マイナス金利は個人に影響する?メリットとデメリットをわかりやすくまとめました。住宅ローン借換のチャンス!

こんにちは!
金利に対して細かい、ノマド的節約術の松本です。

2016年になってから、マイナス金利になりましたね。

言葉だけは聞くことがあっても、実際の生活にどのように影響してくるのかはなかなかイメージしにくいですよね。

私自身もその一人で、マイナス金利の影響を実感することがあまりなかったです。

でも、しばらくして、マイナス金利である状況が当たり前になってきて、ようやく生活で実感することも出てきましたので、忘れないためにも、マイナス金利についてまとめておきました。

ノマド的節約術 マイナス金利のメリットとデメリット

マイナス金利とは?

よく聞くようになったマイナス金利という言葉、そもそもどういう意味なんでしょうか。そこがまず気になりますよね。

また、政府のことは気にならなくても、個人の生活がどうなるかは気になるところです。自分の生活がかかっていますからね。

まず、マイナス金利について。

普通、銀行にお金を預けていたら、預けていることに対してのお礼みたいな感じで利息がつきますよね。これが当たり前になっていると思います。

でも、マイナス金利になると、その逆で、銀行に預けているお金に対して逆に支払利息が発生してしまいます。

つまり、銀行にお金を預けているだけでお金を払わないといけなくなるんです。

マイナス金利とは?

マイナス金利は個人に影響する?

これだけ聞くと、今すぐ銀行からお金を取り戻さなくちゃ!となりますが、この話は中央銀行である日本銀行と他の金融機関の間での話になります。

例にしてみると・・・
A銀行が日本銀行にお金を預けている場合、A銀行のお金が減っていくという感じです。

なので、個人が銀行に預けているお金がマイナス金利のせいで目減りしていくということはありません。

その代わり、普段預けている銀行は日本銀行に対して金利を支払っていることになるので、銀行から個人へ払っている普通預金の金利は下がってしまいます。

もともとは0.02%でしたが、多くの銀行で0.001%まで下がってしまいました。20分の1ですね。

わかりやすいところでの個人への影響を説明しましたが、マイナス金利になることは、悪いことだけではありません。

マイナス金利は個人に影響する?

このあとでメリット・デメリットを詳しく紹介していきますね。
また、デメリットもやり方次第では解消できますよ。

マイナス金利はいつまで続く?

そもそも日本がマイナス金利になったのはいつからなのか覚えていますか?

2016年1月29日に日本銀行の黒田総裁が発表しました。

その後2016年2月16日から実行されて、銀行の金利が軒並み下がっていますよね。これは実感としてあるところだと思います。

ちなみに、マイナス金利政策が発表されてしばらく経った今も、マイナス金利の状態は続いており、いつまで続くかは不透明です。

もともとの目標は2%のインフレ率を達成するためということもあるので、達成できた場合には局面が変わるかもしれませんね。

マイナス金利のメリット

ここからは、私たちのような個人の生活にとって、マイナス金利がどんなメリットやデメリットをもたらすのかを紹介していきます。

マイナス金利という言葉だけを聞くと、悪いことばっかりに思うかもしれませんが、実はメリットもあるんですよ。

1. 住宅ローンの金利が下がる

マイナス金利になったことによる最大のメリットは、住宅ローンの金利が下がったことです。

もともとでも住宅ローンの金利が低かったんですが、マイナス金利のおかげで、さらに住宅ローンの金利が下がりました。

それによって、住宅ローンのトータル返済額が下がるので、持ち家の人にとってはお得な条件になりました。

もし、既に高い固定金利で借りているのであれば、借り換えを検討して、トータルの返済額を安くできるように考えてみましょう!

住宅ローンを借り換えるだけで、数百万円の節約につながりますので、最初は大変かもしれませんが、長い目で見たら確実にお得ですよ。

住宅ローンを借り換えるなら、より金利が安くなっていることの多いネット銀行を使うのがおすすめ。

  • イオン銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • ソニー銀行
  • 楽天銀行
  • auじぶん銀行

借り換えだけでなく、これから家を買おうと思っている方にとってもチャンスの時期です!

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マイナス金利のデメリット

マイナス金利は、文字に「マイナス」が入っていることもあり、メリットよりもデメリットのほうが目立ちます・・・。

どんなデメリットがあるのかをまとめてみました。

1. 普通預金の金利が下がる

銀行にお金を預けていれば、普通預金の扱いになりますよね。

普通預金に対しても利息がつく仕組みになっていますが、その普通預金金利がマイナス金利の影響でかなり下がってしまいました・・・。

0.02%だった普通預金金利が0.001%になっている銀行がいくつかあります。20分の1に下がってますよね。

もともと低かった金利がさらに下がってしまって、ほとんど普通預金金利がないものになってしまったのが残念です。

参考:銀行ごとの普通預金金利を比較する

2. 定期預金の金利が下がる

普通預金の金利が下がるのと同時に、定期預金の金利も下がってしまいます。

これは当然といえば当然ですよね。
今まで、ボーナスなどを定期預金にしていたのであれば、マイナス金利になったあとの金利の低さに驚いたのではないでしょうか。

ボーナス時期は、定期預金の金利も高くなる傾向があるのですが、マイナス金利の影響で寂しい感じになってしまいました・・・。

とはいえ、普通預金のままにしておくと、もっと金利が低いですので、全くリスクをとらずにお金を増やしていくのであれば、定期預金は今でも有効です。

ボーナス時期だけ定期預金を使って、短い期間で満期が来るようにしておくのがおすすめですよ。

参考:夏のボーナス定期預金金利まとめ
参考:冬のボーナス定期預金金利まとめ

ノマド的節約術では、銀行ごとに定期預金金利を比較できたり、利息を計算できる機能もあります。

参考:銀行ごとの定期預金金利を比較する

預金金利が低いデメリットを解消する方法

普通預金、定期預金ともに金利が下がるデメリットがあります。

でも、すべての銀行で金利が下がっているわけではありません。一部の銀行は、マイナス金利になる前と後で金利があまり変わっていないところもあるんです。

普通預金の金利を高くしておきたいのであれば、イオン銀行の口座を作るのがおすすめ。

クレジットカードのイオンカードセレクトを持っていれば、0.10%の普通預金金利になりますからね。0.001%と比較すると100倍の金利です!

参考:イオン銀行のお得な使い方はこちら
参考:イオンカードセレクトのお得な使い方はこちら

定期預金の金利が低い問題を解決するには、先ほども紹介したサラリーマンのボーナス時期にいつもより高くなっている定期預金にすることですね。

マイナス金利になる前よりは定期預金の金利が下がってしまいましたが、ボーナス時期になると、多少はマシな金利になるので、ノーリスクで資産を増やしたいなら検討しましょう。

さいごに:一喜一憂せず、使えそうなところを利用していこう

個人の生活の中では、政策をどうこうすることはまずできません。

決まったことに対してどのように対処していくのか。これが最も大切なことです。

マイナス金利の中にもメリットとデメリットがありましたよね。

メリットはとことん活かして、金利が安くなる住宅ローンを使えばいいし、デメリットも銀行選びで解決できます。

マイナス金利の仕組みを理解して、個人の生活で取り入れられるところは使っていきましょう!

マイナス金利のことはあまり意識しすぎず、ローコスト生活をしていき、その中で収入を伸ばしていくようにすれば、お金に対して困ることはなくなるはず。

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