分が住む家に人が住んだり出入りしたりするようにするなど、周りにもいい影響があるようにしています。
ノマド的節約術が世の中にどういう貢献をしたいか?
ノマド的節約術を始めた頃は、自分自身や家族がお金に困らないようにすることばかり考えていました。
幸いなことに、その後は個人事業主として仕事していけるようになり、それにともなってノマド的節約術を読んでいただける機会も増えています。
もともとは、自分が知っていることやお金について学んできたことを記事に残していこうというところから始まりました。
今でも学べることが山ほどありますので、お金について学んだことを記事にしていこうというその気持ちは変わっていません。
自分自身が過去にいろいろな調べごとをしていたときに、わかりにくかったという不快な経験があるので、自分が発信するときは読み手としてわかりにくいと思っていたところをなるべく解消できるようにと思っています。
自分が学んできたことをわかりやすく伝えて、その結果として読んでくださった人の生活がよりよくなればというのが私の願いです。
お金に対して真剣に向き合う人が増えて、生活が豊かになっていただけるのであればこれ以上うれしいことはありません。
ノマド的節約術がその助けになれたらという思いも抱えながら、日々運営を続けています!
以下で、ノマド的節約術が大切にしていることをまとめました。
ここは考え方がアップデートされると更新していく予定です。
- わかりにくいことをわかりやすく伝える
- 悩んでいることに寄り添いながら伝える
- 悩みや疑問が減ることで生活が豊かになるお手伝いを
- 人と話しているような親近感や安心感を大切に
- 心が和むような文章やデザインにする
- お金のことを考えるきっかけを作りたい
- 固定観念にとらわれない考え方を伝えたい
- 寛容で穏やかな気持ちで生活できるきっかけに
- 何事にも前向きに考えられるきっかけに
- 精神的にも経済的にも自立する人を増やす
- 自分のことを自分で考えて物事を決められるようにしたい
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