こんにちは!
年間100回以上新幹線を利用している、ノマド的節約術の松本です。
新幹線に乗るのは一大イベントではないですか?
新幹線の切符を買うのもどうしたらいいのか最初はわからないものです。
普段の電車利用のように交通系ICカードで乗れたら便利と思いますよね。
そんなことはSuicaでしかできないと思っていましたが、今は「タッチでGo! 新幹線」というサービスを使ってそれを実現できますよ。
このページでは、そんなタッチでGo! 新幹線をどうやって使えばいいのかや、利用するときの注意点などを詳しく紹介してきますね。
タッチでGo! 新幹線とは?
タッチでGo! 新幹線は、Suicaなどの手持ちの交通系ICカードに無料の利用登録をしておけば、あとは電車に乗る感覚で改札をタッチで通って新幹線の自由席に乗れるサービスですよ。
新幹線に乗る前は、わざわざ切符を買ったりするのが面倒ですよね。
そういった手間がタッチでGo! 新幹線だと省けて気軽に新幹線利用ができます。
タッチでGo! 新幹線が使える区間
タッチでGo! 新幹線は、どの新幹線でも使えるわけではありません。
また、区間も限られており、使える範囲をあらかじめ頭に入れておく必要があります。
対応している新幹線と対応エリアは以下の通りです。
- 東北新幹線:東京〜盛岡間・盛岡〜新青森間
- 秋田新幹線:盛岡〜秋田間
- 山形新幹線:福島〜新庄間
- 上越新幹線:東京〜新潟間・東京〜ガーラ湯沢間
- 北陸新幹線:東京〜上越妙高間
途中の駅で乗り継いだり、またがったりすることができないのがデメリットです。
逆にこれらの区間の範囲内の移動で使うならタッチでGo! 新幹線は便利ですよ。
例えば東京から新青森まで一気に移動する場合は、えきねっとを使うのが個人的にはおすすめです。
東海道新幹線など西日本では使えない
タッチでGo! 新幹線は、JR東日本のサービスのため、東海道新幹線や山陽新幹線・九州新幹線などでは使えません。西日本エリアでは使えないです。
これらの区間で同じように交通系ICカードのタッチだけで新幹線を使いたい場合は、エクスプレス予約やスマートEXを使いましょう。
自由席のみ対応・指定席に乗れる場合も
タッチでGo! 新幹線は、自由席利用のみに対応しています。
ただし、以下の区間は普通車指定席が空席の場合は利用できます。
- 盛岡〜新青森
- 盛岡〜秋田
- 福島〜新庄
もし、新幹線に乗るときはいつも自由席しか使わないというのであれば、タッチでGo! 新幹線を使えば切符を買う手間が省けてより便利になりますね。
Suica・モバイルSuicaなどの交通系ICカードが使える
タッチでGo! 新幹線は、JR東日本のサービスになります。
そのため、Suicaだけしか使えないように思うかもしれませんが、Suica以外の交通系ICカードにも対応していますよ。
タッチでGo! 新幹線に対応している交通系ICカードは以下の通りです。
主要な交通系ICカードはすべて対応していますね。
そのため、わざわざタッチでGo! 新幹線のために新しくSuicaやPASMOを作る必要はありません。
SuicaだとJRE POINTが貯まって結果的に安くなる
Suica・モバイルSuicaでタッチでGo! 新幹線を使った場合は、JRE POINTも貯まります。
特にモバイルSuicaだと還元率2%なのでより多くのポイントが貯まりますよ。
Suicaの種類 | ポイント還元率 | ポイント付与の条件 |
---|---|---|
モバイルSuica | 2.0% | 50円ごとに1ポイント |
カードのSuica | 0.5% | 200円ごとに1ポイント |
カードタイプのSuicaよりモバイルSuicaのほうが4倍も多くJRE POINTが貯まります。
タッチでGo! 新幹線を使うときにもJRE POINTが貯められるように、Suicaとの連携を行っておきましょう。
料金は紙の切符と同じ
タッチでGo! 新幹線を使ったときの新幹線料金が気になるかと思います。少しでも安くなればうれしいですよね。
残念ながら紙の切符と料金は同じです。
ただ、先ほども紹介したように、モバイルSuicaをタッチでGo! 新幹線に登録しておくと、JRE POINTが2%も貯まるので、実質的に2%割引で乗車できるようなものです。
切符を買う時間もいらなくなる上に、ポイントが多くもらえて料金も安くなるなら一石二鳥です!
東京都区内・仙台市内の場合は紙の切符がお得な場合も
東京駅や上野駅で乗り換えて都区内の駅で降りる場合、仙台に移動して仙台市内の駅で降りる場合は、タッチでGo! 新幹線を使うよりも紙の切符を買ったほうが安い可能性があります。
タッチでGo! 新幹線だと、新幹線下車駅から目的地までの運賃も別途必要ですが、紙の切符で「東京都区内」や「仙台市内」の場合は新幹線下車駅から目的地までの運賃も含まれてその分節約できます。
駅の券売機で「タッチでGo! 新幹線」を登録する方法
ここからは、タッチでGo! 新幹線が使えるようにするための手順を紹介していきますね。
まずはSuicaの券売機に行って、Suicaなどの交通系ICカードを入れましょう。
▼すると以下のような画面になりますので、画面右下にある「タッチでGo! 新幹線」のボタンを押します。
▼タッチでGo! 新幹線は、あらかじめ利用登録が必要になるため、ここから登録手続きになります。
面倒そうに思ってしまいますが、実は1分以内に終わるぐらいカンタンですよ!
「利用開始登録に進む」ボタンを押しましょう。
▼タッチでGo! 新幹線に対応している交通系ICカードや利用区間についての案内が表示されます。
「次の画面」ボタンで進みましょう。
▼利用にあたっての注意点などが引き続き表示されます。
目を通して「次の画面」を押してください。
▼もう少しでタッチでGo! 新幹線の登録が終わります。
こちらも目を通して「次の画面」ボタンを押しましょう。
▼タッチでGo! 新幹線を使うにあたっての注意事項を全部確認できたら「利用開始登録を完了する」を押してくださいね。
▼これで手持ちの交通系ICカードがタッチでGo! 新幹線に対応する手続きが始まりました。
▼しばらくしたら券売機から交通系ICカードが出てきました。
▼利用開始登録票はこちら。
JR東日本エリアで使うサービスになるため、Suicaしか対応してないように思えますが、他の交通系ICカードでも使えるのがいいですね。
ここでは、ICOCAを例にしてタッチでGo! 新幹線の登録方法を紹介しましたが、Apple Payに対応している端末のモバイルSuicaでも登録できますよ。
チャージ専用機でしか登録できませんが、もし使いたい場合は同じような手順で登録すれば交通系ICカードすら持たずにタッチでGo! 新幹線が使えます。
新幹線の乗り方はICカードをタッチするだけ
タッチでGo! 新幹線の登録が終われば、あとはいよいよ新幹線に乗るだけですね。
対象区間になっている駅の改札に行き、電車に乗るような感覚で交通系ICカードをタッチすれば乗れます。
ただしオートチャージはできないので、あらかじめチャージ残高があることを確認してから使ってくださいね。
領収書は発行できないことに注意!
タッチでGo! 新幹線を使って乗車したとき、領収書は発行できません。
交通系ICカードで簡単に新幹線に乗れるのはいいですが、ビジネス利用のときは注意したほうがいいですよ。
タッチでGo! 新幹線の利用分は履歴を確認すれば見れますので、それが経費精算に使えるか会社に確認した上で使いましょう。
さいごに
タッチでGo! 新幹線は、最初使い始めるまでにちょっと面倒に感じるかもしれませんが、実際に利用登録をしてみるとあっという間に終わりました。
1回登録さえしておけば、指定区間の新幹線自由席を自由に乗り降りできるため、移動の幅が広がると思います。
仕事の出張や、休日のお出かけなどに使いやすいですよ。
まずは駅の券売機で気軽に利用登録しておきましょう!