大きな荷物を送るとき、通常の宅急便以外でどのように送ってよいのか悩んだことはないですか?
たとえば僕の場合ですが、ベビーカーを義理の妹へ譲るときに『ど、どうやってこんな大きなものを送ればいいのだろう…』と思ったものです。
そんなときは、ヤマトホームコンビニエンスの『らくらく家財便』を利用すると便利ですよ。
ベビーカーだけではなくて、ベッドやソファーなどかなり大きめの荷物でも大丈夫!
このページでは、荷物の送り方やサービスの使い方、料金などを紹介していきますね。
らくらく家財便の基本的な流れ
らくらく家財便の基本的な流れは、以下のとおりです。
- ホームページか電話で集荷を申込む。もしくは店舗へ持ち込む
- 梱包してもらう
- 自宅、もしくは店舗から搬出
- 目的地へ輸送
- 目的地へ搬入
- 開封して設置する
- 廃材を回収
通常の宅急便であれば『梱包』は自分でしますが、らくらく家財便を使うとヤマトホームコンビニエンスがやってくれますよ。
僕の場合、ベビーカーを『どうやって送れる状態にしたらいいのだろう…』と悩んでいたので、うれしかったです。
らくらく家財便の申込方法
らくらく家財便の申込方法は、以下のとおりです。
- ホームページ
- 電話
- 店舗へ持ち込み
ホームページと電話で申し込んだ場合、指定の日時に自宅へ取りに来てもらえますよ。
大きな家財は、店舗へ持ち込みができない場合があるので助かります。
対象エリアと時間帯指定
らくらく家財便は、クロネコヤマトのネットワークを使い全国対応しています。
また届け日の時間帯指定も同じようにできますよ。
時間帯は以下の4つに分かれています。
- 午前中
- 12時から15時
- 15時から18時
- 18時から21時
サイズや注意点について
荷物の高さ+幅+奥行の3辺を合計したものが、9区分にわかれていますよ。
ランク | サイズ(3辺合計) |
---|---|
SSランク | 80cmまで |
Sランク | 120cmまで |
Aランク | 160cmまで |
Bランク | 200cmまで |
Cランク | 250cmまで |
Dランク | 300cmまで |
Eランク | 350cmまで |
Fランク | 400cmまで |
Gランク | 450cmまで |
3辺の長さは、ヤマトコンビニエンスさんが測ってくれます。
もちろん事前に、自分でだいたいの長さを測っておいて、ランクを事前に把握していてもいいですね。
3辺の合計が450cmまでが最大のランクですが、以下の3つが注意点です。
- 最長辺が250cm以下。天地が定められたものは高さが200cm以下
- 天地が定められたもので横幅が100cmを超える荷物の場合、通常より配送日数が長くなる
- 重量は150kgまで。なお100kgを超える場合は別途料金が発生する
最長辺が250cm以下の荷物
▼図で示すと以下のとおり。
極端な例では、高さ400cm+幅25cm+奥行25cmの長細い荷物は取扱いができませんよ。
天地が定められたもので横幅が100cmを超える荷物
200cmを超えないからいっても、天地が定められたもので横幅が100cmを超える荷物の場合、通常より配送日数が長くなります。
▼図で示すと以下のとおり。
重量は150kgまでの荷物
150kgまでの荷物を配送可能ですが、100kgを超えると追加料金がかかってきますよ。
重さ | 追加料金(税別) |
---|---|
101kgから120kg | 10,000円 |
121kgから140kg | 15,000円 |
141kgから150kg | 20,000円 |
発送できない荷物
荷物ならなんでも発送してもらえるわけではありません。
対象外の一例は以下のとおりです。
- 精密品
- 高価品(商品の荷物が50万円を超えるもの)
- 貴重品
- 美術品
- 楽器
「この荷物はどうなんだろう?」と思ったときは問い合わせてみるか、『お受けできない主な商品例』を見てくださいね。
料金体系について
料金は荷物のランク、発送地から届け先までの距離で決定します。
僕が持ち込んだベビーカーは、採寸された結果『Bランク』でした。
そして、岡山県から埼玉県に運んでもらいましたよ。
事前になんとなく料金を把握したい場合、『大型家具家電の輸送 らくらく料金検索』が便利です。
▼条件を入力すると、以下のようになりました。
運送保険もあります
配送料のほかに運送保険があります。
加入は任意ですが、念のため入っておくと安心しますね。
僕は荷物を送るときに、加入して料金を支払いましたよ。
なお料金の支払いは、配送料金を支払うときと同じタイミングです。
支払い方法
らくらく家財便の支払い方法は、現金決済のみとなります。
クレジットカードや電子マネーでの決済、また着払いはできません。
こちらからの発払いのみです。
配送料金をお得にする方法
配送料は、できるだけ安くしたいですよね。
そんなときは、店舗に持ち込みをすれば割引がうけられますよ。
▼伝票にも『持込』で230円割引していることが書いています。
実際の手続きの様子
僕の場合ですが、直接店舗にベビーカーを持ち込みました。
その時の流れは以下のとおりです。
- 店員さんに「らくらく家財便で送りたい」と伝える
- 店員さんが荷物の大きさを測る
- 荷物のランクが決まる
- ランクと荷物を送る都道府県(距離)で配送料が決まる
- 配送伝票を書く
- 運送保険の料金を払うかどうか聞かれる
- 配送料と運送保険料の合計金額を支払う
- 荷物はそのままにして、お店をでる
特徴的なのは、荷物は自分たちで梱包しなくてよいことです。
だから今回僕が持って行ったベビーカーも、そのまま置いてきましたよ。
あとは、ヤマトホームコンビニエンスさんにお任せです。
なお梱包代はかかりませんでした。
▼以下が実際の伝票です。
岡山県から埼玉県に送って、合計5,486円でした。
▼細かい料金の内訳は以下のとおりです。
内容 | 金額 |
---|---|
運賃 | 5,616円 |
オプション料金 | – |
その他料金 | -230円 |
運送保険加入料 | 100円 |
合計 | 5,486円 |
配達にかかった日数
店舗で受け付けてくれたはいいですが、ベビーカーをそのまま置いてきましたよね。
本当に梱包されて配達されるのか、ちょっと心配です…。
でも安心してください。
宅急便と同じく伝票に番号が振ってあるので、追跡もできますよ。
▼以下が実際にかかった日数です。
さいごに
らくらく家財宅急便は、その名のとおり「らくらく」で大きな荷物を送ることができます。
僕のように使わなくなったベビーカーを、次の子育て世帯へ譲る場合にも大活躍です。
送るときは、梱包をしなくてもいい点が気に入っていますよ。
世の中にはいろいろな配送方法がありますが、目的に合った方法を選んでよりお得に利用していきたいものですね。
おまけ:他の配送サービスの料金を使う場合の節約術
今回はヤマト便を使うけど、いつもは別のところを使っている方へ。ちょっと見直せば送料を安くできるかもしれません。
以下で送料節約術をまとめていますので、興味があれば合わせて読んでいただければと思います。