銀行口座にお金を預けていると、普通預金や定期預金といった言葉を聞くかと思います。
改めて普通預金と定期預金の違いについて聞かれたら、案外わからないのではないでしょうか。
普通預金と定期預金、それぞれに特徴があってメリットやデメリットがありますので、知っておけばより銀行をお得に使えるようになりますよ。
普通預金と定期預金の違い
では早速、普通預金と定期預金の違いについて見ていきましょう。
わかりやすいように、違いを一覧表にしてみました。
特徴 | 普通預金 | 定期預金 |
---|---|---|
預入 | いつでも | いつでも |
引出 | いつでも | 解約が必要 |
金利(利息) | 低い | 高い |
振込 | できる | できない |
特に意識していなければ、普通預金を使っていることになります。
対して定期預金は自分で利用することを選ばなければ使うことはないものですよ。
定期預金を使うと、普通預金とは違う扱いになるため、一般的な銀行の使い方であることができなかったりします。
ATMから引き出す、振込するといったことは定期預金だとできません。
定期預金だといろいろと制限があります。
その代わりにもらえる利息が普通預金よりも一般的に多いのが特徴ですね。
ただ、今はマイナス金利の影響もあって、定期預金の金利もすごく低くなってしまっているのが残念なところ。
メガバンクやゆうちょ銀行などの金利は普通預金にしろ定期預金にしろ期待できないのが現状です。
普通預金から定期預金に移動する方法
もし、普通預金から定期預金に資金を移動したい場合はどうやってやればいいのかが気になるかと思います。
銀行窓口でもネットでもどちらでもできますよ。
窓口の場合は、受付の方に定期預金をしたいことを伝えると、あとは手続きしてもらえます。
もしかしたら、ついでに投資信託などをおすすめされるかもしれませんが、その場合は迷いなく断りましょう。
銀行がおすすめしてくる投資信託は、こちらではなく銀行が儲かるものしかおすすめしてこないと思っておくぐらいでちょうどいいですよ。
ネットから定期預金を申し込む場合は、画面上で手続きするだけでその場で申し込みできます。
店舗の銀行よりもインターネット専用銀行(ネット銀行)のほうが定期預金の金利が高いことが多いため、基本的にはネット銀行から定期預金を申し込むのがおすすめです。
定期預金よりも金利が高い普通預金もあります
普通預金でも、定期預金よりも金利が高いところがいくつかあり、それらの銀行を使えばわざわざ定期預金を使わなくてもいいぐらい。
イオン銀行と楽天銀行は、使い方を工夫すると普通預金金利が0.10%~0.15%にできます。
イオン銀行の場合は、イオンカードセレクトを作って、イオン銀行Myステージをプラチナにすれば、普通預金金利が0.15%に。
楽天銀行の場合は、楽天証券の口座も合わせて作って、マネーブリッジで楽天銀行と紐付けるだけで普通預金金利が口座残高300万円までは0.10%になりますよ。
もう1つ、GMOあおぞらネット銀行とGMOクリック証券を証券コネクト口座という仕組みで連携したら、普通預金金利が0.11%になります。
これも普通預金の金利を上げるのにおすすめの方法ですよ。
もし口座をつくる場合は、GMOクリック証券から2つ同時に作ると手間が省けます!
定期預金はボーナス時期に使うのがおすすめ
普通預金でも金利が高いところがあると紹介しましたが、内容のいい定期預金はもちろんイオン銀行や楽天銀行の普通預金金利よりも高くなっていますよ。
特におすすめなのはボーナスが出る時期です。
この時期になると、いろいろな銀行が定期預金の金利を高くするキャンペーンをしています。
参考:夏のボーナス時期のキャンペーン定期預金
参考:冬のボーナス時期のキャンペーン定期預金
さいごに
よく聞く普通預金と定期預金。
それぞれ違いがあり、銀行の使いやすさにも関わってくるため、ざっくりでも大丈夫ですので、知っておくと、よりお得に使えるようになります。
普通預金の定期預金の金利比較や利息計算は以下のページからできますよ。