2017年から、個人型確定拠出年金(iDeCo・401k)を使える人の対象が広がりましたね。
主婦(主夫)でも使えるようになったのが大きいと思います。
一度使い始めてしまうと、60歳までは使い続けることになるので、どこで確定拠出年金を始めるのか迷いますよね。
私は2014年から確定拠出年金を使っていますけど、そのときはどこにするのかいろいろと悩みました。
今はより一般的になりつつあるので、選択肢が増えている状態です。
また、iDeCoを始める前に気になるのが手数料やどの金融機関を選べばいいのかではないでしょうか。
iDeCoは一度運用を始めると手数料が必要になるため、安いところを使えるほうがいいと思いますよね。
そこでこのページでは、iDeCoの手数料の仕組みや金融機関ごとの特徴や手数料を比較して紹介していきます。
最低限必要なiDeCo手数料について
まず知っておきたいのが、iDeCoの手数料のこと。
iDeCoの運用はタダではできません。
どうしても手数料が発生していまいます。
個人的に、この点はiDeCoを使う前にかなり迷ったポイントでした。
iDeCoを使うことでかかる手数料は以下の通りです。
- 国民年金基金連合会手数料:月103円×12か月 年1,236円
- 事務委託先金融機関手数料:月64円×12か月 年768円
- 運営管理機関手数料:サービスごとに異なる
運営管理機関手数料は、選ぶ証券会社や銀行によって異なります。
なるべく毎月の費用が安いところを選びましょう。
それでも、最低で月間167円・年間2,004円のコストはかかりますので、この点はしっかりと意識してくださいね。
手数料が高ければ高いほど、運用結果が悪くなりやすいですから。
仮に20年運用したら、国民年金基金連合会手数料と事務委託先金融機関手数料だけで、40,080円もかかります。
ちなみに、掛け金の金額に関わらず手数料は同じになるため、毎月の掛け金が多ければ多いほど、掛け金に対する手数料の割合は少なくできますよ。
それに加えて運営管理機関手数料もありますからね。
この費用をいかに下げるのがどれだけ大切かイメージできるかと思います。
運営管理機関手数料は証券会社ごとに異なる手数料です。
ここが無料になっているかどうかが大切で、なるべく無料の金融機関を選びましょう!
iDeCoが利用できる金融機関
まずは、iDeCoが使える金融機関から紹介しますね。
どれか1つしか選べないため、どれにしようか迷うかと思いますが、それぞれに特徴があります。
選ぶポイントは運用手数料が安いかどうかですね。
あとは、証券会社ごとに取り扱っている投資信託が異なるため、それを見て判断するという感じです。
iDeCoは、資料請求してから口座開設の流れに進むため、資料請求だけならすべての金融機関で行っても大丈夫ですよ。
SBI証券
私が利用しているのは、SBI証券のiDeCoです。
以前から手数料が最安水準でしたが、今はもっと下がっていて運用管理機関手数料が無料になりました!
そのおかげで、今は一番おすすめできるiDeCo口座ですね。
▼以下は、私が3年間運用してきた結果です。
10%以上増えてますね!
ちなみに、SBI証券だとレオス・キャピタルワークスの「ひふみ年金」も買えます。
もし、SBI証券でイデコを検討しているのであれば、とりあえず資料請求してみてから検討することもできます。
参考:SBI証券のiDeCo資料請求はこちらから
SBI証券はイデコだけでなく、普通の取引で利用するのにもおすすめです。
株や投資信託を始めようと思っているのであれば、まず作っておきたい証券会社になりますよ!
楽天証券
SBI証券と並んで有名な楽天証券でもiDeCoの口座を作れます。
こちらも運用管理機関手数料が無料ですので、手数料に関してはSBI証券とまったく同じですね。
楽天証券の目玉となるのが、セゾン投信の人気のファンドである「セゾン資産形成の達人ファンド」と「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が選べることです。
全世界への投資をしていくなら、これらのファンドへの積み立てを設定しておくといいですよ。
ただ、信託報酬は少し高めですが・・・。
他にも、たわらノーロードなどの信託報酬の安いファンドがありますので、堅実に運用していくこともできます。
魅力的な投資信託が多いことや、投資した金額に応じて楽天ポイントがもらえるキャンペーンも魅力的ですよ。
こちらも、とりあえずは資料請求してみて検討してるのがおすすめ。
参考:楽天証券のiDeCo資料請求はこちらから
楽天証券もiDeCoに限らず、他の取引がいろいろできますので、総合口座を作っておくのがおすすめですよ。
楽天銀行とマネーブリッジで連携すると、普通預金金利がメガバンクの100倍の0.1%になります。(口座残高300万円まで)
マネックス証券
こちらも大手のネット証券会社になる「マネックス証券」でもiDeCoの口座開設ができます。
こちらも運用管理機関手数料が無料です。
運用できる商品で目立ったものはないんですが、手数料が安い投資信託がありますので、もしマネックス証券にする場合は、信託報酬(手数料)が低いものを選んでコツコツ投資していきましょう。
松井証券
これまた大手の証券会社である「松井証券」でもiDeCoの口座開設ができます。
松井証券のiDeCoは取り扱っている商品数こそ少ないですが、人気のひふみ年金が入っているのがおすすめできるところです。
他にもたわらノーロードの国内REIT・先進国REITファンドなど、低コストの商品が揃っていますよ。
大和証券
まずは大手の証券会社を紹介してきましたが、他にもiDeCoに対応しているところはありますよ。
大和証券もその1つ。
大和証券のideco、以前は運営管理機関手数料が必要でしたが、無料になったことで利用しやすくなりましたね。
大和証券でiDeCoを運用するなら「DCダイワ日本株式インデックス」や「DCダイワ外国株式インデックス」などのインデックス系を使うのが信託報酬も低くておすすめです。
アクティブやバランス型もありますけど、信託報酬が高くなってしまいますので、個人的にはおすすめしません。
岡三オンライン証券
岡三オンライン証券でもiDeCoに対応しています。
加入時の手数料と毎月の運営管理機関手数料はどうしてもかかってしまいますので、他の証券会社に比べると手数料の面で劣ってしまいますね・・・。
もし、岡三オンライン証券でiDeCoを運用する場合は、こちらもインデックス系を使うようにしましょう。
「DCニッセイ国内株式インデックス」や「DCニッセイ外国株式インデックス」などがあります。
これらの商品の信託報酬は低めに設定されていますよ。
また、岡三オンライン証券は総合口座の利用もできます。
金融機関ごとの手数料比較
ここまでいくつか金融機関を紹介してきましたが、それぞれのiDeCoを使ったときの手数料がどれぐらい必要になるのかも気になるのではないでしょうか。
まずは金融機関ごとの手数料を一覧にしてみました。
ちなみに手数料とは「運営管理機関手数料」のことです。
国民年金基金連合会手数料と事務委託先金融機関手数料はどこの金融機関を使っても必要になりますし、比較しようがないためです。
金融機関 | 手数料 | 商品数 |
---|---|---|
SBI証券 | 無料 | 67本 |
楽天証券 | 無料 | 31本 |
マネックス証券 | 無料 | 22本 |
松井証券 | 無料 | 12本 |
大和証券 | 無料 | 16本 |
岡三オンライン証券 | 205円 | 41本 |
さいごに
iDeCoの仕組みに関しては、どこの証券会社や銀行を使ってもまったく同じです。節税効果も一緒ですね。
でも、手数料や扱っている商品はそれぞれ異なっています。
iDeCoを使うということは、長期的な資産形成という意味合いが強いですよね。
それを前提にすると、信託報酬ができるだけ低いものを選ぶのが大切です。
私はSBI証券を使っていますが、それぞれのサービスで一長一短ありますので、いろいろ比較検討してみるのがいいと思いますよ。
個人的にはSBI証券か楽天証券のどちらかでいいのかなって思ってます!
もし、iDeCo以外にも資産運用の方法を検討されているのであれば、以下のページもおすすめですよ。
おまけ:iDeCoより前に検討したいこと
このページでは、iDeCoに対応している証券会社や銀行を紹介しましたが、それ以前にできることもあります。
その参考になるページも紹介していますので、気になった場合は合わせて読んでみてくださいね。