ご祝儀袋の書き方・お札の入れ方・渡すときのマナーを徹底解説

結婚式に招かれた際、ご祝儀袋はどう書けばよいのか、いくらぐらい包んだらよいのか気になりますよね。

ご祝儀袋を渡す相手によって、金額も変わってくると思うので、余計に迷ってしまいます。

私も友人の結婚式に招かれた際、どんなご祝儀袋を用意すればよいのか、いくら包めばよいのか悩んでしまいました。
事前にご祝儀袋に包むお金の相場や、渡すときのマナーを知っておくと安心ですよね!

このページでは、ご祝儀袋の書き方や包むお金の相場、渡すときのマナーについて説明していきます。

結婚式で渡すご祝儀の書き方・お礼のの入れ方・渡す時のマナーを徹底解説

ご祝儀袋に包むお金の相場

ご祝儀袋と聞いて、「いくらぐらい包めばいいのか?」という点がまず気になりますよね。

渡す相手や関係性によっても、相場はちがってくると思います。

まず、一般的なご祝儀袋の相場は以下の通り。

  • 友人や知人に渡す場合:3万円
  • 兄弟や姉妹に渡す場合:5万円

友人や知人に渡す場合よりも、関係性が近い親族に渡す金額のほうが多い傾向にありますね。

もちろん、あくまでも相場なので、必ずそうしなければいけないということはありません。

金額だけにこだわらず、気持ちが伝わるように贈ることが大切です。
相場は、目安として知っておきましょう。

身内にご祝儀袋を渡す場合は家族、友人にご祝儀袋を渡す場合はほかの友人と相談しあうのもひとつの手ですよ。

ご祝儀袋の選び方について

ご祝儀袋に入れる金額が決まったら、次はどんなご祝儀袋を選べば良いのかが気になりますよね。

いろいろ種類がありますが、ご祝儀袋はのしと結び切りの水引がついたものを選びましょう。

▼結び切りの水引がついたご祝儀袋のイメージ。

ご祝儀袋 水引き

入学祝いや出産祝いなどでは蝶結びのものを使いますが、ご祝儀袋には適しません。

結婚した二人が末永く幸せであるようにという意味をこめて、一度結んだらほどけない結び切りのものが選ばれます。
また、包む金額に合わせてのし袋を選ぶのも大切ですよ。

ご祝儀に包む金額別に選びたいのし袋は以下の通り。

  • 5万円以上:豪華で華やかなのし袋
  • 3万円:白を基調としたカジュアルなのし袋

5万円以上包む場合は、カジュアルなのし袋は適しません。
包んだ金額に釣り合うよう、豪華で品のあるデザインのものが良いでしょう。

3万円ほど包む場合は、むしろ豪華すぎないデザインのものがおすすめ。

友人や知人の結婚式に包む場合、相手の好みに合わせたデザインを選ぶのも楽しいですよ。

また、結婚式に出席できない場合は、お祝いの言葉を添えてご祝儀を贈る形となります。
1万円程度を包んで贈るのであれば、のしと水引が印刷されたものでも構いません。

いずれにせよ、ご祝儀袋に包む金額に見合ったのし袋を選ぶようにしましょう。

ちなみに、ご祝儀袋は通販などでも購入できますよ。
以下のような通販サイトでも、購入可能です。

ご祝儀袋を買いに行く時間がない場合は、通販サイトを利用するのもおすすめです。

ご祝儀袋の書き方について

ご祝儀袋を選んだら、今度は表書きをどう書けば良いのか気になりますよね。
結婚式という大事な場面なので、のしの表書きもしっかり記入しましょう。

表書きには、「寿」と書くのが一般的です。

ほか、のしの表書きに適しているのは以下の通り。

  • 御結婚御祝
  • 御祝

もちろん、最初からのし袋に「寿」と書かれたものを使っても大丈夫です。

▼「寿」の真下には、差出人の姓・名を書きましょう。

ご祝儀袋 のし書き方

なるべく、毛筆や筆ペンで濃くハッキリと書くのが好ましいですね。

夫婦連名で贈る場合は、共にフルネームか、夫の氏名の左に妻の名前を書く形になります。

友人同士で贈る場合は五十音順、連名の場合は右側に目上の方の名前がくるように書きます。

中袋には、表に住所・氏名、裏に金額を楷書で書きましょう。

金額の書き方は、以下のようになりますよ。

  • 1万円の場合→壱萬円
  • 3万円の場合→参萬円
  • 5万円の場合→伍萬円
  • 10万円の場合→拾萬円

ご祝儀袋の渡し方・マナーについて

ご祝儀袋が用意できたら、今度は渡すときのマナーが気になりますよね。
はじめて結婚式に招かれた場合は特に、いつご祝儀袋を渡すのか迷うと思います。

まず、ご祝儀袋を渡すタイミングについてですが、受付を済ませるときに渡すのが一般的です。

ご祝儀袋を渡す流れは、以下の通り。

  1. 受付でふくさからご祝儀袋を出す
  2. ふくさを畳む
  3. 畳んだふくさの上にご祝儀袋を置く
  4. 受付の方にご祝儀袋を両手で渡す

表書きが相手に読める向きにして、受付の方に渡します。
ご祝儀袋を渡す際は、「本日はおめでとうございます」など、一言添えるのが良いでしょう。

また、ご祝儀袋を包むふくさにもいろいろ種類がありますが、お祝い用に適しているのは暖色系です。
なるべく寒色系は避けたほうが無難ですよ。

ただし、紫色は慶事・弔事どちらにも通用する色なので、ひとつ持っておくと便利です。

ご祝儀袋を渡すときのマナーも大切ですが、何よりお祝いの気持ちを伝えることが大事ですよ。

ご祝儀袋を渡すときの注意点

ご祝儀袋は、なるべくふくさに包んで持っていくのが良いでしょう。

そのまま鞄に入れると汚れたり、折れ曲がったりする心配があります。
汚れなどからご祝儀袋を守るだけでなく、ふくさに包むことで丁寧な印象になります。

受付で取り出す場合も美しく見えるので、ひとつは用意しておくと安心ですよ。

また、ご祝儀袋に包むお金は、なるべく新札で揃えるようにしましょう。
ほかのお祝いを包むときと同じですね。

お金を入れるときは、お札は人物の顔を中袋の表側に向けるようにして揃えて入れます。
折り目やしわが多いと失礼にあたる場合もあるので、新札で用意したほうが無難です。

新札は、銀行などの両替で手に入りますよ。

さいごに

ご祝儀袋の書き方やマナーを覚えておくと、安心して結婚式に参加できます。
覚えておいて損はないので、大人のたしなみとして覚えておきましょう。

お祝いはあくまでも気持ちを贈るものなので、そこまで堅苦しく考えることはありません。

贈った相手に喜んでもらえるように、基本的なマナーを意識して贈りましょう!

おまけ:ほかのお祝いマナーについて知りたい場合

このページでは、ご祝儀袋の書き方や相場、渡すときのマナーについて詳しく説明しました。

ほかのお祝いに関するマナーやお祝い金の相場について知りたい場合は、こちらもチェックしてみてくださいね。