最近、投資や資産運用に興味を持ち始めたことで、周りから楽天証券がいいと聞くことはないでしょうか。
私自身は2012年から楽天証券の口座を持っていますが、2019年ぐらいから特によく楽天証券の口座を作ったという声を聞くようになりました。
老後2000万円問題などもあり自分の資産を自分で守っていく流れがあるように思います。
楽天証券の口座を作りたいと思ったときに、どのような流れで手続きできるのかや、必要書類は何が必要なのかわからないことが出てくるかもしれませんね。
結論から言うと、楽天証券口座は作るだけでも可能です。
このページでは、楽天証券で口座開設するときに失敗しないように、詳しいやり方を紹介していきます。
楽天証券の口座を作るだけでいい理由や作るだけで得られるメリット
楽天証券の口座は作るだけでいいと言いましたが、なぜか気になるかと思います。以下でその理由を紹介しますね。
作るだけで得られるメリットも紹介します。
口座開設費・維持費が無料
楽天証券の口座を作るだけであればお金はかかりません!
これが一番大きな理由ですね。楽天証券の口座は無料で作れて持ち続けられます。
とりあえず作るだけというスタンスで楽天証券に口座開設して、そのあとは放置していても問題ありません。口座開設後に使わない状態でも大丈夫なので安心してくださいね。
私も最初は楽天銀行と連携するサービスである「マネーブリッジ」が使いたいだけだったので、とりあえず楽天証券口座を作ったという感じでした。
で、そのまま7年ぐらい放置していましたが、特に何も問題なかったです。
投資信託や株の取引に興味がなくても、楽天証券の口座を作って大丈夫ですよ!
楽天証券の口座を作るだけでのデメリットは特にありません。無料で口座を持てるので何もしなくてもお金はかかりません。
口座は持っておきたいけどしばらく楽天証券を使う予定がないの…。
とりあえず楽天証券口座を作るだけでも大丈夫ですよ!
マネーブリッジの現金プレゼントキャンペーンが開催されている
楽天証券では、常にお得な口座開設キャンペーンが開催されています。
これから楽天証券に口座開設申し込みするときにありがたいですよ。
特にチェックしておきたいのが、マネーブリッジのキャンペーンです。
時期によって金額は異なりますが、1,000円〜3,000円プレゼントになるので、現金プレゼントのキャンペーン目当てだけで楽天証券の口座を作ってもいいですよ!
また、楽天銀行を楽天証券とマネーブリッジで連携させるだけで、残高300万円までは普通預金の金利が税引前で0.18%になります。
ちなみに、普通預金残高300万円を超えた分は税引前で年0.12%となりますよ。
楽天銀行の口座を開設するなら、楽天証券の口座も作ってマネーブリッジするのがお得です。
▼過去、楽天銀行からもらった普通預金の利息はこんな感じ。
5,522円だとかなりの臨時収入ですよね。
日経テレコン楽天証券版を無料で利用できる
楽天証券の口座を作るだけで得られる大きなメリットの1つに、日経テレコン楽天証券版を無料で利用できることがあります。
日経テレコン楽天証券版というサービスで日経新聞や日経MJなどの記事が読めますので、普段からもし日経新聞を契約しているのであれば、楽天証券の口座開設をしてこちらに切り替えるだけで毎月の新聞代を節約できますね。
楽天証券口座を作るだけにしたい人によくある質問
ここからは、楽天銀行口座を作るだけ作りたい人によくある疑問に回答していきます。
楽天証券口座の初期設定しないとどうなる?
楽天証券の口座を作ったあと、初期設定をしないとどうなるか気になるかもしれませんね。
もし初期設定しなかった場合、何かペナルティがあるわけではありませんが、楽天銀行とのマネーブリッジの連携ができないので現金プレゼントのキャンペーンを満たせなくなります。
そのため、楽天証券の口座を作ったらまずは初期設定をしておきましょう。
楽天証券を開設し初期設定だけしておけば、あとは取引等せずに放置しても大丈夫です。
特に利用料や手数料がかかることもありません。
2012年までは、2年以上取引しなかった場合、口座が廃止されていましたが、2013年の税制改正により「みなし廃止制度」は撤廃されました。
そのため、開設済みの特定口座が自動的に廃止されることはありません。
楽天証券の特定口座を開設する手順は?
特定口座とは、確定申告等の納税申告をおこなう際の手続きを軽減するための制度です。
特定口座内で取引すると、その口座内の譲渡損益等を証券会社が計算してくれるので、自分で計算する必要がなくなります。
特定口座の開設手順は、楽天証券の公式ホームページに記載されているので参考にして下さい。
楽天証券口座を開設するデメリットはないの?
楽天証券口座を作るだけなら、特にデメリットはありません。
楽天証券を実際に使う場合のデメリットとしては以下が挙げられます。
- IPO投資には向いていない
- 外国株の手数料が高い
楽天証券の口座を開設してどこから入金するの?
楽天証券に入金するには、銀行や郵便局からの振込が必要です。
自分が使っている金融機関から、楽天証券指定の口座に振込んでください。
楽天銀行からの入金を行うと手数料が無料で入金の反映が即時行なわれます。
ワンクリックで入金が完了でとても簡単に入金処理ができますが、通常振込の入金の場合、手数料+9時〜15時の間でしか入金が反映されないので、少し不便と言えるでしょう。
楽天証券と楽天銀行を同時口座開設するやり方と流れ
では早速、口座開設のやり方を紹介していきますね。
まずは楽天証券のページを開いてください。
開いたページでは、いろいろと楽天証券のメリットについて説明してありますので、気になる方は読んでみましょう。
次に進むには「いますぐ口座開設」のボタンを押します。
楽天会員なら入力の手間が省ける
楽天証券に口座開設するとき、既に楽天の会員登録ができているなら、入力の手間が省けます。
▼楽天会員なら、口座開設を進める前の画面で「楽天会員の方」を押しましょう。
▼楽天会員のボタンから進めたら、楽天証券の申込入力画面で、最初から名前や性別などが入力されていました!手間が省けていいですね。
納税方法は「特定口座開設する 源泉徴収あり」がおすすめ
口座開設の入力途中で、「納税方法の選択」が出てきます。
▼ここで何を選べばいいのか迷うかと思いますが、楽天証券もおすすめしている「確定申告は原則不要」を選ぶのがいいですよ!
特定口座と呼ばれる、証券会社が代わりに年間の損益をまとめてもらえる口座にしておけば、確定申告が原則不要になります。
ラクをしたいのであれば、おすすめに従っておくのがいいですよ。
NISA口座の選択では「つみたてNISAを開設」がおすすめ
NISA口座の選択のところ、3つ選択肢があるので、どれを選べばいいのか迷うかと思います。
▼つみたてNISA・NISAのいずれも持っていないのであれば、投資信託をコツコツ積立するのがおすすめなので「つみたてNISAを開設」を選ぶのがいいですよ。
つみたてNISAが一番初心者向けですね。
それでもよくわからない場合は、「開設を希望しない・あとで登録する」を選んでも大丈夫です。
つみたてNISA・NISAの口座がなくても、楽天証券の口座開設はできますので安心してくださいね!
iDeCoの申込はお好みで
「個人型確定拠出年金(iDeCo)の申込」で申し込んだほうがいいのかも迷うところかと思います。
iDeCo(イデコ)は、自分で年金を積み立てていく仕組みのこと。
掛け金が全額所得控除になるため、節税になります。
その代わり60歳まで下ろせないという、大きなデメリットがあるサービスです。
この時点で「申込む」を選んでも、ただ資料が届くだけなので、どちらを選んでもこの時点では影響はありません。
ずっと会社員をするならiDeCoはおすすめですが、私は個人事業主なのでiDeCoは最後の最後まで渋りました。
今では使っていますけど、あらゆる節税方法を使いまくったあと、しょうがなくiDeCoを使うようになったぐらいです。
どうしてもiDeCoをするなら楽天証券よりもSBI証券のセレクトプランが一番おすすめですよ。
FX口座は作らなくてOK
楽天FX口座を一緒に作るかどうかも聞かれます。
これはFXをしたい人向けのサービスで、投資信託や株の売買なら必要ないので「申込まない」を選んでおけば大丈夫です。
楽天FX自体、あまり聞かないサービスなので、FXしたい場合もあえて使わなくていいかと思いますね。
信用取引口座は株主優待クロス取引をするなら必須
「信用取引口座の申込」をどうするかを選ぶときの基準は、株主優待を目当てにしているかどうかです。
証券会社の売買手数料だけで株主優待を取得できる、「クロス取引」という方法を使うときに信用取引は欠かせません。
私は株主優待の取得のためだけに信用取引口座を持っていますよ。
信用取引口座があると、手持ちの資金の約3倍の金額まで取引できてしまうので、リスクが大きくなります。
よくわからなくて怖いのであれば「申込まない」を選んでおいても大丈夫です。
あとで信用取引口座を作ることもできますので!
確認画面で間違いがないか見ておく
ひと通りの入力ができたら、確認画面になります。
氏名や住所など、間違いがないか見ておきましょう。
▼問題なければ、一番下にある「内容を確定する」ボタンを押します。
重要書類への同意
楽天証券の口座開設にあたって、重要書類への同意が必要になります。
一度目を通さないと次に進めませんので、チェックしておきましょう。
目を通したら、チェックを入れて「同意して次へ」ボタンを押します。
本人確認書類の提出
最初のほうで紹介した、本人確認書類の提出がここで出てきましたね。
今回は、パソコンから本人確認書類を提出します。
「アップロード画面へ」のボタンを押して、次に進みましょう。
本人確認書類の中から、ひとつ選んでデータをアップロードしていきます。
画面上にドラッグ&ドロップまたは「もしくはファイルを選択」ボタンを押して、本人確認書類のデータを提出します。
どのようなデータが適しているのか詳しく知りたい場合は、右上の「本人確認書類の保存方法とアップロードについて」から確認できますよ。
もし本人確認書類が手元にない場合、後からでもアップロードは可能です。
「パソコンへデータを送るのは面倒だ・・・」という方は、スマートフォンから提出することもできますよ。
パソコンからデータのアップロードが完了したら、「本人書類の確定」ボタンを押します。
楽天証券の口座開設が完了
こちらで申込みは完了です!
審査が完了したら、口座のログイン情報が記載されている書留郵便が送られてきます。
楽天銀行口座の開設
楽天銀行口座の開設手続き画面で「申込む」を選んだ場合、次は楽天銀行口座への申込みに移ります。
電子交付にかかわる書面へ目を通した後に「同意・承諾の上、楽天銀行口座申込へ」ボタンを押すと、楽天銀行口座の申込みページが表示されますよ。
楽天銀行口座の申込みについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みくださいね。
楽天証券の口座開設にかかる日数は2営業日前後
楽天証券に口座開設するときに、どれくらいの日数で終わるのかが気になりますよね。
口座開設の申し込みと本人確認書類の提出後、審査の手続きに入ります。
通常の時期であれば、2営業日前後で口座開設が完了しますよ。
審査が完了した後に、書類が家に送られてくるという流れになるため、1週間前後で口座が使えるようになると思っていただければ大きなズレはないと思います。
楽天証券へ口座開設の申し込みが混み合っているときは、もう少し時間がかかってしまいます。
遅くなってしまっているときは、他にも申し込んでいる人が多いと思っておきましょう。
今回の申し込みでは土日をはさんだこともあり、口座開設完了のメールは5日後に届きました。
▼このようなメールです。(2020年4月のもの)
その後、書類が届いたのは口座開設完了のメールから2日後と早かったですね。
時期によっては日数がかかるので、口座開設まで2週間程度と考えておくと安心です。
楽天証券の口座開設が完了して書類が郵送される
楽天証券に口座開設の申し込みをして、審査が完了すると書類が届きます。
▼このような封筒です。(2020年4月のもの)
簡易書留で送られてくるので、不在だった場合は再配達依頼をする必要があります。
ウェブだけで口座開設が完結する
2020年5月からは、郵送の手続きをすることなく、ウェブだけで口座開設が完了できるようになりました。
運転免許証もしくは個人番号カードがあれば、口座開設のときに撮影した写真とウェブ上で照合させることで手続きが終わります。
1日でも早く株や投資信託の取引がしたい場合は、ウェブ上で完結させるようにしてみましょう!
「eKYC」と呼ばれる最新の仕組みを使っているようですね。
さいごに:口座開設してみた感想
楽天証券の口座開設は、すでに楽天会員になっているのであれば、申込完了まではとてもスムーズです。
名前や住所の入力をしなくていいのは、とてもラクだと思いました!
運転免許証や個人番号カードの用意だけしておけば、5〜10分程度で口座開設の申込ができると思います。
将来のために投資を始めたい、今すぐに投資するわけではないけど、なんとなく気になる…そんな場合でもとりあえず口座を持っておくだけならお金はかかりません。
口座開設ってどうしても日数がかかってしまうので、始めたいと思ったときが作りどきです!
最初にも伝えたように、楽天証券の口座を作るだけでも大丈夫ですし、お金もかかりません。無料です!
楽天証券のお得な使い方は、以下のページに詳しく書いてあります。
口座開設が終われば、入金のやり方もチェックしてみましょう!