こんにちは!
将来への備えも意識している、ノマド的節約術の松本です。
2017年からiDeCoを使える人の幅が広がったことで、自分もやってみようかと思ったりしてないでしょうか。
いろいろな金融機関でiDeCoの口座開設ができるようになっていますが、大手のネット証券会社である「マネックス証券」でもiDeCoの口座開設ができるようになりました。
他の証券会社と比べてどうなのか、どんな商品に投資できるのか、いろいろ気になることがあると思いますので、このページで詳しく見ていきますね。

マネックス証券のiDeCo手数料
iDeCoを始める上で一番気にしておかないといけないのが手数料のこと。
ちなみに、マネックス証券のiDeCoを使うときにかかる手数料は以下の通りです。
- 国民年金基金連合会(税込):2,777円(初回のみ)
- 国民年金基金連合会手数料(税込):月103円×12か月 年1,236円
- 事務委託先金融機関手数料(税込):月64円×12か月 年768円
- 運営管理機関手数料(税込):無料
年間2,004円のコスト(最初の1年は4,781円)で済みますね。
マネックス証券側でかかっている手数料は0円で、他はiDeCoを始めるためには絶対に必要なコストになります。
国民年金基金連合会側が手数料を下げてくれない限りは、毎年これだけの手数料が必要です。
もし、マネックス証券から他の金融機関に移管するときは4,400円の手数料がかかるため、運用する証券会社や銀行を選ぶ際には慎重になるほうがいいかと思いますよ。
iDeCoは資産運用になるので、運用コストの低さは意識しておくのが大切ですよ!
手数料は0円に近いほどおすすめです。
掛金が全額所得控除になって節税になる
iDeCoの最大のメリットは節税になることですよね。
毎月の掛け金の全額が所得控除にできます。
毎月の最大掛金は、職業によって変わりますので、なんとなくでも知っておき、自分の生活範囲で大丈夫な金額を掛けましょう。
- 第1号被保険者(自営業者):最大68,000円/月
- 第2号被保険者(会社員・公務員):最大12,000〜23,000円/月
- 第3号被保険者(専業主婦・主夫):最大23,000円/月
私が加入したときは自営業者でしたので、第1号被保険者でした。
その後、会社を立ち上げたので今は第2号被保険者になっていて、毎月23,000円を掛けています。
公務員であれば毎月12,000円が限度になりますね。
フリーランスであれば、最大で年間816,000円も掛けることができます。
仮に所得税率が30%だとすると、244,800円も節税できたことなりますよ!
ただし、付加年金に加入している場合は月67,000円が限度になります。
これだけ節税できるのがiDeCoの大きなメリットですね。
節税するためには、ちゃんと確定申告のときに掛け金を控除するように設定しておきましょう。
「企業型年金・個人型年金加入者掛金」の欄があるので、そこに年間の掛け金を入力すればOKです。

10月頃になると、国民年金基金連合会から親展のハガキが届きます。
これが確定申告のときに必要になるため、なくさずにしっかりと保存しておいてくださいね。

▼ハガキの中には、1年間の掛け金の金額が書かれていますね。
この金額を確定申告するときに書く流れになります。

【デメリット】60歳まで引き出せない
マネックス証券に限らず、どこでiDeCoをしたとしても共通になるのですが、拠出した掛金は基本的に60歳まで引き出せません。
解約することはできますが、その場合は二度とiDeCoを使えなくなってしまうので、申し込むときは慎重になる必要があります。
個人事業主のときにあらゆる節税方法を試しましたが、iDeCoだけは気軽にできず、最後の最後まで悩みました。
今、手元になくてもまったく問題ないお金を運用にまわすぐらいで考えておくのがおすすめです!
もしくは、どうしても将来が心配で安心するためにも掛けておきたいという方にも向いていますよ。
マネックス証券のiDeCoで投資できる金融商品
iDeCoを使う上で気になるのが、どんな金融商品に投資できるかだと思います。
まずはどんな金融商品に対応しているのかを一覧で紹介しますね。
ファンド名 | 分類・地域 | 信託報酬 |
---|---|---|
DIAM DC 国内株式インデックスファンド | 国内株式 | 0.16740% |
日興アクティブバリュー | 国内株式 | 1.64160% |
DCニッセイ日経225インデックスファンドA | 国内株式 | 0.18252% |
iFree JPX日経400インデックス | 国内株式 | 0.21060% |
SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ〈DC年金〉 | 国内株式 | 1.62000% |
スパークス・新・国際優良日本株ファンド | 国内株式 | 1.77120% |
三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金) | 国内債券 | 0.12960% |
DCニッセイJ-REITインデックスファンドA | 国内REIT | 0.27000% |
野村J-REITファンド(確定拠出年金向け) | 国内REIT | 1.02600% |
朝日Nvest グローバル バリュー株オープン | グローバル株式 | 1.94400% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 先進国株式 | 0.11826% |
ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け) | 先進国株式 | 1.43640% |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 新興国株式 | 0.20520% |
たわらノーロード NYダウ | 米国株式 | 0.24300% |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 先進国債券 | 0.18360% |
たわらノーロード 先進国債券〈為替ヘッジあり〉 | 先進国債券 | 0.21600% |
iFree 新興国債券インデックス | 新興国債券 | 0.23760% |
三井住友・DC外国リートインデックスファンド | 先進国REIT | 0.30240% |
ゴールド・ファンド(為替ヘッジあり) | ゴールド | 0.39960% |
ラッセル・インベストメント・グローバル・バランス 安定成長型 | バランス | 1.23120% |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | バランス | 0.22680% |
この他にも年利0.01%の1年もの定期預金もあります。
マネックス証券のiDeCoは商品数が多く、しかも手数料が安いところが多いのが特徴です。
特におすすめなのが「eMAXIS Slim」シリーズの投資信託ですね。
信託報酬がとにかく安く、長期的に積み立てていく運用をするのであれば、このシリーズだけでいいと思います。
私なら先進国株式もしくはバランス型のものに投資しますね。
やっぱりマネックス証券のiDeCoはいいや、となった場合はSBI証券や楽天証券もチェックしてみましょう。
それでもiDeCoはいらないとなったら、投資信託やロボアドバイザーへの投資がおすすめです。
マネックス証券のiDeCo申込の流れ
ここからはマネックス証券のiDeCoに申し込む方法を紹介します。
▼ページを開くと以下のような画面が出てきますよ。
右上にある「iDeCo申込書請求」を押しましょう。

▼ここからは質問形式でどれに当てはまるのかを回答していきます。
新たにiDeCoを始めるのか、もともと会社でやっていたのから乗り換えるか、他の金融機関でiDeCoをしてたのを乗り換えるかを選びましょう。
ここでは新たにiDeCoを始めると仮定して進めていきますね。

▼まずは年齢を聞かれます。
60歳未満じゃないとできないので、基本的には1を選ぶことになりますね。

▼続いて職業を選びます。
自営業なら1、会社員や会社役員なら2を選びましょう。
ここでは1で進めると仮定しますね。

▼手続き内容を選ぶところでも自分に当てはまるものを選びましょう。

▼ここでようやく入力画面が出てきましたね。
1つ1つ面倒ですが入力してください。
住所は郵便番号を入れると自動入力されますよ。

▼画面下に進むと年金情報について聞かれます。
付加年金・国民年金基金・拠出タイミングなど聞かれることは様々。
掛金で購入する商品の設定で「続けて設定する」を選ぶと、あとでどの金融商品を買うのかを選ぶことになります。
それぞれ入力して次に進みましょう。

▼次の画面に進むと確認画面が出てきますので、入力内容をチェックしましょう。
ひと通りの入力が終われば下にある「この内容で申込む」を押します。

▼あらかじめiDeCoの掛金配分をどれにするのか決めているのであれば、このタイミングで設定しておきましょう。
画面右側の配分指定で割合を設定できます。
100を振り分ける感じですね。
設定できたら次の画面に進みます。

▼設定が終われば次は確認画面になります。
問題なければ「この内容で申し込む」を押してください。

▼これでマネックス証券からiDeCoを申し込む手続きは終わりですね。

ここまでの手続き、画面遷移は多かったものの、入力以外はあっという間に終わった印象ですよ。
後日、資料が届きました
後日、マネックス証券からiDeCoの資料が届きました。
▼大きな封筒に入っていますので、まずは開封しましょう。

▼入力内容が印刷された状態になっていますね。
そのため、こちらの手間が少ないです。
必要事項の記入と印鑑を押して返送できるように準備しましょう。

▼返信用封筒も入っていますので、記入が終われば紙を入れてポストに投函しておきましょう。

さいごに
マネックス証券のiDeCoはSBI証券や楽天証券と比べると特別目立つような金融商品はないですが、手数料が低くて手堅い商品が多い印象です。
長期間運用していくことを考えるのであれば、手数料の低さがとても重要になるため、特別なこだわりなく市場全体に投資していくのであれば、マネックス証券のiDeCoを使って、eMAXIS Slimシリーズに投資するのがいいですよ。
おまけ:他の金融機関と比較してみたい場合
iDeCoは他の金融機関でもサービスがあるため、比較検討してみたいと思いますよね。
ノマド的節約術では、他の金融機関も含めてiDeCoについて紹介していますので、もし気になる場合はチェックしてみましょう。