e早特とは?お得な買い方や特急を半額近くに安くする使い方を解説

こんにちは、鉄道の旅が好きな山﨑謙です。

J-WESTカード会員とJQ CARD会員だけが買えるお得なきっぷのひとつに「e早特」があります。

「e早特」は乗車3日前までの購入で、山陽・九州新幹線なら普通車指定席が、JR西日本エリアの在来線特急ならグリーン車がお得に利用できますよ。

ここでは「e早特」について詳しく紹介しますね。

「e早特」とは?

「e早特」とは、JR西日本のネット予約「e5489」とJR九州の「JR九州ネット予約サービス」で、J-WESTカード会員とJQ CARD会員のみが乗車の3日前までに予約購入ができるお得なきっぷです。

▼「e早特」で買った切符はこちらですね。

e早特

「e早特」を使えば、山陽・九州新幹線一部区間の普通車指定席と、JR西日本エリア在来線特急のグリーン車にお得に乗れますよ。

「e早特」の設定区間は?

「e早特」は以下の区間で設定されています。

山陽・九州新幹線普通車指定席用
区間おとな(お得額)こども(お得額)
新大阪・新神戸ー熊本5,310円(▲3,030円)2,650円(▲1,510円)
新大阪・新神戸ー鹿児島中央5,310円(▲3,030円)2,650円(▲1,510円)
在来線グリーン車用(おもな区間)
区間おとな(お得額)こども(お得額)
大阪・新大阪ー金沢3,390円(▲3,220円)2,220円(▲3,180円)
関西空港ー新大阪・京都1,450円(▲840円)980円(▲810円)
新大阪・天王寺ー紀伊田辺・白浜2,300円(▲2,260円)1,670円(▲2,010円)
新大阪・大阪ー城崎温泉2,810円(▲1,750円)1,930円(▲1,750円)
京都ー豊岡2,480円(▲1,740円)1,760円(▲1,750円)
岡山ー米子・安来・松江3,250円(▲1,750円)2,150円(▲1,750円)
※すべての販売区間は、JRおでかけネットの「別紙 e早特のおねだん」を参照

3日前までに予約するだけで新幹線は通常より3,000円、在来線は区間に応じて割引額が変わりますが、ほぼ普通車指定席とほぼ同額かプラス1,000円以内に収まります。

とくに南紀方面、新大阪・天王寺ー紀伊田辺はほぼ半額(こども用は50%超え)と驚異的な割引率です。

山﨑がオススメする「e早特」は南紀方面の特急くろしお

「e早特」は新幹線では設定区間が限られるので、JR西日本の在来線特急で使うことが多いです。

その中でも一番お得でオススメなのが京都・新大阪から和歌山、白浜を経由して新宮まで行く特急「くろしお」ですね。

▼「くろしお」はこちら。

特急くろしお(パンダ)

くろしおが走る区間は割引率が高めに設定されていて、天王寺から終点の新宮まで、通常6,170円するグリーン車がなんと2,360円

61%引きで普通車指定席の2,510円よりも安くなります。

さすがに天王寺から新宮までは4時間かかるので、通しで乗るにはキツいですが、紀伊田辺や白浜へも普通車指定席と同額でグリーン車に乗れるのでオススメですよ。

▼「くろしお」のグリーン車から見える太平洋

くろしおグリーン車

「e早特」はどこで買える?発券方法は?

「e早特」は駅では販売されていません。

JR西日本の予約サービス「e5489」もしくは「JR九州ネット予約サービス」でのみ購入できます。

Web上で決済後、JR西日本・JR四国・JR九州の主要駅にあるきっぷうりば、もしくは自動券売機で受け取れますよ。

Webでの予約時に片道・往復の乗車券も購入できますが、距離に応じてお得な乗車券が変わるので、600kmを超える往復割引以外は、別で乗車券を買うといいですよ。

「e早特」の注意点

「e早特」購入時に気をつけておきたい3つのことを紹介します。

変更は何度でも可能だが、3日前をすぎると「e早特」ではなくなる

「e早特」は受け取りをしないかぎり購入後3ヶ月間は何度でも変更ができますが、変更のタイミングが乗車3日前を過ぎてしまうと「e早特」で買えなくなります。

この場合は高くなってしまいますが「eきっぷ」か通常のきっぷのいずれかへ変更しましょう。

「e5489」はJ-WESTカードで、「JR九州ネット予約サービス」はJQ CARDでないと買えない

「e早特」はJR西日本の「e5489」か「JR九州ネット予約サービス」のいずれかでしか買えませんが、JR西日本の「e5489」ではJ-WESTカードを、「JR九州ネット予約サービス」ではJQ CARDを使わないと購入ができません。

他のカードでは一切購入ができないので、どちらかのカードを申し込んでからの購入となります。

受け取り後の変更は不可

「e早特」のきっぷを受け取った後に列車の変更をしたい場合は、一度「e早特」の購入額を手数料なしで払い戻して、割引のないきっぷをあらためて購入する必要があります。

「e早特」のまま列車の変更はできません。

さいごに

3日前までの購入で山陽・九州新幹線の一部区間の普通車指定席と、JR西日本エリア在来線特急のグリーン車がとってもお得になる「e早特」を紹介しました。

私はとくにJR西日本エリアの在来線特急のグリーン車でよく使っていて、指定席に1,000円プラスするだけでゆったりしたシートで移動できるので重宝しています。

「e早特」を買うにはJ-WESTカード、JQ CARDのいずれかが必要なので、西日本エリア・九州エリアの列車移動が多いのであれば持っておくといいですよ。

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

「豊かな移動」を突き詰める移動自体を楽しむ人。小学生のときにゆうちょの定額貯金の存在に気づいたわりには、その後お金の使い方に苦労。今はさまざまなクレジットカードや予約サービスを活用し、移動費の節約や料金をかけずにゆったり移動する「豊かな移動」を志向。2023年からは「移働家」として家なし生活してます。