こんにちは!
クレジットカードマニアで、15枚ぐらいは持っている、ノマド的節約術の松本です。
アメリカン・エキスプレスと並んで高級なカードブランドのダイナース。
ダイナースの代表的なクレジットカードが「ダイナースクラブカード」です。
存在自体、知る人ぞ知るところがありますが、会社経営者クラスになると持っている人も多いクレジットカードですよ。
私自身もダイナースクラブカードを使っていますが、使うきっかけになったのも、身近な人がよく使っていたからなんです。
クレジットカードの中でも最高峰ブランドのダイナース、どんなサービス・メリットがあるのかをじっくり見ていきましょう!
そもそもダイナースクラブカードって使えるの?
ダイナースクラブカードは、カードブランドが「ダイナース(Diners)」になります。
JCB・VISA・MasterCardといった、一般的に知られているカードブランドとはまた違うので、そもそもクレジットカードとして使えるのかどうか、という問題があるんですよね・・・。
私自身、ダイナースクラブカードを使い始めましたが、日本国内であれば特に気にすることなく普通にクレジットカードとして使うことができますよ。
日本でも不便するのでは・・・と心配だったのですが、数ヶ月使った感想だと、思ったよりも日本国内はダイナースに対応していると思いました。
ただ、海外ではダイナースを使えるところがそもそもほとんどありませんので、街中でクレジットカードを利用するなら、VISAかMasterCardを持っておきましょう。
いくつかの国に行きましたが、そもそもダイナースという選択肢がないお店がほとんどでした・・・。アメリカなら話が変わるかもしれませんけどね。
ダイナースクラブカードの種類の一覧
ひとくちにダイナースクラブカードといっても、その中にはいろいろなカードがあります。
基本的にはダイナースクラブカードなので、共通となるサービスもありますが、カードごとに特徴が異なっているものです。
どんなカードがあるのかがまずは気になると思いますので、以下で一覧にしてみました!
- ダイナースクラブカード
- ダイナースクラブ ビジネスカード(経営者向け)
- ANAダイナースカード
- JALダイナースカード
- デルタスカイマイルダイナースクラブカード
- MileagePlusダイナースクラブファースト
- MileagePlusダイナースクラブカード
- BMWダイナースカード
- ニューオータニクラブダイナースカード
- 三井住友信託ダイナースクラブカード
- 銀座ダイナースクラブカード
- 銀座ダイナースクラブカード/和光
- 銀座ダイナースクラブカード/ヴィーナスクラブ
- ダイナースプレミアムカード
- ANAダイナースプレミアムカード
- ANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカード
ダイナースクラブカードの中にも、これだけの種類があるんですよ。
かなり多いですよね!
年会費24,200円で27歳以上からしか申し込めない
ダイナースクラブカードは、どの種類であっても年会費がかなり高くなるカードです。
年会費の高さが一番のデメリットでありますが、年会費にさえ納得できると、ダイナースクラブカードのメリット・特典をしっかり使うことができますよ。
ちなみに、一番年会費が安いダイナースクラブカードでも、24,200円します。
そんな高級なカードということもあって、27歳以上からしか申し込めません。
ある程度、社会経験を積んだ方しか申し込めないようになっています。
カードごとの年会費が気になると思いますので、一覧にしてみました。
カード名 | 年会費 |
---|---|
ダイナースクラブカード | 24,200円 |
ダイナースクラブ ビジネスカード | 29,700円 |
ANAダイナースカード | 29,700円 |
JALダイナースカード | 30,800円 |
デルタスカイマイルダイナースクラブカード | 30,800円 |
MileagePlusダイナースクラブファースト | 47,300円 |
MileagePlusダイナースクラブカード | 30,800円 |
BMWダイナースカード | 27,500円 |
ニューオータニクラブダイナースカード | 24,200円 |
三井住友信託ダイナースクラブカード | 24,200円 |
銀座ダイナースクラブカード | 27,500円 |
銀座ダイナースクラブカード/和光 | 27,500円 |
銀座ダイナースクラブカード/ヴィーナスクラブ | 27,500円 |
ダイナースプレミアムカード | 143,000円 |
ANAダイナースプレミアムカード | 170,500円 |
ANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカード | 170,500円 |
最高ランクのカードになると、年会費が10万円以上にもなります。
月1万円以上と考えると、かなりの高さですよね・・・。
これだけ見ると、年会費がめちゃくちゃ高く感じるかもしれませんが、それなりにお金に余裕があって、カードをよく使う方であればお得感があるほどなんですよ。
出張や多い方や経営者の方にとっては、かなりお得なカードです。
中の人に聞いた、審査基準と落ちないためのコツ
普通のダイナースクラブカードだと、ここからすぐにネット申し込みできるのですが、そもそも審査に通過するのかどうかが気になりませんか?
一番ランクの低いカードでも、他のゴールドカード以上の価値があるカードなので、審査が厳しそうなイメージがあると思います。
ダイナースクラブカードの審査基準について、中で働いている人にアドバイスいただきましたので、それを紹介しますね。
気になる審査基準ですが、実はたった一つ、27歳以上であることしかありません。
あとは、信用情報を調べたり、申込時に入力した情報が正しいかどうかを調べたりしています。
申込時は、ウソをつかず、正直に入力することが審査に通るための近道ですよ。
当たり前のことではありますが、やっぱりそれが一番大切なんですね。
審査から発行までの日数は、審査完了から最短で3営業日となっています。意外と早いのが特徴ですので、急ぎ目のときでもありがたいですよね。
ポイント還元率は最低でも1%
ここからは、ダイナースクラブカードを使ったときの話をしていきますね。
ダイナースクラブカードを使うと、「ダイナースクラブ リワードポイント」という名前のポイントが貯まります。
100円使うごとに1ポイント貯まるので、単純計算するとポイント還元率が1%ですね。ダイナースプレミアムカードだと100円ごとに2ポイント貯まります。
年会費の高いカードではありますが、その分だけポイントの貯まりやすいカードでもありますよ。
ただ、一部の支払い方法では、200円ごとに1ポイントしか貯まりません。この点ちょっと惜しいですね。
- Yahoo!公金支払い
- さとふる
- 北海道電力
- 東北電力
- 東京電力
- 中部電力
- 北陸電力
- 関西電力
- 中国電力
- 四国電力
- 九州電力
- 沖縄電力
あと、税金支払でもポイントが貯まりにくいです。
貯めたポイントをマイルに移行できる
ダイナースクラブカードって、100円で1ポイント貯まる仕組みですが、その貯めたポイントを「ダイナースグローバルマイレージ」というプログラムに参加している航空会社のマイルに移行できます。
- ANA
- デルタ航空
- ユナイテッド航空
- 大韓航空
- アリタリア航空
上で紹介した航空会社のマイルに移行できるので、出張の多い方には便利です。
ただし、年間参加料で6,600円かかりますので、その分の元が取れないと利用価値が薄くなります・・・。
貯めたポイントの有効期限はないので、時期を気にすることなくポイント・マイル交換ができるのがいいですね。
マイルに交換するときだけ、ダイナースグローバルマイレージに参加すれば、年間参加料を毎年払うこともありません。
この参加料は、ANAダイナースクラブカードやダイナースプレミアムカード以上だとかかりませんので、そちらのカードを検討していたのであれば、安心して使ってくださいね。
他にも商品やポイント移行ができる
ダイナースクラブカードで貯めたポイントは、マイルに交換するのが一番お得です。
1マイル1円ということはなく、実際は1マイル2円以上の価値がありますからね。
でも、マイルを使わない場合もあると思います。
そんな方であっても、他のポイントに移行したり、商品に交換することができるんですよ。
ポイント移行先の一覧
各種ダイナースクラブカードで貯めたポイントは、他のポイントに移行できます。
他のポイントへの交換先一覧は以下の通り。
- Amazonギフト券
- 楽天ポイント
- ANA SKY コイン
- ホテルポイント(ヒルトン・スターウッド・マリオット)
- WebMoney
- Appleギフトカード
また、20,000ポイント以上貯まっているけど、交換したい商品やポイントがない場合は、ダイナースクラブカードの利用代金に充当することができます。
つまり、カードの請求額から値引きができるんです!
20,000ポイント以上貯まっていないと使えない方法ですが、100ポイント=30円のレートで値引きできますよ。
20,000ポイント使った場合は、6,000円値引きできますね。
ただ、1ポイントあたりのレートが0.3円にしかなりませんので、おすすめできる方法ではありません。
ギフトカード(商品券)にも交換できる
ポイント交換だけでなく、各種ギフトカードにも交換できますよ。
レートはそれほどよくはありませんが、選択肢として知っておくと、ポイントをムダにすることもなくなりますね。
交換できるギフトカードの一覧は以下の通り。
- ダイナースJCBギフトカード
- スターバックスカード
- JAL旅行券
- H.I.S商品券
- サンモトヤマお買い物券
- カエトクカード
- ユナイテッド・シネマ&シネプレックス ペア映画鑑賞券
- 出光キャッシュプリカ
- 三越商品券
- 伊勢丹商品券
- 大丸商品券
- 松坂屋商品券
- 高島屋商品券
- びゅう商品券
各百貨店の商品券に交換できるのが多いですね。
あと、JCBギフトカードに交換できるのがありがたいところ。
Apple製品(iPad・Macbook・iMac)にも交換できる
他には、いろいろな商品に交換できます。
その中でも目を引くのが、アップル製品に交換できることです。
もともとの商品があまりにも高いので、必要なポイント数もめちゃくちゃ多くなるのですが、ポイントを貯めることができれば、アップル製品が無料で手に入りますよ!
- iPod nano
- iPad mini
- iPad Air
- iPhone 5S
- MacBook Air
- iMac
個人的に、仕事に欠かせないMacBook Airまでポイント交換の対象になっていました!
MacBook Airは、いろいろと安くする方法がありますので、買う時はお得になるように工夫してみましょう。
ダイナースクラブカードならではのサービスが充実!
ダイナースクラブカードは、旅行や食事などでも意識して使いたいクレジットカードです。
オリジナルの優待特典がいろいろあって、使えるところが多いですよ!
それでは、1つ1つ詳しく見ていきましょう。
1. 高級レストランが1人無料に
誕生日や記念日など、いつもと違う場所で特別な時間を過ごしたいと思っている場合、ダイナースクラブカードが活躍します。
対象になっているレストランであれば、2人で利用した場合、1人分が無料になるサービス「エグゼクティブダイニング」がありますよ。
財布の負担も軽くなるし、いつもとは違う空間を楽しめるのでぜひ使ってみて欲しいサービスです。
実際に使ってみたこともありますので、どんな流れで使えばいいのかは以下のページが詳しいですよ。
2. 国内・海外のホテルが優待料金で使える
旅行や出張するとなると、ホテルに宿泊することになりますよね。
高級なホテルがほとんどになりますが、国内・海外の対象ホテルが優待料金や優待サービスつきで利用できます。
私も一度泊まったことがある、ANAインターコンチネンタルホテルだと、15%OFFで泊まれるサービスがありました。
1泊30,000円だとしたら、4,500円も安くなるので、あなどれない割引率ですよ。
3. Hotels.comが8%OFFで使える
高級ホテルだとちょっと手が出ない・・・という方にも、お得なサービスがあります!
宿泊予約サイトのHotels.comをダイナースクラブ会員専用サイトから利用すると、8%OFFで使えるんですよ。
10,000円だったとすると、800円も安くなるというサービス。
かなりお得ですので、出張や旅行で使いたいですね。
出張が多い方であれば、これだけでダイナースクラブカードの年会費の元がとれそう。
4. 多くの空港ラウンジが無料で使えるようになる
ダイナースクラブカードを持っていると、世界中の多くの空港ラウンジが無料で使えるようになります。
日本の空港ラウンジも提示するだけで使えるようになりますよ。
プライオリティパスとはまた違いますので、混同しないように気をつけましょう。
空港ラウンジの一覧を探すなら、私が別に運営している「空港ラウンジ.com」も合わせてチェックしてみてくださいね。
ダイナースクラブ公式のラウンジ検索でも探せます。
プライオリティパスとは違うのですが、プライオリティパスがあることで入れるラウンジも対応していますよ。
過去、ニュージーランドのオークランド国際空港に行ったときは、プライオリティパスで入れるラウンジにダイナースクラブカードも対応していました。
5. 空港から自宅に手荷物無料配送が便利
出張や旅行で日本に戻ってきた時、空港から家まで帰るのが結構精神的に負担だったりしますよね。
疲れもあるでしょうし、なおさらです。
そんな時に使えるのが、ダイナースクラブカードのサービスの1つである手荷物宅配サービス。
空港から自宅へ、自分の手荷物を無料で送ってくれます!
ただし、1個までですが・・・。
成田空港(第1・第2ターミナル)、羽田空港国際線ターミナル、関西国際空港、中部国際空港を利用して戻ってきた場合は、JALエービーシーカウンターに行き、手荷物無料配送サービスを利用してみましょう。
余談ですが、もし関西国際空港を利用されるなら、MKスカイゲイトシャトルを使うことをおすすめします。
ドアツードアで空港から家まで送ってもらえますので、ダイナースクラブカードのサービス以上に快適ですよ!
参考:実際に手荷物宅配サービスを使う流れを写真付きでまとめました
6. 海外旅行保険は自動付帯
ダイナースクラブカードはハイクラスなカードということもあって、海外旅行保険は自動付帯になっています。
最も気になる傷害治療費用や疾病治療費用は、それぞれ300万円。
合わせてもう1枚・2枚、海外旅行保険が自動付帯のクレジットカードを持っておくと心強いと思います。
一番おすすめはエポスカード。海外旅行保険がとても充実しています!
7. 【プレミアム】誕生日プレゼントがもらえる
ダイナースプレミアムカードを持っていると、誕生日プレゼントを贈ってきてもらえます。
私のところには、写真立てのフレームが届きましたよ!
早速開封して、家族写真を飾るのに使っています。
まさかクレジットカード会社から誕生日のお祝いをされるとは思わなかったなぁ・・・。やはりうれしいです!
▼ガラスなので、透明感たっぷり。
背景うつりまくりですね・・・。
▼こんなお祝いメッセージも。定型文とはいえ、ありがたいものです。
8. 「SIGNATURE」という雑誌が届く
これはメリットかどうか何とも言えないところですが、ダイナースのカードを持っていると、 「SIGNATURE」という雑誌が届きます。
読んでみると、カードのステータスに合った、高級感ある雰囲気が全体に漂っていました。
妻は、こういう雑誌を楽しそうに読んでいたので、読んでみて自分が行っているところを考えるのが好きな方にはよさそう。
私の場合は、雑誌をゆっくり読む時間がなかなか取れずで、もらっても結局読み切れてないですね・・・。
9. フランスレストランウィークで特典がある
毎年9月後半から10月前半に、ダイナースクラブの「フランスレストランウィーク」というイベントがあります。
ランチだと2,500円、ディナーだと5,000円でフランス料理が楽しめるイベントで、全国の参加レストランに予約すれば行けますよ。
フランスレストランウィークは一般向けにも開催されていますが、ダイナースクラブカードを持っていることで、先行予約ができたりウェルカムドリンクがもらえたりの特典があります。
それぞれのカードの特徴について
これまでは、ダイナースクラブカードの共通特典について紹介してきました。
ここからは、代表的なダイナースクラブカードの特徴を紹介していきますね。
ANAダイナースカードならANAマイルへの移行手数料無料
ANAダイナースカードを持っている方であれば、ANAマイルに移行する時の手数料は無料です。
ANAダイナースカードを使って、ANAの飛行機に乗ると、通常のフライトマイルにプラスして25%分もボーナスマイルがもらえます。
ANAマイルを貯めるのに特化しているカードなので、仕事などでANAの飛行機を使うのであれば、使えば使うほど、飛行機代の節約になりますね!
参考:ANAダイナースカードについて詳しく書いた記事がこちら
ダイナースクラブ ビジネスカードは経費を一元管理に便利
個人事業主や会社経営者向けのダイナースクラブ ビジネスカード。
私も含めて、これらの立場になることで気になるのが、経費をどうやって管理するのかですよね。
ダイナースクラブ ビジネスカードにして、経費の支払いを全部このカードにしておけば、決算書の作成が楽になります。
税理士さんにお願いするにしても、お互いにとって楽になりますよ!
経営者の方であれば、従業員の方に追加カードを無料で発行できます。
しかも何枚でも!
そう思うと、年会費がめちゃくちゃ安く思えてきますよね。
従業員の方がカードを使った場合も、しっかりポイントが貯まりますので、その分、ポイント交換までが早くなります。
銀座ダイナースクラブカードは独自のサービスが充実
銀座ダイナースクラブカードは、名前の通り、銀座で使える特典が充実していますよ。
いくつか、特典をピックアップしてみました。
- ダイナースクラブ 銀座ラウンジが無料
- 大丸東京店のラウンジが無料
- 銀座の600以上ある特約店でポイント2倍
- 資生堂パーラーカフェチケットを2枚プレゼント(年2回)
- 銀座エリアのバーやクラブでカード提示するとサービスあり
- 家族会員の年会費無料
ごく一部ではありますが、ラウンジが無料になるのはいいですね。
私なら、仕事場所に使ってしまいそうです!
銀座をずっと利用するのであれば、銀座ダイナースクラブカードの特典は、かなり豪華といえますね。
ただ、それなりに高級なサービスばかりになりますので、完全にお金持ち向けのサービスとなります。
さいごに
ダイナースクラブカードは、世界最高ランクのクレジットカードということもあり、一般的なクレジットカードとは違ったサービスがいろいろありますね。
高級感があるサービスが目立ちます。
ダイナースクラブカードは、他のカードブランドと比べて、それほど一般的ではありません。
そのため、使える場所が限られてしまうデメリットがありますが、空港や海外出張・旅行の際は、活躍する機会が多いカードですよ!
また、会社経営者であれば、いろいろお金を使うところもあると思いますので、法人カードとしてもおすすめです。
ダイナースクラブカードを持っていると、周りから一目置かれる効果もあるでしょう。
分かる人には分かるし、「すごい人」という印象を持ってもらえる可能性もありますね!
一般的なクレジットカードにはないサービスを使いたいのであれば、ぜひダイナースクラブカードを使ってみてください。
私自身、ダイナースクラブカードを使っていますが、日本国内で特に困ったことはありません。
ANAカードを選ぶなら、他と比較してみるのもおすすめです。