EX早特28ワイドを売り切れ前に予約する方法|変更方法や買い方も解説

東海道・山陽新幹線のネット予約サービス「エクスプレス予約」と「スマートEX」。

ネットで予約ができて、手数料なしで何度も変更ができて、きっぷを発券することなく、新幹線を利用できるのでとても便利ですよね。

その「エクスプレス予約」と「スマートEX」には28日前までの購入で、東京・品川・新横浜から名古屋・京都・新大阪まで、終日の「のぞみ」の普通車指定席が14〜17%も安くなる「EX早特28ワイド」という商品があります。

「EX早特28ワイド」は、早く移動できてなおかつ安いのでコスパは最強ですが、席数が少ないのと「EX早特21ワイド」と異なり変更が一切できないので注意しましょう。

    この記事でわかること

  • 「EX早特28ワイド」の予約・利用方法
  • 「EX早特28ワイド」をお得にする方法
  • 「EX早特28ワイド」の注意点

このページでは、「EX早特28ワイド」について詳しく紹介していきますね。

参考:EX早特28ワイドに予約できないときの対処方法はこちら

「EX早特28ワイド」とは?

「EX早特28ワイド」とは東海道新幹線で設定された区間の全時間帯の「のぞみ」の普通車指定席を乗車28日前までに購入すれば通常料金の14%〜17%割引で乗ることができる商品です。

設定区間は以下のとおりです。

「EX早特21ワイド」の割引金額「EX早特21ワイド」の割引金額
設定区間普通車指定席用
所定運賃・料金EX早特28ワイドお得額
東京・品川⇔名古屋11,300円9,700円▲1,600円
東京・品川⇔京都14,170円11,690円▲2,480円
東京・品川⇔新大阪14,720円12,240円▲2,480円
新横浜⇔名古屋10,640円9,040円▲1,600円
新横浜⇔京都13,500円11,360円▲2,140円
新横浜⇔新大阪14,390円11,900円▲2,490円

東京ー新大阪は通常14,720円が12,240円!21日前まで購入できる「EX早特21ワイド」と同様、全時間帯の「のぞみ」で使えるようになり、「EX早特21ワイド」よりも130円安い設定になっています。

「EX早特28ワイド」の買い方

では「EX早特28ワイド」はどのようにして買うのか、順を追って紹介していきますね。

「エクスプレス予約」で「EX早特21」をWeb予約する画面で説明しますが、「スマートEX」でも操作方法は同じです。

▼1.「エクスプレス予約」もしくは「スマートEX」の予約ページに行きログインする。

EX予約ログイン画面

▼2.予約をタップ。

EX予約トップメニュー

▼3.日付(平日)と時間、乗車駅、降車駅、予約する人数(1名〜6名)を設定して「OK 予約を続ける」をタップ。

EX早特21予約日時指定

▼4.列車を選択する(対象となる列車には「割引設定あり」のアイコンがつきます)。

EX早特21予約列車指定

▼5.一覧から「EX早特28ワイド」(※写真ではEX早特21)を選んで…と思ったら空いてませんね…。
「EX早特28ワイド」でも発売1ヶ月前ですぐに埋まってしまいます。

EX早特21予約空きなし
(※表示は増税前の金額です)

▼ということで気を取り直してもう少し先の日程で検索し直すと空いています。
「EX早特28ワイド」(※写真はEX早特21)を選んで、シートマップを見て座席を決めたい場合は「座席表を見る」、指定しない、A〜Eのいずれかを選択するなら「座席位置」で選んで「OK 予約を続ける」をタップ。

EX早特21予約空きあり
EX早特21予約商品選択
(※表示は増税前の金額です)

▼5-1.「座席表を見る」を指定した場合はシートマップが表示されるので、予約したい座席をタップし「OK 予約を続ける」をタップ。

EX早特予約座席指定

▼6.列車の時間と座席番号を確認し、OKなら「OK 予約する(購入)」をタップ。

EX早特予約最終確認
(※表示は増税前の金額です)

以上で予約が完了しますよ。

「EX早特28ワイド」は変更不可!変更のさいは320円の手数料がかかる

なお「EX早特28ワイド」は変更が一切できません。万が一変更する場合は320円の払い戻し手数料がかかるので注意しましょう。

「EX早特28ワイド」を使って乗車する流れ

「EX早特28ワイド」は1名ならICカードで乗車、2名以上でも事前に登録しておけばそれぞれのICカードで、ICカードを持っていない場合は駅の券売機できっぷに引き換えて乗車します。

ICカードの場合

EX-ICカード

「エクスプレス予約」「スマートEX」ともにあらかじめ紐づけた交通系ICカード、「エクスプレス予約」の場合はEX-ICカードを改札にタッチすれば、改札から乗車区間と座席番号が書かれた「EXご利用票」が出ます。

EXご利用票

降車の際も降車駅の改札に交通系ICカードまたはEX-ICカードをタッチすればOKです。

きっぷの場合

EX予約受取機

きっぷの場合は、駅の券売機できっぷに引き換えます。

まずは、きっぷの受け取りに必要な受取コードを発行します。
手順は以下の通りですよ。

受取コードの発行手順

▼1.「エクスプレス予約」もしくは「スマートEX」の予約ページに行きログインする。

EX予約ログイン画面

▼2.「予約変更/変更/払戻」をタップ。

EX予約トップメニュー

▼3.「きっぷの受取コードを発行」をタップ。

受取コード表示手順1

▼4.STEP1の「メール送信」をタップ

受取コード表示手順2

▼5.登録しているメールアドレスにワンタイムパスワードが届くので、STEP2に6桁の数字を入力。

受取コード表示手順3

▼6.受取コードが発行されます。

受取コード表示手順4

▼ちなみにアプリでは右上のメニューを押せば、すぐ受取コード発行のボタンが出るので、急ぐ場合はアプリを使いましょう。

受取コードアプリでの表示手順1
受取コードアプリでの表示手順2

あとはメールに記載のワンタイムパスワードを入力すれば受取コードが発行されます。

券売機・受取機でのきっぷの受け取り方

受取コードが発行されたら、駅の券売機・受取機の読み取り部分にかざし(「エクスプレス予約」の場合はEX-ICカード・プラスEXカードを挿入してもOK)、ログインする際に使用する暗証番号を入力してきっぷに引き換えます。

引き換えたきっぷを改札に通してください。

▼きっぷが受け取れる券売機。QRコード読み取り部分は機械の右下にあります。

券売機のQRコード読み取り箇所

▼きっぷが受け取れる受取機。こちらのQRコード読み取り部分は画面の左下です。

受取機のQRコード読み取り箇所

「EX早特28ワイド」の注意点

「EX早特28ワイド」にはいくつかの注意点があります。

1. 設定除外日がある

GW、お盆、年末年始には設定除外日があります。

2024年度の設定除外日は以下のとおりです。

時期エクスプレス予約スマートEX
GW4月26日(金)~5月6日(月)4月26日(金)~5月6日(月)
お盆8月8日(木)~8月18日(日)8月8日(木)~18日(日)
年末年始12月27日(金)~1月5日(日)12月27日(金)~1月5日(日)

2024年度はエクスプレス予約・スマートEXともに、設定除外日は統一されています。

2. 設定区間以外では使えない

京都ー博多や新大阪ー博多など設定以外の区間では使えません。

設定のない区間には「EX早特」や「EX早特21ワイド」など別の早特商品があるので、そちらを使いましょう。

3. 在来線区間は別料金・在来線特急との乗継割引もなし

新宿ー東京や新大阪ー大阪など新幹線以外の在来線区間は「EX早特28ワイド」の料金には含まれません。

「EX早特28ワイド」が安いので新幹線駅からよっぽど離れた駅でない限り、高くなることはないですが、別途運賃が必要になるので気をつけましょう。

また通常のきっぷでは適用される在来線特急との乗継割引は適用されません。

なお通常のきっぷの乗継割引は2024年3月15日乗車分をもって廃止となります。

4. 乗車前の変更が一切できない

ほかの早特商品では乗車前の変更が可能ですが、「EX早特28ワイド」は乗車前の変更は一切できず、320円の手数料で払い戻してから、あらためて買い直す必要があります。

変更がありそうな場合で、なるべく安くという場合は乗車前の変更が可能な「EX早特21ワイド」で予約をしましょう。

5. 乗り遅れた場合は買いなおし

万が一、指定の列車に乗り遅れた場合は自由席を含めて他の列車の利用はできません。

あらためて買いなおす必要があるので、買ったものが完全にムダになってしまいます。

「EX早特28ワイド」で予約をしていて乗り遅れてしまいそうな場合は、必ず乗る前に変更しましょう。

「EX早特28ワイド」は乗車日1ヶ月前の10時に予約する

東海道新幹線ののぞみにお得に乗れる「EX早特28ワイド」を紹介しました。

東京ー新大阪が2時間30分で行けて「EX早特28ワイド」は12,240円なので、乗車日1ヶ月前10時の発売直後に売り切れてしまうことがほとんどです。

チケットの争奪戦になること確実なので、予定が決まったら早めに予約しましょう!

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

「豊かな移動」を突き詰める移動自体を楽しむ人。小学生のときにゆうちょの定額貯金の存在に気づいたわりには、その後お金の使い方に苦労。今はさまざまなクレジットカードや予約サービスを活用し、移動費の節約や料金をかけずにゆったり移動する「豊かな移動」を志向。2023年からは「移働家」として家なし生活してます。