大学や専門学校に入って、親元を離れて暮らすことになると、自分だけでお金の管理をしないといけません。
親元で暮らしてたとしても、高校・大学生ぐらいになると、自分でお金を稼いだりしてお金を動かすことができるようになると思います。
バイトしたときの振込口座のためにも銀行口座が必要です。
そんなとき、「自分で管理するお金、どこの銀行口座に預けたらいいのか?」という気持ちが出てきて、初めての銀行口座だと余計に迷うと思います。
私も学生時代は、どこの銀行を使えばいいのか分からずいろいろ調べました。
そんな手間を少しでも省けるように、学生にとっておすすめの銀行口座をまとめていますので、参考になればうれしいです。
口座開設方法と必要なもの
高校生や大学生が銀行口座を作るときは、初めての口座開設になるかと思います。
そうなると、どうやって作ればいいのかがわかりにくく感じるのではないでしょうか。
もし、大手銀行(メガバンク)などの店頭で口座開設するときは、ざっくりと以下のものが必要です。
- 本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)
- 印鑑(シャチハタは不可)
- 口座に入金するためのお金
ネットで口座開設するときも、本人確認書類をスマホからアップロードする場合があります。
身分証明できるものは必要と思っておいたほうがいいですね。
学生におすすめの銀行口座(ネット銀行・大手銀行)
ここからは、高校生や大学生におすすめの銀行口座を紹介していきますね。
基本的にネット銀行をおすすめしています。理由は大手銀行よりも手数料が安いからです!
お金があまりない時期なのに、ATM手数料とか振込手数料とか意味不明なお金を使いたくないですよね?
そう思うなら、よほどの理由がない限りはネット銀行を使うほうがいいですよ。節約できたお金で他の好きなことに使えたほうが幸せです。
大手の銀行だからといって、必ずしもサービスが充実しているというわけではありません。世の中にはそういうことのほうが多いです。
住信SBIネット銀行
銀行口座を使うときに意識しておきたいのは、ATM手数料や振込手数料です。
これらの手数料が無料になるように使えば、銀行口座を持つ上での費用はかからないも同然ですよ!
住信SBIネット銀行を使えば、無条件で月に2回はATM手数料が無料・他行宛振込手数料も月1回まで無料にできるため、節約になります。
口座を作ればデビットカードもついてくるため、普段の支払いをデビットカードにしておけば、ATMを使う機会すら減らせますよ。
- 対象年齢:15歳以上
- おすすめ度:★★★★★
- 注意事項:15〜17歳は郵送での口座開設
すでに18歳以上や大学生なら、証券会社のSBI証券と一緒に作るほうが確実にお得です!キャンペーン条件を満たせば、現金2,000円プレゼントになるからですね。
また、株や投資信託が買えるようになるため、若いうちから資産形成できるのも将来のことを考えるとおすすめです。
SBI証券も住信SBIネット銀行も口座開設や維持するのにお金はかかりません。無料です!
楽天銀行
楽天銀行は、年齢に関係なく、親権者の同意があれば口座開設できます。
また、13歳以上なら親権者の同意なしでも口座が作れるため、中学生でも口座開設できますよ。
年齢に関係なく使えるのはメリットですが、ATM手数料と他行宛振込手数料を無料にする条件があるのはデメリットですね。
残高を常に10万円以上にできるのであれば、手数料無料にできるため、便利な銀行になりますよ。
なんと言っても、銀行の利用で楽天ポイントが貯まるのは大きなメリットです!
また、楽天カードと併用することで楽天市場でのポイント還元率も高くなります。
- 対象年齢:何歳からでも(13歳以上なら親権者の同意なしでも作れる)
- おすすめ度:★★★★☆
- 注意事項:10万円以上預けないと手数料かかる
参考:楽天銀行のページはこちら
すでに18歳以上なら、楽天銀行も証券会社の楽天証券と一緒に作ったほうがお得です!
マネーブリッジというサービスで楽天銀行と楽天証券と紐付けることで、現金3,000円がプレゼントになります。もちろん口座開設や維持にお金はかかりませんので安心してくださいね。
個人的には、住信SBIネット銀行と楽天銀行のどちらか、もしくは両方があれば盤石かなと思っています!
口座開設で現金がもらえるキャンペーンもあるので、お金があまりない学生にとっては両方の口座を作っておくメリットは大きいです。
GMOあおぞらネット銀行
GMOあおぞらネット銀行は、15歳以上であれば口座開設できます。
親権者の同意がなくても大丈夫なので、親に内緒で作れますね。
ATM手数料は月2回・他行宛振込手数料は月1回無料にできるので、余計なお金がかかることはありません。
デビットカードも同時に手に入りますので、ATMをそもそも使う機会も減らせますよ。
こちら側にメリットが大きい銀行ですね!
- 対象年齢:15歳以上
- おすすめ度:★★★★★
- 注意事項:特になし
18歳以上なら、証券会社のGMOクリック証券と一緒に口座開設するほうがいいですよ。
そうすることで、普通預金金利を0.11%に跳ね上げることができます!一般的な銀行の110倍の金利ですね。
もちろんGMOクリック証券の口座開設は無料でできます。維持も無料です!
ソニー銀行
ソニー銀行は、未成年でも口座開設できます。
15歳以上であれば、自分の意思だけで口座開設でき、わざわざ親権者の同意を取らなくていいのがメリットです。
ATM手数料が月4回、他行宛振込手数料が月2回まで無料になるため、ソニー銀行も使いやすいですね。
また、デビットカードの「Sony Bank WALLET」を使えば、海外旅行したときのカード払い手数料が無料になり、そこでも節約になります。
ムダな出費が減り、その分だけ旅行で楽しめるお金が実質的に増えるようなものですね!
- 対象年齢:何歳からでも・15歳以上だと自由に申込できる
- おすすめ度:★★★★★
- 注意事項:15歳未満は親権者の同意が必要
PayPay銀行
PayPay銀行は、満15歳以上であれば自分で口座を申込できます。
親権者の同意も不要ですよ!
ATM手数料は月1回であれば無料になります。
2回目以降の利用は、1回あたり3万円下ろせば手数料無料ですよ。
高校生の場合、月1回だけ下ろしたお金だけでやりくりするようにすれば、金銭感覚が狂わずに済むかと思います。
また、PayPay銀行ではデビットカードも一緒になっているため、ATMでお金を下ろすのが面倒ならデビットカードで支払うのがいいですよ。
クレジットカードを持てない高校生の間でも、デビットカードを使うことでAmazonや楽天でクレジット払いで買い物できちゃいます!
デメリットは、振込手数料が有料になっていること。
振込が多くなるなら、他の銀行口座を使ったほうがいいですよ。
- 対象年齢:15歳以上
- おすすめ度:★★★☆☆
- 注意事項:振込手数料が有料
もし口座開設するなら、モッピーなどのポイントサイトを経由して作るほうがポイントがもらえる分だけお得になります。
SBI新生銀行
SBI新生銀行は、親権者が口座を持っていれば、未成年であっても口座を持てます。
13歳以上で自分で取引したい場合は、親権者に必要書類を提出してもらわないといけません。
ちゃんと親に説明すれば問題なく口座を持てますが、ちょっと面倒ですよね。
SBI新生銀行は、他行宛振込手数料が月1回無料と、対象のATMであれば月5回までATM手数料が無料になるのがメリットです。
都市銀行ATMなど、無料の対象外になっているATMの場合は手数料が有料になるので気をつけてくださいね。
18歳以上であれば、自分だけで作れるようになるので手間はかなり省けます。
また、SBI証券と合わせて同時に口座開設することで、普通預金金利を一般の銀行の100倍にできたり、対象ATMの手数料を月50回まで無料にできます。
- 対象年齢:13歳以上で親権者の口座も必要
- おすすめ度:★★★☆☆
- 注意事項:作る条件が多く面倒
参考:SBI新生銀行の口座開設はこちら
参考:18歳以上でSBI証券とSBI新生銀行を同時に作るにはこちら
三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行は、言わずと知れた大手のメガバンクですね。
全国的に店舗があるし、使い勝手もいいと思います。
ATM手数料・振込手数料の面で優遇されているわけではありませんが、デビットカードがあるため、ATMを使う頻度は減らせますよ。
また、三菱UFJ銀行をバイト先・勤務先から指定されることもあるかもしれません。
15歳以上でかつ高校生以上なら、三菱UFJ銀行の口座開設とデビットカードを持てます。
- 対象年齢:15歳以上かつ高校生以上
- おすすめ度:★★☆☆☆
口座の管理ができるなら何個あってもOK
数多くの銀行を紹介してきたことで、いくつ銀行口座を作ればいいのか迷うかもしれません。
口座の数に正解はないです。
それぞれに良さがあったりしますので、自分で管理できると思うなら複数作っても大丈夫ですよ!
また、仕送り・アルバイトなどといった用途別に口座を分けたいという場合は、手数料がなるべくかからないように使い分けるのもおすすめです。
さいごに
銀行を使う上で大事にしたいのが、ATM手数料や振込手数料です。
大人に限らず、高校生・大学生であっても、銀行を選ぶときのポイントは同じになります!
できる限り1円も払わないように心がけて、ムダなお金を使わないようにしましょう。
学生時代は、お金に困りがちです。
こういった意味のない出費は避けて、より楽しいと思えることにお金を使うようにしたほうが気分がいいですよ。
私が今、学生の立場であれば、とりあえず住信SBIネット銀行と楽天銀行は作りますね!
参考:振込手数料を比較してみたページ
参考:ATM手数料を比較してみたページ
おまけ
対象を学生でなく、全般的に広げた場合のおすすめ銀行のまとめはこちらです。