こんにちは!
2011年からコツコツと投資を続けている、ノマド的節約術の松本です。
2017年からiDeCoを使える対象が広がり、2018年からはつみたてNISAが始まりました。
それによってどちらを使うのがいいのだろうかという悩みが出てくるのではないでしょうか。
また、併用することができるのか、併用することはいいのかどうかも気になるところ。
そこでこのページでは、つみたてNISAとiDeCoの特徴を見つつ、それぞれのサービスを比較していきますね。
結論から言うと、つみたてNISAは必ずやったほうがよくて、iDeCoは余裕があるならやったほうがいいという感じです。
つみたてNISAについて
まずはつみたてNISAの特徴をカンタンにおさらいしますね。
つみたてNISAは年間40万円まで掛けることができ、投資信託を積立で購入することになります。
最長20年間で、NISAになるため売却益は非課税ですよ。
つみたてNISAがおすすめできるのは、売却益が非課税になるのはもちろんなんですが、途中でいつでも売却できること。
基本的には売却せずにずっと積立を続けるほうがいいのですが、突然の環境の変化などで急にまとまったお金が必要になる場合もありますよね。
そのときに積み立てていたお金をあてにできるという安心感は大きいです。
なるべく引き出さずにそのまま積み立てするのが基本ですので、そこだけはなるべく守るようにしてくださいね。
iDeCoについて
対してiDeCoについても。
iDeCoの場合はつみたてNISA以上に節税メリットが大きいです。
職業などによって最大の掛け金はことなりますが、最大で68,000円まで掛けることができます。
掛け金全額が所得控除になるのがiDeCo最大のメリットですね。
その分だけ所得を減らすことができるため、支払う所得税を減らせますよ。
また、iDeCoもほとんどは投資信託で運用することになるため、つみたてNISAと同様に値上がり益も期待できます。
しかも、一般的な投資信託よりも信託報酬と呼ばれる手数料が低い商品が多く、長期積立にも向いていますよ。
投資信託がいやなのであれば、定期預金を使うことができるのもiDeCoならでは。
ただし、60歳まで引き出すことができないのは最大のデメリットで、ここが唯一気になるところです。
つみたてNISAとiDeCoの違いと比較
ざっくり、つみたてNISAとiDeCoの特徴を紹介してきましたが、ここで改めてつみたてNISAとiDeCoの違いを比較してみました。
項目 | つみたてNISA | iDeCo |
---|---|---|
期間 | 2037年まで | 60歳まで |
最大の掛け金 | 最大年間400,000円 | 最大年間816,000円 |
運用商品 | 投資信託 | 投資信託・定期預金 |
節税効果 | 売却益が非課税 | 所得控除 |
デメリット | 特になし | 60歳まで引き出せない |
ざっくりと比較すると、このようになります。
似たところも多いですが、つみたてNISAとiDeCoでの違いも見えますね。
使い分けと両方使うのはどっちがいい?
つみたてNISAとiDeCoを比較してみましたが、そうなるとどちらを使うのがいいのかが気になるかと思います。
個人的には、つみたてNISAをまずおすすめしたいです。
つみたてNISAに関しては誰にでも強くおすすめできるサービスになります。
年間40万円までの積立ができますので、月33,333円まではOKですね。
つみたてNISAを使えば、自動的に貯金する仕組みが作れているのと同じになりますので、なかなか自分は貯金できないと思っている場合にもおすすめです。
いざとなれば、つみたてNISAのお金を引き出せるのも重要なところ。
iDeCoは、今手元からなくなってしまっても特に問題ないお金がある場合のみ検討しましょう。
iDeCoのほうがつみたてNISAよりも税金面でのメリットは大きいのですが、60歳まで引き出せないというデメリットがあるため、気軽におすすめできるものでもありません。
順序としては、まずはつみたてNISA。
つみたてNISAをフル活用してもまだ余裕があるのであればiDeCoを使うという順序で大丈夫ですよ。
両方を併用することもできます。
さいごに
つみたてNISAとiDeCoはそれぞれに特徴があって、それぞれのメリットやデメリットがあります。
とはいえ、まずはつみたてNISAを使うほうが確実でおすすめですよ。
つみたてNISAを使って投資の感覚を身につけたり、お金が増えていく流れがわかってからiDeCoを始めるのでもいいと思います。
極端に老後が心配なのであれば、iDeCoから初めてもいいとは思いますが、まずはお手軽なつみたてNISAから始めてみましょう。
つみたてNISAを始めるときにおすすめの証券会社はSBI証券や楽天証券になります。
iDeCoの口座開設をする場合でも同様にSBI証券や楽天証券がおすすめですよ。